
11月12日開催されるロータスドライビングレッスンの
運営マニュアルと格闘中。
そしてゴルフ&走行会ハシゴで散々肉体を酷使してしまった
代償と格闘中。
で、自分が出演しているDVDを見ようと
リモコンを持つ手も震えている自分に驚いている澤圭太です。
(前フリが長い・・・)
話は飛んで・・・
自分の仕事柄、色々なお客さんのポルシェに乗る事が多いんです。
セッティングを変えるとか装着パーツを変更したチェックとか・・・
仕事場と家の往復が目下テストコースです。
サーキットを速く走らせる車を作るのもお金が掛かるし
難しい事ですが一般ポルシェユーザーの皆さんが求めるような車を
一般道路で追求するのは正直もっと難しいっ!
これは声を大に・・・いやいや大声を大にして言いたいっ!
『サーキットを速く走れて、一般道路で乗り心地が良い車作って。』
これチューニングショップの皆さんなら、判って貰えますよね~?
ハッキリ言って『そんなの無理です。』と言いたい。
でも出来るだけ努力してお互いの最大公約数を見つけるんですよ。
ドライビング・走行シチュエーション・マシン 全ての要素が
サーキット走行よりも広く要求されるので
ピンポイントは残念ながら無理なんです。
クルマは性能(速さ)を追求するとショックもスプリングも
硬くなって車も剛性を高めないと行けないからゴツゴツします。
乗り心地はその正反対の方向にしないと良くなりません。
女性の方は乗り心地重視ですね。
運転席と助手席でも同じ車に乗っても印象は違い場合が多いのも事実。
アイメックヨコハマのお客さんには必ず
『ノーマルが一番ですよ~』と薦めます。
だってメーカーが膨大な資金と時間を使って
計り知れないシチュエーションで、
それこそダンボールギーニと化して
(説明は割愛・過去のブログ見てね)
テストをした結果のバランスですから・・・
クルマの要素で大事なのはバランス。これに尽きます。
オーナーさんのコメントも千差万別で
『コーナーでちょっとアンダーなんだよね~』と言われても
まずはドライビングを疑ってしまうし
(アンダー出してるのはドライバーが
原因の場合が多い=別名Mr.アンダーソン)
とあるオーナー曰く・・・
首都高の汐留のS字で120KMでブレーキを残して進入したときに
リアの持ち上がりが早くてちょっとフロントの反応が早く
感じてしまうのでそれをオーバーステアと誤解して
スピードを残して進入できないから
もう少しハンドルの初期の反応をダルにしてもらって
弱アンダーな乗り味にしといてもらえれば
後は自分でピッチングコントロールでアンダーを消して
走れるからその後のコーナーに向けて高いスピードを維持したまま
クリアできるんだよね~。
トラクション方向はちょっとタイヤのグリップが勝ってしまっていて
リアだけロールが大きい感じがするから落ちてしまったスピードを
回復する為に早めにアクセルをオンにしたいけど
中々トラクションを掛けられないんだ~・・・
と、まあこんな具体的に指摘してもらったらとってもやり易い。
まあこんなコメント出来るぐらいなら
車のセットアップはスタンダードで
乗り方で対応してしまう人なんですけど・・・
とにかく“速くて乗り心地が良いクルマ”とは
“矢沢永吉のファンでマジメで誠実な人募集”
ぐらい難しいってコトデス。
(判りづらい?)
ちなみに例のアレ
HPアップに向けて佳境を迎えてます。
Posted at 2005/10/28 18:38:51 | |
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ドラテク | 日記