
『いや~前回〇〇サーキットを走った時に澤さんがDriveしていた車載見たら全くリアが出てなかったから大丈夫だと思って、ちょっとリアを出して曲がろうと思ったらいきなり出すぎて修正できずに飛び出して当たってしまいました』
これは、とあるクラッシュをしてしまった方の直後に状況を伺った時のコメントです。
まず、サーキット(環境)が変われば状況は変わります。
クルマの速度域や路面のミューだって違う。
朝一番はタイヤが冷えているだけでなく路面も滑りやすい時だってあるから尚更です。
前日の雨でコースの外が濡れていて滑るという時もある。
サーキット走行の速度域でリアを出して曲がろうなんて基本グリップ走行のサーキットでは車もその方が速く走れるようになってる事が多いですからプロであってもなかなかやろうと思っても綺麗には出来ないハズです。
そしてリアがどのようにブレークするのか?ハーフスピンやフルスピンになった時に確実に修正をしたり被害を最小限に留められる経験や技術が備わってない中で、周りに車両が居て、その日朝一番の走行セッションで、つい何の為なのか?リアを出そうと思ってしまった、と言う状況判断ミスがアクシデントの原因の根本だったかもしれません。
必ずアクシデントって原因があるので、出来るだけ同じミスを起こさない為にも何かをミスした時には落ち込め!と言っている訳でなく原因を解析しないと(出来ないと)また同じことをしてしまうか、絶対に何かミスってもアクシデントが起きない速度でしか走れなくなります。
(一般道の法定速度はどんな車にどんな免許を持っている人が乗って複数台居てもアクシデントが起き辛い様に・・・と言う事で定められているから性能の高い車両や性能の高い人、安全性の高い環境下では少々息苦しい時があるのは仕方がない事でしょう)
まずはアクシデントを未然に防ぐには性能の高い車、安全性の高い車に乗る。
それでも事故は起きる可能性が常にあり、自分の技術と心がけと意識で避けられたアクシデントというのは沢山あるという事を認識する事です。
その為には自分が判断を下す材料が乏しい中で曖昧な判断を下さない事も大切。
普段意識したり考えたりしてないこと、やろうと思っても出来ないこと、やろうと思った事すらない事なをハイスピードで一歩間違って悪いことが重なったら周りを巻き込んでアクシデントになってしまうような危険性のあるサーキットでは絶対に出来るはずがない。
1年に2-3度サーキットを走る程度ではよっぽど昔から積み上げてきた何かがない限りはそう簡単に安全に上手になって走れないのがサーキットです。
だから絶対大丈夫と言うスピード域で何があっても大丈夫と言う想定と余裕で走れる”心のエンジンブレーキを持った大人の人”しかサーキットは走れないのです。
一緒に走っている集団の中に誰か1人だけでもこの心を持ってない人が居ると、それだけで自分も危険にさらされてしまうのがサーキットでもあります。
(だからその分も差し引いて安全マージンを確保した走りが必須)
じゃあ今の状況下でどれだけ何を差し引いたら安全マージンを確保しているのか?を知るにはやっぱり・・・
広場トレーニングなど限りなくリスクを排除できる環境で思いっきり走ると車と自分に何が起きるかを経験しておく事が大切。
昨日の赤旗が序盤に数度起きた袖FESから本日広場トレを運営していてやっぱり再認識したのはその事でした。。。
画像は明日のPSMイベント(同乗ドラサポと全体運営の1日です)楽しみだよ!の図。
Posted at 2016/04/30 17:16:54 | |
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