
前回のブログ、7/16でMEC120鈴鹿戦で優勝して意気揚々と書いた奴、、、以来2ヶ月もの間放置してしまいました、すみません。
『2025夏』皆さんはどんな夏でしたか?私は例年通り色々起きましたので、9月末の月末処理も無事終えて会社の口座の残高も気持ちもスッキリした今日、起きた事を書いておきたいと思います。
7月のMEC120鈴鹿戦と同週開催だったGWCA富士戦はラウンド2という事で6月の開幕SUGOラウンドの経験を生かして「やるべき事をまずミスなくやる所から」と位置付けて参戦、しっかりとその目標は達成し「やるべき事をやった上で何がどの位足りないか?」が明確になったレースだった様です。
目標としている”クラス表彰台”まであと少し、でも明確に足りない!って所まで来た、という事です。
真夏のエビスサーキット/ダートトレーニングも二日間で9名の方に参加頂き、滑る路面でもしっかり止めて曲げて加速するという基本を学んでもらいました、夏合宿みたいで楽しかった (^^)
海外ドライバーの国内トレーニング走行サポートしたり、ドライブスルー袖森を経て8月に。
SGT FSWラウンドは初のスプリントレース戦でした、5月GWの富士戦以来でマレーシア海外戦をスキップしたチームは好走を見せました、土曜のレースはもうすぐ表彰台圏内(5月のレースも幻の表彰台だったから惜しい!)、日曜はトラックリミットペナルティなどで正式結果はポイント獲得圏外になりましたが手応え十分な内容でした。
鈴鹿の占有走行でのドラサポや富士ワンGPでのレース参戦経験蓄積(しっかり表彰台獲得)、ワンスマカートも本生サーキット初開催でBBQとセットで大変でしたが皆さんに楽しんで貰いました。
お盆休みを今年はしっかり確保して家族との時間を過ごしリフレッシュ!
お盆中にあった富士チャンに86で参戦した2名も日頃の練習をしっかり反映してWクラス表彰台獲得!
そしてSGT鈴鹿では「まずは目指せ表彰台!」でしたがご存じ通り、2人の若いDrが頑張り、チームもクルマもタイヤもバッチリ嵌って参戦初年度から初優勝!
自分が乗ってない第3ドライバーの立場って意外と難しいものなんですが、開幕の岡国、GW富士、夏の富士、そして優勝した鈴鹿と自分の役割しっかりチーム内で確立し、手の届かない所や目に見えない部分でのDr達のサポートやエンジニアとの潤滑剤、チームのムードメーカーとして機能出来てると実感してます、当然走ることになればいつでも準備万端の状態!!
これで我がチームは一気に注目される存在となり9月の菅生戦へと行くわけですが、その前に、、、
某メーカーさんの都内公道試乗会運営したり、8月末はGWCA岡国戦もありました。
いよいよ「初表彰台」を獲得する訳ですが土曜のレースは今まで頑張ってきたご褒美の様なラッキーもあっての初3位、そして日曜のレースはそれまでのレース内容としても1番と言える「文句なしの連続クラス3位」、もうクラス2位を目指さないとね!と思える内容となりました。
プロアマクラスの方では表彰台でちょっとした事件あって常にモータースポーツを支えるアマ(ジェントルマンDr)中心のアマクラスの表彰台とは対照的に映ってました、レース後ノーサイドになっての笑顔の表彰台に現場の雰囲気は救われた気がしました。
この岡国戦はJapan Cupのみならずアジアシリーズも共催でどちらのレースもLive配信の解説もしていたので大忙しでした。
もう終わった事なので詳細伏せますが配信の中での私のコメントなどに一部から意見出たりもありました(実際には「言いたい事言いたい時に言ってるだけ」で、私の雇用主である主催者SROにもクレーム等何も無かったそうです)、言うのは自由だし考えをぶつけ合うのは議論としていい事、だけど言いっぱなしは言われた方のこの精神的苦痛の矛先がない 苦笑
だからちょっとモヤっとしますよね。
放送を見てもらえれば分かると思いますがコメンテーターとしてニュートラルな立場でコメントしてるし、何なら擁護的コメントやSNS炎上阻止まで試みてますし。
レースに留まらず、物事を構成する『定数と変数』のうち前者を変えようとする人たまに居ます、他人の評価とか一定数必ずいるネガティブな意見を変えようとするのでなく、自分に関わる自分がやるべき事に最大限向き合えば周り廻って自分の為になる、そんな自分の力で変えられる部分に集中するべきといつもこう言った事案起きると言い聞かせてます。
そうすると、何が起きても他責でなく自責の考え方を軸に進められる、それこそが成長に繫がり、スポーツマンたるものまずは人格者であれ、と言う私のモットーに反しない立ち振る舞いへと繋がります。
その他大多数のLive配信に対しての好意的コメントや意見に私は支えられてますので、安心してください、今まで通り分かり易く、面白く、更に為になって、、、の解説を現役で経験値を活かして徹していきます。
9月になると86brzレースに参戦する方の帯同ドラサポでFSW Weekからスタート、残念ながら決勝進出とはなりませんでしたが日頃の練習の仕方やシムトレのクオリティにも改善の余地あることを察知、次のレースまでにそこを改善して臨みましょう!となりました。
翌週はGWCA最終ラウンドの鈴鹿、表彰台獲得経験があるとい目に見えない強さを持って臨み、土曜のレースではしっかり地に足つけたレースで3戦連続表彰台獲得、日曜のレースは来年も継続参戦を予定している我々チームに突きつけられた「現状に立ち止まること勿れ!」とレースの神様から試練を与えられたかの様な表彰台を逃すレースでしたが、大きく車を壊すことなく、練習プランもしっかり年間通して構築しその通りに積み上げて無事シリーズを終えられた安堵と自信がチーム全体に漲っている印象でした。
この鈴鹿、1000km戦も共催で例の如くこちらもLive配信解説担当したので色々な方(関係者含む)が観てくれていた様で嬉しかったです。
レース終えてレンタカー返却GPが大変だったり、翌日オートポリスでのドラサポだったのでトリッキーな動き(小牧空港→熊本に翌朝1番で飛ぶetc)思い出深いWeekとなりました。
86で富士チャン参戦中の方とバトル練習やカート活用してのトレーニングも合間に、、、どこまで行ってもレースに参戦する事でしか味わえない緊張感のある中でのパフォーマンス発揮や他車とのコミュニケーションなど、カートからではなく車の免許取ってからサーキット走行を始めたと言うケースが大半のジェントルマンレーサーの命題ともいうべき部分、課題山積です。
そしてSGT SUGOラウンドを迎えます。
勝ってから望む翌戦の難しさを色々と波乱の起きやすいSUGOで迎えると言うのはチームにとっても今年1番の難しい週末と予想してました。
実際に大きな事故なども決勝でありましたが若い2人のドライバーのミスない走り、チームの戦略などしっかり機能して予選のPP獲得は望外のの出来でしたが決勝はしっかり8位でポイント積み重ねて残り来月のオーポリ戦と最終茂木戦にTOP5以内で臨めると言う環境を作れました、素晴らしい内容といえます。
やっと先週の話をする所まで来ました 笑
でも。先週は試練の連続でした、金沢のシム屋に行って先述の86クラブマン参戦中の方の為のシムの中のリアルな車のバランス作りの3時間、オーナーさんとは現地で会えずでしたが入れ替わりで来店して試乗された印象も良かった様で、次の鈴鹿戦で効果が出てくれる事期待してます。
そこから鈴鹿へ移動してのフェラーリチャレンジ関係の占有枠でのコーチ(レギュラーのコーチが別にいるのですが代役として協力)でしたが、シムで練習してきたとはいえ(だからこそ?)リアルの鈴鹿の様にミスを一切許してくれないサーキットで高性能なレースカーを走らせるリスクを痛感しました。
大きなクラッシュによって関係者の皆さんにも迷惑を掛けてしまいましたがご本人も今怪我の治療and療養中で早い回復を望んでいます。
後ろ髪を引かれる思いでMEC120岡国ラウンドへとやってきた先週末、結果的には決勝スタート直前に降り出した雨でレース自体が大混乱の内容、我々もその渦中に入ってしまい完走扱いにならずのノーポイントはシリーズを考えると残念でしたが、これはこれできっと相方ドライバーさんにも経験値になったと確信してます、不幸中の幸いと言うか他のシーズンを争うライバルたちも取りこぼしが多く、シリーズ3位のまま最終戦12月の富士ラウンドては首の皮1枚チャンピオン奪還の可能性を残して臨める模様。
7月の鈴鹿戦の優勝で気が抜けていた訳じゃないけど鈴鹿と岡国は車のセットも真反対だし、セットに対してシビアなvGranzでプロが自分タイムばかり求めずジェントルマンの走りやすい環境も作りつつ戦う難しさを再認識しました、あの車を速く走らせる自信、前回の鈴鹿で持てていたけど、常に車を決める難しさ痛感!しっかり反省しつつ、検証しつつ、対策を練って最終戦に臨みたいと思います。
今月は、、、まずワンスマ走行会 @ FSW、定員になっていて安心、天気も大丈夫そうです。
そこから鈴鹿チャンピオン戦に移動、86クラブマンのレース帯同(井上)と私はPSCJレース参戦のジェントルマンDrさんの帯同コーチです。
7月から毎週の様にどこかに出張で日曜か月曜に帰ってきて、、、また水曜か木曜に次の出張に何処かへ立つ、の生活続いてましたが一段落。
来週末からイタリアにフェラーリ関係の仕事で海外出張、そのままSGTオーポリ戦に雪崩れ込みます。(月末にもう一度同じ業務でイタリアagainです)
その間に国内ワンスマ、鈴鹿占有走行の帯同コーチ、CCMC鈴鹿、FSWドラサポなどあり、その翌週も高速スライドトレーニング、ドライブスルー走行会などもあります。
私は岡国でのS耐でとあるチームの協力を最終調整中、、、明けて今月末メーカー様の新規トレーニングプログラム運営協力やってからのイタリアagainに。
帰ってきたら直でSGT最終戦茂木です。
そんなことしてたらもう2025年もあと2ヵ月ってなりますね、年内の大体の予定決まっていて粛々と準備調整しながら、、、ですけど気持ちは2026年の3月くらいまで、、、に既になっています(苦笑)
そして漏れてましたがワンスマをけん引する力を付けてきている井上雅貴選手、来週の86クラブマン鈴鹿と翌岡国戦に出場決まりました。
今年なかなかレース出来そうで出来ない事続いてて、何とかしてやらないと!と思っててHC Racing / HC GARRELYさんに夏のうちに相談してて今回の機会を頂きました。
支援を頂いている方々からの大切な資金をちょっと無駄に使ってしまった今年のリベンジを自分の手で返してくれるでしょう、事前のテストも好調だったとレポート受けているので、86クラブマンレース、全然甘くないと思いますが期待しています!
この2ヵ月で改めて感じた事を最後に、、、
やっぱり”良いチーム”って作り方次第だな!と”感じが良い”ってアバウトな言葉ですがものすごく大切!だし、いつもレースはうまく行くものじゃないから『良い勝者たるもの、時として”いい敗者”であるべき』です。
プロアマでレースをしている難しさ、アマアマの難しさ、それぞれあります。
雇って下さっているパートナーであれど、プロたる立ち振る舞いで良いものは良い、ダメなものはダメ、”こうあるべき”という姿を常に見せること大切です。
あと今回のMECもしかり、鈴鹿のアクシデントも、SGT SUGOのアクシデントもそうです、”シム感覚”にリアルが寄り過ぎてる感あり、それはプロもアマも関係なく、です。
安全な車、安全なサーキット増えて、レースをする方も間口広くなって増えている、シムもその一端を担っている効果あるでしょう、でも脱輪する危険性や、コースアウトして戻ってくる危険など、安全に対してや環境変化に対しての予測や対処能力が追い付かなくなっていたり、これは先日現場でレース運営に携わる方と話していた時に仰っていたんですが、いざって時にブレーキを掛けるよりそのままの速度でステアだけで回避しようとするドライバー増えたと気になる発言をされてました。
レースだから競っているのでなかなか難しいけど、常に前に居るクルマに優先権あって、何か起きたらまず速度を落とす事で仮に何かあってもリスクやダメージを最小限に出来るのに、、、という事です。
(自分も振り返れば長くやっているので沢山のミスをしてきてますが長く出来ているのはそれらが最小限かつ起きた時の対処のおかげです)
またサーキットによって環境変化の係数や出場しているドライバーのレベル、そのレースの競技特性によっても赤旗、SCなどの運用をアジャストする必要性も出てきていると思います。
参加する側もルールの理解など深めないといけないし、レースでノーミス、ノー接触、ノーペナで終える大切さを認識しないといけない。
レースのリザルトを見返すと、不必要や避けられたな事案で結果を落としている事多いですし、レースの映像って昨今いろいろな所で観れるのでレースに出る方は自分の練習の時間も大切だけど、予習復習で他人のレースや自分の出たレースを見返すなども怠ってはいけないと思います。
偉そうなことを書いているようですが、それでも自分も競技をしていれば”やってしまう側/当事者になる可能性がある”だから何が起きても受け入れる覚悟と多角的視点でモータースポーツに携わっていく必要性、あと自分もそろそろ影響力あるという認識を忘れず、不用意に無神経に他人を傷つけない配慮に対しての繊細さの共有を感じています。
皆さんにとっても素晴らしい残り2025年3ヵ月となりますように!