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澤 圭太のブログ一覧

2025年11月15日 イイね!

この忙殺された2ヶ月で考えていた事を徒然なるままに

この忙殺された2ヶ月で考えていた事を徒然なるままに色々と忙殺されていて、ゆっくり考える時間が合間合間にはあれど、残していく事が手薄になる今日この頃。
10月~の怒涛のスケジュールが一旦落ち着いたので手元のメモを振り返りつつ徒然なるままに以下書きます。

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特にサーキット走行やレース参戦計画について、『こうする!って決めて動く事が大事』だと再認識しています。
どうやっても色々とやっていくうちに変化や想定してないことが起きるのがサーキット関連
だからこそ、最初に決めた本筋から反れない為、何かあった時もレコードラインから外れる度合を最小限で留めるため、、、
やっぱり最初の計画や目標設定が大切

来年のレース活動は?来年のワンスマ活動は?って考える季節なので自分たちも周りで関わっている方々もこれを忘れずに進めたい。

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先日の岡国戦のS耐で自分史上最大ともいえる大ミスを犯してチームに迷惑を掛けました。
いつからか?自分の思う通りにどんな時もコントロール下に置いた車の運転やレースでの走行を出来る様になった自分は
どこかで『いつものように気を付けていればミスをしないし人に迷惑もかけない』と”注意を払う”という状態から”きっと大丈夫”という慢心や過信になっていたのかもしれない。

先日の自分のミスはまさにそれで、レースの神様に久々に平手打ちにあった感覚でした。
だからこそ、周りの人たちのミスに対しての寛大さに心が染み、自分も”人のミスに寛大であれ”と改めて誓った出来事でした。

自分は”ミスをしないドライバー”なんではなく、人以上に”ミスをしてはいけないドライバー”である事を改めて強く心に刻みたいと思います。

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10月、イタリア、マラネロ(Ferrariのおひざ元)に2度海外出張に行きました。
水面下で計画されている来年のプロジェクトの下見であり、本国でどんな事が行われているのか?日本からのGuest対応(通訳兼サポート)も含めての出張。

久々に海外を一人で動くセンサーが働いた日々、、、
言葉もそうだし、飛行機に乗る、レンタカーを借りて一般道を走る、行きたいところに行く、ホテルで過ごす、海外での仕事や会食、ミーティングetc

日本にいるとある程度無意識で出来ることも色々とセンサーレベル上げて動くので毎日疲れますよね。

私たちは売れないもの(ドライビングレッスン)を売っている、車を売るって世の中の”販売”という類からすると売れないモノに属するかもしれないけど、
人気のあるメーカーや車種を売るのととてもマニアックだったりなかなか特殊で売れない車を売るっていうのは同じ車でも戦略が変わりますよね?

このイタリア出張を通じて
『売れるものを人よりも売る』難しさ、『売れないものを売る』難しさを体感しました。

あと、イタリアの一般道走っていると、一般の運転している人の運転レベルが非常に高い!
日本はルールやマナーが運転レベルが低くても大丈夫なように寄り添ってくれているスタイルだからそのレベルの差異で問題が起きる。

例えば、速度が低い車は走行車線、自分より速い車が来たら避けるとか”先行って”のサインが車の動きから見て取れる
先を急いでいればパッシングも常套だし、車間を詰めて”先を急いでいる”をアピールする。
それで煽られたなんて問題は起きてない、だって”煽られた方が悪い”とか”先を急いでいるんだから、速度出せないんだから仕方ない”ってお互い分かっているから。

ランナバウトを通過するときも、上手くないと円に侵入できない、1台づつなんていう暗黙のルールはないから(笑)
だから入りたい気持ちをタイヤを転がす事で示し、円を向かってくる車両のドライバーの目線や車の動きでなんとなく阿吽で侵入する、
それでもちょっとタイミング悪いと円を進行してくる車両にクラクション鳴らされるし、鳴らされたからと怒るようなドライバーも居ない

右折レーンの先頭で日本だともう明らかに右折信号出るのを待っててチャンスを伺ってない感じの人居るじゃないですか?日本だと後ろの車のドライバーに「今行けるだろ!」ってツッコミを入れられてるだけだろうけど、イタリアだと「行けよ!」ってクラクション鳴らされる感じ!

運転している人の意識レベルが違う、イタリアだとその緊張感だから安全、日本はそのレベルだから運転しながら携帯観たり操作出来る人が居るので危険って考え方の違いなんだろうなぁ

日本は煽り運転がニュースになるようになってから先を急ぐドライバーより追い越し車線をマイペースで走ってしまう車両の方が偉くなってしまった感

高速の渋滞の先頭は大体そういった車両だから、そんな車両にぜひ『運転している本人にもわかる”私が渋滞の先頭です”表記を作ってほしい』(笑)

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私はあまり自分から営業を掛けたりしないタイプなんですけど最近思う事がありまして、、、
自分でそう思ってないだけで自然とやっている事、発信している事が営業になっていたり
人前で喋ったり、TVの映像の中や声として人様に見てもらう、聞いてもらう事が営業になっているんだと再認識しています。

J Sportさんの解説しかり、今年で言えばGWCAのYoutube Live配信も無料だからこそ沢山の方に聞いてもらっていた様子。
特に関係者の方々からの声は色々と自分の耳にも入ってきてて嬉しい。

セルフプロヂュースが出来ないと、資金力が十分でなく、集客力もない(ファンが多いとかとは関係ない)いちプロドライバーが長年この業界に居続けるのは至難の業です。
私が16歳でカートをはじめ、22歳で4輪レースに転向し、49歳になる今まで230レース以上の国内外問わず、世界選手権やマカオGPのようなレース含めて様々な公式戦を経験できたのは
私がとびきり速かったり資金力があったからではないのは確実。
そりゃ一定以上の速さはあるし、教える仕事をすることで瞬発力と上手さは確実にレースドライバーとしてだけでは得られなかった技術として加わっているけど、、、
やはり何より『レースで結果を出すことが一番の営業、そして発信力やセルフマネージメント能力、言語化された自分の姿』が支えていることは確実。

それらを包括的に続けている事がワンスマ事業であり、レースドライバーとしての今であり、それに付帯する色々なお話を頂ける場所に今も居れている要因だといえます。

最近、色々な人から相談を受けることがあるんだけど、自分も人様から相談をされる年代になったんだな~と感慨深いとともに、自分は自分のことで精いっぱいで人のあら捜したり、人のことあ~だこ~だ言っている暇はまだまだないんだよね~とも思う(笑)

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S-GTのCARGUY with MKS Racingの今年の躍進は目を見張るものでしたね。
珍しく私から木村社長に直談判して『何か協力したい!』と今年のポジションを与えてもらったのですが1人が英国人であることもあって
色々と自分のドライバーとして、コーチとしての経験も含めてチーム内で機能できていたと自己評価しています。

結果に直結するものではないけど第3ドライバーとしていざって時のための心準備と、基本は走らないからサードドライバーも登録されるレースで表彰台になんて上がるのはちょっと恥ずかしい感じ。
2人合わせての40歳だから『お父さん役』って言われるのは仕方ないけど、彼らの若くしてベテランドライバーのような走りを見ていると本当に頼もしい!

それからAPラウンド、茂木ラウンドはCARGUYチームからGWCAエントリーし我々がコーチング帯同もしていた豊田/太田選手も現地観戦されていました。
これってすごく重要で、自分がやってきたレースを改めてほぼ同じメンバーが支え、違うプロドライバーが違うステージで戦うことで刺激の入り方が倍増しているはず。
『人のレースを観るって大事』って事だと思います。

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McLaren、Ferrari、BMWなどのメーカーが作るレッスンプログラムに携わり肌で見てきたこの1か月半。
アプローチ、手法、言い方は違えど、どこも大切にしているものって根っこは変わらないというのが私の印象です。

当然中には”年に一度のもの”もあるのでチームとしてオペレートが違い、コンセプトが変わるとより高い精度のものを作るのは難しさを感じます。
しかし、当然事前に出来上がっていて現場は微調整がいいんだけど(レースを迎えるレースカーも一緒)
そうは行かないことが多いので、ワンスマ事業を通じて分かっているインストラクターとスタッフのチームでできる安心感や信頼感は図り知りえないです。

大切なものって何か?というと
『コンセプトと目標設定、基本操作、空間認識や視野、そして知識と練習法』です。
ワンスマはうまいことこれらが包括的に備わっていると改めてこれらのプログラムを通じて手前味噌だけど思いました(笑)

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カートとかシムの大切さ
最近、レーシングカートをトレーニングに活用することが増えました。
前からやってましたが今まで以上にトレーニング色強めで、、、シムって役に立ちますか?カートっていいですか?ってよく聞かれます。

答えはいつも一緒、、、『やり方間違えないである程度できるまで練習出来て、そこから自分の肥やしに出来る人はいい手法です』です。

ほとんどの”こりゃダメだ”の判断はその領域まで行ってないところで判断してしまっていたり、せっかくの経験を自分の本当のステージで活かせるパイプが未発達だったりする部分。
そこができないと、何をやってもダメで、そこが備わっていればダートや氷上もいいし、ほかのスポーツやってみたっていいかもしれないですよね!?

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足跡や爪痕を残す
ある程度は澤圭太、ワンスマとして出来てきているけど、それは人以上に考えて工夫して、犠牲を伴ってきているからだと断言できる。
そうやって作り上げてきたものも一瞬でふいにしてしまう危険は常に隣り合わせなので、そのプレッシャーだって私を強くしてくれてきた要素。
でもいつまでも今までの様に続けられないし、もっと今の時代にあった違うスタイルが正解にもどんどんなっていくであろう、、、
だから、人に渡す/譲るという精神を備えるトレーニングもここ数年はしてきて、やっとその感覚がちょっと身についてきたかもしれない。

さあ次のステージへ、、、ってそろそろ言えそうな気がする今日この頃です。

爪痕残すときの残し方が汚い人とか(それは爪痕ではなく傷っていう)、負け方の汚い人っているじゃないですか。。。
自分はそうはなりたくないな~とも思います。

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”人生生きている限り学び”ってよく言ったものだな~と思う事、最近多いです。
プログラムの精度、人としての立ち振る舞い、家族やスタッフを抱えた人生設計、色々な場面で、、、

何か起きた時に他責にしようとするといくらでも要素があるのがサーキット
でもそこから自責の念で学び次に繋げられる人は自分に足りないもの知ってるから人のせいにしない、っていうのが自分の美学でもあります。

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いま、世の中がすごく変わっていってますね。
簡単に言うと、全てにおいて便利で簡単になっている。

でも、もともとの原理原則を知った上で便利なもの使えるのと、便利なものを当たり前の様に使っているのとでは質が違う。
質が違うと何が起きるか?というと、何か起きたときの対処対策が浅はかになる。

車で言ったら、シフト、ABS、トラコンなどが典型だし、一般道で言ったらETCとかもそう。

旋回中や減速中、WET状況でシフトの原理がわかってないとシフトロックしたり、ABSだって前後バランスが取れたうえでのABSとロックしない為だけのABSでは作動領域や止まれる性能変わる。

ETCだって、元の料金所のおじさんとのやりとりがスムーズな人とそうでない人はETCのレーンの選択や通過の様子が違いますからね。。。

やっぱり最後にモノを言うのは、、、
もっと先へ、もっと速く、もっといい方法はないのか?、もっと楽にできる方法はないのか?っていう探求心や今の状況に満足しない精神、人よりもちょっとでも得したいという所謂『スケベ根性』
これが大切だってことだと思います。

だから便利なものに変化していく中で、機械も仕組みもサービスも、、、必要ないからと無くしていくとか、プラスにならないからと辞めていくとかって、その瞬間は称賛されるけど
長い目で見たら本当にそれでいいんですか?って事が多く潜んでいると思います。

いまのサーキットで配備されている電光掲示板の見やすさもそうで、あれが常識になってしまうと人が振っている旗が見えない人でもこれからもどんどん高性能化されていく車でサーキットを走れてしまう危険性が潜んでいるし、オフィシャルの人がBOXの中で旗を持ち替えようとしていたりしている素振りまで見て次起きることが予想できるようなプロの凄さが活かせなくなる(苦笑)

便利だから、不要だから、人気が減ったから、、、とやめていく前に
まずは必要を感じてもらう、プラスになる様な工夫したか?と問いたい時が多いですね。

でも、その感覚って”自分のリスク”でやってないと芽生えないし、自分の実入りになることだけやっていて出来た感じになっているけど、もっと視野広げてごらん、全体としてベースの部分が手薄になってませんか?という事が多い気もする。

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そんなこんなやっていると、もう年末も近く、来年のことを考えてしまっている自分や、直近の集客が気になって、ちょっと先のプログラムも全体像構築も気になって、、、
やっぱり気が休まることってないんだよな~という毎日を過ごしています。
Posted at 2025/11/15 12:02:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年09月30日 イイね!

この2ヵ月の間に起きた事

この2ヵ月の間に起きた事前回のブログ、7/16でMEC120鈴鹿戦で優勝して意気揚々と書いた奴、、、以来2ヶ月もの間放置してしまいました、すみません。

『2025夏』皆さんはどんな夏でしたか?私は例年通り色々起きましたので、9月末の月末処理も無事終えて会社の口座の残高も気持ちもスッキリした今日、起きた事を書いておきたいと思います。

7月のMEC120鈴鹿戦と同週開催だったGWCA富士戦はラウンド2という事で6月の開幕SUGOラウンドの経験を生かして「やるべき事をまずミスなくやる所から」と位置付けて参戦、しっかりとその目標は達成し「やるべき事をやった上で何がどの位足りないか?」が明確になったレースだった様です。

目標としている”クラス表彰台”まであと少し、でも明確に足りない!って所まで来た、という事です。

真夏のエビスサーキット/ダートトレーニングも二日間で9名の方に参加頂き、滑る路面でもしっかり止めて曲げて加速するという基本を学んでもらいました、夏合宿みたいで楽しかった (^^)

海外ドライバーの国内トレーニング走行サポートしたり、ドライブスルー袖森を経て8月に。

SGT FSWラウンドは初のスプリントレース戦でした、5月GWの富士戦以来でマレーシア海外戦をスキップしたチームは好走を見せました、土曜のレースはもうすぐ表彰台圏内(5月のレースも幻の表彰台だったから惜しい!)、日曜はトラックリミットペナルティなどで正式結果はポイント獲得圏外になりましたが手応え十分な内容でした。

鈴鹿の占有走行でのドラサポや富士ワンGPでのレース参戦経験蓄積(しっかり表彰台獲得)、ワンスマカートも本生サーキット初開催でBBQとセットで大変でしたが皆さんに楽しんで貰いました。

お盆休みを今年はしっかり確保して家族との時間を過ごしリフレッシュ!

お盆中にあった富士チャンに86で参戦した2名も日頃の練習をしっかり反映してWクラス表彰台獲得!

そしてSGT鈴鹿では「まずは目指せ表彰台!」でしたがご存じ通り、2人の若いDrが頑張り、チームもクルマもタイヤもバッチリ嵌って参戦初年度から初優勝!

自分が乗ってない第3ドライバーの立場って意外と難しいものなんですが、開幕の岡国、GW富士、夏の富士、そして優勝した鈴鹿と自分の役割しっかりチーム内で確立し、手の届かない所や目に見えない部分でのDr達のサポートやエンジニアとの潤滑剤、チームのムードメーカーとして機能出来てると実感してます、当然走ることになればいつでも準備万端の状態!!

これで我がチームは一気に注目される存在となり9月の菅生戦へと行くわけですが、その前に、、、

某メーカーさんの都内公道試乗会運営したり、8月末はGWCA岡国戦もありました。

いよいよ「初表彰台」を獲得する訳ですが土曜のレースは今まで頑張ってきたご褒美の様なラッキーもあっての初3位、そして日曜のレースはそれまでのレース内容としても1番と言える「文句なしの連続クラス3位」、もうクラス2位を目指さないとね!と思える内容となりました。

プロアマクラスの方では表彰台でちょっとした事件あって常にモータースポーツを支えるアマ(ジェントルマンDr)中心のアマクラスの表彰台とは対照的に映ってました、レース後ノーサイドになっての笑顔の表彰台に現場の雰囲気は救われた気がしました。

この岡国戦はJapan Cupのみならずアジアシリーズも共催でどちらのレースもLive配信の解説もしていたので大忙しでした。

もう終わった事なので詳細伏せますが配信の中での私のコメントなどに一部から意見出たりもありました(実際には「言いたい事言いたい時に言ってるだけ」で、私の雇用主である主催者SROにもクレーム等何も無かったそうです)、言うのは自由だし考えをぶつけ合うのは議論としていい事、だけど言いっぱなしは言われた方のこの精神的苦痛の矛先がない 苦笑

だからちょっとモヤっとしますよね。

放送を見てもらえれば分かると思いますがコメンテーターとしてニュートラルな立場でコメントしてるし、何なら擁護的コメントやSNS炎上阻止まで試みてますし。

レースに留まらず、物事を構成する『定数と変数』のうち前者を変えようとする人たまに居ます、他人の評価とか一定数必ずいるネガティブな意見を変えようとするのでなく、自分に関わる自分がやるべき事に最大限向き合えば周り廻って自分の為になる、そんな自分の力で変えられる部分に集中するべきといつもこう言った事案起きると言い聞かせてます。

そうすると、何が起きても他責でなく自責の考え方を軸に進められる、それこそが成長に繫がり、スポーツマンたるものまずは人格者であれ、と言う私のモットーに反しない立ち振る舞いへと繋がります。

その他大多数のLive配信に対しての好意的コメントや意見に私は支えられてますので、安心してください、今まで通り分かり易く、面白く、更に為になって、、、の解説を現役で経験値を活かして徹していきます。

9月になると86brzレースに参戦する方の帯同ドラサポでFSW Weekからスタート、残念ながら決勝進出とはなりませんでしたが日頃の練習の仕方やシムトレのクオリティにも改善の余地あることを察知、次のレースまでにそこを改善して臨みましょう!となりました。

翌週はGWCA最終ラウンドの鈴鹿、表彰台獲得経験があるとい目に見えない強さを持って臨み、土曜のレースではしっかり地に足つけたレースで3戦連続表彰台獲得、日曜のレースは来年も継続参戦を予定している我々チームに突きつけられた「現状に立ち止まること勿れ!」とレースの神様から試練を与えられたかの様な表彰台を逃すレースでしたが、大きく車を壊すことなく、練習プランもしっかり年間通して構築しその通りに積み上げて無事シリーズを終えられた安堵と自信がチーム全体に漲っている印象でした。

この鈴鹿、1000km戦も共催で例の如くこちらもLive配信解説担当したので色々な方(関係者含む)が観てくれていた様で嬉しかったです。

レース終えてレンタカー返却GPが大変だったり、翌日オートポリスでのドラサポだったのでトリッキーな動き(小牧空港→熊本に翌朝1番で飛ぶetc)思い出深いWeekとなりました。

86で富士チャン参戦中の方とバトル練習やカート活用してのトレーニングも合間に、、、どこまで行ってもレースに参戦する事でしか味わえない緊張感のある中でのパフォーマンス発揮や他車とのコミュニケーションなど、カートからではなく車の免許取ってからサーキット走行を始めたと言うケースが大半のジェントルマンレーサーの命題ともいうべき部分、課題山積です。

そしてSGT SUGOラウンドを迎えます。

勝ってから望む翌戦の難しさを色々と波乱の起きやすいSUGOで迎えると言うのはチームにとっても今年1番の難しい週末と予想してました。

実際に大きな事故なども決勝でありましたが若い2人のドライバーのミスない走り、チームの戦略などしっかり機能して予選のPP獲得は望外のの出来でしたが決勝はしっかり8位でポイント積み重ねて残り来月のオーポリ戦と最終茂木戦にTOP5以内で臨めると言う環境を作れました、素晴らしい内容といえます。

やっと先週の話をする所まで来ました 笑

でも。先週は試練の連続でした、金沢のシム屋に行って先述の86クラブマン参戦中の方の為のシムの中のリアルな車のバランス作りの3時間、オーナーさんとは現地で会えずでしたが入れ替わりで来店して試乗された印象も良かった様で、次の鈴鹿戦で効果が出てくれる事期待してます。

そこから鈴鹿へ移動してのフェラーリチャレンジ関係の占有枠でのコーチ(レギュラーのコーチが別にいるのですが代役として協力)でしたが、シムで練習してきたとはいえ(だからこそ?)リアルの鈴鹿の様にミスを一切許してくれないサーキットで高性能なレースカーを走らせるリスクを痛感しました。

大きなクラッシュによって関係者の皆さんにも迷惑を掛けてしまいましたがご本人も今怪我の治療and療養中で早い回復を望んでいます。

後ろ髪を引かれる思いでMEC120岡国ラウンドへとやってきた先週末、結果的には決勝スタート直前に降り出した雨でレース自体が大混乱の内容、我々もその渦中に入ってしまい完走扱いにならずのノーポイントはシリーズを考えると残念でしたが、これはこれできっと相方ドライバーさんにも経験値になったと確信してます、不幸中の幸いと言うか他のシーズンを争うライバルたちも取りこぼしが多く、シリーズ3位のまま最終戦12月の富士ラウンドては首の皮1枚チャンピオン奪還の可能性を残して臨める模様。

7月の鈴鹿戦の優勝で気が抜けていた訳じゃないけど鈴鹿と岡国は車のセットも真反対だし、セットに対してシビアなvGranzでプロが自分タイムばかり求めずジェントルマンの走りやすい環境も作りつつ戦う難しさを再認識しました、あの車を速く走らせる自信、前回の鈴鹿で持てていたけど、常に車を決める難しさ痛感!しっかり反省しつつ、検証しつつ、対策を練って最終戦に臨みたいと思います。

今月は、、、まずワンスマ走行会 @ FSW、定員になっていて安心、天気も大丈夫そうです。

そこから鈴鹿チャンピオン戦に移動、86クラブマンのレース帯同(井上)と私はPSCJレース参戦のジェントルマンDrさんの帯同コーチです。

7月から毎週の様にどこかに出張で日曜か月曜に帰ってきて、、、また水曜か木曜に次の出張に何処かへ立つ、の生活続いてましたが一段落。

来週末からイタリアにフェラーリ関係の仕事で海外出張、そのままSGTオーポリ戦に雪崩れ込みます。(月末にもう一度同じ業務でイタリアagainです)

その間に国内ワンスマ、鈴鹿占有走行の帯同コーチ、CCMC鈴鹿、FSWドラサポなどあり、その翌週も高速スライドトレーニング、ドライブスルー走行会などもあります。

私は岡国でのS耐でとあるチームの協力を最終調整中、、、明けて今月末メーカー様の新規トレーニングプログラム運営協力やってからのイタリアagainに。

帰ってきたら直でSGT最終戦茂木です。

そんなことしてたらもう2025年もあと2ヵ月ってなりますね、年内の大体の予定決まっていて粛々と準備調整しながら、、、ですけど気持ちは2026年の3月くらいまで、、、に既になっています(苦笑)

そして漏れてましたがワンスマをけん引する力を付けてきている井上雅貴選手、来週の86クラブマン鈴鹿と翌岡国戦に出場決まりました。

今年なかなかレース出来そうで出来ない事続いてて、何とかしてやらないと!と思っててHC Racing / HC GARRELYさんに夏のうちに相談してて今回の機会を頂きました。

支援を頂いている方々からの大切な資金をちょっと無駄に使ってしまった今年のリベンジを自分の手で返してくれるでしょう、事前のテストも好調だったとレポート受けているので、86クラブマンレース、全然甘くないと思いますが期待しています!

この2ヵ月で改めて感じた事を最後に、、、

やっぱり”良いチーム”って作り方次第だな!と”感じが良い”ってアバウトな言葉ですがものすごく大切!だし、いつもレースはうまく行くものじゃないから『良い勝者たるもの、時として”いい敗者”であるべき』です。

プロアマでレースをしている難しさ、アマアマの難しさ、それぞれあります。
雇って下さっているパートナーであれど、プロたる立ち振る舞いで良いものは良い、ダメなものはダメ、”こうあるべき”という姿を常に見せること大切です。

あと今回のMECもしかり、鈴鹿のアクシデントも、SGT SUGOのアクシデントもそうです、”シム感覚”にリアルが寄り過ぎてる感あり、それはプロもアマも関係なく、です。

安全な車、安全なサーキット増えて、レースをする方も間口広くなって増えている、シムもその一端を担っている効果あるでしょう、でも脱輪する危険性や、コースアウトして戻ってくる危険など、安全に対してや環境変化に対しての予測や対処能力が追い付かなくなっていたり、これは先日現場でレース運営に携わる方と話していた時に仰っていたんですが、いざって時にブレーキを掛けるよりそのままの速度でステアだけで回避しようとするドライバー増えたと気になる発言をされてました。

レースだから競っているのでなかなか難しいけど、常に前に居るクルマに優先権あって、何か起きたらまず速度を落とす事で仮に何かあってもリスクやダメージを最小限に出来るのに、、、という事です。
(自分も振り返れば長くやっているので沢山のミスをしてきてますが長く出来ているのはそれらが最小限かつ起きた時の対処のおかげです)

またサーキットによって環境変化の係数や出場しているドライバーのレベル、そのレースの競技特性によっても赤旗、SCなどの運用をアジャストする必要性も出てきていると思います。

参加する側もルールの理解など深めないといけないし、レースでノーミス、ノー接触、ノーペナで終える大切さを認識しないといけない。

レースのリザルトを見返すと、不必要や避けられたな事案で結果を落としている事多いですし、レースの映像って昨今いろいろな所で観れるのでレースに出る方は自分の練習の時間も大切だけど、予習復習で他人のレースや自分の出たレースを見返すなども怠ってはいけないと思います。

偉そうなことを書いているようですが、それでも自分も競技をしていれば”やってしまう側/当事者になる可能性がある”だから何が起きても受け入れる覚悟と多角的視点でモータースポーツに携わっていく必要性、あと自分もそろそろ影響力あるという認識を忘れず、不用意に無神経に他人を傷つけない配慮に対しての繊細さの共有を感じています。

皆さんにとっても素晴らしい残り2025年3ヵ月となりますように!
Posted at 2025/09/30 17:29:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月16日 イイね!

ワンスマを通じてのジェントルマンDrとのレース活動【MEC120やっと勝てた!】

ワンスマを通じてのジェントルマンDrとのレース活動【MEC120やっと勝てた!】鈴鹿MEC120終えて色々振り返ってます。

今回の勝因は前の週に実施した鈴鹿スポーツ走行でのプライベートテストでした。

3月の開幕戦茂木の時に感じてたOOKA号の仕上り不足、鈴鹿はクルマがしっかりしてないと誤魔化し効かないサーキットなので、わがまま言って機会を作って貰いました。

”大体OKなら大体大丈夫”って言うのが私のコーチをやってるからこその「そんなに練習要らない/普段から相当色々な車で色々な環境で走らせてるから」特性なんですが、シリーズで追っている以上、そして23年MEC初代チャンピオンのOOKA 選手の今年シリーズチャンピオン奪還の為にも開幕戦から4ヶ月明けての第二の開幕戦だと思ってた今回の鈴鹿は実はいつも以上に真剣に臨んでました。

vGranzは車両規則の中で各ガレージ独自のパーツ選びや緻密なセットアップがされているのですが、OOKA選手は長年車両製作元である名門WESTさんメンテ、だからマシンは基本交換可能なパーツもオリジナルのままを重視、販売元であるメリットは膨大なデータとマイレージ管理によってしっかり車両がメンテされてる面と競技規則もしっかり熟知した上でのレースの戦略面の強さがメリットと言えます。

テストを通じて今回自分の経験上にある「鈴鹿が速い」操縦性を目指して、ロール剛性に関わる部分の限界値高まった事と、仮にタイヤがキツくなった時のアンダー/オーバーステアの出方が良くなってOOKA選手のタイムレベルも上がった事が感じられ、レースweekに改めてライバル達と一緒に走ってみての確認が出来れば良いと言う状態まで仕上げられたのが大きかった。

レースweekの金曜テストも1回目澤ドライブでトップ、午後の2回目セッションもOOKA選手走行でプロDrも居る中でTOPから1.5秒以内と車のバランスの良さを証明できました。

週末にかけて、リアの周りの車高と減衰と冷間の空気圧しか調整してない、SHOCKも流行りは4wayの某社製らしいけど、OOKA号はオリジナルのTEINの1Wayのまま、それでもちゃんと真剣にセットアップすれば今回の様に戦える事も証明できたと思う。

MEC120はプロがしっかり走りつつ一緒に組むアマを仕立て気持ちよく走行して貰う事を重視するレース、アマがとっちらかってSCなどの原因にならない事、SCの時に戦略的にトラックポジション上げることが出来るか?の戦略面も2時間という短めの耐久ですが重要、その辺はWEST チームは流石!

OOKA選手のドライビングや意識特性も長年一緒にやってると分かるので走らせ方、コーチング、走行中の情報提供などもチームと合わせて連携力高いのも今回の様にSCが多いレースでの勝因となっている筈。

自分的には予選でしっかりTOPからコンマ6秒(茂木の時は1秒以上あったから大躍進)以内で目標の3列目以内(5位)に入れた事、vGranzの主とか若いイケイケドライバーにも追従出来たのもやっぱりクルマが仕上がっていたから、鈴鹿でここまで出来れば今後の岡山や富士戦も凄く楽しみ!

そして何よりSC中のDr交代だったので給油出来ずに後輪だけ新品に替えての約15Lapの自分のパートでもバックマーカーの処理スムーズにしつつクリアが取れた時にはpushして決勝中ファステストラップも獲得出来たのが嬉しかった!

OOKA選手はコロナ前にひょっこり広場トレーニングに参加された時からサーキット走行始め、86買って練習したり、PCCJやPSCJなどのポルシェ系レースで腕を磨きつつVITAやvGranzのレースにもMEC 120意外のレースも積極的に参戦されて来た方、シムとかカートとかも取り入れてるけど、やはり圧倒的に実走行での練習も熱心だし、リスクある中で経験積んで上手くなるべくしてなった、と言う方と言えます。

ワンスマ事業を続けているとこうして広場トレから参加し始めて、私が誘う事もあるし、自らレースをスタートさせる方も多いですね。

今回OOKA選手と共に最近公式戦参戦増えて86クラブマンレース、Formulaエンジョイなどでレースをされている支援者の方でもある長谷川選手もMEC120にVitaでデビュー参戦、一緒にお食事を3人でした夜ありましたが『全て広場トレやCCMC始め数々にワンスマドラサポを経て今のベースあそこにある』と口を揃えて言って下さってたのが嬉しかった!

他にも、井上選手と組んで24時間FSWに出場した近藤選手もしかり、いまSROのGWCAジャパンカップにカーガイからエントリーの豊田選手&太田選手も今回、FSWラウンドと同週になって私はJOIN出来なかったけど井上選手がしっかり帯同コーチとしてチームと良い雰囲気かついい連携を取れていてAMクラスお立ち台まであと一歩という前回開幕戦SUGOラウンドのリベンジをしっかり果たせた内容で終えられたのは素晴らしい一歩前進だったと思います。

昨年一緒に組んで岡山ラウンドに出場した今野選手も今年のSROもSUGOラウンドから出場できる機会を提供出来て、今回のFSWラウンドも古谷選手と共にアマクラスの難しさと戦いつつ楽しく参戦されていたようですし、、、

あと、GROWの片山選手も年始の負傷から復活していよいよレース復帰近しって感じだし、FSWチャンピオンシリーズに86で参戦中の永平選手と岩崎選手も練習熱心で結果がちゃんと付いてきている上に来季に向けてのレース計画も水面下で進行中!

フェラーリチャレンジ関係も来期新たにコーチを頼まれている新規参戦の方も居たり、長年コーチをさせて頂いている”ですけ選手”も先日のFRDのFSWラウンド素晴らしいレースを魅せてくれました、ワンスマでお馴染みの山田遼選手が付き添っている高岡選手もワンスマ各種プログラムも活用しつつレースデビューを無事完走して涙を浮かべながら一緒にお鮨を食べたの印象的でした。

KOMATSU選手も少し携わらせていただいたり、小島選手も然り、、、その他にもフェラーリチャレンジに限らずPSCJのコバケン選手、VITAやBMWレースの高橋選手、四国のT選手などなどもフルフルサポートが難しくとも要所要所でサポートさせて頂いたりも。

こうした言わば”飛びぬけていく”存在の方々もスタートは『広場トレーニング』です。これに続け!とかああなる様に目指すぞ!というベンチマークと捉えている人もきっと沢山いる!

そして、生まれて最初の見た顔を親だと思うかの様に、、、『いつか澤と組みたい!いつか井上と一緒に!』という方もその中から出てきてくれるのも楽しみ!

私の場合、そうやって海外レースに出向き、コーチをして一緒にレースに出て、、、が進化した先にWECやLe Mansなどのレースがあって、それと並行してやってきたワンスマを通じて『ゼロからスタートした方と一緒に組んでレース出て、そして勝つところまで来た』という事実、、、これは今回のOOKA選手との勝利を通じて凄く意味深いものだと実感しています。

昨年まで一緒に戦って今年、松浦選手コーチの元でフェラーリチャレンジに参戦され、初クラス表彰台を獲得されたFUKUI選手が以下の様な事を仰ってました。



今年チャレンジに出れたのは、GROW片山さんのチャレンジを見て影響受けて、ワンスマで澤さん井上さんにシゴかれ(笑)、ワンスマで出会った豊田さんに刺激を受け、ご縁あって488チャレンジ、296チャレンジを譲っていただき、本当に皆さんとのご縁があっての事だなあと心から感謝しています。レースはいろんなご縁とチームの皆さんのサポートがあって成り立っていて、それでも結果を出すのは本当に難くて、だからこそ面白いし本当にやり甲斐を感じます。



素晴らしく胸躍るコメントでした、モータースポーツってプロにとっては厳しいものかもしれませんが、夢見る人や目標となる方々と言えるジェントルマンの方々にとって素晴らしいもの!と言ってもらえる様に私たちは精進しないといけませんね!!
Posted at 2025/07/16 08:00:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月08日 イイね!

シム→リアル リアル→シム 両方を考察で来た2日間

シム→リアル リアル→シム 両方を考察で来た2日間シムのExpertと言える方たちが実際にクルマで広場トレをやってみたらどうなるか?

昨日、HC GARRELYさんが東京オートサロンで開催した『頂上決戦』シムでの対決に出場した上位入賞者への特典としてご招待された広場トレーニングの運営の1日でした。

結果的に言うと28名の参加者、全員うまいっ!!の一言でした。

でも個々にタイプがあるな~というのが印象で、最初からうまい人、最初は慎重で段々うまくなっていく人、色々とインストラクターや同じ参加者とコミュ取って情報交換の中からヒント得て上達していく人など様々。。。

以前に広場トレ / 8ersで参加者が上手くなるポイントをじっくり観察していた事があるんですが、今回の広場に置き換えると、、、

①見本走行 → ②最初の走行 → ③同乗走行 → ④自習走行(4本) → ⑤講義 → ⑥まとめ走行(2本/逆回り、車両入替可)というそろぞれのポイントありました。

最初からうまい人が全体のやく1/3、でもその人たちも②の最初の走行のコースインしてからのペースの上げ方や探り方が様々で興味深い、ほか2/3の人たちも通常の広場トレーニング参加が初めての人のレベルからすると高い所からスタートしている人がほとんどっていうのも驚きでした。

最初から上手いのはやっぱり日頃、シムでタイムを追いかけているマインドが習慣として植え付けられているのが大きいし、既にサーキット走行を実際したり、レース活動をしている人も中には居て、リアルとバーチャルの行き来によって効果を上げて居たり、それぞれ使い分けが既に出来ている人もいるから当然と言えば当然です。

次、同乗走行も上手くなるポイントとしては効果的で、ここが一番シムとは違う”体感できる”という部分、シムは人の運転を間近で見れるメリットあるし、正解の映像を運転席に座って見れるけど、やっぱり実際に走って体に掛かるGとか景色の流れや挙動とのリンクという意味では同乗や今回はやらなかったけど逆同乗が特効薬なのは間違えないです。

最初の③までで、ある程度自分で正解を知ってあとは自分にどう落とし込むか?の部分を④の自習練で取り組む、、、

個々の方々にアドバイスをする事もありましたが、特性で言うと、、、

絶対的な速度が足りなくてペースがあがっていかない、という人は皆無
→ シムをやっているとそこを越えた所から始められるメリット大きい

INに寄るのが早かったり、出口の外側が余っている
→ 一部の参加者でその傾向見えたが指摘すると直ぐに修正してくるのは流石

駆動方式の違いにアジャストしきれてない
→ FF車でのレース経験者で入口のリア挙動は怖くないけど、FR特有の出口のリア挙動が予想して修正する部分がまだ、指摘する事で意識が向いて改善の兆し

運転姿勢や目線の改善点
→ 修正早く、それによって走行も改善される感覚を実体感、シムにも生かせるかも?とのこと

操作に対して(ステア入力)の粗さを指摘
→ 意識は向かうが、積み重ねた癖でなかなか修正に至らず

こういった事象が起きてました。

シムによってスピードセンスは磨かれすぐに実際の走行にも活きるのは実証され、何か空間認識の問題あってもすぐに修正できる順応性や調整能力の高さも証明されたと思われる反面、駆動方式の違いなどはシムの中ではやはり分かり辛いのかもしれないし、姿勢や目線などもシムでは問題が走りやタイムに現れ辛いのかもしれないし、操作の癖を改善するという部分はシムだからこそ走り込んでしまっているとなかなか治らなかったり、そういう操作のほうがシムの中ではタイムが出てしまう事もあるのかもしれない、とも感じました。

操作で言うと特にハンドルの切り始め、最大舵、ブレーキの終え方やアクセルの踏み始めを見ているとシムレーサーとリアルレーサーの違いは顕著に出る傾向があると思います。

そういった事、つまり個々の上手くなる感覚の軸を把握していたり、自分のいまの立ち位置によって今は何をすると上手くなるタイミングか?を探るのも大切!

映像や座学で知識を増やすのか?走行量を増やすのか?正解の動きをするのか?基本操作を習得するのか?上手い人との違いを把握するのか?限界領域を探ったり引き出せるようにしたりするのか?シムを活用して練習量を確保したりリアルでは出来ない手法で鍛錬するのか?

シムスタート→リアル走行の方を昨日は見てましたが、その逆のリアル走行スタート→シムを活用したトレのプログラムを一昨日にやっていたので、その両方のアプローチで”うまくなりたい!速くなりたい!”の方々を集中的に見させて頂いて、凄く興味深い数日でした。

やっぱり練習の仕方は大切、練習量が確保しづらいスポーツだからこそそこで差が出るとも言えますよ!
Posted at 2025/06/08 11:33:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年05月24日 イイね!

フリーモータージャーナリスト小倉茂徳さんを偲ぶ

フリーモータージャーナリスト小倉茂徳さんを偲ぶ「皆さんに悲しいお知らせ」

フリーモータージャーナリスト、小倉茂徳さん(Sid Shigeaki Ogura)さんが去る14日に他界されました。

詳しくは画像(訃報 小倉茂徳さん逝去のお知らせ)参照ください。



「松戸市民栄誉賞を澤さんにも!」

「FSWを地元にしているチームは多けれどオフィスがパドックの中に唯一あるんだからABSSAが1番の地元!」

など、様々に絡んで下さった小倉さん

ここに謹んでお悔やみ申し上げます。

+++++++++++++++++++++++++

数日前に小倉さんとも共通の仕事関係の方から訃報を聞いていました。ご家族のご意向や承諾ありきの為、不用意にこの事に触れる事は出来ず、関係者やファンの皆さんはヤキモキされていた事と思います。

小倉さんの古くからの友人であり仕事でもご一緒されていたと言う方が先頭に立つ形で関係各所の取り纏めや訃報を発表するタイミング、また小倉さんのご家族から「各メディアでの訃報発表に対しての承諾を得る」ことなど尽力頂きました。

そして10日経ってしまいましたが、ここにやっと私も小倉さんのこと書ける事になりました。

一昨日、同じ松戸市民でもある小倉さんの地元仲間、仕事仲間として、他限られた関係者と共に荼毘に付され骨壷に収骨されるまでの小倉さんの最後を見届けて参りました。

最後に直接お会いしたのはGWのSGT富士の現場、それから直後のJ SportsさんでのWECイモラ戦、香盤の関係で解説席では約1時間の相席でしたがお互いの休憩の際には控室でも他愛のない話をしました。

私は実際に自分でやってきたプレーヤー目線での解説なので全くアプローチの違う小倉さん、取材者であり昔はF-1ホンダのチーム側の広報だったと言う古くからの情報網とその人柄とユニークな観点も武器に、解説席の合間にレースの現地にも繁く通い、自分の足で仕入れた本来あるべきの取材力によって「何処からそのネタ仕入れたの?」っていつも驚かされる解説、語学にも堪能、そして何より用意周到にルールや事情も常に最新にアップデートされてる影の努力を感じさせる、、、そんな”プロジャーナリスト”でした。

15年にBSフジさんでマカオGPの番組でサッシャさんと共にご一緒したのがお仕事で一緒になった最初と記憶してますが、その後WECやLe Mans24での活動を経て取材される側としてのお付き合いが当初は多く、最近は私も解説系のお仕事も沢山頂くようになり、同じ地元なのでご飯でも行きましょう!なんて誘うと「取材する側と取材される側だから食事とかはちょっと気が引けて、、、」って「真面目か?!」って思わせる一面も(笑)、でもプライベートの家族の話とかは聞いたことなかったなぁ〜、「プライベートを切り売りしている」私とは一線を画する生き方を邁進されていました。

それでも「仕事抜きで地元のよしみで」と説き伏せて地元で焼鳥やお鮨をご一緒し、レースの話は全然しないで鉄道の話で盛り上がり、ワンスマABSSAの恒例の新年活動報告会にも列席、ご挨拶をして頂いた事もありました。

62歳ですって、早すぎます。

もう会えないのは寂しいのですが、それより、、、

「小倉さんが居ないとこれからのレース解説業界は各メディア大変だぞ!どうするんだ!!」って言葉をご縁への感謝と共に昨日のお見送りの際に最後掛けてきました。

思い起こせば31年前の94年、F-1がセナを失いモナコマイスター不在の空虚感なモナコGPがありました。

今年の日本のF-1ファン、レースファン、業界関係者はあの31年前の時に似た「小倉さんを失った空虚感の中でF-1モナコGPを迎える事になるのでしよう」、改めて小倉茂徳さんの業界への多大なる貢献に尊敬の念を、そして心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。

小倉さんとの絡みの過去の投稿もFacebookなどでご紹介します。

突然の別れになってしまったけどありがとう、さようなら、小倉さん。

残されたもので業界をより良いものにしていかないと!です。

レースドライバー / ワンスマ主宰 / ABSSA MS 代表
小倉さんを愛する有志の1人

澤圭太
Posted at 2025/05/24 19:31:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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