• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

澤 圭太のブログ一覧

2023年09月08日 イイね!

鈴鹿CCMCでの5台同乗ドラサポの流れ詳細

鈴鹿CCMCでの5台同乗ドラサポの流れ詳細ワンスマでは年間10回ほど遠距離だけど世界の鈴鹿に行くのですが、CCMC走行会やRush Cupでの同乗ドラサポやレース帯同サポートが主で、個人様のドラサポなどで行くのもたまにあるって感じですね。

昨日はF-1開催間近のSUZUKAでCCMC走行会での同乗ドラサポを実施してきました。

9名のドラサポ参加者の中で井上選手と分担し、私が担当する方々は5台、走行直前に雨が降ってきてしまってWet走行スタートになってしまったものの、雨はすぐにやみ、どんどん乾いていって最後はほぼ完全ドライで走行ができるという流れでした。

同乗ドラサポは走行する順番も色々と勘案して決めていて、今日はその流れを振り返る事でどんな事を考えてどんなスキルアップになっているのか?をご紹介したいと思います。

同乗トップバッターは992GT3にお乗りのT様
今年の2月に納車された992GT3で鈴鹿でのタイムアップを狙っていて、先の7月のCCMCの際には井上イントラが2分23秒位、ご本人も自己ベスト更新で26秒台だったので、自己ベスト更に更新!と行きたい所でしたがWetになってしまって逆に純正装着のPirreli CorsaタイヤはDry性能は高いけどWetはちょっと心配なので、慣熟走行から澤はDriveし、Wet路面の確認とご自身の中高速コーナーで止めすぎてしまう傾向の解決方法などを隊列走行の中で安全にできる範囲でお見せしつつ、慣熟終了後のフリー走行スタートも引き続いて同乗走行に流れます。

計測1Lapで37秒台(Dryの17-18秒落ちくらい想定)なので、Wet性能が良くないPorsche GT3系だと今の少な目のWetでもDryタイムの15-20秒落ちだからその位だろうな~というタイム。

既にライン上は乾きだしている所もあるから走行会の時間内に乾くだろうと想定しつつ、でもレースではなくWetからDryへの移行はラインを外した時等危ないから最後の30分までは無理せずに、、、と伝えて降車。

コース前半は乾くの早くて2コーナーもWetラインからDryラインへ移行して良さそう、縁石ももう少ししたら使って良さそうな雰囲気をちょっと触ってみて確認。

S3から逆バンクの所は比較的濡れている部分が残っていて、ダンロップ先の路面舗装が変わる所から先はフルWetの時はグリップが高いけど、WetからDryになると意外と乾くのが遅くてデグナーまで左に旋回しながらのフル加速区間はライン1本しかなく、まだ湿っていて注意が必要、あとはへアピン前の110Rも注意、ヘアピンはまだインに着かない方がいい感じ、松ちゃんもライン1本、スプーンも2個目は相変わらずINは濡れている、130Rからシケインは乾くの早いけどシケインぬけてピットINする付近は注意、、、そんな状況で、Wet性能の高いラジアルタイヤならDryの10秒落ちくらいではもう走れそうな状況でした。

続いて M2CSのH様。
F-1GPのサポートレースで参戦予定なのでその前の最後の練習走行で、8月のCCMCの際にも私が同乗をしたけど、その時は程度の良い中古タイヤで慣熟走行には敢えて出ず、冷えたタイヤでアウトラップ、そして計測という実践的な流れを同乗で感じて頂き、タイムは21秒台、30度以上の高温では程度の良い中古とは言え、恐らく9月末のF-1開催の時より1秒以上は違うだろう、、、と。

だから想定タイムは単独走行で1秒、季節で1秒として19秒台を基本にそこから新品タイヤになる事やF-1のラバーグリップになる事を考えるとプロクラスのトップは18秒台は確実と推測、HIGHジェントルマンは20秒を切るのを目標に、H様の最初の目標は予選シミュ(新品装着)で20秒台でしょうね、、、と目標設定。

今回の同乗はWetからDryになる時のWetタイヤで走らざるを得ない状況での走らせ方、実際のタイムはストップ車両で赤旗が出てしまったので更にその間に路面がDry化して28秒台のタイム(つまりフルDryから7-8秒落ち)だったので、もうWetタイヤではタイヤがブローしてしまう領域、いまレースをするなら確実に最初は気を付けつつのDryですよ、、、という路面の変わり目の話、レースではBMWミニも同時に走行するので今回のCCMCの中でもスローカーの処理の仕方などもお見せしました(実際、慣れてない35GT-Rの方を抜こうと慣れているけどパワーのないNDの方が抜きあぐんでいる場面に遭遇した、絶好のケーススタディーの時間もありました)。

その後、ご本人はDryタイヤに交換して最初は26秒台くらいからスタートして最終的には22秒台までほぼドライで走れていました、データを見ても私の21秒台で同乗した前回と比較してほぼ21秒で走れる要素が揃っていて、区間的に行き過ぎている部分を指摘、CCMCとCCMCの間に一度ワンスマ広場トレーニングに参加されて『M2CSの喜ぶ走らせ方と速い速度で曲がるのではなく短い時間で曲げるを意識』という新テーマをインストールしてもらっての今回の走行は非常に有意義だったと思われます。

Driving側の改善点(とあるコーナー区間のみ)に新品タイヤにした時にいつもの悪い癖が出ないメンタルでの走行が出来れば目標設定した20秒台は既に難しくないと思われ、レースWeekが非常に楽しみです。

続いて、来月のRush Cupに出場される996GT3にお乗りのK様。
先月のFuji-1GPでも降雨の関係で満足に走行が出来ないうっ憤があるのも知っていたので、まずはほぼDryになってきた路面でこの車両で過去に同乗走行した際のベストタイム(2022年3月)A052で20秒台をベースに今回装着のDL Z3タイヤになった分と季節(約3秒)、それから今日の路面の分(完全Dryまであと1-2秒って感じ)だから25秒くらいを目標に、いくぞ~!と思ったら、、、3速が抜けるトラブルが発生、まずは3速シフトノブを抑えてもダメな事、3速以外2速と4速、5速は使える事を確認、過去にもこの車両は同様のトラブルがあったので再発だと想定し、頭を切り替えて3速無しでも工夫して走る、、、同乗に変更。

1コーナーは5→4、2コーナーは3にしたいけど4のまま、そのままS字、DL、デグナーまで4(アクセルON-OFFだけでずっと行けるから、これはこれで速くはないけど楽で意外と中回転トルクがある車両なので走れる)、デグナー1は流石に4のままだときついけど2に落とすのは回転とタイミングとクラッチワーク気を付けないと難しいので工夫、ヘアピンまではまた2→4(3とばして)、ヘアピンもまた4→2、松ちゃん2→4→5、スプーンは5→4(スプーン2も2コーナーと同じ速度域だから4で上手く走る)、裏ストレート4→5、130R 5→4、シケインまで4のままでシケイン4→2(気を付けて)、、、そんな具合で意外と29秒台と悪くないタイム。(きっと完全Dryならこれでも27-28秒で走れるので完調状態の3-4秒落ちって感じと推測)

Rush Cupの決勝でもし再発したら、こうするしかないのでこれも練習で!という話でしたが(笑)、再発のないようにまずは整備の段取りをK様しておられました。(Fuji-1GPと、今回で厄払いが済んで次のRushでうっ憤晴らしましょう!)

御自身でもRUSH CUPに向けてコンスタントに30秒を切って走行するリズムを掴みたかったと思うし、そういう状態で走っていると意外と自己ベスト(28-9秒だったと記憶)に近かったり更新している時もあったりするもので、、、残念ではありました。。。

続いて、981ボクスターSのN様は実は初SUZUKA !!

初めて鈴鹿を走る経験は最初で最後だから貴重です、でもWetでの走行はホームのFSWでもほとんどなく、慣熟走行から自身でシミュレーターやDriving Academy TVを駆使して予習をされてきたこととリアルで起きる事の差を確認しながら少しづつ埋めて行こう、、、という話をしてましたがWetの鈴鹿は慣れてない方には恐怖でしかないし、Dryの鈴鹿は加速しながら旋回もしていくので、ご本人曰く『MclarenロードカーでFSWの100Rとか300Rを走る感覚に近くて体が持ってかれて怖い』とのこと(確かに、鈴鹿ってそうなんですよね)。

Wetから始まったので逆に安全にスタート出来たのかもしれないけど、Wetの感覚が体に残ってしまっていてなかなかグリップは感じているのに恐怖心もプラスされてペースが上がらない、、、という中での同乗スタートになりました。

最初に自分で走って貰ってそれから同乗のほうが、知らないサーキットでいきなり同乗は返って危険と判断してのこの同乗の順番。

路面はほぼDryだったので、FSWで57秒位で走れる車両だから鈴鹿なら27-28秒くらいだと思います、FSWと同じレベルで走れれば30秒を切るか切らないか?が基準だと想定してますが、FSWよりも攻められないのが鈴鹿だから、最初の鈴鹿はまず35秒を切る所から、、、もしそれ以上行けたらボーナスですよ!無理して今回だけで鈴鹿攻略を完結させようとしたら危ないから2-3回(シミュとリアルを行ったり来たりしながら)ですよ!と設定(かなり慎重に進めています 笑)

私は同乗でまずはお手本的に綺麗に鈴鹿の走り方の流れを8-9割で走行して体感いただく、、、という感じでの30秒台でした。
(ほら、やっぱりキッチリ攻めればこの季節でも30秒は切るので、季節が良く成ればこの車両でも27-28秒でしょうね)

同乗を経て、ご自身もやっと体がDryの鈴鹿に切り替わったようで、同乗後は第一目標だった35秒の雰囲気で走行できているのがデータ解析で分かりました。
(引っ掛かってしまったり、近くに他車が居る時にFSW以上に上手く走れない、、、と言う事も体感されている様で良い経験だと思います)

見事な”SUZUKA筆おろし”の1日だったのでは?

最後、5名目はいつも同乗は車酔いをしてしまう、という718ケイマンGT4RSのH様(だからいつも大体同乗は最後)(笑)

今回はRUSH CUPに向けて新サイズが展開されて718ケイマンGT4RS用もあるので新採用となったAD09での走行になりました。

ほぼDryとはいえ、まだ雨上がりの路面だし、涼しいとはいえ30度近い鈴鹿なのでタイムは恐らく22-23秒くらいでは?と思いつつ同乗スタートしましたが、アウトラップからすこぶる雰囲気が良い、、、クリアが取れる様に調整して同乗計測へ、、、GT3RSと同じエンジンながら車両はGT3RSよりコンパクトで脚もGT3RSよりは動いてくれるので姿勢変化が分かりやすく、ダウンフォースも十分あるので車格とパワーとグリップと空力のトータルバランスがパッケージングとして凄く良い所なんですよねGT4RSって、、、だからGT3系よりももしかしたらプロが出すタイムに近づけていきやすいのでは?とも思う。

実際、今回の同乗のタイムは予想以上の20秒台!
季節と路面コンディション、同乗である事を考えたら、、、FSWだと991GT3RSや992GT3と比較すると『GT4RSはGT3と同等かそれ以上かも?』と囁かれているけど、実際は1-2秒の差はあると思っているが、鈴鹿にきたらもしかしたらその差は少なくなるな~と予想しています。

今の鈴鹿では991GT3RSや992GT3は20秒は切って18-19秒だと思うので、AD09のような超高性能ではないラジアルスポーツタイヤでも季節が良く成れば20秒を切る可能性を感じさせる良い同乗が出来たと思います。

御自身も同乗後にこの車両のベストタイムを更新されて22秒台、データを見ても今までのH様の傾向や問題点をしっかり攻略されているのが分かりました。
(Rush Cupに向けて好材料です!)

そんなこんなで赤旗が3回発生してWetからスタートもあって、5台目の同乗が終わったらもう残り走行20分位、、、それでも最初に比較的Wet路面度が高かった時の同乗を実施した992GT3のT様やM2CSのH様は再度『おかわり同乗を』と思ったのですが、M2CSも992GT3の方もガス欠近し、、、という事で断念(苦笑)

もう1台、718ケイマンGT4RSのF様は井上インストラクターが担当して同乗走行で同じく20秒台だったので、タイヤが純正装着のMichelin Cup2とAdvan AD09でどう違うんだろうね、前後のダウンフォースバランス設定が2台は違ったみたいで、それぞれの走行データを比較して『こうなのかな?ああなのかな?』と帰路のハイエースの中での話題はちょっとマニアック、お互いの担当した参加者さんのタイム、データ解析の結果などを共有しながら無事帰ってきた、、、という1日でした。
Posted at 2023/09/08 11:05:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月31日 イイね!

ゴルフがなかなか上手くならないのはどうしてか?

ゴルフがなかなか上手くならないのはどうしてか?先日のゴルフラウンドで一度やってみようと思っていたドライバー封印戦法をやってみたんです。

いつも練習的に行く『総武カントリー北コース』(1人予約ってやつ)は9ホールを2回回るスタイルで距離も十分、パーは35-35で70とパー3が2ホールあってパー5も2ホールあって他はミドル(パー4)が5ホールというスタイルではなくロング(パー5)が1ホールしかない。

ここで前半は51、後半は49でスコア100だったのですが、色々と解析をしてみました。
(パー72のコースなら100では済まず101-103だったと推測)

ベストスコア90、アベレージ98-102の自分の場合はこのコース2回目という事でコースは分かっていたけど、ドライバー封印してもスコアは変わらないな、、、という印象でした。

まず
スコア表を見て貰うと分かるのですが1打目は常にUT(ユーティリティ4W)を使用、そして何打目に残〇ヤードで何を使って打って、その結果(方向性や球筋、ミート感:いい当たりだったかダフリ気味etcのショットの精度)をメモ

前半を振り返ると、打ち出し方向は良いけど少しフェード気味(薄いスライス系)がUTもアイアンも多め、バンカーに入れてしまう事が多く、特に4ホール目のパー3(ショート)では180Yの所をUTで行って左のバンカーへ、そこからグリーン越えての再び別バンカーへ、このバンカー出るのに3打という”罠”ホールで+4、続く5ホール目の唯一のロング(パー5)ではUT-UT-7I-Pwと継打して4オン狙ったけどグリーン周りの深いラフに、9Iでアプローチを試みるもオーバーして向かい側のグリーンエッジへ、そこから2パットして8打(+3)、そして7番ホール2個目のショートホールは100YをPWでワンオンしたものの、傾斜の強いグリーンで最後のOKパッド(それでも3パッド目)を外して1オン4パッド、、、

こうしたミスで5~6打分はハーフで余計に打っている(45-46で済ませられる)と計算。

後半ハーフに向けての反省点は、、、
ドライバーを使う戦法は後半も封印をキープし、他で発生したミスを無くす事でスコアアップを狙う、具体的にはUTは調子がいいのでその調整で(力んでフェードにならない事だけ注意)、但し、2打目以降のUTは距離的に打てる距離でもグリーン周りのバンカーの有無や打つ場所の状況(フェアウェイかラフ気味か?傾斜を考慮して悩んだときは届かなくても7Iなどショートアイアン + アプローチでグリーンに上がってからのパット数減らす方向に切替える)、グリーン周りの10-20Yのアプロ―チは引き続き得意の9Iアプローチをメインに考えるが、ラフの場合は9Iだと草に負けない様に打つと近距離は難しいので苦手でもPWや52(アプローチアイアン)を使用する事を考える

そして、グリーン周りのバンカーでのミスの連鎖、上記の通りグリーン周りのラフからのアプローチ、打ち辛い状況でもUTに拘り過ぎない(構えた時にちょっと左つま先下がりで気持ち悪いのに打ってしまった結果右に行ってしまったミスがあった)、OKパッドの距離での集中力欠如、これらが原因だと明確に解析が出来た状態で後半へ、となったのでした。

後半はなんと1人予約の宿命でもある他の2名(こちらもお互い朝初対面でプレースタートだったらしい)と組んでの3名組プレーになりました。

しかもレギュラー(白)ティーからではなく青ティー(Expert系)で距離が長くなるのですが、、、

1ホール目順当に+1

2ホール目はティーショットのUTがスライス気味で2打目はフェアウェイに出すだけ、3打目の7Iはグリーン手前ラフ、4打目は前半の反省を生かしてPWアプローチで2パッドで済ませるという「怪我を最小限に留めミスの経験を活かす」を実践して+2(ダボ)で切り抜け(ここは上手にミスをカバーした)

3ホール目は3オン2パッドで+1

前半でUTショットでバンカーに入れてしまった4ホール目のショートホールは今度は届かなくてもいいから7Iでティーショット、PWでグリーン手前からアプローチしたけど短くてグリーン上で距離を残してしまい、結局3パッドで+2(ここもPWでピンに近づけて2パッドで切り抜けられたハズなので1打分もったいない)

唯一のロングホールの5ホール目はUT-UT-7I-7Iと継打でグリーンオン(3打目の7Iはちょっと当たりが薄くて4打目をアプローチアイアンでピンを狙えなかったけど)、2パッドで抜けて+1(上出来)

6ホール目もUT-7Iでグリーン周りまで来たけどラフに捕まり、前半の反省点と3ホール目の3打目の成功例もあったPWでアプローチするも痛恨のダフでグリーンオンならず4オン、2パッドの+2(ダボ)(ここも1打分無駄打ちでボギーで抜けられるホールだった)、

7ホール目は前半に続いてPWで1オンするもピンまで距離残してしまってやっぱりグリーン難しくて3パッド(これは仕方ないと判断)

8ホール目のミドルはUTショットの次も打ちやすいフェアウェイ + 傾斜無しだったので攻めでUTで2オン狙いが見事に嵌るもパーパッド1.5mを外してボギー(これも攻めずに3オンして2パッドの可能性もあったのでパーならボーナスホールだった思う事にして”仕方ない”と判断)

ここまで11オーバーなので4ホールと6ホールのミスで最大2打、前の8ホールのパーパッドも含めれば3打分のミスはあるも、最後のミドルをボギー内でクリアできればそんな事がありながらもパー35の所を47で抜けられる、、、という状況。

1打目のUTは今日ずっと調子よくて全部で20回打ったけどその内の3回目の強いフェードで2打目はフェアウェイに出すだけに、3打目はラフからだけど7Iでしっかり打ててグリーン周りのラフまでは来れた、ここをきっちりPWでグリーン乗せて2パッドで切り抜ければボギーは無理でもダボでハーフ48で抜けられたのに、、、ラフなだけでなくピン近く、おまけに左足下がりのライ(最悪の状況)、ここでプレッシャーに負けて痛恨の強打によるグリーンオーバーで対面のバンカーへ(苦笑)、バンカーからは1打で抜け出せたけど、結局最後凄く悪いイメージの+3(トリプル)でハーフ49で終えたのでした。

前半は5-6打分のミス、後半は3-4打分のミスだからパー70の所をノーミスで行くと最大100→90、そんな完璧な事が出来たらそもそも、こんなスコアではないので、許せる範囲のミスとは言い切れない”仕方ないゴルフ”戦法でいけば93-97位なら出せるでしょ?という印象でした。

(青ティーからの後半ハーフになってドライバー封印の影響出るか?と思いきや、それはスコアからするとなかったと言える)

前半後半を終えての解析となると、、、

まずハーフ9ホールを2回回るというのはトレーニングにとても良い
違うホールを18回回るよりも反省に基づいて戦略が構築できる

→ これはFSWをいきなり走らずに袖森とか1Lapのコーナー数少ないコースでトレーニングを開始するのと一緒

解析が出来るのはやはりコースの概要や1打1打の記憶が鮮明である事が重要だから、それが出来ないうちに沢山走り込んでしまうのは問題解決に対して遠回りになってしまう事があるという事

前半のOKパッドの外し、後半最後のラフからのアプロ―チのオーバーなど、仕方ないでは済ませていけないケアレスミスをまずは無くす事も重要

そうして基本はボギー、何かミスってもダボで切り抜ける(ハーフで2ホールまで)、うまく行ったらパー(ラウンドに1-2回くらいはパー欲しい)、トリプル以上は必死に回避する、、、そうするとハーフを+10~12で回れるので46~48、つまりラウンドして92-96で回れる計算だと言う事。

具体的な傾向と対策として、、、
ドライバー使っても封印しても今はスコアに直結しないけど、少なくとも悪くはならずボールもいつもなら5-6個なくす時もあるのに今回は1個も無くさなかった(と、言う事は大きな怪我がUT依存にする事でなくなったと言える)、ドライバーを使うと1ラウンドで14打位ドライバーを使うので、今の自分のドライバーでのミス率は30%前後だからこれがUT同様の15%以内になるまでは封印のままでもいいのでは?その分1ラウンドで20打くらいUTを使う事になるから、UTショットの精度が自然と高まるし、UTと7Iだけで残り100Yになるまで勝負って決めてしまった方が、この2種の精度や使い分けを攻めれる環境と守るべき環境の判断さえ間違わない様にすればいいし、残り100Y前後は9IとPWでもともと精度は悪くないので現状維持、ただしもっとグリーンに近づいてからのグリーン周りのバンカーは絶対に避け、ラフからの寄せは練習が必要と考えました。

そうなってくるとパターの練習って意外とそんなに必要なくて(それでも全体100のうちパターは35-40:グリーン乗ってからではなくパターで打った回数だから世の中で言われているようにパターの1打は大事って事)、優先順位で言うと難しいグリーン周りの寄せ(緊急対策としてバンカーも少しやっておく必要あり)が一番大切(これが良く成れば結果的にパター数も減って3パッド回避に繫がる)、次にスコアメイクの為ならやっぱりパターかな?それとも今すぐではないけど中長期的な更に上を目指す(90を切る)ゴルフの為なら、やっぱりゴルフはドライバー使えた方が楽しいから実践で使えるようにドライバー練習かな?って感じです。

また、今回初めて1人ゴルフの状態で後半知らない人とラウンドする経験を経て、こういった緊張する集中力が増す環境に身を置いてみるのも大切だと実感。

知合いとラウンドするよりルールやマナーに対して厳格になるものだし、上手い人と回ると自然とリズムも良くなる、、、

これらってサーキットでのトレーニングに置き換えると鮮明な記憶で振り返りや対策が出来る範囲内でトレーニングを積むこと、解析力を駆使して各コーナーコンマ2秒以内なら全体で2秒、不得意な高速コーナーセクションも何とかコンマ3秒以内に、得意なセクターはコンマ1で抑えれば世の中のサーキットは高速セクターよりも圧倒的に低中速セクターが多いので高速セクター後回しでの1Lap2秒-3秒の差で走れるってなって、じゃあどこのコーナーなの?何が起きているの?が分かればどうすればいいのか?どういう練習が必要なのか?もより鮮明になるって事だし、ドライバー封印ってハイパワー&ハイグリップ車両での走行に置き換えられるので、もう少しパワーは抑えて適度なグリップのタイヤでまずは精度を高めて戦略的な走りが出来る状況を作るって意味にもなります。

とりあえず、コースラウンドばかりが続いていたので練習するべき事が明確になった今やるべきことは練習場に行く事ですね、、、

、、、という事で自分の問題点を見つけたいかたはやっぱりRコース走行で鵜う基準タイムと比較をしてみるのが近道(ドラサポみたいなもの)、まだそこまでではない人は広場でも基本的な問題点は分かるし、問題点が明確になるつつある人はどういう練習をすればいいのか?分かっているので迷わずに広場トレーニングです。

何となく慣れているコースを慣れてい車で走っていると、とりあえずある程度のタイムは出ているって感じの人は多いけど、私がゴルフで意識したり感じている、技術を磨くという事と戦略的に攻略するという事のバランスとそれぞれの精密さを車に置き換えたらまだまだ速く走れる人って多いのでは?と思います。

9/2-3(土日)、広場トレーニングまだ空きあります。
→ 着地点はこのブログを書き出す前に私は明確でした(笑)
Posted at 2023/08/31 10:39:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月26日 イイね!

FIA GT4(AMG)の色々な意味、色々な方向から『丁度いい』理由とは?

FIA GT4(AMG)の色々な意味、色々な方向から『丁度いい』理由とは?GT4車両のレンタルを始めます、という話をしたいと思います。

ワンスマの各種プログラムを見ているとやはりここ1-2年で特にコンペティション系に進む方が増えてきている印象です。

自分のクルマでサーキットを始めて、レース専用車両を購入して公式戦へ、、、ワンスマの広場トレやドラサポから巣立ってそういう道へ進む方が増えているのでしょう。

その先が86のレースだったり、フェラーリチャレンジだったり、GWCA戦だったり、PORSHCEカップカー系のレースだったり、BMW M2CS戦だったり、Lotusカップだったり、、、色々とありますね。

レース専用車両を自分で購入し、メンテガレージを選定し、レース参戦の準備をして、練習メニューを構築し、マイレージ管理をしつつ消耗品の管理やタイヤの管理をして、、、となると自分でやったことある人ならわかるけど大変です。

手間の面だけでなく、あとはコスト面も、、、速いタイムで走れるクルマは比例してコストも高くなっていきます。

FSWで言うと、車両価格が新車購入時で2000万程度のクルマなら1分55秒~50秒くらいで走れる車両が多いですが、この辺がジェントルマンDrの色々な意味でのボーダーで、それ以上の車両価格でそれ以上のタイム(1分50秒を切ってくる)で走れる車両になってくると、例えばFSWなら300Rがドライでも全開で行けない感じになってくる(鈴鹿なら松ちゃんが全開で行けなかったり、シケインぬけて最終コーナーが全開で降りてくるのが難しくなってくる)、
つまり、パワーとグリップ(タイヤや空力の総合として)のバランスが崩れてくるのでタイムを出すという意味で難易度が難しくなっていく、、、という意味です。

そこで画像を見てほしいのですがMcLaren 600LT(青)は条件揃えばFSWを1分50秒を切ってくるクルマ、300R全開がギリギリ出来るかできないか?の車両です。

一方、今回のレンタル車両として導入するAMG GT4はこのデータは中古タイヤ(200km以上走行)で真夏の環境下だったので1分50秒台のデータ(赤)ですが、季節が良くなってタイヤのコンディションが良くなれば1分47-49秒で走れる車両です。

トップスピードは600LT程速くなく(POrSCHE 991GT3系に近い速度)、でもスリックタイヤでダウンフォースはロードカーよりも高いのでブレーキ時間が短く、旋回速度が高い。

要は減速と旋回の限界値が高いので余裕を持って走れて、パワーでタイムを出すタイプではないので走行中にジェントルマンDrほど余裕を持って走行ができる、という事です。

色々な車両を乗ってきている私が言えるのは
ロードカーでFSWを1分50秒切るような車両やFerrari Challenge Evoのように圧倒的なパワーで1分42-3秒とかで走れてしまうけどジェントルマンDr向け、、、と言われている様な車両の方がGT3やGT4車両より本当に速く走らせようとすると難易度高いって事です。

このレベルで走ろうとするとロードカーだと電子制御に助けて貰わないといけなくなってくる方も多く、タイヤもブレーキ関係も消耗が激しいけどレースカーはそういう走りをする事が前提だからかえって消耗パーツ系のコストはロードカーでチューニングしたり、沢山走ったりしてしまうより安価になっていきます。

ロードカーをディーラーメンテでサーキット走行をするのとレースカーをレースガレージメンテでサーキット走行をするのとでは、何かあった時の時間、コスト、手間が全てにおいて変わります。

でも、誰でも簡単に走れる!とは”敢えて”言いません。

タイムはそれなりですし(1分50~55秒くらいで走れれば最初は上出来です)、レンタル車両だから『自分のクルマではないから気軽で何も問題なければ安心安全安価で走れる反面、人のクルマである事を認識して大事に乗れて、もしもの際にはちゃんと責任が取れる』、という人でないと難しいです。

明文化はしてませんが
サーキット走行歴、ライセンス所持状況、FSWを自分のクルマで2分00秒より速いタイムで走った経験、自己所有の車両で複数台サーキットフリー走行をした経験があるか、ワンスマに限らず各種レッスンプログラム参加経歴、プロドライバーと何秒差で走れるか etc,,, この車両をレンタルして安全に走れるかどうか?の判断基準をある程度設けています。

上記に当て嵌らない方は、まずは車両の雰囲気や操作感を安全に確認して頂くために広場トレーニングの中などで走行経験を積んで、我々が見ていてOKであればRコースでのレンタル走行に移れるようにしようと思っています。

今後、そういった広場トレーニングの中での試乗会も設けていく予定です。

最初は『試乗プラン』というメニューを用意していて、30分スポーツ走行を1本あたり〇万円、、、という内容です。
(ここには車両の償却、前後&現場のメンテ、Pit、タイヤ、燃料、ワンスマのサポート、保険などコミコミの料金設定)

試乗プランを経て本格的かつ恒常的にレンタルプランを利用される方には
1日走行プラン、半日走行プランを用意していて、複数名で走行機会をシェアする事で単価を抑えるアレンジも可能です。

走行の為の操作系のドリル、コックピット操作系の説明、データ管理(車載やGPSデータ)、車両の管理、予習用の車載やデータの提供などがセットで付いてくるもポイントですし、もしもの際の保険もレース車両専用のサーキット保険に加入していますから、色々と条件やもしもの際どうなるか?というのはレンタルプラン利用前に説明をして理解をして貰って走行に入って貰います。

サーキット走行はリスクが伴うので保険に入っているから安く済む、安心というのはロードカーの保険とは少し考え方が変わるので、そこは了承して頂く必要があります。

このレンタルサービスをAMG GT4で運用するという事で、ワンスマの顧客様の中でまずは内輪的に試乗プランをスタートしていますが、マーケットとしては20-25名ほどは既にあると感じていて、本格運用の際に主軸になって比較的リピートしながらレース参戦を目指していく、、、という方はその中で5名前後になっていくと想定しています。

年間で恐らく15~30日くらいの稼働となり、レース参戦となるとこの車両で国内で目指すべきレースはやはりGWCAのGT4クラスだったりS耐のST-Xクラスだと思います、そこに出場するべく、そこに出場できる車両で自分の個人所有の車両のリスクや負荷を考えないでサーキット走行が出来るというのは大きなメリットだと思います。

実は9月の走行予定は14日、15日、20日、21日と既にFSWでの走行スケジュールの中で本格運用系の方、試乗プラン利用の方で埋まりつつあり、恐らく開催できるであろう9/29(金)のFSW P7で開催のプライベート広場トレーニングの中で『まずはRコース走行の前に安全な環境で様子を見てみたい』という方向けの試乗会プランを用意する予定:自車で広場トレーニング走行も可能です(先着4名でワンスマメールニュースで今後案内予定)

10月以降は本格稼働になっていくと思うので、海外勢からも実は既に引き合いがあったり、レース出場をしている方々の中でのシーズンオフのトレーニングプランとしての相談も既にいくつか頂いています。

特にAMG GT4はデータ豊富でパーツも豊富、GT3車両レベルで車両が構成されていてロードカーに近いコンセプトのGT4の中でも今後もっと先のGT3ってなった時に雰囲気を知って置ける、、、GT3は色々な意味でより難しくなるし、カップカー系はコストの問題や難易度で考えると、、、このGT4の領域って色々な意味で色々な方向から”丁度いい所”なんだと思います。

レースカーならでは「圧倒的な安全性」というのも逆にGentleman Drにとっては大きなポイントだと思います。

興味がある方は是非ご一報を頂けると幸いです。
Posted at 2023/08/26 19:07:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月05日 イイね!

最高のプレーをする前にミスを最小限に留めるプレーをするのが先決

最高のプレーをする前にミスを最小限に留めるプレーをするのが先決ふと気づくと、もう8月が始まっていて、皆さんにも色々とご紹介したい『AMG GT4レンタルプラン』などの注目コンテンツもあるのですが、改めて、、、として、今日はちょっと『自分のパフォーマンスを発揮する』について。

スポーツに全て共通する部分として、競技(クルマで言うとタイムアタックとかレースなどリザルトが出るもの)の場合、『出来る』という意味にも3段階あってですね、、、

まずは基本的な操作やルールなども含めて”できる”、あと”わかる”が第一段階。

続いて、実践(競技の中で)で無駄とかミスとかをなるべく出さない様にするのがの第二段階と言えます。

ここまでが『自分の実力を上げるというよりはまずは自分のできる事を実践で発揮する』という部分。

スポーツの場合はまずはここまで出来ていれば『そこそこ』の結果になるハズ。

今回、長男(高校三年生)の男子ソフトボールのインターハイが北海道で開催され、現地に応援に来たんだけど、結果的には兵庫県代表の強豪校に10-1で5回コールド負けを喫しました。

もともと茨城県は男子ソフトボールが盛んな県ではないので、県代表と言えど全国大会レベルに行くとなかなか1回戦突破が出来ない事が続いてました。

長男は主将を務め1年生の時から正捕手をしてきたので、高校3年間の集大成として、例え苦戦が予想されようとも『少しでも長い時間、このメンバーで試合がしたい』という想いで初戦に臨んでいたと聞いています。

でもね、
試合の結果は10-1だけど、私が見ている限り、実力の差では4-1くらいなハズなんです。

相手は1本のツーランホームランによる2点、連打による1点、1アウト3塁で内野ゴロの併殺くずれでの1点、それら合計4点は『仕方ない失点』だと言えるけど、それ以外の6点はミスや無駄な出塁、進塁からくる『無駄な失点』の部類と見えました。

これ、4-1なら最終回(7回まで)戦えるのに、自分たちでミスミス5回までしか試合が出来ない状態にしてしまった試合とも言えます。

実力では9点差もつくはずないと言う事で、この6点分の余計な失点を試合という実践の環境下でどう食い止めるか?が勝負所なのです。

これが最初に書いた第一段階と第二段階の話。

戦術としても色々な理由はあれど、エースを最初から投入しない(投入出来ない)と、格上のチームに先制されて主導権を握られてしまう、そこから『これ以上取られたくないとつまらないミスが出て悪循環に陥る』という悪い流れに見えました。

逆に、強豪チームは精神的優位に常に立っているので勝ちゲームの流れをしっていて、今日もその流れだったはずだけど、仮に1回2回を抑えられたりすれば『あれ?』ってなって相手が浮き足立ったりミスをし始めたりするものです。

昨日、プロ野球の日本ハムファイターズの試合を札幌の本拠地『エスコンフィールド』で観戦したのですが、プロ野球選手の試合前のノックとかって凄いですよね、”第一段階”の話に戻りますが、送球一つとっても悪送球は皆無で相手の胸の位置や捕球後タッチがしやすい所に送球出来ている、、、基本操作(基本プレー)の精度の高さが半端ない!

プロの様にやれ!というのは酷だけど、毎日のようにキャッチボールをやっている中で、もしくは強い相手と戦う中での戦い方の基本として、自分たちがまずは精いっぱい食らいついて相手を動揺させる、そして強さで負けるなら仕方ない(打たれるなら仕方ないし、打てないのも仕方ない)けど、ピッチャーはキャッチャーが取れる範囲に常に投げ、ストライクを投げるしライナーが居る時は特にショーバン投球は極力避ける、バットになかなか当たらない、前に飛ばないとなっても相手のピッチャーに沢山投球させる、ファウルで粘る、出塁したら足でかく乱する等、打てなくても出塁すれば得点のチャンスがあるのがソフトボールだから、まずは『自分たちがミスをせず、基本に忠実な辛抱強いプレーに徹する』、それが大事。

今のスポーツってはなから『楽しんでプレー』するって良く言われるけど、私はそうではなくて、プレッシャーに負けそうになったりいつものプレーが出来るか不安になったりして、その苦悩の先に辿り着いたものが初めて自分への安心の呪文として「この苦悩から脱出、もしくは考え方の変換の助けとして」→「楽しむ」なんだと思うのです。

それは自分が『楽しんでプレーする』って気持ちがある時の状態だから、でもあるんだけど。

だから第一段階と第二段階をまずは出来る様にしてその精度がどんどん高く成ったら、それがやっと第三段階の『プレーの高度』なんですよね。

私の場合はこれはゴルフに置き換えると凄く分かるんだけど
スコアを上げる為のプレーの前にスコアを下げない為のプレーに徹する事
得点する事も大事だけど、まずは失点を最小限にとどめる、今回のケースで言ったらそれが最初。

スポーツって練習でどれだけやっても、実践でミスする事あるでしょ?
ミスするメカニズムとか心理をまずは体感して振り返るのが大切、やみくもに沢山練習したり、練習試合をしても、それを検証してより効果的な練習を実践し、それが次の実践に活かされているのかどうか?をまた検証するというプロセスを組まないと結果に繋がらない事が多い。

悔しいとかミスの後切り替えるとかってスポーツならではの素晴らしい経験のステージなんだけど、私もゴルフでミスショットするとイラっとするからな、、、(笑)

ミスは悔しい内容を経験して、それを普段の練習方法にブラッシュアップ出来る、もしくはそんな環境でプレーが出来るという事が実は大切なんですよね。

親として試合の応援にいくと、どうしても自分もアスリートの端くれなので”自分たちのプレーをする”って簡単なワードだけど実践するのは難しく、勝つか負けるか?は当然大切だけど、その前にまずは自分たちの本来の最低限やるべきプレーが出来ずに負けてしまった事を悔しがる子達を見ていて、自分も悔しくて悔しくて、、、という1日だった!というお話でした。

サーキットを走る方、競技に出る方、出ようとされている方にも同じスポーツなので参考になる事がきっと多いと思います。

インストラクターと比較して既にコンマ1-2秒の差のセクターをより詰めようとするより、プロの3秒落ちを目指すならコンマ5-6秒の際があるセクターから攻略するべきですからね。

ここは戦う上の戦略、マネージメントの部分でプロと言われる人は最高レベルが高いのは当然ながら最低レベルが高いというか?ミスが少ないというか?ミスした時のリカバリーが最小限というか?環境変化への順応アジャスト能力の部分や、このマネージメント能力が一番違うのだと思いますよ。
Posted at 2023/08/05 22:35:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月18日 イイね!

してやったり!と悔しさが混在するGWCA鈴鹿戦を振り返ります

してやったり!と悔しさが混在するGWCA鈴鹿戦を振り返りますGWCA 鈴鹿戦終えました。

まずはクルマが壊れずに終えられたことに安堵しています。
(このレースで鈴鹿で競争したら、先日のFSW戦を見ていて凄く不安だったので)

振り返りをしたいと思います。

他はほとんど木曜日からの走り出しの中、我々は金曜日からでした。

既に他のチームが非公式プラクティスをしている最中、車両がローダーに積まれてサーキット入りするなんて、余裕だな、、、(もしくは厳しいのかな?)と思われていたはず(笑)

金曜日の練習走行もプロアマクラスなら1時間×2本では不十分だけど、まだまだ経験不足の井上選手とは言えシルバーコンビならセットアップ確認と慣熟には十分、当然井上選手にとっては走れれば走れるほどいいのだろうけど、でも車自体はアンダーステアと格闘モード、決していいバランスではなかったです。

タイヤを練習走行で新品タイヤで走れれば本当のバランスが見えていいのだけれど、それが出来ない中(FSW戦の使用したタイヤで練習走行を走って、予選と決勝のみ指定された数の新品タイヤを購入)で、過去のデータに基づくセットアップ、中古タイヤでやってみたアンダー対策の効果を予選での新品タイヤに置き換えて想定する妄想力のみで金曜日を乗り越えました。

井上選手のマイレージ確保に重きを置いていたので、私は最初の確認と基準タイム出し計測2Lap(中古で4秒6)とアンダー対策でリア車高変えての計測1Lap、合計3Lapのみで翌日の予選に、予定では2回目のプラクティスも後半走る予定だったけど井上選手が最後バランスの悪いクルマで頑張りすぎてコースアウトしグラベルストップしてしまったので自分の出番はそこのみでした。

幸運だったのは
そのグラベルストップでマシンの損傷が無かった事、そしてフェラーリチャレンジ戦が同時開催で私も井上選手もコーチングをそれぞれ並行して担当していた為に時間的な面ではGT3とチャレンジコーチでタイトになって厳しかったけど(井上選手は当然GT3に集中したかったろうけど)、それによって同乗走行でコース走行が出来たり、鈴鹿のコース特性(世界屈指のタイヤに高負荷かつ高温である中でのピレリタイヤの性能変化特性)も体感出来たのはGT3での戦いにもプラスに出来た面もあると感じます。

幸運だったのは他にも準備段階から色々とあったけど、毎朝サーキット入り前に白子駅前の勝速日神社にお参りしていたのが効いたと思う(笑)

土曜日の予選を前に、客観的に金曜日の井上がドライブしてアンダー対策で実施したセットアップチェンジの中で効果があると思われるものは残し、そうでないものは元に戻し、、、そこに私の経験値でショックの減衰スピードもアレンジして、まずは澤が予選1に出走しました。

ジェントルマン中心の予選1(決勝1のスタートDr)は、混乱が起きやすく、不確定要素が多い時間帯なので、経験と強さを武器に澤が安全に乗り切る作戦をシルバークラスへの切り替えの際には当初から考えていました。

実際、フェラーリチャレンジもGWCAも練習走行から赤旗は多かったので、予選もきっと起きると、、、

だからなるべく前に並んで、なるべくアウトラップにクリアラップを取れるスペース作って、計測1Lap目に出来る範囲でアタックをしてしまうプランでした。

アウトラップで2台かわして、バランスチェックの為に急いでタイヤを温めて、でも130Rからシケインの間で少し前に1台見えたので、5秒分だけ前に間隔を作って、、、そこからアタック開始。
(あとから考えると、この5秒の間隔作りがPP獲得に繋がった)

T1は無難に、T2はまだ暖まり切れてないので少しオーバーが出て最小限のロスで修正、S字1発目も入口でオーバー出てねじ伏せた(笑)、そこから先はタイヤも9割以上は温まってくれてる雰囲気なので、車のバランスも良い感じでミスなく攻めきれた、スプーン1-2でこのLapにピットアウトしてきた車両がまだスロー走行をしていて、上手にパッシングのタイミング考えて相手もしっかり見てくれていてロスなく譲ってくれた、シケイン出口で他車に追いつきながらコントロールラインを通過したタイム(実際にタイムロスはしてない)で2秒4で暫定トップ。

タイヤ的にはこの次のLAPであとコンマ3-5秒は上乗せがあるハズだったけど、追いついてしまったので一旦ペースダウンしてクリアを探してもう1回行くか?と思っていたらそのLapに赤旗が提示されました。

予想していた事が起きたといえば起きたのだけれど、このタイミングの赤旗だと自分も再スタート後にはこのWEEKのタイヤとコースのマッチングから行くともう上乗せはないだろうし、ライバル勢もタイムアップ難しいのでは?と推測、それでも保険で赤旗後にもう1アタックしてみたものの、コース前半は2秒4と同等だけどコース後半でディスプレイ上のタイム予想が落ち始めたのので、アタックは諦めて予選は終了と判断。

結局、その1秒9を出したAudi(これもシルバークラス)が1台居て2位か?と思ったらその車両は4脱でタイム抹消になったようで、正式結果としては久々のポール獲得となりました。

計測1LAPでタイム出すって普段のドラサポから心がけている習慣だからこそ、ジェントルマンDr中心の予選で活きたと思うし、逆にプロ中心の予選であればアウトラップと計測1はタイヤをゆっくり温めて計測2以降でアタックした方が本来のタイヤの101%に近い性能を絞り出すにはいい方法だったかもしれないので、そこは状況に合わせて、、、なんだと思います。

決勝1はPPスタート、久々で緊張するか?と思いきや、意外と冷静に色々考えて確実に出来て、隣の5ZIGENさんのGT-Rは特性的に加速のピックアップが良いから1コーナーまでのよーいドンは上手くやらないとやられてしまう危険性があると思って対策をしてスタートしたからギリギリポジションキープ出来たし、決勝も満タンでもマシンバランスは良くて、すぐにSCが出て自分のペースがまだ見えない中、リスタートも上手く出来たし、またすぐSC出ても気持ちを切り替えて集中してリスタートできたし、2回目のSCは赤旗になって一旦全車ピットロードで待機となったけど気持ちは切れずに強いままで3度目のリスタートもうまく行って、その後Dr交代の時間までの4Lapも5-6秒台で走れたから上出来でした。

(あとでデータ見たら本来のスタート後にSC出ずに走れていたらスティントのベストは4秒台前半想定、レース後半燃料軽くなってからプロDrがドライブしてのベストのトップが2-3秒台だから悪くないと思われる)

Dr交代も練習は満足にできてなかったけど完璧、作業も完璧、ピットアウトのタイミングだけなんと6秒も早くコースインをしてしまって(これは完全にチーム側のストップウォッチの読み間違えの模様)、実質全体2位でコースに戻ったものの当然ながらピット時間違反でピットストップペナルティを食らってしまいました。

これで本来居るべき位置から50秒ほど後方でのレースとなってしまいましたが、井上選手は腐らずに自分のペースで走ってくれて、熱の為かパワーダウン症状にも苦しみながらも23位でゴールとなりました。

あのまま5ZIGENにはアンダーカットされたけど、勝ちを狙うレースではなかったので、それはそれで仕方なく、大切なのは2位でコース復帰してから世界の強豪メーカー系のプロDrの攻撃をどれだけ凌いでいいポジションでゴールできるか?を経験して欲しかったから、そういう意味であのペナルティは痛かった。

結果だけ見たら、平凡だけど順当に行けば、井上選手のスティントのコース上での戦い方次第の部分もあるけど全体8-12位くらいでゴールが出来たハズなので、当初シルバークラスで今回参戦するとなった際の目標であったシングル入賞は届いていたと思います。

それよりもPPを獲得してトップで返ってくるという「強いレース」を半分だけだけど魅せられたのは現地にお越しの支援者様も大喜び、そしてTVやYoutubeで観戦してくれていた皆さんにもパワーを送れたと思うし、皆さん『全盛期の澤が戻ってきた』と言っていたので(笑)、光った部分を見せられて良かったな~と思いました。

ジェントルマンDrの中であの走りは当然と思われるでしょうが当たり前のことを当たり前のように実行するのは結構難しいし、プロがプロである所以はその辺の正確さ、的確さ、読みの深さ、何か起きた時の対処力なんだと思います。

プロが速い人だけしか居れないなら私はとっくに居なくなっているので(笑)

井上選手はこの1-2年で速い車両も乗れる様になって、インストラクターとしてもレーサーとしても急成長中です、GT4やGT3に乗るという事は彼の経験値や実績からするとちょっと背伸びしている感はあるものの、だからこその成長でもあるし、そんな環境を与えられるだけの頑張りや役割を今はワンスマの中で果たしているからこその今回のチャンスだったと言えます。

鈴鹿でGT3を速く走らせるのはプロとジェントルマンのタイム差がつきやすい事から分かるように簡単な事ではない、井上選手はここからは空力マシンの走らせ方を蓄積していく必要があるでしょう。

今回シルバークラスで参戦するのが鈴鹿であったことも、色々な狙いを実現する為には目論見通りとも言えました。

SCランはあるだろうとは思っていたけど、あんなに何度もあるとは思わなかった(苦笑)、でも何度出ても何度でもリスタートでちぎってやるんだ!の強い気持ちで戦えたから個人的には満足のレース内容でした。

やはりレースはどんな形であれトップ争いが出来る環境の中でドライバーもチームも自信を付けて戦えるし、支援の輪も広がっていくものなんだと再認識しました。

自分自身もレーサーとして、今回の週末の中での走りは、ちょっと『腐りかけていた本能が蘇った感覚というか、ぜんぜん出来るじゃん!』って思えた。

ワンスマで普段スタッフやインストラクターをやっている我々がこうしてチャンネルを変えて、コンペティションの中で戦ってトップ争いをしているという形も良いPRにもなっていくのだと信じています。

我々のマシンはEvoキットが装着できず、きっとフロントのダウンフォースやメカニカルグリップ向上が見込めるEvoキットだと鈴鹿ならコンマ5秒/Lap以上は速いはず、、、それを予選や決勝のタイムに落とし込んで妄想してみると、、、AMGやPORSCHEの最新車両を使っているトップチームにはまだ届かないかもしれないけど、環境さえ許せば全体の前1/3くらいでシングル入賞争いが出来る戦いが出来るハズ。

そこには当然、プロアマで行くならプロもアマもそのカテゴリの中でトップである必要があるし、チームもエンジニアリング、メカニック、メーカーによるカスタマーサポートも強くなければならない、、、それが揃っているのが今のGWCAのTop10争いをしているチームだと言えます。

そんな環境の中で、井上選手は本当に頑張ってくれていきなりトップでバトンを渡したり、トラブルを抱えてやマシンバランスの悪い状態での走行を強いられたり、と苦しい思いをさせてしまった部分は申し訳ないと思います、でも私もGT3のレース15年やっていて色々あって今がありますから最初は当然といえば当然、そこから生き残っていけるか?がこれからの彼の勝負だと思います。

翌日のRace 2は井上選手の土曜日の予選2も赤旗連発で満足なアタックが出来ずに後方からのスタートとなる予定だったので、まずは世界基準のプロDrに揉まれて車を壊してこなければいいな~と不安な面もありましたが、スタートするどころか、土曜日のrace1の後のパワーダウン症状の原因を探る作業の中で発見されたエキゾースト系パーツの破損で、交換パーツがどうしても用意できずに出走自体を断念しなければならない状況になってしまったのは本当に残念でした。

我々のABSSA MOTORSPORT純粋なチームとしてのGT3でのレースは今季はこれで終了となりますが、今回の出来事の中で私も必ず来年以降『より体制を整えて強くなって戻ってくる!』と心に誓いましたし、今週末のGWCA茂木戦はチームUEMATSUさんとジョイントする事でABSSAのチームは残る事になりました。
(車両もメンテ体制もUEMATSUさんサイドのものを使います)

GWCAは一足先に抜けてしまいますが、茂木戦も来月の岡山戦も私は現場を知るドライバーの立場からJ-SPORTSさんの解説席に御呼ばれをしているので、皆さんに魅力をお伝えできる事になりましたし、まだまだ色々な意味で戦いは次のステージへと繋がっていきますので、どうかご期待ください。
Posted at 2023/07/18 15:53:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
みんカラセレクト

プロフィール

「ワンスマを通じてのジェントルマンDrとのレース活動【MEC120やっと勝てた!】 http://cvw.jp/b/145876/48545024/
何シテル?   07/16 08:00
レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

6月サーキット業務 本日のドラスー袖森で終了【ドラアカTV新映像 / 7月プログラム】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/06/28 15:30:31
41歳を迎えて・・・幸せを感じたり素敵な時間の総量について考える毎日。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/08/17 01:36:34
BENTLEY 岡山-FSW戦のPRビデオ公開~!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/08/05 10:19:02

愛車一覧

トヨタ iQ トヨタ iQ
2008年12月16日納車の カーオブザイヤー受賞カーです。 ミーハーで奥さん用で購入し ...
トヨタ レジアスエースバン トヨタ レジアスエースバン
2010年5月よりワンデイスマイルのカートや備品を積んでの PRカーとして導入しました。 ...
ロータス その他 ロータス その他
トヨタエンジンのスーパーチャージャー搭載 240馬力使用です。 超激辛使用ですが 普 ...
プジョー 206 (ハッチバック) プジョー 206 (ハッチバック)
ホットハッチの真髄です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation