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澤 圭太のブログ一覧

2023年04月11日 イイね!

してやったりのフェラチャレのコーチングと5月のワンスマプログラム

してやったりのフェラチャレのコーチングと5月のワンスマプログラムフェラーリチャレンジの開幕戦Rd.1-2、FSW戦が終わりました。

Facebookではお知らせした通り Design Growの片山選手、見事な走りで両レース共に予選も決勝もシェルクラス2位(表彰台獲得)という120点満点、サポートさせて頂く立場からは『だから言ったでしょ??してやったり!』の内容でした。

3年前にサーキット走行をMcLare 600LTで始めた時から、色々な形でサポートを始め、最初はスピンやクラッシュも多かったし、たくさん勉強代を払ってきたと思うけど(苦笑)、彼の環境にあった練習の仕方を構築し、クルマが変わってもコースが変わっても、コンディションが変わっても想定している走りとタイムが出るようになってきたのがこの半年くらい。

いよいよ競技のステージに、、、という事で今回を迎えましたが予選では自己ベストタイムを更新するし、クリアを取って少ない周回数で自分の走りをパフォームしたり、タイヤやブレーキのグリップやフィーリングも感じて対処したり、ローリングスタートや抜きつ抜かれつのレースならではの部分もそつなくこなし、安全かつ確実な初レースとは思えない上位クラス車両の見事なオーバーテイクも見せてくれて、、、感慨深い週末でした。

レースに帯同するコーチングは、、、という話を前回しましたが
所属する二コルチームはまだRacingの現場は経験不足の部分もあるので、速く走れる為のコーチは当然ベースにあるものの、自分がパフォームできる環境づくりのサポートの方がレースWeekは大切で、起きうること、注意するべき事などを事前に頭の整理をして貰って、走行中の携帯アプリを使った通信でのスポッター役、メカニックとの情報共有、ブレーキの焼入れのタイミングやランプラン設定、タイヤの空気圧設定、セットアップの決定など、もはやエンジニアやレースディレクター(監督)業にもなって、主催者側が用意したイタリア人のエンジニアやメカニック、そして二コルさん(メンテチーム)とも連携して、本人の食事のタイミングや休憩環境を整える部分まで含めて実施していました(苦笑)

経験者やプロDrなら自分で勝手に経験値で出来る事でも、Gentleman Drは出来ない事も多いし、ちょっとしたことでリズムが崩れたり、走りが乱れたり、集中が削がれたりするので、とにかく流れ作りが大切、それが整えば今回の様にちゃんと結果が出るという事や、ワンスマの考えるGentleman Drのサポートを満足して貰える事が再確認できました。

今年はBMW M2CSに参戦する方、ポルシェカップカーレースに参戦する方(PSCM)もレース参戦に向けてのドラサポや現場帯同コーチをさせて頂くので、コーチング面でも幸先の良いスタートだったと思います。

我々はメーカー側の立場ではないので公認でも公式でもない、でも非公式非公認だからこそのステータスじゃない部分で勝負できる強さがある、という事です。

コーチングと選手の関係で大切なのは
お客様であるという認識は最低限ラインとしてあるのは当然ですが、それ以上に指導者&アドバイザーと競技者の関係であるという事。

だから良い走りをした時は当然称えますが、危険な走り、目標に対して無意味だったり無駄な走りをした時は特にGentleman Drの皆さんは本業があって怪我無く車を壊さず、予算と時間を有効に使って楽しんで貰う事が一番大切なので『これはこうしたほうが良い、理由はこうです、これはダメです』って言える関係を作っておくことが大切。

片山選手以外にも同じチーム内でクラス表彰台を獲得した方、次回から参戦予定の方、今後参戦を予定されている方など、いまのワンスマの各種プログラムを活用したトレーニングを体感いただいている方々でもあるので、今後も期待です。

さて、4月後半~5月のワンスマプログラム新規募集スタートに合わせたメールニュースが配信されています。

▼4月16日(日) 25台限定FSWレーシングコース走行会 >>> こちら

日曜日でも少数限定で走りやすい!さらに10台だけで走る走行枠もご用意。
→ 残り枠わずかです。

▼4月30日(日) 第41回袖森フェスティバル袖-1GP 2023 Rd.2
恒例となりました、袖ヶ浦の走行会、今回はGW入口に開催です!

▼5月4日(木祝) ドライブスルー袖森走行会 >>> こちら
1周300円からの、走った分だけのご精算!予算とスタミナ!?に応じて走行量を!

▼5月18日(木) FSWレーシングコース走行会
ふたつのクラスで走行会を開催します。いずれも台数が少なく走りやすい!
同乗ドラサポもオプションで実施します。

25台限定で走りやすいFSWレーシングコース走行会 >>> こちら

McLaren Free Run in FSW
McLaren車両に限定した走行会 >>> こちら
(McLaren 以外の車両も応相談です)

▼5月21日(日) ワンスマカートレース2023 Rd.2 in CITY KART >>> こちら
5月末で閉業が発表されているシティカートで最後のワンスマカートです。
メモリアルな1日、ぜひみなさんのご参加をお待ちしております。

▼ワンスマ広場トレーニング
入門者から上級者まで全レベル対応、ワンスマの一番人気トレーニングプログラムです。
5月7日(日) >>> こちら

5月12日(金)走り込み系 >>> こちら

5月31日(水) >>> こちら

■□■□■□
 その他のレギュラーイベントも募集中です
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▼FSWと袖ヶ浦で開催する「ドラサポ」 4月の各日程で募集中です。
日程はワンスマホームページのトップページをご確認ください。

▼同乗ドラサポ
各地のサーキットで開催する、同乗ありのドライビングレッスン。
2023年内の、鈴鹿、SUGO、オートポリスでの開催分を募集中です。
年間のスケジュールは こちら からご確認ください。

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 定例プログラムのご案内
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▼1年を通じてドライビングテクニック向上のお手伝いをさせていただく
ワンスマ年間ドラサポ」募集中です。

▼今回のフェラーリチャレンジFSW戦でのコーチングでも大活躍した会員制のワンスマラウンジについて >>> こちら

▼コース攻略やテクニックの解説を500本以上収録している動画チャンネル『ドラアカTV』 月額1,080円(税込)〜で見放題です。

現在2023ver. FSW徹底攻略映像を配信中です。 >>> こちら
既にシケイン~13コーナーくらいまで話が来ました。

ドラアカTV会員様向けのメールの一部を以下に紹介!

↓ ↓ ↓

・13コーナー
施設改修により、ルーキーレーシングのガレージやホテル、そして舗装の変わり目といった、新たな目印が登場。

この変わり目がシケイン脱出時の目印であり、13コーナーにアプローチする入口で、ここで左側についておきます。そして、シケインから13コーナーにかけてロールした姿勢がキープされていることが重要。

また、上り坂なので86クラスならアクセルオフで充分ですし、完全OFFでもありません。切り遅れと止めすぎに注意です。

・GRコーナー
続くGRコーナーと最終コーナーは、走行ラインだけで見てみると実質ダブルヘアピン。

GRコーナー入口の左側の縁石がなくなるところまでは、コース左側にいるようにしましょう。進入時の減速はポストを目印にしますが、縁石手前で左側から離れてしまっていると、ポストを向いて減速することができなくなります。

+++++++++++++++++++++++++++++

花粉が収まって、いまは黄砂に悩まされてますが(笑)
サーキット走る良い季節は一旦、5月くらいまでですから、走行は計画的に!
Posted at 2023/04/11 11:57:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月05日 イイね!

公式戦のレース帯同コーチは結構大変なんです!!

公式戦のレース帯同コーチは結構大変なんです!!春になると色々なレースシーズンも開幕となります。

今年ワンスマはRACING度が高くなっていると感じています。

今までワンスマの各種プログラムを利用されていた方が公式戦のレースに参戦をする方が増えている、、、長くこういったことをやっていると自然な流れなのかもしれませんが、レーシングカーでレースをする公式戦は色々とそのノウハウが必要になってきます。

ドラサポの立場からもそうですが、レースは転戦がキーポイントになります。
レース = 競争ですから、相手と競う前にまずは”そのコースで”自分が一定以上のマシンを操るレベルを確保しなければなりません。

特定のサーキットで特定のシリーズに出ている分にはそのサーキットを走り込み、あとはレースで結果を出すマネージメントが出来ればいいのですが、転戦が絡むシリーズとなると、開催されるサーキットを習得しなければなりません。

いま関わらせて頂いている方はPSCJ(ポルシェカレラカップジャパンの弟分の立ち位置)、フェラーリチャレンジ(今年から立ち上がったJapan Cup)、BMW MINI CUP(M2CS車両)、ロードスター戦(NDで筑波中心の東日本シリーズ)ですから、ロド戦以外は転戦スタイルになります。

レースWEEKは既にやるべきコース習得が出来ていた先にやる事が一杯あるので、事前にどれだけそのサーキットの練習が出来るか?が鍵。

沢山練習できる人とそうでない人の差が大きくならない為に主催者がテスト規制ルール(開催サーキットで出場する車両で〇week前から走行禁止etc)を設ける位だから、その効果は大きい事を逆に物語ってますね。

帯同コーチとしては
こういった事前の練習走行にもついていくし、必要とあらば初サーキットはシミュレータートレーニングを事前にセッティングする事もある。
コースに慣れて、ある程度走れれば、あとはレースWEEKのランプランを計画したりも必要になる、、、

ブレーキローターやパッドのローテーション、使用できるタイヤのセット数、天候など包括的に加味して、メンテナンスサイドや参戦するオーナーさんの経験値が多ければある程度任せて、コーチはドライバーが気持ちよく自信を持って走れる様にプランを構築するだけでいいのですが、こういったエントリー系のレースになると、ドライバーとして公式戦に出る為に必要な準備や段取り、メンテサイドとも連携を取ってのランプラン構築なども付帯してタッチしていったりする必要も出てくるので、コーチとしてドライバーの走りの面を見るだけではない動きになってくる。

走りの面にしても、スポーツ走行でタイムを出すためだけのコーチではなく、予選やレースで起きる事を想定しての意識付け、走行の仕方なども考慮する必要あるし、単発のドラサポとは異なるスタンスでの帯同的包括的なコーチの感覚になっていくと言えます。

慣れているメンテガレージ、慣れているドライバーは本当に楽なんですが、その逆は『レースが何たるか?から始めないといけないのでもう大変!!』(苦笑)

そこは、自分も現役で自分のチームとしてGT3を走らせていて、レース車両をメンテナンスする事、レースWEEKに走らせる事に関しては人に任せている部分として眼が肥えてますからね(笑)

今年、関わらせて頂く方々が安全に楽しく、お金も掛かるスポーツですから、満足していただける活動になる様にサポートしていく所存です。
Posted at 2023/04/05 18:08:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月02日 イイね!

PORSCHE CUPカーにみるタイヤの違い

PORSCHE CUPカーにみるタイヤの違いPORSCHEカップカーは世界で一番ジェントルマンレーサーにとって難しいマシンだと思っています。

ABSが無かった997時代、991時代(前半)は更に難しかったですが、991後期や992が主流の今もなお、それは変わってない。

もう昔の話になりましたが、

2006年~2007年の997初登場のカップカーアジアシリーズ参戦(マカオGP含む)
2007年のスーパーカップ(2回スポット参戦)
2008年、2009年、2010年のアジアシリーズスポット参戦
2011年~2013年のアジアシリーズ参戦(アジアのプロクラスでの日本人初チャンピオンやマカオGPのPP獲得など含め)
などなど、

いまはポルシェ色薄くなりましたが、やっぱり澤とPORSCHEは切り離せないイメージだと思います。

一応、関連するもの張っておきます。

2013年マカオGP PP獲得ラップ車載映像

↓ ↓ ↓



2011年、PCCAチャンピオン獲得の際のAutosport Webさんの記事
>>> こちら

プロDrにとってもPOrSCHEカップカーは鍛えられるクルマなので、CUPカーのドラサポは自分のセンサーが研ぎ澄まされる感覚をいつも感じています。

いま、PORSCHEに限らず欧州系のタイヤメーカーは国内在庫不足でレースに参戦していても使用できるセット数が少なかったり、練習走行の際には他のメーカーのものを使わなければ走行マイレージを確保できない状況になっています。

特に日本のジェントルマンDrの練習量は他よりも多く出来る環境(それが日本のジェントルマンDrのレベルの底上げになっているのは間違いない)なので、タイヤ問題は由々しき状況と言えますね。

991CUPカーも御多分に漏れず、通常は世界共通指定のMICHELINタイヤでレースを戦うのですが今はFALKENタイヤで練習をする人が増えています。

でもこれは色々な副産物があると思っていて、タイヤに合わせた走らせ方、タイヤに合わせたセットアップ、タイヤグリップの変化を感じるセンサーなども同じ個体(マシン)で学べるという事。

タイヤは構造やコンパウンドなどメーカーによってもキャラクターが違うので、MICHELIN用のセットのままでFALKENを走らせるって難しく、大体、そのままFALKEN装着して走らせるとオーバーステア傾向が強くなります。

タイヤのサイズが若干違う事で前後のグリップバランスや車高バランスが変わっているのもあるでしょうし、MICHELINに対してFALKENは構造も柔らかめ、ゴムも柔らかめなので、日本の冬場のように10度以下になるような時はその暖まりの良さ(構造もゴムも柔らかいから当たり前ですが)を活かせるし、一方で連続走行によってタレが早かったり大きかったりするし、エンジンがリアにあるPORSCHEの場合はその傾向もリア寄りになるのでオーバー傾向が強くなる。

夏場の30度以上の中で高荷重高グリップの鈴鹿を走らせるとMICHELINとFALKENの差は顕著、前にFALKENの新品を夏場に同乗走行で下した時があったのですが、ピットアウトしてアウトラップで結構すぐグリップするけど計測1Lap目いいけど、2Lap目に入ったS字1発目では既にオーバーステアが出ていた(リアのグリップダウンが既に始まっていた)という、昔の予選Qタイヤみたいな事が起きていました。

これはMICHELINが良い、FALKENが悪いって事ではなく、タイヤの特性やタイヤの狙いが違うって事なので、タイヤの良い所を活用した走行マネージメント、マシン側のセットアップでバランスを取る等の対策をすると補正できる領域があります。

お互いタイヤに合わせたセットを施した状態で比較すると冬場は1秒以内、暖かくなるとそれ以上、2秒以上になる事もあるかもしれない、というのが経験上の想定タイム(MICHELINのほうが速い)

FSWでMICHELINタイヤだと991後期(2018年以降モデル)はプロが乗って41秒台に入るくらいですが、日本の冬の気温が低い時はMICHELINはタイヤ作動温域から少し外れる傾向があってジェントルマンDrは特にタイヤが温めきれないでタイムが出ないって事が発生する、でもFALKENは日本の冬は温まりの良さを活かして、セットアップさえFALKEN用にしておけばMICHELINの1秒以内くらいのタイム出る可能性がある

概ねセットアップはMICHELINからFALKENにする際はキャンバー起こし気味、スタビ(特にリア)柔らか目、車高はリア低め、、、これはタイヤに限らず車がオーバー傾向だったり、タイヤグリップ自体が低くなる場合の常套手段とも言えますし、逆にFALKENからMICHELINの場合はその逆でタイヤのグリップが増える =    車がアンダー傾向になるという事なのでアンダー対策のセットアップをしていくという事になります。

MICHELINとFALKENでは走らせ方はどう変わるのか?というのはまた改めての機会に、、、これはオーバー目のクルマの走らせ方や、その逆のアンダー目のクルマの走らせ方とも通じる話です。

先日FALKEN用にセットアップした991後期で中古タイヤで44秒9、そのままMICHELINを履かせるとアンダー傾向が強く頑張っても44秒6、でもアンダー対策をしたら43秒6が出て(セットアップで1秒変わる)、これなら新品MICHELINで41秒台が見える範囲になったよね、、、という話になり、だったらプロDrの2秒以内目指すなら43秒後半が目標設定、、、という話になってました。

FALKENなら気温18度以下が推奨で中古なら44秒台、新品なら42秒台ですね。
18度以上になってくると絶対タイムが落ちだし、連続走行でのオーバー傾向も早く強くなっていく。

今回はPORSCHE CUPカーでの話をしましたがロードカーでもタイヤのメーカーや銘柄、サイズを変えると必ずこういった事が起きます。

レーシングカーにスリックタイヤだと大きく、ロードカーにラジアルタイヤならその差は小さいでしょうが、Drのレベルが上がれば上がるほど、その違いの部分をいかに修正して良い所を引き出すか?が勝負ですので、タイヤを上手に使うというのはドライビング面でもセットアップ面でもサーキット走行の命題であるという事はぜひ覚えておいて欲しいですね!
Posted at 2023/04/02 11:14:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月30日 イイね!

台数の多いスポーツ走行の難易度【走り易さ重視のワンスマ走行会】

台数の多いスポーツ走行の難易度【走り易さ重視のワンスマ走行会】3月も月末を迎え、我が社(ABSSA)は1月末の第10期の決算が確定し、消費税の支払いがあったり、2月のFSW Rコース1日借り(プレミアムレッスンなど実施)があったりで出費が多く、ヒーヒーの月末を迎えております。(苦笑)

webでの振込作業も済んだのでこれで4月を迎えられる、、、

今週は”ドラサポ週間”で月曜日は茂木でロータス、火曜日はFerrari Challenge Evo × 2台でFSW、水曜日はアルトワークスで袖森、木曜日(本日)はFerrari 488でFSW、そして明日もFSWにて991GT3CUP、、、続きます。

今週FSWでは富士チャンピオン戦があります、だからレースに出場する予定の方々の事前練習も多く、スポーツ走行は朝から平日の割に混雑系。

最大60台設定のRコースですが、今日もNS枠もS枠も40台~50台の同時走行の様子です(特に午前中)、スポーツ走行はタイム別に2つに分かれているモノの、自己ベストを元に、、、の人とアベレージタイムを元に、、、って人と、中には『目標タイムを元に』って方も居るかもしれません(笑)

そして色々な車両、色々な目的(レース出場中の方の練習もあれば、初めてスポーツ走行ライセンス取得して走行という方も混じっている可能性あり)、そして当然色々なスキルの方も居るので『タイム』という縛りでグループ分けしていても、自分以外のクルマの動きを読んだり予想したりするのはもしかしたらレース以上に難しいと思います。

アマチュアドライバーの方はその経験値が薄ければ薄いほど、他の車両が多いと自分のペースを乱したりミスを誘発したりもする。

プロドライバーなら周りがより正確に俯瞰で見れているので、周りの車両の様子や間隔でより少ないロスで追い越したり、追い越されたり、、、『引っ掛かった』のレベルが高いので、タイムへの影響が少ない。

そしてクリアを探す技術や、スロー走行してからタイヤの温まりも確保して、タイヤもゴミを拾わずに、リズムを変えてもすぐにアタック走行に復帰できる。

特にVITAや86カップに参加する方はクルマの負担が少なく沢山走れる車両だし、S枠もNS枠も(ヤリスカップカーはS枠は無理だけど)走れるので、1日あるS枠とNS枠をとにかくフルフルの本数、フルフルの時間走る人が多い、コース上での出会いも多いから、抜く側も(きっと抜かれる側も)、走り辛い状況になり易い。

走り辛いとT枠という2分20秒を切ってはいけない走行枠にも、ちょっとルール違反して走行台数が少ないからと本来はS枠やNS枠を走らないといけない車両が紛れていたりもして、それはそれで本来のT枠の安全性を損なう状況にもある。

スポーツとして『コースを他車と共有する』って他のスポーツに比べて特殊なケースなのでより、クリアを作れる能力 + クリアでなくてもタイムロスしない能力が求められます。

沢山走るのが難しい競技だから、走れるとなるととにかく走りまくってしまう方も逆に多いのでしょうね。

でも経験した方ならわかると思いますが、、、
40~50台同時走行の走行30分を5本走るより
10~20台しかいない走行30分を1本走る方が絶対に得だし安全だし練習になる。

しかもタイムも出やすいから自信になるし、後から検証して問題の洗い出しもより精度が上がる。

何が言いたいか?と言うと、『日曜日なのに走りやすさ重視』の走行会がワンスマ主催で4/16(日)にFSW Rコースで開催されます。

Aプランは25台MAXで30分×2本
BプランはAプランに加え1本だけ10台だけで走れる30分が追加される3本コース

どちらも同乗ドラサポは定員となっていますが、走行枠はまだ少し枠がある模様です。

1時間コースを使うと幾らでそれを何台で共有するか?はちょっと調べて算数が出来ればコスパの高さは理解いただけると思います。

詳細は >>> こちら です。

ワンスマは基本概念として『走り易い環境をご用意してスキルアップに繫がる機会を』というコンセプトで走行会形式のプログラムも実施してますので、走ったLap数に応じた清算方式を取っている袖森ドライブスルー走行会(5/4)も同様、基本、なるべく「少ない台数/台数制限を設けた」内容が多いです。

同乗ドラサポが出来るモノに限って言えば
4/14(金) TC(筑波)1000での走行会 >>> こちら
5/5 オートポリス KCC走行会 >>> こちら
などもあります。

しっかりトレーニングを積みたい方は4/13(木)(残り僅か)と5/7(日)に広場トレーニングあり。

そして、まだ募集は始まってませんが
5/18(木)にはMcLaren Free Run(15台上限) / ワンスマ走行会(25台上限)あり

5/21(日)には遊びのカートレースに思いっきり振った「ワンスマカート」今回は5月いっぱいで営業が終わる足立区のCITYKARTにて開催となります。

5/31(水)にはワンスマ広場トレーニングもありますので、、、それらも日程確保をお願いしますね!
Posted at 2023/03/30 15:28:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月26日 イイね!

ドライバ―の走行中のマインドを紐解くと【例のアクシデントも考察】

ドライバ―の走行中のマインドを紐解くと【例のアクシデントも考察】いつもドライビングについて(特にハイスピードな状態でサーキットを走行するという事に関して)話しているのですが、どんなマインドなのか?という事を書きたいと思います。

例えば出張先のホテルに大浴場があったりサウナがあったりすると、、、自宅で半身浴したりいきつけのサウナに行くときと、サウナであれば内部の温度や湿度、水風呂だったら水の温度が沢山の経験値に基づいて1度2度違うだけで分かる訳です。

水風呂だったら脛(すね)の部分が冷たくて痛くなって20-30秒入ってられないと水温は15度以下だし、18度以上あるとずっと入ってられるから、丁度いいのは16-17度だっていう事。

先にサウナの内部や水風呂にある温度計を見て〇度だってわかってから入るとやらない感覚ですね。

実際のサーキット走行では逆に自分の経験値に基づいて、出来るだけ事前に情報を集めておいて少ない時間で正解に導けたり、ある程度正解ゾーンから始められる様にする事が車の負担や安全の為にも必要ですが、鍛錬の際には先に知らずに自分の指針や感性で判断するのがトレーニング。

体を洗う際にも、蛇口とシャワーの切り替え方法や蛇口からのお湯が40度前後から水に近い温度(30度以下)になるゾーンはどの辺か?スイートスポットが狭いか不感症か?で、水温調整をしてもあまり変わらないか?水圧とのバランスは取りやすいか?サウナはあるのに水風呂がない様な大浴場だとシャワーの水で体を整える必要があるので、一番水温を絞ってどの位の温度まで下げられるか?も確認します(逆はやけどするからしないけど 笑)。

蛇口のお湯が自動的に止まる機能が付いていれば、それが次止まりそうなタイミングを予想したりもします。

もっと言えば、体を洗ったり頭を洗ったりしていて目をつぶっている状態が多いでしょうから、見ずにしてお湯ONのスイッチを空間認識で予想して右手で探すという行為も発生するでしょう。

次止まるタイミングが10秒だなって勘づくと、今度は自分で10秒をカウントして本当にそうか?確認し、そうだとなれば次は10秒でピッタリ止まれば自分の1秒の感覚が合っている証拠だし、要はそうやって自分が『気づく、予想する、確認する、試してみる、難易度上げてみる、結果に基づいて調整してみる』という行為を繰り返している訳です。

この感覚は皆さんが日頃の生活の中でやっているひとつひとつの行為にも繫がるので、その感覚を意識しているかどうか?だけです。

感覚が研ぎ澄まされるのはリスクが伴ったり(遅刻をしてしまいそう、急いでいるetc)、何か上手く行ったら自分にメリットがある時(これが出来たら〇〇出来るという餌がぶらさがっているか?)です。



そういうマインドで常に車を走らせて高度に空間認識や挙動コントロールしていたとしても、瞬間的に不運や思惑の違いが交錯すると先日のS耐の開幕戦での大きなクラッシュによって赤旗になるような事案が起こってしまう時があります。

SNSでは
見てないとか、ワザとだとか、殺人行為だとか、FFでFRを後ろから押したらああなるに決まっている、、、みたいな匿名の投稿も多く反響があったり、当事者からのコメントや関係者からの声も合わさり、混迷してましたが、私から言わせてみれば匿名の声を真に受けてたら大変だし(こちとら実名で仕事してんじゃ!って想いもあります)、ワザとだ、、、なんてレベルのコメントしている人は自分の体験に基づいたマインドじゃないか、祭り上げる事を生業としている様な本当のファンじゃない人たちでしようからスルーで良いと思う。

まず言えるのは、、、
あれは極めて動き方が難しい瞬間だったという事と、結果的に色々と当事者の方々は損害はあって、その後大変だったと察しますが、たけど人生を狂わしてしまう様な事が当事者の中で起きなかったのは不幸中の幸いでした。

Y選手は次のシケインに向けてブロック気味のライン(まだ完全に前に出てないので当然の次の動きで右に寄せる、という意味ではなく右一杯から左一杯へ移らないといけないレコードラインの場所でやや左めの中央を真っすぐ走るだけで相手に対して相対的にブロックラインとなる) + GT3車両を左から抜かせたいという動き = 同じライン(効率的な動機)だから、その意図での走行をしたと思われる。

O選手も見てないどころか、逆に周りが良く見えていて、当然Y選手が半車身前に居るのは分かっていて、でも後方からGT3も来ていて瞬時に次のシケインに対してIN側となるコース右側から来る動きを見せたので、それに反応してやや右めの中央からY選手がその瞬間に居るやや左めの中央へ、このあとシケインに対してY選手は相対的ブロックラインとなる真っすぐ目なラインで来るかもしれないけど、そうはいってもY選手も若干さらにコース左側(ほぼ左端方向)に移動してくれるだろうといくつかある予想ケースの中の1つとして(くらいのイメージで)予想し、少しY選手がいるレーン(やや左めの中央)に移っていきながら引き続きサイドbyサイド状態をイメージしていたと思う。

度合いとしては多分Y選手の方がO選手を見ている度合い高く、O選手はほぼ抜かれてしまった以上、度合いとしてGT3を見ている度合いの方が高かった、ほぼ同スピードのY選手とO選手がこの瞬間に一番気を付けないといけないのは、相手同士の車両感覚はさることながら、スピード差も車格も大きく違うGT3車両がシケイン前で自分たちを抜いていく際のスペースをより大きめに開ける事でバトル中の自分たちの安全性をお互いにより確保しようとする事。

そして次に(その中の範囲で)シケインでの優先権や優位性をより自分側に確保する為のスペースコントロール。

コース幅的に目一杯車を並べてもシケイン前は4台が横並びでいくと全車がミラータッチ状態の上に左端の車両の左タイヤと右端の車両の右タイヤはコースの白線の上、もしくは芝生やコース外の縁石やアスファルトに脱輪してもおかしくない、、、そのくらいのスペースしかない所をスピード差があってそれぞれに全開走行をしている3台が少しでも余裕を残して安全性をより確保しつつクラス内のバトルとクラス違いの追い越しを実現する、、、やはり極めて難しい状況だったことが予想されます。

もっと大きな枠で言えば、デミオはタイヤがきつくペースが悪い(FFだからきっとアンダーが凄くて130Rでああいう抜かれ方するっていうのは相当だったと推測)けど、あと40-50分位は燃料持たせてコース上に留まれれば、そのまま2位ではチェッカーを受ける可能性が高いようだったし、逆にロードスターはいつものST5の戦いぶりや最新のピットのタイミングを考えると今はペースが違うけど前に行かれても、デミオよりトータルでは1回多いビットでスプラッシュ(給油のみ)の可能性も考えられていたと思うので、抜かれる際に無抵抗はレースをしているモノとして避けたいけど、ペースの違いはお互い分かっていたので無駄なバトルも避けたい(Y選手はもう1回スプラッシュの可能性があったなら”先を急ぎたい”という気持ち、O選手は”まだGT3が絡むような今回の瞬間のようなケースでは相手が前に出ていてもGT3との関係で相手が早めにブレーキを踏んだりする事もあるかも?”という気持ち)お互いにまだ分からない、O選手はここでバトルしなくても、この先まだ相手のピット有無次第でもう1度前に出るチャンスが、、、という気持ちがあの瞬間はあったと思う。

ワザと当てて相手がああなるように、、、なんて毛頭もないだろうし、レース後のペナルティは起きた事象と両者がこうむった結果を対比してO選手側に非が大きいという判断からのペナルティだろうから、その判断やペナルティの重さは既にレース後に暫定が出て正式結果となって誰からも異議申し立てが出てない時点で第三者がとやかく言う事ではないと。

見てないなんて事もありえなく、あの場に居た数台は全て前方、両サイド、後方を360度カメラ並みの精度で見ていたから、残念ながら1台のみ大きな損害を受けたけど、それ以外はあれで済んだと思う。

ただ、”見てる”っていうと一般の人は”注視”するイメージだけど、こういう時の見てるは『気配を感じる』程度の視野の中でなんとなく何かが動いている様なものの見方を多方向に一度にしているのが正解なので、そういう意味では”見てない = 注視はしてない”(その瞬間、横のY選手の車両の動きだけを注視なんかしてられない、他にも見ないといけないモノが多数あったから)、そんな状況だったと思う。

沢山のタイヤバリアで囲まれていて、万が一の際にも安全性が年々高くなっているサーキットの中にも、稀に今回の事故の様に隙間的にガードレールむき出しの部分がまだあって、そこにコントロール不能状態で当たると不運にも今回の様にチームにとってはクルマの損失が大きいし、ドライバーにとっては命の危機も考えられる事案が起きてしまう、今回もY選手が意識が無くなって燃料タンクから漏れたりタンク自体が破裂するような事になったら、ドライバーが自力で脱出できない中での火災にも繫がる可能性があったと思いました。

ワザとかどうか?で言ったら、レースでも車を運転する一般道でも全部ワザと言ってしまえばワザとですからね。(故意に相手にリスクがあるように、という意味ではなく)

ワザと当たらない様に、ワザと自分に有利なように、ワザと相手が走り辛いライン取りで、ワザとギリギリで、、、など、これがレースなので。

今回だって、断定はできないけど『Y選手はワザと自車の左側に1台あけたままで進んだのとO選手はワザと自車の右側のスペースをより多く取って自車とY選手がより安全にGT3車両に抜いて貰えるように、というラインで進んだ結果、ギリギリの所で両車の思惑と走行ラインが交錯し接触、相手をスピンさせてしまうような形になってしまった』となれば周りの人の見解も変わった可能性がありますよね。

冒頭の風呂やサウナの話に戻りますが、そういうマインドで常日頃から多かれ少なかれ生きている人たちが多いコース上で順位やタイムを争ってレースをしているから、免許持っているかどうかわからない、免許持っていてもそのレベルで運転しているかどうかわからない人には、もしかしたら理解や想像が及ばないのも当然といえば当然、だからああいう心無いコメントになるのだとは思います。

Y選手も対外的にどういっているか?はわからないけど、後から映像みても自分の中では『スピンさせられた』とは思ってないと思います。

事後に出た当事者や関係者のコメント等に関しては、私がとやかく言う立場ではなく今日の題材とは関係ないので触れませんが、流石だな!口を出す余地ないな!と思わせるコメントも、ちょっと違和感あるな~と思わせるコメントもあっても良くて、それを支えている人や関係者、ファンの皆さんが見て各自で感じて別に『私はこうする、こう思う』と言わずとも、その判断に基づいて今後に繋げていけばいいだけの事だと思います。

こういう事って残念ながらたまに起きる
昨年で言ったらS GT FSW戦の時もそうだし → その時の見解は こちら

今年もレースではないけどありましたね → その時の見解は こちら

最後に
Driving Academy Tvの最新映像の紹介

▼FSW2023徹底攻略 >>> こちら

・ヘアピン
ヘアピンは、その先の300Rのスピードを稼ぐためにアウト側を目一杯使って立ち上がる必要があります。

オフィシャルポストの延長線上にあるホワイトラインがアウト側の目印ですが、そこを目がけて浅く入れたら遅すぎる証拠。4脱するかしないかぐらいの勢いでアウト側を広く長く使いながら立ち上がりましょう。

・300R
300Rが一番難しいのは、ラップタイムが1分50秒ぐらいの車両。

1周2分ほどの車なら全開で行けますし、実は1分40秒ぐらいで走れるような車でも、ダウンフォースのおかげでアクセルを緩める必要がありません(速くて怖いですが)。

難しい車両で大切になることは、他のコーナー同様、コーナーとコーナーを接着する、間の部分の走らせ方です。

それを意識せずに、キツくなってからアクセルを抜いてしまうと…あとは神様にお祈りするしかありません。

・ダンロップシケイン
ダンロップシケインはコース左端からアプローチするわけですが、ローパワー車で左側に余裕があるのに、ブレーキング時にわざわざ左端に寄せるのはタイムロス。

コースのやや内側から、車両はまっすぐブレーキングしているのですが、コースに対してはやや斜め…というブレーキングが正解で、ハンドルを切り始めるときに左端にいればいいんです。

とはいえ、シケインで重要なのは2つ目を速く走ること。1つ目の立ち上がりでコース中央を切り替えして、86クラスなら2つ目を全開で行くことが目標です。

アクセルオフしないといけないときは、そのオフを向きを変えるための動きとして使って、ロスを最小限にしましょう。

そして、出口ではコース右側の緑色ゾーンに確実にタイヤを乗せるぐらいの勢いで立ち上がります。

次回の映像更新は4/8(土)を予定。どうぞお楽しみに!
Posted at 2023/03/26 11:02:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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