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澤 圭太のブログ一覧

2024年12月31日 イイね!

2024年大晦日に想いを書いてみました

2024年大晦日に想いを書いてみました2024年もあと数時間となりました。

今年もお陰様でワンスマは沢山の笑顔に出会う事が出来ました、そしてネーミングどおり(1日笑顔を創る)事も出来ました。

メールニュースは数日前に年末の御挨拶をさせてもらいましたが以下に改めて。



いつもワンスマをご愛顧いただきありがとうございます。
2009年から『ワンデイスマイル』としてドライビングレッスンを企画運営する団体を設立し2013年からは法人(株式会社ABSSA)として、いつしか名称も皆さんが好意を持って略称で呼んでくれていた『ワンスマ』となり、今年で16年目となりました。

代名詞ともいえる広場トレーニングは今までで延べ6,000人以上、袖森フェスティバルは11月の開催で45回目、袖-1GPやドラアカTV、年に1度のプレミアムレッスン、恒常的に行うドラサポ、FSWワンスマラウンジ運営など、沢山のアマチュア/ジェントルマンドライバーさんと出会う中でワンスマも常に変化を恐れずに進化し続けてきました。

その時その時のニーズに応えられるものを提供し、年間に70以上の一般募集プログラムを開催し、延べ1,200人以上のご参加をいただきました。

私も主任インストラクターの井上も年間で300台以上のオーナーの車両をDriveしてきました。

2025年、ABSSA MOTORSPORTとしての活動も前向きに調整中、我々もまたレースします!って状態ですし、車が好き、サーキットが好き、レースが好きという方々のゼロからイチへと進化する為の各種プログラム、そしてイチからその先に続く、自分に合ったサーキットとの付き合い方に合わせたサポートが出来る体制を引き続き構築していきたい所存です。

引き続きよろしくお願い申し上げます、良いお年をお迎えください。



最近良く考える事があるんです。

『私は厳しい人なのだろうか?』という事、、、昔ほどじゃないけど参加者に対して厳しいという事を言われる時が今だにあるんですよね。

確かにダメなものはダメと言う時あるし、お客さんだから神様だとは思ってない節あるし、上手くなりたい速くなりたい人に対して、お客さんではなく参加者として厳格に対峙するというスタンスは昔から基本は変わってないです。
(まあでも年を重ねて丸くはなりましたけどね 苦笑)

でも一方ではユーモアセンスは常に持っていたいし、プロを目指す訳じゃないから学校の部活の部長や監督のような厳しさは今はないハズなんです。

でもじゃあなんで今だにそう言われるんだろう?って考えるとやはり我々がやっているのは『安全』に関わるスポーツだからです。

自分の体、生命、そして一緒に走る人のクルマ(財産)や安全にも関わるから、知らない人、知ろうとしない人、いい加減な人、出来ないものを出来ないままにしている人に対しては厳しい部分を持ち合わせてないと、とは思います。

何かあると”ワンスマで初めて、教わった”という風にみられるでしょうし、何かやってしまったら立場的に一緒に謝りに行かないといけない、監督責任のある立場の時もあります。
(今年も一度大先輩ドライバーの元に一緒に謝りに行ったりしました)

ルールやマナーも含めて、知らなうちや出来ない内は厳しくないと事の重要さを分かって貰えないでしょう、でもある程度知って出来る様になれば技術に対しての目指す方向によっての出来栄えがサーキットごとはタイムでしっかり出るし、競技をやればしっかり結果として出るので、出来ない事を望むような事はそもそもしないし、普段できるてる事をレースで発揮する事自体も簡単でない事は自分が競技をやってきたからこそ重々理解している。

私が厳しいと思う人はそういう人でしょうし(まだまだ始めたばかりで足りない部分がある)、逆に厳しいなんて思ってない人(出来る様になってきた人かもう出来ている人)もそういう人なんでしょうね。。。

今年、お客様でゴルフのコーチをしている方が居て一緒にラウンドをさせてもらった事があるんですが、一緒にその方のスクールに通う生徒さんもラウンドしました、私への教え方とその方への教え方おスタンスが明らかに違ったのは、彼はスクールに通うちゃん教えないといけない人で、私の場合は教えて貰いたいと思っているとは言え状況が違うから、、、ですよね。

サーキットへ行くとその方の立場が私であり、スクールの生徒さんにも色々な方向や立場、関係性の方が居るので、厳しい事が必要な時に言えない人はまだ関係性が薄い、いわゆる”お客様扱い”なんだと思います。

私だって『いいですね~ センスありますね~ 流石ですね~』って言っているだけでいいなら悪役にならないし、楽!(笑)

経験者であってもチームで走って貰うとか、ワンスマでゼロからスタートしてもらうには、どちらも一定の責任が生じるので、どうしてもそうならざるを得ないんです。

ワンスマは囲い込みの為の箱を作ってきて”ヨイショ”をする所な訳じゃなくて、走る楽しみを共有できる仲間、ワンスマの存在がありがたいと思ってくれる方々が集う場所にする為の箱を作ってきたと思います。

だからプロよりどの位劣っているか?の指針では本来ダメで速さや結果を競う事になる競技は仕方ないけど、”運転のうまさ”はタイムや点数で表すというより”検定”のようなシステムが必要だよな~って前から思っていて、なかなか形に出来なかったのが袖-1GPのジェントルマンスコアシステムを構築する事である程度形に出来たのでは?とも思います。

箱って言うと誤解されるかもしれないけど物理的なBOXではなく精神的なサークルのイメージ、他のプロドライバーと違うアプローチをしてきたけど、私はホストの様な事は出来ないので、自分の真価で勝負なんですよね。

だから目上の方々に可愛がられないタイプ(笑)、実力と役に立てるかどうか?でしか勝負してない(つもり)、だからたぶん鼻につく奴に見えたり、うまくやりやがってって思われやすい存在なんだと思う(苦笑)

10憶を1名2名見つけるのではなく100万で1年遊びたい!って人を100名200名集める、っていうのがワンスマのビジネスモデルの主軸、だからこそのリスクや手間もあるけど、いいお客様しか居れない環境が出来ているので自然淘汰されている気がしていて、だからこその我々が享受できるチャンスもあるとも思っている。

取りこぼし的なものもきっと多いのかもしれないけど、業界には”お零れ”というか、『うちでは手に負えないツワモノ』がポロポロと流れ、ゼロからではないベースが出来ている方々が『褒められて育ててもらった方が成長する』ってお互い誤解の上で成立する関係からスタートできる環境も一定数あると思われます。
(自分に責任が生じる様になるとそういう訳にもいかないってこの先に分かるでしょう)

その環境を維持する為に私は1年で230日近くサーキットに足を運び、360台のオーナー車両に乗る、その内80日はほぼマンツーマンの様な形で150台近くの車両でドラサポをやっている、見た目の箱も必要と国際サーキットのパドックに居場所を構えて100日近くFSWワンスマラウンジが開いていて、サーキットをより安全に走れる様に40回の広場トレ、500名近くが1年で広場を受講して、袖森フェスなどで300名がサーキットを楽しみ、FSWを走りたい人はMcLaren Free Runなどで年間100名以上、ドライブスルーやワンスマカートなども入れると延べで1年1200人くらいがワンスマを活用してくれている、それが継続できているのは常に新しい手法、もっと良いやり方、今のやり方にあった改善を模索し続けているからだと思います。

メーカー系やB to Bイベントもあるので、実際はもっと色々な方にお会いしていると思いますが、実際に自分で走る人の為のイベントやそれを知って貰うキッカケになっているB to Bイベント、どちらも本当に大切。

沢山の方々が通過するワンスマだからこそ、それら業界の需要や雇用を作っていると思うし、自分が本当にレースだけやっていきたいければ自分だけでやっていけばもっと稼げる形態になっていただろうし、こうして仕組み化しているのはレース当然したいけど、それでお金持ちになりたい!って訳じゃなくて、自分の経験を活用して求められた人たちのお役に立ちたい!って意識の方が強いからなんだろうな~と自己観察している最近です。

特に45歳を超えてきた4度目の年男だった今年は”人の幸せを願う生活にシフト”しないと、と思う事が増えてきた、今まで自分中心でやってきたからね、、、(でないとここまでやって来れなかった)

そんなワンスマの中でゼロからスタートして公式戦デビューの方のYoutube映像も是非見て頂きたいです。

こちら こちら

この方に限らず、1年前を振り返るとまさか自分がレースやるとは?って人結構多い(笑) その位、サーキットってハートが奪われ心突き動かされる場所なんだと思うし、私たちはその象徴としてやっぱりレースで戦う姿を見せ続けないといけないとも思う1年でした。

今年は断腸の思いでレース活動は控え気味でしたが、だからこその来年の活動が楽しみです、1月25日の新年活動報告PARTYにて発表するべく準備を粛々と進めております。

2024年の名場面はFacebookの方に公開しました >>> こちら

長くやっている、信頼を得ている、色々なジェントルマンを見て来た、腹くくっている、、、これがワンスマの強みである事は間違いない!って事で、2025年も是非御贔屓に、よろしくお願いいたします!
Posted at 2024/12/31 15:05:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年12月16日 イイね!

1年で広場トレ40回開催、オーナー車両360台、ドラサポ80日以上で145台実施!!

1年で広場トレ40回開催、オーナー車両360台、ドラサポ80日以上で145台実施!!年内最後の(自分が担当する)広場トレーニングが昨日無事終了。

今年もワンスマ一般向け(一般反復や同乗&走り込み広場、プレミアム)、企業向け(研修系)、ショップやディーラー主導の運営(試乗会やトレーニング)、プライベート向け広場、夏から秋にかけてはFSWさんと共同企画で『夏キャンペーン/スポーツ走行広場』という初の試みもあったけど、実に40回の施設利用がありました。

レーシングコースも走行会系が4回(プレミアムレッスンの為に1日貸切も1回、それ以外がMcLaren Free Run & ワンスマ走行会)あるし、そもそもワンスマラウンジの賃料などもあるので、FSWさんへの売上貢献はきっと2000万近く!(笑)

袖ヶ浦さんもコース貸切が年間に10回以上ありますからね、、、(こちらは料金非公開!)

それはそうと、この1年で実施したドラサポを振り返っても見ました。

通常の個別に日程調整をして進めるドラサポもあれば、他社さんのも含めて走行会の中で実施する同乗ドラサポ、レースに帯同して一緒に参戦するのもありだし、帯同コーチとしてドラサポなど、何らかの形でRコースでオーナーさんの車両に乗ってドラサポを実施した内容です。

井上インストラクターや山田インストラクターを中心に私以外の信頼するインストラクターに任せている案件もあるので、実際にワンスマで実施しているドラサポはそれ以上なんですが、、、

1年で80日間~90日間ありました(レースWeek帯同もあるので単日でカウント出来てないものも10Week / GWCAやFerrari Challenge、86レースなどかあって日数に幅あり)、広場トレーニングなど含めて私は年間で360台近くのオーナー車両をDriveしましたが、そのうちRコースでのドラサポは145台でした。

気になるのは車種ですよね?(複数回のも多々あるので車種のみで)

コペン、GRヤリス、BMW M2、991Cup、992Cup、AMG GT4Evo、ZN6の86、ZN8の86、GT4RS、ロータスExisi、720S、991GT3、Z34、Abarth695、996GT3、CIVIC TYPE-R、NDロド、992GT3、35GT-R、WRX、RX-8、981ボクスター、VITA、vGranz、Ferrari Challenge Evo、AstonMartin ヴァリキリ―(ロードカーver / サーキット専用Ver)、ケイマンGTS、メガーヌRS、BMW M3、スバルSti、BMWクーパーMINI、BRZ、ランエボ、BMW M4、Lamborghini ウラカンGT3、GR Supra GT4、Maserati MC20、Lamborghini Super Trofeo Cup、Lotus Erise、S2000、AMG C63、765LT、750S、ケータハム、993カレラ、A45S、McLaren 720S GT3、Golf 2 GTI、アルファロメオ ジュリア、、、

実に50車種!

そして自慢はスピンやコースオフなども一切ないこと、、、コースはみ出しやブレーキ止まり切れなくてオーバーラン位はあったかもしれないけど(苦笑) 、、、

ある程度マージン取って走っているから当たり前だけど、色々なコースを色々な環境下で色々な車両で走らせて、せいぜい計測1Lapから行ったとしても事情があって3Lap位が多いので、これはプロドライバー&プロインストラクターとして、自慢していい数字のはずです。

でも、何かの拍子でそういう事は常に起きる、車両のメンテ状態も走らせてみて何か不具合感じて走行取りやめる、、、なども過去にはあったので(今年はドラサポ参加される方々の日頃の車両メンテの賜物で無かったけど)、レース以上に実はリスクが伴う業務ともいえるのがドラサポです。

数日前にアップした鈴鹿の謎のショートコースに行こうとする車両が居たりとか罠も多いので(苦笑)

信頼と技術で”ドラサポ職人”としてのドラサポは皆さんに是非その効果をこれからも体感いただき、必要とされる方々のお役に立っていければと思っています。
Posted at 2024/12/16 11:27:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年12月14日 イイね!

今年最大のビックリシーン遭遇!(お前どこ行くんだよ走法の対処法)

今年最大のビックリシーン遭遇!(お前どこ行くんだよ走法の対処法)本日CCMC鈴鹿でのドラサポを終え、今年の年内ドラサポは18日のトレド246さん走行会の3名と19日のFCR戦86出場の方の直前ドラサポのみになりました。

これから集計しますが、今年もきっと広場トレーニングなど含めて一時期よりはだいぶ減った(井上インストラクターなどに任せる事が増えたので)とは言え、300台以上のオーナーさんの車両に乗り、100台近くの方々のRコースでのドラサポを実施しているハズです。

今日の鈴鹿は今年の中では一番ヒヤッとするシーンがありました。
Facebookのほうに決定的瞬間は公開していますので是非ご覧頂ければと思います。

これでもし接触でもしていたら後方に居る私の方に非が多いと判断されてしまうのがサーキットのルールとマナーの前提、だからこの方を非難する事もできない状況です、ただコースはちゃんとしって後方はちゃんと見て走ってくれると嬉しいけど、、、

慣熟走行(ストレート2回通過)もしていたハズだからコース間違えるって事はなかなか無いと思うけど、慣熟走行していてもフリー走行になったら分からなくなっちゃう事もあるかもしれない、、、

後ろを見ているか見てないか?は分からなかったので確証が持てない場合は見てない前提で追い越しをしないといけないのが後方にいる車両の責任でありリスク、、、130R前後の追いつき方や、ブレーキを踏むタイミングなど見ても走り慣れてない人であろう事は予想が出来たので、ある程度『何が起きても大丈夫な心づもりでシケイン入口で右側に入って抜くのが第一想定』でした。

スポーツ走行や走行会は特に、、、色々な想定をしながらマージン持って走っているのですが、今日のこのシーンはそれを越えて来た(笑)

久々に運転中に声が出ましたが(苦笑)、声が出る瞬間が自分の方がブレーキを踏んだ直後だから、その辺から既に『なんか変な動きしている』って気づいている証拠!

なんでこっち寄ってくるの?え?シケインで右側に寄せて譲ろうとしてるの?噓でしょ?え?ショートカットコースに入ろうとしてたの?っていうのがブレーキを踏んでから左へ回避するまでに僅か数秒の間で駆け巡った感じ、、、

でもショートカットコースの方って曲がって直ぐに数本のパイロンが通行できないように立っているので、曲がろうとしてからきっと『あ、ここじゃない!』って本人も気づいた様でサイドミラー見ていたら曲がるの止めてシケインに入ろうとしていた、、、

そもそも目線も近いからか?パイロンの存在に気付くのも遅かった模様

もし寄ってくるクルマに対して更に右から抜こうとしてたら結果的にはショートカットルートに入ろうとしていたので接触していた可能性が高く、一瞬で第二想定に切替えて左に進路を変えたのが命拾いした要因でした。

この映像の直前、130R手前のストレートで2台追越しているので、その車両が後方の近くを走っていたら、私のブレーキング中の進路変更を余儀なくされた動きで彼らにも迷惑をかける可能性があったけど、抜いた後に距離が作れていたのはラッキーでした。

もしこれで接触してしまうと、コース上の過失割合ってそもそもないんだけど、マナー的にはこちらに非があると判断されやすいケースです、その位速いクルマに乗っている人、速い人や上手い人はコース上で他の人を追越すケースが増えていくのでOWNリスクで、仮にコース知らないで走っている人だろうが、後ろを見てないで走っている人だろうが驚かせない様に、危ないシーンに巻き込まない様に、、、でもなるべくタイムロスは少ない様に、、、走らないといけないって事です。

最初にも書いたように相手を非難する訳じゃなく、沢山のケースを想定しておく事、それでも更に想定を上回る動きをする人が居ても対応できる心の準備や問答集(経験)を用意しておく事、、、年末年始は普段走らない人が走るのも多いのでタイヤは冷えているし、最近FSWでも1コーナー真っすぐ行く人とか出口イン巻で赤旗やドクターヘリ要請ケースが増えているので”慣れてない&知らない”で走行している様子のクルマが居たら近くを走らないのが安全です、シーズオフになると来年に向けて走行を開始するようなレース車両(FSWで言うとVITA、vGranz、GT系車両など)は、私も本当に細心の注意で近くを走る様にしています。

是非、皆さんのコース上の安心安全の為に慣れてない人側も慣れている人側もお互い高めて寄っていける様にしていきたいですね!
Posted at 2024/12/14 17:36:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年11月24日 イイね!

McLaren 750S 今度はオートポリスで吊るしのP-ZEROコルサで58秒台

McLaren 750S 今度はオートポリスで吊るしのP-ZEROコルサで58秒台今年最後(たぶん)おオートポリスでの同乗ドラサポから帰って来てます。

今回はAMG A45Sの方とMcLaren 750Sの方の2名でしたが、750Sの方は同乗ではなく単独での走行を依頼されたのでちょっとしたタイムアタックになりました。

1分58秒台というとFSWに換算すると1分47-8秒台だと思うのでちょっと物足りないと思われがちですが、色々と考慮するとなかなかの良いタイムだと思います。

APとFSWの関係は袖森とTC2000に近いイメージで10~11秒の差です。

映像をご覧いただきましょう!
Facebookにて貼り付けてありますので是非!

>>> こちら

要因1 → 純正装着のP-ZEROコルサタイヤである事

これがP-ZERO トロフェオだとあと1-2秒、JAPAN製の高性能スポーツラジアルタイヤでもそれくらい、USAのフージアなどならあと2-3秒は速いハズです。

今年の5月に720Sでタイムアタックを実施した時は56秒9でしたが、その時はフロントがA052、リアがCup2Rというトリッキーで上手くタイヤを温めるタイミングを合わせこめれば、、、という難易度MAXな環境下でもタイム、もし新品でしかももっと気温が低い時なら55秒台~56秒台前半だったかも?というのはありました。
(これもFSWに換算したら44-45秒台と言えるでしょう)

要因2 雨が降り出した事とタイヤがフレッシュではなかった事

先日、750SでFSWでの44秒台は同乗走行、しかもタイヤもフージアと言えど新品からは少し走り込んだタイヤ、、、というビハインドはありながらのタイムなので、そう考えるとFSWでの750S + フージア = APでの720S + 高性能ラジアルとも言えて、今回の750S純正の58秒台は雨が少し振り出している事と狙っていた計測1Lap目に向けてちょっとしたトラブルがあって一旦ピットインして余計に1Lap走ってしまった分のタイヤの疲労も考えると57秒台は確実、つまりFSWなら46-47秒台なのでP-ZEROトロフェオを履いた720Sと同等と言える、、、

FSWでの750SのPure McLarenの話題の時にも書いた通りMcLarenはタイヤの依存度高いのでタイヤのグリップレベル、前後バランスなど非常に影響します。

トロフェオとコルサのグリップの差分くらい、720Sと750Sの差がある、コース特性によっては765LTに迫るか上回るか?の性能なんだと思います。

要因3 アタックラップの修正点や750Sのダウンフォース特性

車載映像はそういった経緯や解説は今後のDriving Academy TVのネタにするので割愛として(笑)、アタックラップだけみても1コーナーや3コーナーは雨の影響もあってちょっと止まり切れてない感じ、ジェットコースター後の登りの右も少しタイヤグリップが落ちだしてアンダー傾向、ブリッジ下はその手前の登り右右が750S特有のフロント寄りのダウンフォースのお陰で720Sよりも踏んで上がっていける分で到達速度が想定より速くて若干行き過ぎて進入オーバー出してしまってるし、最終も少し狙いよりは進入孕んでしまった、、、それらでコンマ数秒はロスしている。

46秒台で走った720S + 高性能ラジアルのデータと今回のデータを比較すると750Sの特性メリットも分かるし、ちょっとしたトラブル → 電子制御設定間違いだったんだけど、それでLap 3-4秒ロスしている事も分かったので電子制御の正しい設定やそれによっての安全な範囲での目標タイム設定などの話もDriving Academy TVの中で解説をしたいと思います。

ESC(電子制御)はMcLarenの場合、舵角に対しての制御が強いのでステアがゼロにならない区間でアクセル全開率が高い鈴鹿やAPはONとDYN(ダイナミック)の差が3秒以上は確実にあります。

だからプロが乗ってDYNのタイムから+3秒 + 安全マージンで5-6秒くらいを足した位がジェントルマンの方々が目指す目標タイム、それを切れる様になったらDYNで走れる様にする為のトレーニングをしていく、決していきなりRコースでDYNにしない、、、というのが鉄則だったりします。
Posted at 2024/11/24 18:16:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年11月10日 イイね!

高性能車両は高性能を維持する為にやはりコストと手間がかかる

高性能車両は高性能を維持する為にやはりコストと手間がかかる先日のMcLaren Track Dayの中でPure McLarenという本国仕込みのMcLaren 公式レッスンプログラムが開催されました。

今回は来年の本格開催に向けての試験的開催としてワンスマが運営を担当、普段の同乗ドラサポの運用を元にMcLaren公式として進められるようにアレンジをして、、、当日を迎えました。

開催が決定したのが1か月前、既にTrack Day自体の準備は3か月前くらいから運営会社主導で進められていて、そこに乗せ込む形でも開催となった為にタイスケや追加募集による各リテーラーさんからの参加者募集など、ギリギリまで不透明な部分や流動的な事も多く、8名の参加者を見ると普段からMclarenでサーキット走行をされていてどんな感じで走る方か?ある程度予想が付く方も居るし、関東圏ではない方々も年に1度のお祭りに合わせてFSWに集結するので、そもそもFSWの走行経験に乏しい方も想定し、個々の参加者のレベルに合わせてインストラクターを割り振るという観点も付け加えての進行となりました。

タイスケ的にも他にもともとエントリーしていた走行クラスとの並行になる方やPure McLarenに参加できるなら専用走行枠があって、走り易い環境だからそれだけに集中した方が効果的と後から走行クラス変更をされた方なども居たので、ここのレベル、その日の走行予定なども含めてのプロファイリングの為の当日の朝まで情報収集が一番の肝、そして広いFSWの会場内で参加者(車)を見つけ、機材をインストールし、後から付け加えたからこそおきるタイスケのオーバーラップの部分にも配慮した進行に努めました。

結果としてレベルが既に高い参加者の中でも更にタイムアップを果たした方、今まで何となく目標設定が無く走っていた方にも新たな走るモチベーションが生まれた方、自分のホームコースに戻っても活かせる考え方や走り方のコツ、今の自分の癖や問題点が明確になった方などいらしたみたいで、非常に有意義なプログラムだったと思います。

私もワンスマでやってきたノウハウがこうして活かされているのは非常に光栄ですし、Pure McLaren日本初上陸初開催の瞬間に中に居れた事は意義深いと感じました。

さて、
私はこのPure McLarenの中で765LTの方と750Sの方を担当したのですが、750Sは実はFSWでしっかりタイムを狙って走るのは同乗同行と言えど初でして、本人もビックリの1分44秒台が出たのでした。

一方765LTは1分46秒台と順当な所、、、

今日の話題はこうした高性能の車両のタイヤやブレーキの大切さの話です。

765LTの方は昨年から使い続けている純正装着のピレリ/トロフェオで当日も朝ご自身で別走行枠で走行し自己ベストに迫る1分49秒台を出されてました。

タイヤの経年変化や残っている山を考えると同乗走行で46秒は上出来でしょう、恐らく新品タイヤで単独で走れば765LTは今の季節ならFSWは45秒は間違いなく出るハズ。

一方、750Sは予想では「765LTとFSWなら同等だろうからやっぱり45秒?同乗ならうまく纏めても46秒台だろうな~」と予想していたのに44秒台だったのでビックリ!

これはポルシェGT3とGT3RSの関係とも近くて、ダウンフォースが強いRSのほうが速い所とダウンフォース = ドラッグでもあるのでFSWの場合は長いストレートや加速区間の多さがプラマイゼロにしてしまう時がある、これが鈴鹿ならRSのほうが1秒位速くなるんだけどFSWだとラップタイムにすると同等になってしまう、あと大きいのがタイヤサイズで、タイヤサイズが大きいとしっかり潰してあげないと前後バランスが設計上の状態にならなくて変えってアンバランスに感じたり、タイヤが良い時から経年変化したり距離が進んでくると個々のドライビングによっても生じる前後タイヤの減りのバランスが崩れてこれまた乗り味の変化が大きくなる、、、

これが今回の765LTと750Sにも起きている印象でした。

実は750Sのほうは純正装着タイヤではなくUS製のこうしたハイパフォーマンス系車両にいま人気のSタイヤに凄く近いラジアルタイヤを装着していたからのタイムというのもあるかと思います。

タイヤに関して言えば、、、このUS製のタイヤはそれはそれで空気圧管理が少し繊細だったり初期グリップの上がり方が純正装着のタイヤとは違うなどの気を付けないといけないポイントもあるのですが純正装着タイヤは一般道でも走る事を当然ながら考慮する必要があるので、こうした700馬力以上のクルマでサーキットを上手に走れる様になってしまった方からすると暖まりは良いし、グリップのピークもラジアルタイヤとは思えない位いいけど、パワーやダウンフォースに対してタイヤの構造が撒けてしまってタイヤの減りが早かったり、ブレーキング時や高速コーナーで撚れる感じが出たりするのが不満になってくるはず、それからいい状態を維持しようとすると1set〇十万もするタイヤを頻繁に交換する必要も出てくるのでブレーキ周りも含めてコスト面も心配、、、となる。

こうなっていくと、皆さんがそうなっていくように、、、自然とレース専用車のほうが安心安全でコスパが高いって方向になっていくものなんですけどね(笑)

でも、そこはラジアルタイヤの限界なので純正タイヤに求めてはいけない部分で、一般道を少し犠牲にするなら今回の某US製タイヤみたいな選択もありです。

750Sは720Sに比べての一般道の乗り味がマイルドでいいし、サーキット走行でもダウンフォースのバランスが前寄りになって高速コーナーは765LTと互角、で中低速はクルマのオリジナルの回答性の良さを発揮できるので765LTのタイヤなどのコンディションが良い状態ではない時と比べるとこうした逆転現象が起きる可能性のあるポテンシャルだというのが分かりました。

US製タイヤは構造がまずしっかりしているのでブレーキングや高速コーナーの安心感があるし、グリップ自体も実は純正タイヤのピークとあまり変わらないんだけど、構造とのバランスが750Sや765LTのようなハイパワー&ハイダウンフォースの車両との相性がいいので、タイヤグリップ低下による前後バランス変化量が少なく、まずタイヤが偏減りしづらい上に距離が行ったタイヤでも同じ操縦性が比較的保てるというのがジェントルマン向きとも言えます。

Ferrari Challengeの車両もそうですが、やはり扱いやすさを重視してその分タイヤの美味しい所が狭くなると100km走行したらもう新品の3秒落ちになってしまうみたいな現象になってタイヤを一杯買って走らないとレースに向けて練習にならない、、、みたいな事が起きる。

今回のPure McLaren参加者の中にも購入した時から山が減ってないからタイヤを交換してない、とかリアパッドが残量センサーまであと2mmっていう方も居て、電子制御で守られて走行する方ほどリアパッドの減りの進行が早くなるし、タイヤの山だけでなく新品で下ろしてから時間、前回走行してからの期間がタイヤの性能を大きく左右する事を意外とまだ知られてないというのも浮き彫りになりました。

ハイパワーのクルマにプアーなタイヤは宝の持ち腐れだけで済むならまだいいのですが、暖まりも操縦性も悪く走っていて気持ちよくないし、危ないし、良い事ないです(苦笑)

私は5枚刃のT型シェーバーで毎日髭を剃るのですが、このタイプは替刃も高い!
でもある日2-3日無精ひげを伸ばしてしまった時にスムーサーの減った刃で剃ると痛くて剃れないって事があります、旬を過ぎた時に性能が一気に落ちるっていう高性能車両には高性能タイヤをって事と一緒だし、交換する時も良いものをいい状態で保つにはコストが掛かるって事とも一緒です。

せっかく高性能の車両なのにひげ剃ったり痛かったり血だらけになってしまうようなコンディションのパーツを付けておくのは、、、というお話でした。
Posted at 2024/11/11 12:09:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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「シム→リアル リアル→シム 両方を考察で来た2日間 http://cvw.jp/b/145876/48474786/
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レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
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