• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

澤 圭太のブログ一覧

2024年03月04日 イイね!

バーチャルとリアルの境目はどこにあるか?

バーチャルとリアルの境目はどこにあるか?昨日、HC GARRELYさんが運営されているHC SHARINGと連動したオートサロン出展の際の企画『DRiVe X 頂上決戦』と題してのシミュレーターでのタイムアタックイベントの上位入賞者に与えられた特典の広場トレーニングを開催しました。

ここで明らかになった今まで私も興味があった『simとリアルの境目』について考えてみました。

シムでのタイムアタックはZN6型の86に比較的高いグリップのタイヤを履いた設定でFSWのタイムアタックを行い、上位をオートサロン会場に呼んで決戦当日の朝に発表される指定コースで予選の時と同じ仕様の車両とタイヤで今度はタイムアタックではなくレースをして勝ち上がっていく、、、というものでした。

今回はHC SHARINGが普段貸出しをしているZN6型の86を用意し午前と午後の半日でそれぞれ13~15名が参加。

普段のワンスマ広場トレーニングで言う所の午後の反復複合コースをベースにプログラムは開催れました。

基本的な事はきっと出来ているであろうという事前提でドラポジとか見本走行とか串刺しブレーキとかはすっ飛ばして、いきなりインストラクターの同乗走行で正解を見せて直ぐに自分で走行という、少し乱暴なスタートを敢えてしてみたのも興味深い結果に繫がったのかも?と思いましたが、皆さん本当に最初からレベルの高い走行をされていて流石というか、やっぱりシムの効果って高いのかな~と思わせる内容でした。

比較的、実際に既に色々なレースにリアルで出場していたり、サーキット走行などをされている方が多めの午前組とシムのみの参加者やサーキット走行経験があったとしても少ない方が多い印象の午後組ではありましたが、半日走行を重ねられた結果の各最後の方の走行を見ている限りはどちらの組も走行クオリティはほぼ同じレベルの印象でした。

観ていて感じた事はいくつかあるのですが、、、

同乗後の自分でコースをトレースしてペースを上げて、試行錯誤をしながら調整をしていくスピードが早い、外から見ていて気付いた点をアドバイスするとすぐに反応して走りが変わっていく速度も早い、基本操作やスピードコントロール、空間認識(走行ラインやパイロン際との間隔の詰め方)なども、普段のワンスマの広場トレーニングに参加される方よりも平均的にレベルが高い方が多い!

一方で、、、
減速時に舵角を入れ過ぎて縦と横を同時に使い過ぎてABS作動過多になっていたり、それが遠因なのですがINに寄っていく様なラインをトレースしたり、それが原因で低速の複合セクターのほうで走行ラインが後手後手になってきつくなっていたり、タイヤのグリップレベルが低い車両を1台用意していたのですが、それに乗り換えると途端に挙動を乱したり、電子制御を切っての走行を各セッションの後半はしていたのでスピンまではいかなくても特にアクセルONで決してパワーがあるとは言えない86でも車が暴れたり、グリップを失った時のスキール音を発して走行をしているシーンを見かけたり、、、などもありました。

色々なタイプがあるでしょうが、、、

シムに特化をしてしまっている方は特に
モニターからの少ない情報を元に上手く走れる方なので、車の挙動を乱した時の反応は早い方が多く、そこに実車での経験値があると修正も上手な方が多いようです。

しかしシムでタイムアタックなどをする場合ってセットアップをある程度弄れたり、タイヤのグリップ設定も高めの事が多いから、実車では「そんな速い速度の強い減速挙動の時にそんな強いステア入力で一気に向きを変えたりしたらリアが飛んでいくよ!」っていう事が起きなかったり、「そんな高い速度でそんな手前からそんなに強くアクセル踏んだらハンドル戻せないだけでなくリアが暴れるよ!もしくは電子制御が働いて前に進まないよ!」っていう加速を出口でしても、リアのスタビリティが凄く高くて何も起きなかったりするんだろうな、、、と推測。

例えていうなら
フロントが凄いグリップがあってグイグイ加速しながらでも曲がる
でもリアもダウンフォースも強力で車高もまるで地中にタイヤがある位スタビリティが高くて(もしそんな前後バランスなら絶対にフロントが入らない 笑)、、、

そんな物理学上なかなか実現できない前後、前後のバランスは無視して、別々に最高のグリップを発揮しているような車じゃないと、、、でもそれはシムのソフト上で係数をうまく出せれば作れてしまうというのが凄い所なんだけど、そういうクルマになっていく。

電子制御を切ってタイヤのグリップが低い車両で走れる人はシムの中で速いだけでなく、シムではなかなか感じ取り辛いリアの動きやタイヤの限界を超えた時の挙動、ABSやトラコンの作動によるロスなどを予想したり感じたりして走行出来ている方が多いようです。

リアルでの走行がベースにあってシムを走るドライバーと、シムに特化したドライバー、シムの経験が少なくリアルでは上手く走れるのにシムはなかなかうまく行かない方もたまにお見かけするので、そういった違いが何となくですがよく分かる1日のトレーニングでした。

今回のタイムアタックイベントもZN6型の86でFSWを2分切らないとオートサロン会場での決戦に出場できないというレベルだったらしく、じゃあ実際にそんな86あるかって言うとパワーチューニングをしていれば話は別ですが、パワー以外の部分だけで2分切るのは条件が揃った時のスリックタイヤを履いた公式戦仕様の86、例えばS耐のST4クラスの86などじゃないと難しい、、、パワーに対してグリップが高すぎてその領域に情報量の少ないシムの世界で特化した走りが出来ないと上位に行けないという状況が起きていたのだろうと推測しています。

そこに残った頂上決戦は実は車両は一緒でもコースが事前に練習できない状況だったり、よーいドンのレーススタイルだったりするので、短い時間で順応する、相手がいる中で前でゴールするなどシムの中での特化した速さ以外の要素、特に実際にリアルで起きる、少ない走行量である程度仕上げないといけない順応性の高さや相手との競争の難しさなども加味され、実際のレース経験やサーキット経験がある方のほうが決戦に勝ち残れるシムのベースでの速さがあれば決戦の中では少し有利だったのかな~それが結果にも出ているんだろうな、とも考えました。

これらを総括すると、シムよりリアルの方がやはり練習量が確保しづらく、何かあった時のリスクもあるし、横G縦G、重さや慣性、コース中でのグリップの高い所と低い所、タイヤの温まりやタレなど色々なおのが刻一刻と変化するのでフロントは入り辛く(上手に入れないと入ってくれない)、リアは出やすく(何かあるとすぐにリアは滑る)、前も後ろもそ~っと動かさないと行けなくなるという事、
つまりその感覚がリアルにあるかどうか?が重要

シムの中でモニターしかなくて、筐体も動くと言ってもGは掛からないし、リアの動きは掴み辛い、タイヤだって実際にはZN6型の86で2分10秒位か、少しハイグリップのタイヤにしたとしても2分5秒まではいかない位のタイヤで、電子制御をVSCスポーツでなくOFFの状態で走っているような状況、もしやってしまったら保険は使えなくて自分で全額負担だし、車だけでなく施設破損も負担しないと行けなくて、コースは他の車両が居ると自分の走りが出来ないからとサーキットを占有貸切走行をしている状態という事です。

リアル走行の方はシムを活用してもっと上手くなる方法は沢山あるでしょうし、でもやり方を間違えない様にしないとリアルに活きないだけでなくリアルでリスクを高めてしまう事だってあり得る

シムからリアルへ行く人はシムで速いと非常に高いレベルからリアル走行ができる可能性はあるけど、リアルはリアルの難しさがあるというのを肝に銘じる必要がある

その辺を互いに理解して、互いに活用しながら引っ張り合うようなトレーニングやそれが出来る環境があると、どちらも今まで以上に盛り上がると思うんですよね。

私の場合は実際にもし例えばレンタル車両として用意しているAMG GT4であれば条件が揃った時に1分47~48秒なのでシムの中では頑張って走っても50秒切る位しか出ない位にしておくし、フロントも入り辛いし、リアも出やすい位にしておいて、神経使って30分連続で走ろうものならシムなのに汗びっしょりになる位の仕様にしておきたいと思っています。

それで頑張ってまずは2分切る様に、出来たら55秒切る様に、そこまで来たらデータ解析などもしながら細かく詰めて行ってまずはシムで52秒位が出る様になったら実際にリアルで走ってみましょう、シムで52秒ならリアルで55秒をまず切る事を目標に、そこからの出来栄えでリアルとシムを交互に上手く活用しながら、レベルに応じてシムの難易度を上下させて、リアルとバーチャルの境目をうまく消していく、、、リアルで52秒を切ってきたら、シムの中のクルマも頑張ったら47-48秒で走れるクルマに変更して、ちゃんとその分52秒から伸びシロがあるかどうか?でまた次の次元のトレーニングに向けての効果判定をしていく、、、というのがリアルに則したバーチャルの活用方法かな?と思います。

アトラクションとしてバーチャルのタイムアタックでタイムが出るシムとかタイムが出るシムの中のクルマというのは全然あり出し、シムの中でも走り方がまずは出来てないとタイムも出ない、、、私はリアル軸の立場なのでシムの活用法として『シムでタイムが出た』という人ほど見ていてリアルでは怖いな~という時があるのは事実です。

逆転現象が起きてしまうくらいですからシムの世界の方が上級者との差が出辛いというのを前提にしておいたほうが賢明、やはり上級者のほうがリアルに則したバーチャルの世界で走っているか、両方の特性を体と頭で理解しているので割り切って切り替えが出来ているとも言えます。

試しに昨日は午前と午後でそれぞれ『路面で1か所だけ滑り易い所ありますがどこでしょうか?』という意地悪質問をしてみたのですが、正解のコーナーを言い当てた人は全体の30-40%くらいの人で、リアルでの走行経験が多い人の正解率が高い印象でした。

リアルとシムって簡単に言うと、やり方を学べて速さを追及できるのがシム、感じ方を学べて帳尻やバランス、落としドコロを学べるのがリアルなので、その両方をうまく適材適所で取り入れて自分のものに出来る人がきっと『練習上手』というモータースポーツに実は一番大切な部分が理解できて実戦できている人なんだと思います。

ここからリアルのレースに出るチャンスを掴む人がきっとこの1年多く出てくると思うのでそれも楽しみだな~と思っています。
Posted at 2024/03/04 16:03:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月27日 イイね!

澤圭太に纏わる『長く継続できている物』

澤圭太に纏わる『長く継続できている物』澤圭太に纏わるもので【長く続いている物】って結構あるんですが、今日はその辺のお話をしたいと思います。

昨日、ロドスタの専門ショップとして君臨するJOYFASTさんの広場トレーニングを開催しました。

もうワンスマが協力させて頂いてスタートしてから34回目の開催、2013年に代表の伊左治さんと筑波1000のイベントで出会ってから11年になるんですね、、、(苦笑)、そこから広場の大切さを説いて、ロドでサーキット走るならこれをやらないと、、、って所まで一緒に成長してこれました。

ワンスマは広場トレーニングのパイオニアだと思っていて、先頭を切る以上、常に新しいものを受け入れて良いものを提供できる状態でなくてはいけない。

今回の広場トレも最近のブームにしているFSWのT13、GRスープラ、最終の雰囲気が出るコース設定を実施しました。

特にJOYFASTさんの広場は『走り込み重視』の内容に振っているので12台参加で1日の走行量は70km前後!

普段のワンスマ広場はせいぜい40-45kmくらいなので35%増量です。

沢山走るのが良いトレーニングっていうのも言い切れないのですが、ある程度走れる様になるまでは徹底的な反復が必要なのも事実、走行量確保と走行の質と基本操作を知って出来るようになるための知識を習得、考えながら調整しながら、そして自分で正解に持って行けるように、、、そういうのを包括的にバランスよく、Rコースでの走行に生きるトレーニングを、、、と考えていたら今のワンスマの広場トレーニングのスタイルになったんですよね。

昨日、実は私皆さんのタイムを計っていたんですが、サーキット走行経験者系のグループだと仕上がっているロドで走ると複合コースで27秒後半から29秒台くらいがラップタイムでインストラクターが同乗しても1秒以上の差がある人って少ないんです。

一方の未経験者系のグループは今回敢えて基本的なショートオーバルからスタートせずに後回しにして複合コースから始める事であとのショートオーバルの大切さがわかる様に、、、と言う意図だったので、スタートは少し厳しかったかもしれないですね。

最初は30秒を切るのが大変、皆さん31秒とか32秒とか、、、36秒位からスタートしている人もいたけど、インストラクターが同乗走行をしてお手本走行を車内で体感すると31秒だった人が同乗で27秒を見せると、直ぐに28秒台で走れる様になったり、、、

何でも『導入から序盤の刺激』って大切でそこである程度のベースが出来てしまうと言っても過言ではないと思います。

そこからのお手本との1秒から2秒の差の領域が大変な部分で、そこを1日かけて反復したり、頭の体操をしたりして試行錯誤して貰う、、、

ロドスタに限らず、86やPORSCHEで言ったらカレラ系やボクスターケイマン系はパワーがあり過ぎないのでこういったトレーニングで思いっきり行けるというのが良い所だし、そこにロータスやAlfa 4Cなどコントロールが難しい車両での醍醐味があったり、マクラーレンやPORSCH GT3系などのパワーを抑え込む難しさがあったり、、、と広場トレーニングを見ていると本当に色々なものが見えてきますね。

34回やったJOYFASTさんの広場って事は、ワンスマ全体で今まで15年近くで毎年40回前後、平均値で10名として6000名前後がこのトレーニングを受講しているので全体の7%くらいがロドで、ロドでのサーキットデビューのお役に立てたんだと思うと嬉しく思います。

サーキットデビューをしたい人、既にしていて痛い目に合ったり、レースに出る為にレース車両でのトレーニングとして活用されたり、箱替えをしたのでまずは、、、って方も多い、うまく行かずに駆け込み寺的なトレーニングになって居たり、そもそもサーキットは走らないけど運転が上手になりたいって人だって結構います。

ワンスマは広場トレーニングを通じてこの業界に貢献できている部分は大きいと思っていますし、その役割を今後も果たしていきたいと思っています。

『長く続くもの』というと、自分のレース活動もそうですし、ワンスマ事務局高野ともタッグを組んでもう15年、ジャパンカート誌のコラムなんてもう1997年夏からだから何年だかわからない(笑)

2008年のPORSCHE SUPER CUPへの挑戦から始まった『FORZA!! KEITA』という個人サポートシステムももう今年で17年目。

これら以上に長いのは高校生の時から付き合って結婚した奥様;三奈子さんくらいしかいないと思う(笑)

当然ながら沢山の人にこの活動を通じて出会っているので、サーキットのイロハのゼロから1への誘導やキッカケを作っている以上、全ての人と長くは付き合えてない。

最初の駆け込み寺であるワンスマ(ゼロイチ担当)、そこから経験と知識と仲間を増やして他に旅立っていく人もいます。

こういう趣味性の高いものはやはり相性とかキャラとか得手不得手とかありますから、来る者は拒まず去る者は追わず、、、でやってます。

ワンスマの活動もレースの活動も理解してくれる人、支えてくれる人、支持してくれる人、支援してくれる人、、、つまり『支(ささえ)』があってこそ、だから25年もレースをしてこれて、15年もドライビングレッスンを恒常化する団体を継続できたんだと思います。

大切だと思う人との関係は本当に長く継続できているのが自分のキャラなんだと思います。

いい意味でも悪い意味でも深入りし過ぎず、距離感のコントロールをして、でもここぞって時には刺激がしあえる関係であるって簡単なようで難しいですからね。

みんな、本当にありがとう。

敵やアンチもきっと多いと思いますが、それは認められている、影響力が備わってきているバロメーター、人がうらやむことを出来ている、知らないで言っているって事だから内野の守備範囲じゃないな、、、とプラスに考えられているので、もっと外からヤジでも何でも言ってほしい(笑)

ここからは告知なんですが、、、

澤圭太の個人支援から始まり、井上選手も一緒に応援して欲しいのFORZA!! Smiklerになって、今年からは名前は一緒だけど、我々のレース活動に限らず、レース運営活動も含めて新しい形になっても応援お願いします!というFORZA!! Smiler 2024の募集を今しています。

個人口と企業口でいまTOTAL 30の個人と企業に支えられ約60口の規模と概ねここ数年の例年の規模になりつつあります。

元々、個人支援としてその見返りは多くビジネス的に望まないというスタンスでの支援の集合体でしたが、今年は色々と体制変更をして、支援者の皆さんへの還元のスタンスも色々と変化を求められている時期だとも考えていて、色々と考えている最中です。

元々のスタンスに沿って、メリットがあるなら支援するという人を集めたいのではなく、支援してくれている人に何かメリットを享受してもらわないと、、、という図式なのでここではまだ何もアイディアは書きませんが妄想中(笑)

興味があるから資料が欲しい!みたいな方は是非連絡を頂きたいです。

パーソナルスポンサーとしてなのか?FORZA!! Smiler としてなのか?面談をさせていただいてベターな路線をご提案したいと思います。

パーソナルスポンサーの皆さんも今年は新規様に含めて10社以上、協力業者様なども10社以上なので、色々な形態でロゴを掲示したり紹介したりするものが20社以上あるというのは責任も感じつつワンスマをハブステーションにして、澤圭太とキーパーソンにして何か次へと繋いでいってもらえるキッカケづくりのプレーヤーとして誇らしい状況だと思います。

さあもう2024年、1/6が経過しようとしています、3月です、春です、、、、皆さんもですが、俺も頑張らないと、、、です。
Posted at 2024/02/27 09:29:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月20日 イイね!

大きな山々を越えてFORZA!! Smiler 2024について考える日々

大きな山々を越えてFORZA!! Smiler 2024について考える日々2024年になってから大きな山が続いているという話を前回しましたが、やっと山脈が先日の袖森フェスティバル&袖-1GPで一旦下山となりました。

マクラーレンは新型車750Sというこれからの5年10年のMcLarenの屋台骨を支える期待のエースの存在、そんな車両を本国から来た車両開発担当者からの直接の情報共有を経て日本の正規リテーラーの皆さんにセールストレーニングとして還元、そして新型車の試乗会として既納客やあと一押しのHotの方々にクルマの性能の一端を体感いただけるプログラムを構築しての実施も非常にやりがいのある業務でした。

新年活動報告会や袖-1GP年間表彰式も非常に重要なコンテンツでした。

プレミアムレッスンは本当に全身全霊!
自分たちの持っている『上手に走る、タイムに繋げる』のエッセンスを全部乗せした2日間でした。

事後のアドバイスシートにも個々のインストラクターの参加者への愛や想い、そして私もそこにコメント添えをしてお送りして、これを受取って下さった方々の今後のサーキット走行のターボ効果になってくれるといいな~と思っています。

その一方で、まったくレッスン色がなく、連れてこられた人を楽しませることをコンセプトにした袖森フェスティバルや目標を持って走行する素晴らしさや充実さ、車の性能だけではなく自分の出来栄えでも戦えるスコアランキング(ゴルフで行ったら絶対的なスコアだけでなくハンデを考慮したコンペでのネットとグロスの戦いみたいなもの)にも特化した袖-1GPなども130台近く集めて開催、、、

参加されている方の声でも、ワンスマは色々な運営の顔を持っていて凄い!って言って下さる方が居て嬉しい限りでした。

そうかと思うと、地道にうまくなりたい人、レースに出たい人の為の個別のドラサポや個々の広場トレーニングも日々開催されていて、ワンスマの色々な顔を知っていただけるいい機会として、私のこのみんカラBlogやFacebook、Twitter / Xなども今後も活用していかなくては?と再認識している次第です。

FORZA!! Smiler 2024の御支援に関しても今まで支援を続けてきて頂いた皆さんの声を頂いていて日々一喜一憂をしている毎日です。

澤と井上が乗らない(正確には”井上は乗る可能性あり”)、今年の体制に今まで同様に支援を続けるべきか?皆さん今回の体制変更を機に、自分がFORZA!!システムやパーソナルスポンサーとして支援を通して何を応援してきたのか?を自問自答されるきっかけになってくれていると好意的に受け止めています。

井上選手がジョイントしてもFORZA!! Keita からFORZA!! Smilerへと変革した数年前にもきっと同じことが起きていたかも?だけど、今回は更に一歩進んで、澤は今季は休業とした中で井上選手や澤が指揮を執るABSSA MOTORSPORTに、支援を続けるのか?というのがポイントで、皆さんの中でもこれを機に支援を見合わせます、という方も当然いるし、逆にこれからも継続!縮小するけど気持ちは変わらない!増額します!新規で応援します!と様々な反応があります。

どれも『確かにそうですよね!』という声を一緒に頂いていますので本当にありがたい、見合わせや縮小の決断を下した方もきっと断腸の思いだっただろうし、この先に見える景色を一緒に楽しみにできるかどうか?もポイントだろうし、そこに澤と井上選手がどのくらい色濃く存在できるのか?に関しては今年の1年の活動を見て貰いたいなーとも思います。

もう17年続けてきた、クラウドファンディングという言葉が無い時代からの支援システムなので根っこは強いハズと信じています。

そうやって海外のレースに飛び出し、コーチングしながら一緒にGTレース出るというステージ作り、世界のレースを自分の眼で見て、Le Masn24hも有言実行で行けた、その経験値をワンスマを通じてジェントルマンの皆さんに還元する事こそが自分のプロとしての役割として今も自分のできる事を通じて皆さんに発信している、、、これが続けられる、支持される、人が集まるというのを構築して継続している事こそがワンスマと澤の存在価値だと信じています。

だからこそ、支援を継続して下さる方々には今迄のプレーヤーとしても還元に留まらない事も出来るチャンスでもあるので色々と考えています。

まずその皮切りとして4/29の次回の袖森フェスティバルでAMG GT4のお披露目&デモランを実施して、今季の支援者の方々のなかで希望される方には私と井上選手がHot Lap(私たちがDriveするGT4の助手席体験)をして頂けるチャンスを作りたいと思っています。

山はすぎ、まだまだ3月4月も各種プログラムが立て込んでますので粛々と準備を進めるのみなのですが、少し気持ちの余裕が出てきてこの1か月半の怒涛の日々の中で感じている事を書き留めてみました。
Posted at 2024/02/20 18:20:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月08日 イイね!

1-2月の大きな山を登山中【FORZA!! Smiler 等ご支援のお話も】

1-2月の大きな山を登山中【FORZA!! Smiler 等ご支援のお話も】2024年になってまだ1ヶ月ちょっと、、、なんです、もうダイブ色々な事をしてきた感覚があります。

オートサロン明けにMcLaren 750Sの試乗会、大きな山がMagarigawaとSuzukaで開催、運営マニュアルの制作や現場の10名以上のスタッフやインストラクターの廻しもあって忙殺!

鈴鹿終えて少し燃え尽き症候群になってました(笑)

合間に開催した袖-1GPの年間表彰式とワンスマ新年活動報告会も、ワンスマにとってもABSSA Motorsportにとっても活動を振り返り、報告し、今年の体制を発表する大切な時間なので、これはこれで時間を費やし準備と当日を乗り切りました。

毎年恒例となってますがワンスマ白書として活用する「年間レポート」や2007年から始めたクラウドファンディングと言う言葉が無い時代から続けてきた個人支援システムの「FORZA!! Smiler」も17年目を今年で迎えます。

昨年は個人:22名(43口)、企業:12社(20口)の皆さんにご支援を頂きましたが、Autosport Webでも紹介された今年のABSSA Motorsportの活動を知っていただきそれがどう変化していくのか?楽しみな部分です。

Autosports Web → こちら

「澤が走らないなら応援しない、続けるけど縮小する」という声があるのはパーソナルスポンサーとしての支援の枠も含めてあって当然です、そういう声は反面嬉しかったりもします(実利は度外視すると 笑)、しかし「その先に向けての新ステージ、将来性、また戻ってきてくれることを信じてます」と継続してくれたり、枠拡大してくださったり、新規で御支援頂くお話を頂くと、それはそれで本当に嬉しいものです。

ABSSA Motorsportに今年関わる事になったドライバーさん達、カーガイさん、そして井上選手としっかり立ちあげたコンセプトに沿って責任ある活動を進めないと!と背筋が伸びる想いです。

そして今はちょっと穏やかな数日あったけど次の山(プレミアムレッスン)の直前で頭の中は運営の部分とプレミアムレッスンの中身のクオリティの部分で頭がいっぱい!

参加者資料も今年は今までの全部乗せをうたい文句にしたプログラム同様「全部乗せ」から脱却して、今年のテーマである「「より明確に、よりしっかり構築」のテーマに沿っての作り込みに留意したものとしました。

複数年参加を続けてくれている方が今年の資料を見たら気づくはず!

週間天気も良さそうなのであとはプレミアムをより良いものにして、他の時間を活用いただく4団体100台以上の方々にも有意義な時間を過ごしてもらうべく、こちらもイントラとスタッフ総勢10名以上で望みますので頑張りたいと思います。

プレミアムが終わると来週は袖-1GP開幕戦 & 袖森フェスティバル 43rdです。

ここまで来ると2024年の冬の大きな山脈を越えた感じが出てくる。

でも実は3月以降にもMcLarenの次の山があって、いま真っ盛りの準備期間、支援者様との調整(契約更改など)も経てのレース活動サイドの事前テスト等も本格化していきます。

ワンスマとしては
2/22と25の広場トレーニングが月内の募集中の広場、AMG GT4の試乗プランもこの広場両日で用意しております。

いきなりレーシングコースは気が引けるけどどんな操作感なのか?どんな雰囲気なのか?興味あり!って方は広場に参加のついででも、GT4試乗のみで広場参加でも対応できる様にしてますのでワンスマ事務局にお問い合わせを!

28日のトレド246さんでは同乗ドラサポを募集中ですし、3月も17日(日)の広場トレーニングは募集中、そして4月も既に11日(木)は走り込み系、14日(日)はこれまた人気の8ers エイターズ広場も募集中です。

3/20(水祝)は九州オーポリでの同乗ドラサポKCCさんで開催、3/24(日)は春のドライブスルー走行会です。

もうGW入口に開催、4/29の袖森フェスティバル 44thまで「走るスケジュール」しっかり構築して追従してくださいね!
Posted at 2024/02/08 11:49:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年01月08日 イイね!

新成人の皆さんおめでとうございます【参加型耐久レースのすすめ】

新成人の皆さんおめでとうございます【参加型耐久レースのすすめ】新年あけましておめでとうございます。

もう1月8日になりましたが本年もワンスマも澤圭太もレース活動も宜しくお願いいたします。

そして新成人の皆様、おめでとうございます。
成人になるのがゴールの人はいないでしょうがここからが本当のスタートラインです。

サーキットで言えば、いまやっとピットロードを進んでピット出口へ到着、コースインの先頭で信号が青に変わった状態です。

アウトラップは特に気を付けて!でも気を付けるってゆっくり行けばいいだけじゃないから色々と確認しながら感じながら、、、それが精度高く出来る人は計測1LAP目からタイムが違う!

ヒトがフレッシュでタイヤもグリップするのは最初の3~5LAPだから、そこで何が出来るか?が大事だし、あなたは一体何LAPの人生なのか?はわからないけど、性能のピークを越えたとしても、実はそこから先のほうがレースは長いので、どう燃料とタイヤとブレーキの様子を感じながら上手に経験値にものを言わせて、より速く、より長い時間コースに留まり続けられるか?

たまの4脱やスピン、接触やクラッシュは修復可能ならいいじゃないか、でも何かあったら自分で責任もって修復し、また走り出せる体制を準備しておくのも大切、そうやってリタイヤだけは全力で回避したいですよね!

皆さんの社会という名のサーキットでの今後の活躍を期待しつつ我々は年長者として見本となる立場になりつつあるので、改めて気を引き締めて臨むべきと考えています。

さて、難しい話はこの辺で、、、

新年のサーキット初めは恒例の袖森無料走行会でした。
ワンスマ袖森ライセンスを所有してくださる方々への感謝還元プログラムの1つ、袖-1GP(2/18が開幕戦)やドラサポ、ドライブスルー走行会(次回は3/24開催)でもワンスマライセンスの方はお得なので上手に活用してほしいです。

続いてFuji-1GPにワンスマとして参戦の1日でした。
今回は991ターボSと992GT3の方で満タンで走れる時間も考慮し40分×6スティント(5Pit)構成の作戦。

画像はラップチャートなのですが、耐久レースで大切なのはアベレージラップ、Pit-in/out、不確定予想に対しての対策の3つです。

(井上はラップチャート中心、私はコースモニターでスポッター中心となって、レース後にはこのチャートを参加者の振り返り材料で提供)

常に全開で走る訳じゃない耐久型レースは自分の自己ベストの3~10秒落ちくらいでタイムを揃えたい、当然自分より速いクルマには抜かされ、遅い車は抜いて行くという他車とのコース上でのコミュニケーションもが肝で自車のパーソナルゾーンが広いジェントルマンDrほど、決勝はここでタイムを落とすことが多いです。

1Lapだけ自己ベストに近いタイムをたまたまクリアが取れたLapに出せてもほぼ大半の誰かしらが自車の周りにいる環境で10秒も遅く成ってしまうとスティント全体のタイムが落ちるので、いかにタイムを上げるか?ではなく落とさないか?が重要!

パーとかバーディーを常に狙わずに難しい局面でもボギーやダボで乗り切ってトリとかWパーは全力で回避するっていう戦略型の走り方が求められます。

これを出来るようになると「自分のタイムを構成するもの」や「体内時計とのリンク」の精度が上がるので毎lapで起きる事象によってどの位のラップで走っているか?の感覚が養われたり、ブレーキやタイヤがどんどん熱で性能劣化していくなかで走らせ方を変えていってタイムへの影響を最小限に留める事の中に、走らせ方とタイムとの関係を考えるキッカケがあるし、周りのクルマの動きも今まで以上に敏感になって予防安全行為に繫がる、、、

Aさんは1回のスタート、2回のoutラップ、3回のInラップがあり、Bさんは1回のゴール、2回のinラップ、3回のOutラップが昨日のレースでも経験できました。

過去のFuji-1GPで上位入賞した時を比較すると、予選で53~55秒で4列目~8列目からスタートし(昨日は55秒台で15番手スタート)、スタートからは55秒~2分フラットで走行しアベレージラップを57秒位にする(昨日のスタート後の2スティントはアベレージが2分1秒~5秒)、その後もなるべく2分を超えるラップは出さない様にっていう基準でゴールした時の全体アベレージを2分ジャスト位にするとクラス優勝も全体トップ6入りも狙えるっていうのがクラス優勝狙いの戦略、でも今回はレース型走行の経験値が少ないチーム構成だったので全体順位やクラス順位は気にせずにスティント回数を増やして耐久型レースならではの経験値を次に向けて積んで貰う、設定したラップタイムでリズムよく走れる様になることが目標でしたから、その点においては上出来で、結果も全体15位スタートで予定通りの戦略で全体14位ゴールは見事な走りでした。

60台の車がコース上に居て、速いクルマから遅い車までのラップタイム差が25~30秒あるってわかりやすく言うと「非公認のFSW 24hレース(S耐)」みたいなもの、難易度としては公式戦に出場するよりもドライバーの差がより大きいので色々な危険因子も含んでいるという係数も鑑みないといけません。

もしこの経験値を持っていれば、空いているコースで気温が低くて、タイヤもばっちり新品で、自分の走りも自分のベストの走りが出来たら、いままでの自己ベスト以上のタイムが出るのではないか?って気がするはず(笑)

いきなり公式戦はハードルが高いでしょうが、こうした非公式の参加型の耐久レースでも十分経験値アップのスタートは切れるし、例え競技にでるつもりはなくてもこの経験値から得られる「走りの質向上」が普段のスポーツ走行や走行会の中での自分のパフォーマンスや安全性を上げてくるって事になるということを知っている人は やっぱり上手くなる人なんだと思います。

そして何より強制的に連続走行をさせられるので(笑)、走行中の体力の維持の仕方、タイヤやブレーキの温まりやグリップの変化などを感じるセンサーが養われるはずです。

スポーツ全般に言えますが、やはり競技に出る事で自分のプレーを考え、操作の精度を底上げし、成績に繫がるマネージメントを学べるという事ですね。

あとはそこに基本操作やコース攻略の成熟度を足していけば、、、です。

皆さんも是非2024年は何某かの競技の環境に身を置いてみると良いと思いますよ!
Posted at 2024/01/08 10:38:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
みんカラセレクト

プロフィール

「この2ヵ月の間に起きた事 http://cvw.jp/b/145876/48686777/
何シテル?   09/30 17:29
レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
91011121314 15
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

6月サーキット業務 本日のドラスー袖森で終了【ドラアカTV新映像 / 7月プログラム】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/06/28 15:30:31
41歳を迎えて・・・幸せを感じたり素敵な時間の総量について考える毎日。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/08/17 01:36:34
BENTLEY 岡山-FSW戦のPRビデオ公開~!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/08/05 10:19:02

愛車一覧

トヨタ iQ トヨタ iQ
2008年12月16日納車の カーオブザイヤー受賞カーです。 ミーハーで奥さん用で購入し ...
トヨタ レジアスエースバン トヨタ レジアスエースバン
2010年5月よりワンデイスマイルのカートや備品を積んでの PRカーとして導入しました。 ...
ロータス その他 ロータス その他
トヨタエンジンのスーパーチャージャー搭載 240馬力使用です。 超激辛使用ですが 普 ...
プジョー 206 (ハッチバック) プジョー 206 (ハッチバック)
ホットハッチの真髄です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation