
SEMカップ申込みが12チームとなり
早割り期間と同時に申し込み自体も締め切りになりそうか~っ!?
で、早速ララポート横浜に仕事の合間に行ってきた澤圭太です。
さてスーパーGTも国内では開幕しましたが
F1も今週が開幕ですね。
やはり今年の見所は
ブリヂ(ジではありませんので・・・)ストンタイヤのワンメイクでしょう。
今までも書いてきましたがやはりF1の世界でも
タイヤを制するものはF1を制する
そもそも
ミシュランはリアタイヤを軸に走るドライビング向きで
アロンソはその典型でした。
ブリヂストンは逆にフロントを軸に走る・・・向きと言えます。
ミハエルは元々どちらかというとアロンソ的ドライビングでしたが
フェラーリがブリヂストンの中心チームとなって以来
やはりタイヤの特性にドライビングを修正したと僕は思います。
これはタイヤがドライビングにあったのか?
その逆か?は定かではありませんが・・・。
ミシュランは「うちのタイヤはこういう設計で作られているので
クルマのジオメトリーはこういうのが良いでしょう」というデータを
チームに公開するので
テストで多くを走れない中段以下のチームには向いていると言えます。
要はどこへ持って行っても”大外し”はしない。
一方、ブリヂストンは「どんなタイヤを作って欲しいですか?
どのようにも作れますから細かく指示をしてください」というスタンス。
で、特性で言うと
ミシュランはタイヤの構造を活かした縦トラクションを使って
前後のバランスを取るので特にリアタイヤが消耗してしまうと
アロンソがタマにヘロヘロになってしまうような症状に
なるのです。
逆にフロントタイヤは多少コンパウンドが減っても
ごまかしが効く。
一方ブリヂストンは
コンパウンドで走るタイヤという印象で昨年は若干
構造を使った走りも出来るように改良されましたが
やはりフロントが減ってしまうとコーナー入口で姿勢が
作れないので後手後手に廻って厳しくなるというのがありますね。
これが昨年指摘されていた温まりの悪さにも繋がるのです。
今年はワンメイク化されてグリップレベルでの競争がない分
ロングホイールベースのマシンが増えて
マシン全体の空力でグリップを確保しようとしているようですが
ミシュランがどちらかというとオーバーステアのクルマを好むのに
対してブリヂストンはアンダーステア傾向を好むという事も
ロングホイールベース化が進んだ背景だと思います。
前置きは長くなりましたが、何が言いたいか?と言うと・・・。
ミシュラン乗りの筆頭だったアロンソが
ブリヂストン&ガラスの靴マクラーレンでどれだけ開幕ダッシュが
出来るのか?という点と
データ豊富なフェラーリの2台はフォー・ザ・オンリー・フェラーリでは
無くなったブリヂストンタイヤをどう使いこなすか?
この2点の戦いにルノーがどう絡むのか?メインになるでしょう。
アロンソがこれで速ければ去年までもアロンソだったのね・・・だし
そうじゃなかったら・・・ルノーミシュランが良かったのね・・・です。
ここに
実は堅実に昨年からブリヂストンを履いていたウィリアムズ勢
ブリヂストンを生かしきれていたか?と言うと一抹の不安が残るトヨタ勢
オフのテストでは好調だったけどホントに良くなったの?のBMW
グーグルアースがスポンサーに付いたのか?と
思わず勘違いしてしまったホンダ勢
ここら辺が3強とどう渡り合えるか?
僕はこの辺を開幕戦を注目したいと思います。
皆さんはいかがですか?
Posted at 2007/03/17 00:54:41 | |
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