
大丈夫ですか?
皆さんついてきてますか?
大丈夫。皆さんが読み疲れているのと同様、
僕も書き疲れてますから・・・。
今回でタイヤの話は画像のような前菜の終了です。
(たぶん)
画像のように豪華な内容とは行きませんでしたが・・・
まずは、いきなりちょっと話はズレますが
タイヤのサイズの話もしておきましょう。
例えばインチアップをする。
これはショルダー部分のヨレや潰れる量を抑えるので
若干乗り心地には影響があるかもしれないが
タイヤのグリップを更に有効活用する場合は
柔らかすぎる乗用車の乗り心地を少しシャキッ!とさせる効果があります。
レーシングカーだとタイヤの効果を持続させるという事も大事な要素なので
逆にインチダウンをしてタイヤ側のキャパシティーを上げてやることで
タレを抑えるという方法もあります。
インチはそのままで外径を大きくするのも狙った効果は一緒。
これでより柔らかいコンパウンドを使えてタイヤのライフはそのままに
一発のタイムを向上させることが出来るという技もあります。
では、トレッド(幅)の広いタイヤにするとどうなるか?
まずは見た目がカッコいい(失礼っ!でも重要)
同じ摩擦力を発揮するコンパウンドを使って幅を広くすると
最大のタイヤの発揮するグリップ力はもちろん上がります。
しかし、タイヤが受ける荷重量が減りますね。
??と思った人・・・。面積が増えると1センチ四方の面積に掛かる
重量は減るでしょ!
これを世間では面圧と言います。
面圧が減るとタイヤは温まりづらい傾向になりますね。
裏を返すとインチダウンしたり外径を上げた効果と一緒で
タイヤのコンパウンドを守ることも出来ます。
そうです、より柔らかいゴムが使えるっ!
雨の高速道路でベタベタのスポーツカーが時速80キロぐらいで走行中に
その横をノーマルタイヤ装着の乗用車が100キロ以上で追い抜いていく光景
見たことありますね~。
幅の広いタイヤのスポーツカーは面圧が低いので雨が降ったりして
滑りやすかったり水が多かったりすると途端に不安定になります。
アクアプレーニング現象にもなりやすい。
乗用車は面圧がスポーツカーより高いので結構走れちゃったりします。
こういった事柄からタイヤのサイズというのは決められたり
変更がされたりします。
だから前後でサイズの違うタイヤを履いたりするんですね。
判りやすく言えば仕事量が大きいほどタイヤは大きくなり
仕事量が小さければ大きくする必要はなしっ!
タイヤが『もう、やばいっすっ!』と訴えればサイズを
アップしてやって沢山働けるようにしてやる
タイヤという名の部下が『先輩っ!もっと仕事させてくださいよ~』と可愛く懇願してくれば
サイズを小さく、手の届く範囲できっちり仕事をしている感を
演出してやるのが上司の愛だったりしますね。
いや~勉強になるな~。(自分が・・・)
最後に・・・
タイヤを暖めるという意味で車を左右に振っている人、良く走行会で見かけますが
やらないより良いかもしれないけど。ちょっとやそっとでは表面温度は上がりませんし
あれではほとんど空気圧があがらない。
やはり一番良いのはブレーキングと加速で“タイヤを縦に潰す”のが効果的です。
表面温度も上がりやすい。
タイヤのグリップを引き出すには
タイヤの役目を理解して車の構造を理解して
タイヤの仕事をイメージしてドライバーの操作で
綺麗に気持ちよくいい仕事をしてもらは無いと
“タイヤを制する”領域にはいけませんね。
タイヤが温まるメカニズム理解いただけましたか?
さて、何回かに分けてお話しましたが
タイヤのイロハ。理解できましたか??
次回からは応用編で実際にタイヤのグリップを有効に使う運転方法の話をしたいと思います。
ここからが本ちゃんですからね。
決して中央高速にバーストしたタイヤの残骸を見に行く
ツアーを始めないようにっ!(いねーか・・・)
Posted at 2006/01/16 02:15:57 | |
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