
喪中のハガキを中々作れずに年賀状と同時になってしまうのでは?と
ハラハラドキドキの澤圭太です。
僕が主催・プロデュースしているエンジョイモータースポーツも
無事今年のイベントが終了し
来年はどんなことをしようか?と思案中。
そして先日は白糸サーキットでの自身約1年ぶりのカートレースにも
参戦し、自分のカートを速く走らせるセンサーが衰えてない事を
確認できてホッとしているんです。
さて、先日のカートレースを振り返ってポイントを御話しますと
まずはフリー走行30分を終えての
タイムトライアルは昔の僕が現役のときは計測1LAPの勝負で
この時期はタイヤも温まりづらく非常に難しかったのですが
今は5分間の計測のようにその中でのベストラップを記録するので
クリアラップを取るという別の難しさはありましたが
昔の方式のほうが腕の差が出て好きだったな~。と思います。
冷えたタイヤで速く走るというのは経験や本能の部分なので・・・。
ピットアウトしたら常に全開で走るという常日頃の練習が
活きるんですね。
TTは28台中7位でした。
予選レースは12LAPでローリングラップでのスピンや
周回遅れと絡んだりで
皆勝手に居なくなってくれて2番手までポジションアップ
しかしクラッチ付の不利もあって結局3番手ゴールでした。
(規定140KG以上のところ150KGもあってクラッチ付
だから勘弁してね)
決勝が3時間もあるので果たして予選のレースの存在意義が
あるのかどうか?は別として勝手に居なくなるのは
勝負師としてやってはいけない・・・。
しぶといレース運びが身上の私は現役時代も含めて
絶対に自滅はしないと言う事が大事だと思ってました。
基本的に余裕が無いんですね。速く走るのは当然で
それ+周りを良く見て、起こり得るリスクをすべて予想しながら
走る訳です。
そうすると不運にもぶつけられてストップということも極力
避けられるはず。
決勝は重量増のメリットを生かしてタイヤの温まりが早いので
最初の10LAPぐらいはトップを快走っ!
しかし徐々に周りのペースも良くなり
2~3番手を走行しながら35分を走りきる。
途中雨が降ってきてレインタイヤへの交換もあって
最後の僕のスティントではまた路面が乾きだして
結局僕だけ合計1時間15分ほどスリックタイヤでの
全開走行でした・・・。(体が・・・)
色々なペースのマシンを限りなくロス無くクリアしていくには
やはり相手の動きを読むと言う事と
次の次の次ぐらいを予想してライン取りをするという事が大事
速く走る事が出来てもレースで結果が出ない人は
そういった部分がまだ足りないんでしょう。
あとは仮に接触しても絶対に自分はスピンしたり車に
ダメージを与えないという走り方も大事。
何があってもコース上に留まる事です。
3時間を経過して結局順位は9位でしたが
そういったレース運びやカートならではの繊細な
マシンコントロールの練習にもなって
とてもいい経験が出来た一日でした。
一般の方が一番カートを走らせる上で難しいのはブレーキですね。
ギョギョッ!と言うあの一番車が止まる力を発生させている
状態まで短い時間で持って行くことと、その状態をキープする事が
難しい。これはケツセンサーを磨くしかない
姿勢も大事です。
車全体の重量の約半分が人間の体が占める訳ですから・・・
シート位置を5mm動かすだけで車のバランスは大きく変わりますよ。
コーナーリングをしている時間をとにかく短くする事が重要。
(これはハンドルを切っている時間を短くという意味でもあります)
そのために車を滑らせて曲げるのではなくあくまでもグリップ走行で
進入でしっかり減速しておくこと、
大体ブレーキを有効に使えず(強く・短いブレーキが出来ない)
スピードが落ちきらないままハンドルを切り始めなくてはいけない
これが余計にハンドルを切らなければ行けなくなる証拠
(これが体にも負担を掛け、疲れが増す)
ハンドルを切りすぎると車の抵抗が強くなってそれによっての減速で
コーナーの中でいきなりフロントのグリップが回復して
今度は一転してオーバーステアになるが、
その時はハンドルに集中してしまっていて
アクセルオンが遅れ、逆ハンドルで修正しながら
立ち上がりが鈍る。
これがパターン1。
パターン2はブレーキがダラダラになってしまって
いざハンドルを切るときにはフロントに寄っていて欲しい荷重が
掛かっていない状態でハンドルを切ってしまうために
沢山の量と沢山の時間をハンドルを切る事に費やしてしまう状態。
こりらはアクセルは早く踏み始められるかもしれないが
車が向きを変えていないのでハンドルを戻せないで
加速状態となるので抵抗が多くて前には進まない。
これはスピードにちょっと慣れてきた人が陥り易い状態です。
頑張れば頑張るほど操作量が増して速く走っている錯覚に陥って
逆にタイムは伸びるどころか落ち始めるんですね。
誰もが経験してます。
荷重コントロールがしっかり出来ると
ハンドルはこぶし1個分の切り量で充分っ!
これ以上切っている人は車のセットアップが間違っているか
95%まだカートの特性を掴めていないと思いますね。
もっと詳しくカートを速く走らせるコツ知りたい方は
現在発売中のジャパンカートの白糸での特訓記事も
参考してみてくださいね~。
それでは全国150万人のカートを愛する諸君
今度は澤圭太エンジョイモータースポーツイベントで僕と握手っ!