
タイ・ブリーラムサーキット(チャン・インターナショナル・サーキット)に初登場!
到着して早々に走行を開始、初めてのサーキットですが3-5LAPで習得して、パス。
その後、新品タイヤを装着して2回目の走行をしましたが1秒も変わらない。
コースの特性、タイヤの特性、コンディション変化等が総合的に絡み合いますが、その位コース習得に時間が掛かっていては行けないと言うことでもあります。
今回担当します方は6-7月にもBIRAサーキットでお相手させて頂いた方。
良く走り慣れた小さなBIRAで1秒変わるか変わらないか?という差でしたが、大きな国際サーキットに来ると苦手だと言ってました。
しかし1本目私の42秒0に対して43秒5、2回目は私の41秒2に対して43秒1、最後にセットアップを少し変更して何と本人41秒9とコンマ7秒差迄来ています!
今までの彼自身のベストが前回のレースWEEKの予選で43秒3だったらしいので、中古タイヤで1秒4も既にタイムアップしているのは驚異です!
ポイントになるのはやはり行き過ぎてしまう所だったり、画像の様にシンプルなヘアピンコーナー。
どうしてもここでコンマ4-6秒ロス、どうしてもV字で走ろうと思うがあまり青線の様な感じになり易い。
ブレーキが終わった時にINに近すぎているから、最大舵角にしようとするとコースの内側に行ってしまう気がして切れないまま立ち上がりを向きが有効に変わりきらない状態で迎えてしまう。
だからと言って”外から入れ”と言うと緑線のように単純に切り始めるのを遅らせて切り遅れる事にもなる。
切り始めはロールさせるだけ、まだ沢山曲げちゃだめ!(逆に言うとここで曲げられるスピードでは止めすぎ)
その先減速が終わりかけた時にステアをおもむろに切り込んでいく、そしてその時に内側のその後最大舵角を迎えてやっとINに付けるというスペースを残しておく。
ここで最大舵角によってステアによる減速Gも勘案してスピードと姿勢を制御しておく。
後は旋回Gを維持できる最小限のアクセルワークをステアをバランスさせて次第に加速に移行していく・・・という流れ。。。
これは”V字をU字にして走る”のではなく、”鋭さを保ったままより大きな放物円を描くようなV字”にして走るという表現が近いかもしれません。
そういう重箱の隅をつつく様な話を英語で伝えるのは非常に試されますが、タイムがアップしたと言う事は伝わったという事なのか?(笑)
日曜日までこれが続きます。。。
Posted at 2014/10/29 20:51:23 | |
トラックバック(0) | 日記