澤　圭太のブログ一覧

今年の2月のプレミアムレッスンに参加。
1分59秒～2分1秒位のポテンシャルのマシンで25秒～30秒でしか走れない。

でも『今年ロータスカップに出るんです』とオーナー。
それって大丈夫ですか？

そこから始まった年間プランニングを立ててのトレーニング。
最初はスポーツ走行で走ってもやっぱり25秒位がやっと。。。

広場トレやったり、同乗走行やったり・・・
で、4月の開幕戦の時は13～15秒位で、5月の第2戦の時には練習では11秒台に。

夏はレース参戦は控えてベースアップとなるトレーニングをしましょう。という事で
サーキットに来る時間が無い時もシミュレーターや広場トレは欠かさずやって・・・

12月の最終戦を控えて残り1-2ヶ月、なかなか積み重ねてきた成果がタイムに出ない。

実走行の間が空いてしまった事も原因で15秒～18秒位で停滞してしまっていて焦りが出る。

レース出場を明日に控えた今日、1本目やっぱり15秒台しか出ない。。。
インターバルに借りていたジムカーナ場にも移動して車の限界領域を改めて体感。
その体とメンタルがホットな状態で、明日が最終戦、この5LAPを走ったらのう都内での仕事に戻らないと行けない・・・

そういう状況でたまたまクリアラップが2-3LAP続いた。。。

結果は9秒2がベスト（自身のベストを2秒5更新）でした。
当面の10秒を切るという目標は達成して明日の本番に臨める事となりました。

でも9秒が出た後にコンサバになりすぎてまた11秒位しか出ないというのが問題。
5LAPだけって言ったのに何となくそれ以上続けてしまっていたという判断ミスも問題。

そして本当は・・・
この9秒の世界から先の10秒がこの半年にやってこなければならない部分だったという問題。

9秒で走っている時の気持ちは？　って聞いたんです。
そしたら・・・『気合と集中力とクリアラップが全て重なった』とのこと。

じゃあどうしたらこの9秒の世界から明日のレースは始められるかを考えながら帰路についてくださいね！という事で終了しました。

皆さんもあるでしょ？『このLAPが最終だと思ったらベストが出た』とか・・・

そうなんです、タイムを出すのは操作方法とか理論とかも大事だけど根底には”メンタルと自問自答”なんです。

そこで初めて9秒2が出ていても今までのベストの11秒台よりまだAコーナーや300Rはコンマ数秒遅いんですよ、何故でしょうか？何が起きているのでしょうか？どうしたらいいのでしょうか？という話はここからなんです。

今日私がやったのは技術的なアドバイスではなく・・・
メンタルだったり、視界の取り方だったり、背中と腰を思いっきり叩いてセンサーを呼び起こす闘魂注入をしたり・・・（笑）

9秒の世界を知ると今まで何故11秒しか出なかったのか不思議に思える。
でも安心してください、ちょっと時間を開けると今まで数十年積み重ねてきた”Driveする”というメンタルと操作に直ぐに戻る。

やっとスタート位置に戻ってきた、改めてここからの道のりが更に長い事を痛感。
そんな段階で今年の集大成である明日の本番を迎えます。。。

車を速くスムーズに安全性を保ち走らせる事も人様にそうやって走って頂く事も本当に難しい。