
今日はタイに延長滞在して普段コーチングしているSarunさんの弟Gyさんのコーチ。
彼は今年、昨年までSarunさんが使っていた991カップカーを使ってTSSに出場予定。
これで兄弟対決が見れるという訳です。
(Sarunさんが今年から何に乗るか?はまだ秘密 笑)
開幕の5月までにこうしてタイに来たタイミングでトレーニングしたり
来月以降は日本に兄弟で来る予定も計画中~!
BIRAはタイから近いから便利だけど小さくて狭くてビギナーが練習するのは大変。
でもここで痛い思いして上手くなったドライバーは底力ありそう(笑)
出来立てのBURIRUMはバンコクから遠すぎてしかも走行時間がほぼ無い!!
国内の様にスポーツ走行のシステムがなく、フリーの時間も無いので貸し切るしかない。
新しく作られると噂されるパタヤ近くのサーキットはこれらの問題点が解消していれば良いんだけど。。。
で、Gyさんはロードカーで高速道をかっ飛ばすのは昔から大好きでドリフトとかもしていたらしい
だから見ている限り”スピードに対しての恐怖心”は少ない。
しかしここからが問題。
一般道での俗に言う”スピード狂”はアクセルを踏んで馬力に頼って直線重視だから・・・
サーキットでは実は如何に上手に止めるか?如何に上手に曲げるか?がないと馬力も宝の持ち腐れになる。
そして減速時や旋回時にステアリング操作を連動させると車がどう挙動変化をするか?
これをハイスピード領域でやる意識が当然一般道レベルでは無いので
(そいう事をしないで済むような道路環境でしかスピード狂はスピード狂では居られない)
だからある程度の所迄来ると、タイムが膠着する。
悪いタイヤで滑る~って言っている時のタイムと良いタイヤとの差が変わらなかったり
新品タイヤを履いたほうがグリップするって言うけどセクタータイムで悪い所があったり・・・
要は環境や状況の中で性能を引き出してタイムを創っているとは言えない。
自分の感覚で走り過ぎてたり、何か走りを変えたり、何かに気をつけながら走るとスピードが落ちたり・・・
そういう事が車の運転では起きるという経験をしているけど蓄積したり気づいて補正する意識が無い。
考えすぎないでとりあえず急いで走ってご覧!って言うと最後にタイムがちゃんと出る。
(まだ気持ちの部分でタイムが変わるレベルって事です)
でも最初は皆一緒、速く走りながら考えたり、感じたり、調整出来たりしたら・・・
皆アロンソとかベッテルとかハミルトンとかになれちゃうからね!
こういうビギナーの方の最初のステップアップのお助けをさせて頂く事が多く、ちょっと上手くなっちゃうと色々と触手が伸びてそこで花が咲くと変わった環境が良いからとか言われちゃうのは悲しいけど。
(私の立ち位置的にはそれは受け入れるべきですね!)
でも、その位スピードに慣れていても漫然と走っている人が世の中多いという事とハイスピードかつ確実に車を走らせるというのは簡単な事ではないですよ!
そして、腕に自信がある方ほどサーキット走行は最初が難しいという事、良くあります。。。
・・・と言う話でした。
兄貴が出来るなら俺にだってできるさ!というのが弟の意識
兄貴の方は”技術系の仕事しているからエンジニアマインドで長男だから自然と堅実かつ理論建てて走れる”これ意外と重要。
弟は真逆で勢い重視(笑)”技術やコツさえ習得すると競争には元々強いマインド”これも一方で重要(笑)
また前回と同じタイムだよ!進歩ねえな~~!と落ち込んでいる弟が可愛いけどね。
その人の特性に合わせてコーチングをするという面では私も非常にこの兄弟で勉強させてもらってます!
さあ、今晩の便で帰国して明日の早朝に到着したらその足のFSWです。(ドラサポ募集中)
で、海外出張中にバリバリに進めてくれていたワンスマスタッフ陣と合流しオートサロンの最終準備へと続いていきます。
Posted at 2016/01/12 20:25:54 | |
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