
今週のタイ・スーパーカーシリーズでのコーチング。
昨日は公式予選が行われました。
練習走行の流れを見て注意点や起こりうる事を特にまだビギナーのGy君には伝えました。
兄のSarun君はもう自分で色々と解析して試して”何が良くて何が良くないか?”が明確なので注意点だけ伝えておくか、もう1ランク高い話を出来るし、実際に彼は出すべきタイミングでしっかり想定しているタイムを出して総合トップ(2レース共に = セカンドベストもトップ)を取りました。
もう安心して見てられますし車載映像を見てもタイヤがタレてきて新品タイヤを使い切った感じが伺える。
私が火曜日に到着直後、新品タイヤで出したタイムを週末を経てセットアップを調整して走りを調整して、路面も出来て、気温が低かった予選とは言え上回ってきた。
(今までは私の中古タイムに彼の新品タイムが来る位だったのが今回は更にレベルアップしたという意味あいがある)
弟のGy君は車載を見ていても走り始めてタイヤとブレーキを温めてクリアを探して、パチっと自分のいい走りをするという流れを自分でまだ出来てない部分が多く、セクタータイムを見ていてもバラツキがある、セクターベストを重ねれば余裕のクラスPP獲得出来る速さはあるのですが・・・って感じです。
こういう時に私が良く言うのは・・・
私が走っている車載映像のベストタイムの所しか見てないのでは?
ピットアウトしてからタイムを出すまでの流れを良く見て! って事です。
一連の流れで見れるとドライバーの気持ちが凄くわかります。
ドライビングは技術とメンタルが複合的に絡み合いますからドライビングの解析も大切ですがドライブ中のドライバーの心理も読まなければなりません。
彼らの車載はホテルに帰ってからも通しで見て、何をしようとしていたかを把握しようとするし、流れを見ないと車の問題も走りの問題も本質が掴みきれないものです。
皆さんも世にでいている車載映像の良いタイム、良い走りの切り取られた部分だけしか見てない人多いのではないでしょうか?
例えばワンスマの同乗ドラサポなんかでは車載映像で私がピットアウトしてからアタックに入るまで、助手席で私の運転を見る事も出来るしアタック中にやっている事、ピットインラップにやっている事、他車とのコミュニケーションの取り方など・・・実は速く車を走らせるという瞬間的な技術以外にも帰って車載映像を見返すと盗める物が沢山あるハズで、それに気づいているかどうか?だけの問題だったりします。
だから来週の13日(火)の同乗が出来るドラサポとか(募集中)、19日(月祝)の本庄トレーニング(残り1名)は自分の車の扱い方や状況判断の極意を感じるには持って来いなんだという着地点でした(笑)
Posted at 2016/09/10 12:09:56 | |
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