
今週のオートサロンでも11名の方がシミュトレ実演に参加されますがお陰様で定員となった模様です。
ALSMタイ戦を終えてからのこの3日間はいつもコーチングをしているSarunさんと弟のGyさんに集中。
一番下の弟も本業の彼らのFamilyビジネスに目処が着いたら参戦予定なので近い将来は3名の悪ガキ兄弟の先生に(笑)
昨年末に国王が死去したタイは100日間喪に服している状態で11月末に開催予定だった2016年最終戦のバンセン市街地レースもその影響で2月末に開催が延期となりました。
この機会をプラスと捉えた私はシミュレーターを購入し自宅に設置したSarunにトレーニング内容を指示(Gyにも)。
そしてマシンは最終戦を前にしてオーバーホールなどの整備を進めて2017年のプレシーズン開幕としてバンセンを捉える作戦です。
コースを既に経験しているSarunはシミュレーターでの走りのチェックを中心に月曜日と火曜日はプライベートシミュトレ実施。
弟のGyはバンセンのコース未走行なのでタイムをシミュレーターで狙わずに確実にリアルのつもりで走るように指示してWinter SeasonにジェントルマンDrが良くある『久々に走ったら元に戻ってました』状態だけ避けることを目的としてました。
→ その状態で経験のない市街地サーキットはリスクが高すぎるから
シミュトレではSarunは既に私の1秒以内で走れているけどリアルでは絶対にしない走り方をしている点だけ注意。
Gyはシミュレーターにも慣れる必要があるので私のタイムからまだ5-6秒落ちの感じ。
そこでシミュレーターとリアルの擦り合せをするためにまだコースのガードレールなども何となくしか出来ていないバンセンに昨日赴いて実際に乗用車でロケハン走行を実施しました。
マカオもそうですがガードレールがないと全然広いし、イメージが付き辛い(笑)
そして乗用車で走るので路面の凹凸もわかりづらいし、対向車も居て走行ラインの制限があるけどシミュレーターの世界のコースと実際のコースの違いを確認しイメージさせる。
FIAからの指示でコースの一部が改修されるのでその点をシミュレーターで反映できずに実際に走り出してからの調整となるのも踏まえて・・・自宅に戻って再度シミュトレを実施。
Gyは実際にコースを走った経験を活かして澤タイムの2秒落ちレベルまで来れるようになりました。
そして最終日の今日はバンセンはまだ走れないけどリアル走行トレーニングとシーズンオフの整備がしっかり出来ているか?のチェック走行の為にBiraサーキットでトレーニングの1日。
シミュトレとコース視察とリアル走行を相互に積み重ねることでより効果を高める狙い通りに進めばいいな~と。
Gyの場合は”90度ステア選手権”から脱却の為にステアをしっかり切らないと曲がれないようなセッティングをシミュにはしておいて・・・
でもブレーキングでオーバーシュートするとABSが作動しすぎて曲がれないし、その上でINに寄り気味に自然となってしまったり急ステアになってしまったらオーバストップ症状やリアが軽くてコーナーの中から出口でオーバーステアとなるように゛わざと”しておいて、この車でこういう走りをしたらこうなって、こういう走りをしたら良くなるでしょ?という澤Driveのシミュ映像も撮影してデータで渡しておいた。
兄弟それぞれのマシンを乗り比べてみるのも、シミュレーターの世界の中でマシンの違いを感じて対処するトレーニングだから是非やって!って言っておいた。
もうコーチング側から出来る包括的な遠隔操作、市街地レース対策は完璧な状態だと言えます(笑)
皆さんもシミュトレで走らせたことないレーシングカーで走らせたことないサーキットを走って”すげ~!楽しい~!”でもし満足していたらシミュレーターの効果の10~30%位で満足してしまっていると思いますよ。
そいいった事も加味しつつで今週末のシミュトレ実演では1人の時間は約45分と限られてますがワンスマ流のシミュトレを感じて頂ければと思っております。
Posted at 2017/01/11 22:46:15 | |
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