
昨日(21日)は兄Sarun君の事を褒めたので今日(22日)は弟Gy君のことを褒めます(笑)
彼は兄Sarun君のお下がり車両である997CUPで昨年1年TSSを戦いました。
最初は流石に私の6-8秒落ちから始まりましたが、本番に強いという弟気質が活きて開幕戦からAmクラスでは表彰台圏内を走れるようになりました。
Pro-Amクラス(Sarun君がSuper Trofeoで出場している方)はプロと同等か1-3秒落ちの戦い。
Amクラスは速くてもプロの3秒落ちで大体4秒落ち位までに収まっていれば表彰台が狙える感じ。
997はパワーアップもしていて駆動系がだいぶお疲れモード。
今週のバンセンも市街地特有のバンピーな路面なのに事前にバンピーなBiraでも沢山走り込みをしてしまっていたらしく1日目の練習走行で私の試走の後Gy君が走行中に997Cupに良くある3速が割れるって言うトラブルが発生!
これで初めてバンセンチャレンジだったGy君の大切な1日目の3本の走行をフイになってしまったのです。
レースの世界では良くある事ではあるものの、経験がモノを言う市街地でこれは大きな痛手。
私が中古で1日目の走り出しが44秒台だから新品でコースが綺麗になると41秒台位だろうと推測。
そこからAmクラスのトップは45秒台と大体予想通りのタイム差でした。
問題はGy君、ここで腐らずに、しっかり私の車載映像を見まくってました。
バンプの位置や昨日(22日)の公式練習1本勝負(30分)をどうやってペースを上げていくか?をレクチャーして望みます。
2分19秒から始まって、2分6秒、2分2秒、1分58秒、1分55秒となったところで赤旗。
再スタートの際はある程度まで来ているから自分より少し速い同じクラスの車両見つけて追いかけてみな!とアドバイスして1分57秒、54秒、混んでいたのでスペース開けて次が52秒・・・そして最後の2LAPは50秒台を連発という感じで無事終了しました。
プロなら当たり前ですがこのラップチャート凄いと思います。
ちゃんと自分の中で自分をコントロールしている。。。
行けそうかな? はまだ行っちゃだめよ。最後の2LAPにとっておいて。
行けると思う! は明日の予選に取っておいて。
ここは確実に行ける! ってとこだけ少しづつ上乗せしていこう。
12LAP以上走れるからちょっとづつスピードアップして、絶対にブレーキで突っ込み過ぎは気をつけて、最後に50秒切れる位までこれれば最初の走行として合格ライン。
そう言ってましたがしっかりその通りに走ってきました。
データで見てもリスクの高い海側はまだ余裕を残しているし、今日(23日)の予選は100%プッシュするよ!って言ってましたが上手に”なだめて”、昨日のプラクティスの最後の2LAPの状態からスタートして75%→85%→93%→95%位で終えれば良いよ、とにかく予選だけど君にとっては2回目の練習走行だから・・・と。
Sarun君とは全くキャラは違うけどDNAは感じる(笑)
今日は52秒位からスタートして49秒、47秒位で走れればOK。
これで同クラスの集団に追いつくので明日からの決勝3回の中で沢山走って今年のTSSシリーズの中でのバンセンシリーズに経験を持っていければOKだと思ってます。
一応、赤旗出たらタイヤ2セット目に交換するけど出なければ1セットで30分通すよ。
タイヤがタレるより慣れてペースが上がる方がまだ大きいだろうし、皆が2セット目に変える為にPit-Inしている時コースが空いて走りやすくなるだろうからそこがチャンスだよ・・・と。
速く走って貰う事も大切だけど今のGy君には先に繋がる沢山の経験をなるべくして貰える環境づくりのほうが大切だと言う観点でコーチングをしております。
Posted at 2017/02/23 18:00:36 | |
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