
昨日はRX-7のスペシャルショップ i Feelin さんのお客様を集めてのシミュレータートレーニングをFSWワンスマラウンジで開催しました。
定員4名でしたが、ワンスマに直接申し込みを頂いた一般の方もいらして、時間を拡大して5名での開催。
シミュレーターって
運転技術向上、安全意識向上、コース慣熟、速く走れる為の練習・・・そんな効果がある。
と、言われておりますが、実はそれだけではない!と言うかそれよりも・・・
判断力を上げたり(モニター:目からの情報のみで挙動を察知する)、
スピン回避/スピン後の対応(実際にした時の対処の可能性を上げる)
勇気と根性のバランストレ(リアルより恐怖心ない分思い切り行けてしまうから大体行き過ぎる)
走行中の目印やヒント作り(実際はゆっくり走ったり周りの車もあって目印ばかりを追えない)
などの方が大切。
昨日も走行周回数はたぶんトータルで10-15LAPだと思います。(2-3回に分けて)
3LAP計測でアウトラップから1個1個のコーナーで何が起きたか?
後ろで私がフリーハンドで書いたコース図にメモを書き込んで、終了後にそれを一緒に見返して癖の方向性、何が起きたか振り返る、どう直すか全員でディスカッションをしながら一緒に考える・・・
そういう「記憶と客観性を鍛えるトレ」を実施、これは予習と復習を走行中に起きたことを元に実施する、走りを自分の言葉で文章化する事で審理に刷り込む・・・と言う練習です。
最後の3LAPは「ベスト更新出来たら参加料無料!!」「ベスト更新するまで1LAP1000円掛かるけど終えてはだめ!!」「スピン/コースアウトしたらその時点で走行終了!!」って言う設定で走って貰いました。
そうしたら、走りが見違える方、いきなりラップタイムが上がる方、スピンやコースアウトを繰り返していた方がコース内に留まるように必死に1LAPを纏める、タイムを出そうとオーバーランする・・・などが見られました。
要は技術ではなく、意識レベルを上げて、集中して走るっていう領域を知らないで走っている方が多いって事です。
そういう追い込まれた意識の中で自分と車に何が起きるか?を知る為にシミュはある。
モータースポーツ / Sports Drivingはまさしく「スポーツ」ですから技術が意識を引っ張り上げ、また意識が技術を変える・・・そういう走りのメンタルの極意を安全に知れる、走りの精度や濃密度、効率を上げるという練習が出来るのが最大の効果なんですね。
Posted at 2017/12/10 09:06:08 | |
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