
9/27(木)に生憎の雨の中ではありましたがP15での広場トレ + レーシングコースでの走行枠を実施しました。
11名の広場トレ参加の皆さん、20名のRコース走行枠参加の皆さん、8名の同乗走行参加の皆さんもありがとうございました。
広場とRコースではWET路面に足を取られて残念なアクシデントが1件ずつありました。
パワーがある車両、アンジェレーションのある路面、滑りやすいWET路面などクルマの挙動を乱す要因は常に沢山あります。
Rコースは60分の走行枠の中でタイヤのWET特性にもよりますが、10秒以上タイムが良くなっていく位のWETからDRYへの路面が変わる時間帯でしたから、最後の15分で路面が良くなるまで無理しないで・・・ってブリーフィングでもお話ししました。
プロDrは路面の変化を車両からの挙動などで感じて、路面が良くなるごとにタイムを上げていきますが、アマチュアの方はどうしても「説明書を読みながら走り」になり易いのでコンディション変化に常に対応してタイムを上げていくって言うのが簡単ではありません。
また滑りやすい路面で300馬力以上ある車両は電子制御を切る必要が全くありません
(速く走る為の話では無く、安全に走る為の話です)
私もほとんどのケースではそういった環境では電子制御を切る事はありません。
(不必要な状況だと判断しているから)
でも制御効かせすぎると他のデメリットもあるという事も忘れてはいけませんが・・・
広場トレでもお話ししたように”どう制御が効いているか?はちゃんと感じておく必要がある”です。
だから、振り返ってみれば運営側のアシストとしても、アクシデントに遭われてしまった方ご本人も「防げたアクシデントだったのにな」って思ってしまうものです。次に生かすしか今はありません。
一般(道)のシーンに視点を移してみましょう。
運動会シーズンがやってきますが、陸上競技で体を外側に傾けて走っている人って見た事ないですよね、自然とスピードを維持してコーナーリングしようとすると体を内側に傾ける人が多いハズです。
雨が降ると首都高の新宿~代々木区間のアップダウンとS字が続くセクターや浜崎橋~汐留区間で路面のつなぎ目の鉄の部分が原因か?スピンしている車両良く見かけます。
これも滑りやすい路面になると”如何に普段はタイヤのグリップに助けられているか?”を知るキッカケでしょうし、新宿の90度コーナーはコーナーに入る前に路面の外側が大きくせり上がってバンク上になってますよね?しかもコーナーの曲量は大きいRから入って段々小さくなって、出口に向かってまた大きいRで出ていく様に出来ている。
曲がる前にロールを始めて置け、大きな放物線のようなRでコーナーに進入せよ!って常々口をっぱくして言っている事が一般道ではドライバーエラーによってのリスクを最小限にする為に道路側が最大限やってくれているって事なんです。
そんな親切設計の一般道でもWETになるといサーキットを走行するような速度域ではないのに1トン以上の物体は片輪だけ滑りやすい部分に乗ってしまって居たり、路面のアンジェレーションがコーナー出口に向かって下り坂になったりするとスピンをしてしまう。
どんだけ”ボ~っと走っているんだ”って思いますけど、それが現実だし、世の中のほとんどの方がそういうレベルで運転してしまっています。
サーキットは一般道とは真逆、意地悪設計だからWET路面になると、一般道では気づけない自分の運転スキルの本性が現れますから、常に自分の操作による車の挙動変化を感じる、予想する、調整するっていう意識がやっぱり必要なんだと痛感している今日この頃です。
Posted at 2018/09/29 10:14:20 | |
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