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2022年10月26日 イイね!

健康のこと【6月に他界した母の病理解剖の結果】

健康のこと【6月に他界した母の病理解剖の結果】今日は6月に他界した実母初江の病理解剖の結果を聞きにお世話になっていた病院へ父と妹と三人で行ってきました。

死亡診断書上の死因は多臓器不全だった母ですが、父はその様態が悪くなっていく様子に納得がいかない事が多かったようで、病理解剖を希望していました。

当然、私も妹も『早く家に帰してあげたい、原因が分かった所で母が返ってくるわけじゃない』って反対をしたんですが、人の意見を取り入れるタイプの父が珍しく頑固で、最後は折れました。

結果的には肝硬変、肺機能低下による胸水や腹水の増加による呼吸器不全が直接の死因と言う意味での多臓器不全だったのですが、病理解剖による、そこに至るまでの経緯の推測などが詳しく説明されていました。

一番の要因は『自己免疫性肝炎が病因として最も考えられる』という推測がされていました。

振り返ると
昨年の今頃、家族で食事をしていても”心ここにあらず”の様な雰囲気で何かおかしいな?というのが数回あったんです、私と嫁とで父の元へ後日行って『お母さんの様子がおかしい』って言ったら『やっぱりそうだよね?』ってなって。

最初は加齢による健忘症やアルツハイマーみたいなものを危惧したんですが、問題は脳じゃなかったみたいで、そのころから背中とか腰が痛いって言いだしたんですよね、それで病院嫌いの母が珍しく外来で病院に行ったら、最初は加齢による骨の弱化と診断されて痛み止めとか貰って来たんだけど、それでも良くならなくて処方された薬が切れてから市販薬の痛み止めとかを過剰に服用していたんです。

もともと薬というよりプロテインとか通販の健康系、ダイエット系の錠剤とか好きで買って飲んでいたタイプだったので、対処療法的に市販の鎮痛剤等を体に処理できない位の量を蓄積させてしまっていたんだと推測。

今日の説明してくれた母がお世話になっていた担当医さんも言ってましたが市販でも処方されたものでも、鎮痛剤系は臓器や体(免疫)への攻撃性が強く副作用や免疫バランス失調などになり易い、体が痛いって言ってて病院行って治らなかった時点でもう一度外来にちゃんと行って、もっと違う事が起きてないか?見直して貰えればその後に判明する背骨の疲労圧迫骨折も分かって、病気に対しての正しい治療や手術が出来たんだけど、そこで母はやっぱり病院嫌いが露呈して、家族でが無理やりにでも連れて行くべきだったと、そこが後悔の部分です。

我慢強い母だったから、今思えば「虚ろな雰囲気」だったのは痛みに耐えてたか?痛くて平常に居られないくらいだったのかな?って思い返すと胸が詰まります。

その後、母は免疫が下がり、体調を本格的に崩し、食欲不信から来る「食べやすいもの、おいしいと感じるものだけ」の偏った食生活、そして相変わらずの市販薬の過剰摂取によって
いよいよ肝臓や腎臓の状態を悪化させ、腹水や胸水で寝ていても苦しくなって看病していた妹の判断で救急車を呼び、そのまま緊急入院。

治療によって肝臓の機能は持ち返し、体内に溜まった水も減ったので一旦退院となって療養型の施設に入るか?自宅に戻ってハウスケアの管理下で様子を見るか?の選択を強いられた時も後になってみれば療養型に行っていればもう少し長生きできたかも?という想いはあるも、母もリハビリ頑張って自力で3Fの自宅まで階段上れる様になる!って言ってたから本人も家族も帰宅を選択してしまった。

そこで、まだ完調ではない体に市販薬の摂取があったり、素人の家族では管理しきれない中で別の感染症(健康体であれば発症しない様な感染症だと説明されました)を発症し再入院。

今回の病理解剖でわかった推測によると、尿や血液にまで菌が回ってしまうほどの重症だったみたいで、肝臓も「調子が悪い」と言うステージから「肝硬変」になってしまっていた、腎機能もつられて機能低下、胸水と腹水もまた増えてしまって、呼吸が苦しくなって、最後は肺炎や気管支炎も合わさって呼吸器不全へと昇華してしまい、集中治療室で過ごす最後の10日間となってしまいました。

病理解剖の時に出てきた体内の水が20ℓにも及ぶことも知りました。

それは苦しいに決まってる。

病理解剖は地元では有名な大学病院にて実施されたのですが、今回の母の死に至る迄の流れは非常に珍しい症例の様で、11月に行われる大学病院関係のカンファレンスにて症例として発表され、今後もっと深い原因解明や研究材料になるかもしれない、という説明の先生のお話に我々家族はビックリしました。

父親の判断がなければ、こういった事も分からず終いだったので、父の頑固な判断を尊重して少しでも世のためになったのなら母も少しは救われるのかな?と思いました。

死別してもう4カ月以上、まだ悲しみがふと襲ってくる時もあるのですが、四十五日、9月2日の母の生きていれば70回目の誕生日を経て、今日の病理解剖の説明を聞いて、なんだが母との別れがひと段落と言うか、ちゃんと出来た気がします。

46歳になる私は両親のお陰で非常に健康で子供の頃に滑り台から落ちて鎖骨を骨折した以外は大きな怪我も病気もなく、入院する経験もなくここまで生きて来れました。

用心深い長男の性質を遺憾なく発揮して(笑)危険な競技を仕事にしていながら、これは非常にラッキーだったと思います。

でも、規則正しい生活、タバコはしないけどお酒は気を付けないと、、食生活も少し偏っているかも?でも、体を動かす仕事だし、元々運動好きだし、サウナや半身浴とお酒をウィスキー中心にしているのが今の健康の源だと自分では思っています。

ここからは気を付けるレベルを上げないといけない、皆さんも身近の方々で病院嫌いの方、痛みに強い方が居たら、『医者もプロだけど一度で初めて見る人の病気や症状は見抜けない時がある』、『市販薬に限らず、何でも体内に入れるものは偏った過剰摂取は危険』、『おかしい、痛いと思ったら病院に行け』を徹底してあげてください。

母は自分の生活スタイルで残念ながら自分の寿命を短くしてしまったかもしれない、でもそれも含めて母の寿命であり運命だったのかもしれない、と思うしか家族は出来ない。

クルマも未然にアクシデントを防ぐためのパッシブセーフティと万が一の時に被害を少なくするためのアクティブセーフティーがある様に、ドライビングもセットアップで良くする部分とドライビングで改善させる部分とがある様に、何事もバランスよく、多軸で物事を見つめ、解析し、起きそうなことを未然に防ぎつつ、起きてしまっても最小限のロスに留めるという意識で日々の生活を過ごさないといけないんだよな~と考える今日この頃です。
Posted at 2022/10/26 15:30:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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