澤　圭太のブログ一覧

尾崎豊ばっかり流れ続けるプールで
泳ぎ続ける澤圭太です。

車を運転していると窓を開けて走りたくなるような
気候ですね～（画像はイメージ）

さりげなくカタマランスイスウォッチをアピールっ！！
↑大きいんですが・・・

先日何十年ぶりかに鉄棒をやりまして・・・
まだ逆上がり　空中前廻り＆後廻り・・・出来ました。

鉄棒のコツ（要領）＝サーキット走行のコツ（要領）
↑深いですよ～。

ですからねっ！！

そして、
来週末はポルシェカレラカップアジアシリーズの
中国・朱海シリーズです。
既にデータロガーと車載映像を入手し
プラクティスのスタートセットアップと
プラクティスのメニューを構築中。

レースとイベントは段取り8割ですから。
今から体と心の準備に励んでいます。



そして皆様にご連絡です。

11月12日の澤圭太エンジョイカートレース
in富士スピードウェイは
お陰さまで10チーム募集があり

満員御礼です。

ただ、３チーム以上のキャンセル待ちが発生していますので
新たな手段を検討中です。
折角来てもらえる方をお断りするのは
小心の澤圭太は気が引けます・・・。

詳しい内容は今週水曜日までに発表したいと思います。

そしてレースクィーン。皆さん気になりますか？？

今回はカレラカップでの来て頂いている
絹川麗さんと一部でかなり人気の・・・（？）
早坂ゆかさんの予定です。

見学だけでももちろん・・・OKですよ～。
（施設への入場料は掛かりますが・・・）

今月28日に開催します。
第2回カートレッスンですが
新東京サーキットにて開催します。
定員は4台12名で残り2名枠余っております。

興味のある方はメール下さい。

今日は真面目な話をしたいと思います。

本日の午後　藤田憲一さんが癌の為に永眠されました。

この名前を聞いてピンと来た方も居るかもしれませんが
彼はＩＴ企業の社長で若くして末期癌のせ宣告を受けた方です。
ＴＶでの取り上げられた事があるので存在を知っている方も居るかもしれません。
今年の初めに余命3ヶ月と宣告され、奇跡的にも8月まで元気に
仕事をしつづけ、最近は余命1ヶ月と言われていたようです。
それでも彼は病院の世話には極力ならずに、あくまでも普段の仕事を中心にした
生活スタイルを守っていたとのこと。

そんな彼の願いは“もう一度生のＦ１を見たい”と言うもの、
結果的にこれが“最後の願い”になるとは僕も周りの人間も思って居なかったのですが
今思えば、もしかしたら彼は悟っていたかもしれません。
ひょんなキッカケで彼のお世話をしている方、Ｍ氏と出会い、現場に来たものの
ちょっとしたトラブルで観戦券も何も無い状態になってしまったのです。
僕は自分が鈴鹿に向かう前日という切羽詰った状態ながら
片っ端から僕の知っているＦ１関係者に連絡をして何とかならないか？
やってみたんですが、
今年のＦ１人気は皆さんもご存知のとおりで
身障者用の観戦券すら1枚も無い状態だったんです。
でも、何だか自分が何とかしなければっ！って使命感に駆られてしまったんです。

現地で事情を説明して“何とかできるようでしたら
彼をＦ１の見れる所へ入れてあげたい“という
僕の願いを受け入れてくれたのは
僕の今回の仕事の雇い主でもあり、
Ｆ３時代に御世話になっていたＤ氏でした。

そして金曜日のＢＭＷのパドックに入れるチャンスが
巡ってきました。
ドタキャンしてしまったパドッククラブのゲスト枠を譲ってくださったのです。
彼とは金曜日の昼に、始めて鈴鹿の9番ゲートで会いました。
車椅子でかなり体もヤセてしまって居ましたが会話も
しっかり出来るし傍目には元気そうでした。
それから一緒にパドッククラブで食事をしたり
パドッククラブのゲスト用に用意された逆バンク内側の
スタンドで一緒に観戦したり、本当に僕までこんな事になるとは・・・と思うほど
ラッキーにもＦ１を満喫して頂く事が出来ました。

土曜日・日曜日はまた探さないと・・・という事で
その日は夕方サーキットの駐車場でお別れをしたのですが
『こんど東京で改めて会いましょう』
『来月のトヨタモータースポーツフェスティバルまで頑張るよ』
という会話をしてがっちり握手をして別れたんです。

日曜日にはマクラーレンもＤ氏の交渉を経てそういう事情でしたら・・・と言う事で
特別にパドッククラブへ招待を受け、
更には“スタートはグランドスタンドで見たい”
という彼の希望を受けてマクラーレンの
ホスピタリティースタッフ自ら
車椅子の補助をしながらパドックと観客席を結ぶ
地下トンネルを通ったと言うのです。
僕は日曜日、アムラックスでのイベントがあったので
東京に戻っていたのですが
やはりその後が気になってＭ氏に何度か連絡を入れてました。
藤田氏はやはり無理が祟ってか？
月曜日に即入院をしたそうです。

そして今日の午後、
あまりにも早すぎる36年の一生を終え
眠るように静かに旅立たれました。

生前、藤田氏はとても今回の事を喜んでいたらしく、
昨日は病室を訪れた彼の両親に
『Ｆ１を見に行ってとても良くして頂いて楽しかった』などと
目を輝かせて話していたようです。
そして今日、Ｍ氏が仕事の為にちょっと病室を離れた隙に・・・と言うことでした。

レースの世界って色々と政治的な部分も正直あります。
僕も夢や信念を持ってここまで周りのサポートがあって
来れまし、これからも絶え間無い努力で向上していかなければ
行けません。
現実に苦しめられた事だってありました。
Ｆ１はその頂点ですから政治的な駆け引きだって
ハンパじゃありません。
でも今回のように心温まる話が
ちゃんとＦ１の世界にもあります。

プロスポーツって万人に夢と希望を与えるモノでなくては
行けないと思うし
それを担う側は、自分だけの事ではないという責務を持って
それに携わる誇りと自負を忘れないことが一番大切なんだと
再認識しました。

いまだに日本は　スポーツ＝遊び　という概念だから
文化としてのスポーツのレベルがとても先進国とは
思えないと言わざるを得ません。

“遊びこそが文化でしょ！！”

日本では“遊ぶ事＝悪い事”ですからね。

もうすぐ団塊の世代の人達が引退して余裕ができたら、
日本も徐々に変わると思います。
今年の鈴鹿を見ればわかるけど、
僕ら団塊Ｊｒの世代のパワーはすごいぞっ！と。
（一部僕に充てた知人のメールを引用）

彼とは1度だけの会って話をする機会でした、
元々僕の勉強不足で知ってすら無かったのですが
何かの縁でこうして出会えて、
彼の“最後の願い”に協力できた事を
素直に誇りに思います。
“人との出会いは宝”である、
そして
“人に感動を与えられるアスリートで居続けなければ行けない”という気持ちを再認識させてくれた彼にとても感謝しています。

この感謝の気持ちを伝えられなかった事
もう一度東京で再会する事が叶えられなかった事は
非常に残念ですが・・・。

一緒に写真を撮りたい気持ちもあったのですが
彼の痩せてしまった車椅子の姿を残す事は
きっと彼の本望では無いのでは？とか
こうやって一緒に写真を撮りたがる人って
彼の立場上多く、本人は実は嫌なのでは？とか
色々考えてしまって機会を逃したまま別れてしまった・・・。

だから今日は画像はありません。

長くなりましたが
残された人間は命を粗末にせず、健康に気をつけて、
そして“自分の与えられた道＝天命を全うするべく
毎日全力投球で信念を強く持って前進するのみ”
だと思いました。

レースって本当に素晴らしい。。。

仮に僕に同様の事が降りかかったら僕はどうするだろうか？とか
人の命について深く考えるようにここ数日でさえなりました。

最後になりましたが
藤田さんのご冥福を心からお祈りをすると共に
今回の一件で協力していただいた皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

僕は僕の与えられた道を真っ直ぐに生きたいと思います。

皆さんは”愛と誇りと情熱と”持っていますか？

ジムの下駄箱でも食事をする時の靴入れでも
数字にはこだわりを持っている澤圭太です。
真っ先に探すのは１６（誕生日だから）

さて、僕がインストラクターを勤めるイベントの紹介をします。
12月9日に富士スピードウェイジムカーナコースにて
ロータスの正規輸入販売元であるエルーシーアイ主催の
新車一気乗り試乗会＆サーキットドラテク向上レッスンを
行います。

試乗会は購入を検討されている方の為に・・・
レッスンはロータスを持っていてサーキット走行を
より楽しみたい方の為に・・・。
という事を中心にメニューが考えられています。

こちらや
こちらでも紹介されています。

どちらも人数的には少数精鋭ですが
僕が一日の流れを考えたり
細かいメニューを決めたりする部分も協力を
させて頂いていますから
是非楽しんでいただきたいですね～。

レースドライバーってもちろんレースをする事が
メインの仕事でもあるのですが
僕は車の素晴らしさや怖さ、
サーキットドライビングをより多くの方に
安全に楽しんで頂きたいと言う観点で
こういうイベントに参加することも
実はとても大事な仕事の一部だと思っています。

僕はこういう性格ですからイベントは当日だけ呼ばれるよりも
企画段階から参加させていただいて色々と考えるのも好きだし
やりがいや達成感もより大きいですよね。

まあこれが器用貧乏と言われる所以でもあるのですが・・・

当日は本コースのレストラン“おりづる”で食事をしながら
ロータスの素晴らしさを知っていただく時間もあったり
チャラチャラはしてませんがロータスの考えを知って頂く機会を設けたいという主催者の気持ちをちょっとセレブな空間で感じて頂けるようにして行きたいと思っています。

ロータス購入を検討している方
いざ買うとなってもどの車種にしようか？
迷っている方には特別な堪らないイベントじゃないですかね～。

画像は昨年のロータスのイベント風景
”ドライビングポジションについて語る澤圭太”の巻です。

金曜日、土曜日は現地鈴鹿で・・・
そして日曜日は池袋アムラックスで
鈴鹿最後の・・・（少なくとも当分は無い）F1GPを
見てきて。

総括したいとおもいます。

アムラックスに来場の皆さん
お疲れ様でした。ありがとうございましたっ！！

今年は予想通り同点でタイトル争いがもつれました
状態で日本へ来たので
２週間前まではチケットも残っていたらしいのですが
中国GP終了後にあっと言う間に無くなり
何処に行っても無いという状態だったらしいです。

ネットオークションやダフ屋業界では
相当な値がついていたご様子。

サーキット周辺の駐車場も
例年は3日間で5000~8000円が相場でしたが
今年は3日間で1万円前後で
土曜日に見たら・・・
2日間でも1万円でしたっ！！

僕が気になったのは・・・
メディアも例年以上に取り上げてましたね。
いつもはモータースポーツにあまり関心が
無いような媒体も取り上げてましたし
F1開催による経済効果という切り口の記事も見ました。

これはとても良い傾向に思えます。

そんな中心配が的中してしまったのは
２０周年の集大成であるフジTVの中継体制。
予想通り　山田優＆エビちゃん＆モエちゃん体制だったらしい。
（僕もまだ地上波は見てません）
で、こともあろうか、ミハエルの白煙を上げる瞬間は
CM中だったとか・・・。

それだけ突然だったという事でしょうが
あまりにもタイミング悪いと言うか・・・です。

ミハエルが引退する事が
残り2ラウンドを前にいよいよ現実味が帯びてきて
もう鈴鹿を走らない事を知ったファンは
歴史上最も偉大なF1ドライバーの生の走りを
見る事はきっとマストなんだと悟り
鈴鹿に大勢の人が足を向けたんだと思います。

そんなミハエルにとっても
そして2列目を確保してお膳立てはバッチリだった
トヨタ勢にとっても
非情と言うか？冷酷と言うか？
客観的に見ればこれがレースなんですね。

そんなに甘くは無いし、
一瞬一瞬の状況判断で結果は大きく左右されるという事が
改めて身にしみたレース内容でした。

僕は
熱しやすく冷め易い日本のスポーツ熱ですから
今後の方が心配です。

でもお台場やメガウェブに集まっていただいた
モチベーションの高いレースファンの方々には
関係ないっつすよね？

鈴鹿から日本GPを受け継ぐ
富士スピードウェイは日本のモータースポーツの活性化という
重大な責任を受け継ぐ訳ですね。

生F1音を聴きながら車内でラジオ観戦中　既にとんでもないタイムが出てるようですが午後の予選は山から雲が流れて来てます　雨っ？