
最近は帰宅中の車のラジオで
ジェットストリームが流れる毎日の澤圭太です。
明日は朝9時に箱根ターンパイク入口集合。
さてお陰様で無事に終了した
ポルシェカレラカップアジアシリーズですが
一年を振り返るのは改めて・・・と言う事で
まずは先日のマカオGPを振り返ろうと思います。
いつも僕は新しいサーキットに行くときは
ある程度イメージを作っておいて行くタイプです。
今年一年もず~とそうだったように
今回も・・・いや今回はいつも以上に
予習をみっちりやって行きました。
とある方のマカオ車載映像を参考に、
あとは僕が全日本F3に参戦していた2001年のマカオGPは
観戦に行ったのでその時のコースサイドの記憶も引きづり出して・・・です。
イメトレはスポーツ選手には必要不可欠で
僕の場合はおそらく人と違う方法なんだと思います。
ここはちょっと見る人が見るとバレるので
敢えて企業秘密ですね。(ごめんなさい)
普段レースの事を深く考えすぎると心拍数が上がってしまって
挙動不審者になてしまいますが
トレーニング中(ランニング中や水泳中も)に
レースの事や走行イメージをするのは有効です。
そして、僕が車に乗る前に必ずやる一連の準備運動があります。
これには一つ一つ、ほぼ順序が決まっていて
これを外すと非常に気持ちが悪い・・・。
この準備運動で気持ちのスイッチを切り替えているわけです。
良く人からもこの当たりから
いつもの澤圭太からレーサー澤圭太に切り替わる
音がすると言われます。
緊張と集中は高い次元でバランスさせないと行けません。
そして非常に神経をすり減らしますので
僕もレースウィークはこの体と精神のスイッチコントロールに
集中しています。
話は戻って・・・
レース前の準備運動はアスリートとして心身を戦闘モードに
切り替えるために当然ですが
普段のトレーニング前にも同じように
一連の準備運動を取り入れることで
いつでもこのモードに入ることが出来るのもメリットです。
さて、
マカオはいわずと知れたガードレールに囲まれた
市街地サーキットです。
自分にとっても初挑戦。
予選前に30分しかないプラクティスが
この週末の結果を80%以上左右すると思っていました。
そして予習でも
クリアラップでのアタックをイメージするよりも
30分の中で以下に走り出しから
コースを自分のモノにするか・・・?の
徐々にペースを上げて行くイメージを
より重視していたのはいつもと違うポイントかな?と思います。
1周2分30秒以上かかるコースですから
30分だと計測10~11LAPが限界。
だから最初のマカオはセットアップよりも
走りこんだほうがタイムアップすると
言われるんです。
(良く一般走行会で僕が皆さんにアドバイスする事と一緒の
次元になってしまいます・・・)
僕の中では30分と言うよりは
1800秒を以下に有効に使うか?という緻密なイメトレで
僕の技術の引き出しを全て全開にして
(尚且つタンスがそれで倒れないようにします)
行き過ぎたらダメだった・・・が絶対に許されない訳ですから
車も走り方もいつも以上に
基本中の基本でもある
スローインファーストアウトが出来る方向にアジャストします。
だって普通のサーキットでちょっとコースからタイヤがはみ出しちゃった・・・
とか
思いのほか縁石に乗りすぎてしまった・・・などが
即 大きなクラッシュになる訳ですから。
だからと言ってチンタラ走る訳にも当たり前ですが行きません。
このいつも以上に大事な攻め具合のレベルコントロールが
マカオ攻略の全てなんですね。
さて次回は予選に向けて編です。
Posted at 2006/12/07 02:29:45 | |
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