
2週間になる海外出張ツアーも
第一クールのMMEレース
第二クールの一人ホリデイinKL
そして第三クールとなるインドネシアコーチングと
最終局面になっております。
日本に帰国したら
皆さんにご報告したいニュースもありそうなので
お楽しみに!
今日は2本のプラクティスでした。
初めてインドネシア・センチュールサーキットに来る私のドライバーさんは
とにかく”練習あるのみ”
かなりのスロースターターなのでまだトップから8秒落ちのドベ争い中です(笑)
車載映像を見たり、データを見たりもしますが
まだまだ細部の操作精度を上げるよりも
速く走れるクルマ作りよりも
とにかく何をするとクルマがどうなりそうで怖いのか?
よくディスカッションをして車に対して自信を持てるようにしてあげることが先決!
自分の操作に対してクルマの反応が解り易くするのが次のターゲット!
そしてまだまだコーナーリングセオリーが理解できていても
操作として具現化しきれないのでレースウィークだからついつい自分の安心できるスタイルに
留まってしまう・・・
これを出来る限りリスクを抑えて徐々に自分でクリアできる環境づくりが大切です。
いつも同じことの繰り返しになりますが何度でも解るまで言い続けます(笑)
□ 加速終了からブレーキ開始まで空走が長い
□ ブレーキ開始が早い
□ 初期ブレーキが弱い
□ ダウンシフトのタイミングが良くない
□ シフト操作が終わって両手ハンドルにならないとハンドル操作が始められない
□ ブレーキと共にエンジンブレーキが残せない
□ 減速&ターンインが高いスピードで始められない
□ リアが滑るのが怖くてハンドルがクリップ目掛けて切り込めない
□ 曲がり始める前に何もすることが無くなって、
もしくはクルマを安定させたくてアクセルを踏みすぎる
□ ハンドルがなかなか戻せない
□ どこかが特別遅いのではなく全体的にコンスタントに遅いのは
脳の中にあるイメージに沿ってフィーリングやGフォースは度外視して
安全な範囲でクルマの挙動をなぞっているだけではないか?
□ どうしてそう走ったほうが良いのか?操作と理論がリンクしてない
□ 周りのクルマが気になって集中力が保持できない
13個のチェックリスト あなたはいくつ レ点 が付きましたか!?
知らないことは、体験して無いことはなかなか出来ないのは当然!
僕だってアジアに来ていきなり鳥の3本足を食べろっ!と言われても行けない・・・(笑)
だからまずはやってみる・・・トライが出来る環境を作ってあげる。
練習不足 経験不足 センスが足りない 人それぞれ 状況次第 ・・・
そんなの誰だって解っていてやっているんだから”今こうなっている” →
”だからこうなる” → ”こうするとこうにもなる”
→ ”ほら、こういう意識でやったら意外とシンプルに出来たでしょ”
→ ”じゃあ今度はクルマ側でこういう変更をしているから”
→ ”このクルマでこういうフィーリングになるように走れたらこういう状況になっているから
次のステップに進もう・・・”
こんなプロセスを1年間通して行っていきます。
人が人の運転をより気持ちよく、楽しくしてもらうようにするのは大変なんです・・・(笑)
飛行機代、宿泊代、そしてサラリーと決して安くは無いけど毎回呼んで貰えるのは
上達する楽しさや自分の運転が変わっていく充実度を体感してもらっているからだと思います。
だから
”プロは常に3倍返し”なんですね!
私は今後も自分に力を加えて
応援してくれる人や支持してくれる人の為に前進していきたいと思います!
遠くインドネシアで宣誓している澤圭太でした(笑)
でも早く帰りたい・・・(笑)
画像はアジアで定番のカールスバーグビールの日傘ですが
Probably the best beer in the world ・・・ なんて控え目な!(笑)
ワンスマも
Probably the best driving lesson in the world ・・・ から始めますか?
B型には無理だな・・・
Posted at 2009/08/15 00:02:28 | |
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