
何だかんだでもう9月末。
今年も残り3ヶ月です。
ワンスマは常に2~3ヶ月先を見越して
準備を開始しているのでスケジュール管理は
既に11月以降のことをやっているんですね!
→ 私は指示だけですが・・・(笑)
明日までFSWを通常2分を切るか切らないか?と話している所を
Bコーナーのシケインは不通過バージョンでも
6分以上掛けて走行している。
これは逆に普段皆さんにアドバイスする上でのヒントを得る走行でもある(笑)
例えば・・・
○○は正面にこれが見える位置で・・・とか
○○Mでは既にハンドルを切り出しているように・・・とか
また新しいネタが”わんさか”ですね。
これって常にアンテナを張って、準備を怠らない精神を養う事でもあって
とあるコーナーでハンドルを切ろうと思ってからハンドルを切っているようでは
スピードが速いコーナーでは手遅れ(=きり遅れ)になっている。
もうそこでクルマが曲がり出す状態にしたいことは解っているんだから
そこで曲がりやすい状況を事前に作っておく・・・
これがスピードレンジが高いサーキット走行の基本なんですね!
イベント直前に”あっ!ゼッケン用意しておくの忘れた!”とか
”計測リストをコースに展開するのを忘れた!”とか要するに 切り遅れ状態 (笑)
タイヤは基本”使えない部下”なんで見張ってないと(プレッシャーを常に掛けている)
隠れて楽をしようとするんですね。
だから突然”曲がってね~”ってハンドルをきっていても休憩時間中に仕事を与えても
準備が出来てないから曲がり出すまでに時間が掛かる。
だから部下が(タイヤ)の特性を理解しておいて、気持ちよく仕事をしたり
自ら進んで先読みして仕事が出来るようにしてもらう環境づくり(遠心力/慣性を活用して・・・)を
上司(ドライバー)はマネージメントするのが仕事なんですね。
だから瞬時の状況判断と同時に囲碁や将棋で言うところの何十手も先を読んでおく・・・
これが大事です。
予想(想定)してないことが起こると対応に時間が掛かるので
私もドライビングは熟知してますが”生活の切り遅れ”に気をつけたいと・・・(笑)
以上、
FSWのピットから澤君のタイムアタックシーズン/ワンスマシーズン到来に期しての誓いでした。
ちなみに、ワンスマのタイヤは目線を移動しただけでまだステアを切る前に曲がり始める位
いい仕事してくれてます。(ステアレスポンス最高っ!) (笑)
画像は・・・シンガポールのマクラーレンピット
ピットサインマンがモニターも見れるように一体型になっています。
こういうのもワンオフ製作で実際の動きの中での効率を重視しているF1クオリティーですね!
Posted at 2009/09/30 11:50:36 | |
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