
マカオ→タイの2WEEKの出張を終えて香港経由で帰国中の澤圭太です。
(現在 香港でトランジット中)
きっと日本はどうせ、やっぱり、残念ながら・・・寒いのでしょうね・・・(泣)
さて先週関係者の皆様には展開しましたマカオGPのレポートをここでも紹介したいと思います。
マカオGPのフォトギャラ >>>
こちら
2015年のレース&ワンスマシーンフォトギャラ >>>
こちら
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関係各位(メディア各位)
いつも澤圭太のモータースポーツ活動及びワンスマ活動にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。
先日お送りしたマレーシア・セパンで開催されましたAsian Le Mans Series Rd.2 のレポートに続いて、今季最後のレース参戦となるMacau GT Wolrd Cup参戦レポートをお送りします。
お時間あるときにご査収頂けると幸いです。
以下レポートの前にお知らせです。
① 東京オートサロン2016にSpark Japanと合同出展決定!(2部構成の表彰PARTY&活動報告会も期間中に実施)
2016年1月15-17日で幕張メッセで開催されます東京オートサロン2016に出展が決定しました。
FSWで運営しております『Spark × ワンスマラウンジ』で協力関係にあります精密なレジン製モデルカーブランドSpark様と合同出展。
(出展会場 No.605 『Spark Model × ワンスマ』中ホール(Hall 6)になります)
また期間中の16日(土)夜に会場付近にて袖-1GP 2015年間表彰PARTY並びに2015-2016澤圭太モータースポーツ活動報告会を実施予定です。(2部構成)
詳細は追ってご案内しますが関係者並びに各スポンサーの皆様は日程確保のほど宜しくお願いいたします。
② BSフジのマカオGP特集番組に澤が現地レポーター及びゲスト解説で出演します。(12月下旬に2時間枠で放送)
詳細は改めてご案内致しますが是非ご覧頂きますよう宜しくお願いいたします。
③ 11月26日発売の三栄書房発行 REVSPEED 誌(No.301)にワンスマ広告と巻頭特集に澤が出演しております。
是非書店でお買い求めください。
以下レポートとなります。
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マカオGP公式HP FIA GT World Cup エントリーリスト リザルト 映像
『Macau GT World Cup / 10年連続マカオGP出場、GT3世界一決定戦で9位シングルフィニッシュでマカオ挑戦にピリオド』
ご協賛スポンサー様:
2015年の澤圭太のレース活動は以下の企業様にご支援頂いております(順不同・敬称略)
i Works / Lion Sight Treasury Limited
i-Account / Money Platform / LIDYA NUMISMATIC COLLOCTION
SPARK JAPAN
FORZA!! KEITA 2015
miNami aoYama Network
藤井工務店
マルヤス
トリックアート美術館
株式会社東京ベストプラン
Arai HELMET
Djac(ディージャック)
ROCKPORT
レポート:
今まではGT-Asiaの最終戦として組み込まれていたMacau GT Cupが今年からFIA仕切りのMacau GT World Cupと変更、本当の意味でのGT3マシン遣い世界一決定戦という舞台 となった。
2006年にPCCA最終戦でマカオを初ドライブした澤はその年2位、翌2007年も2位、2008年からはMacau GT Cupへの参戦となり3位、2009年-10年は連続優勝、11年は2位、12年はレース中の追突接触されリタイヤ、13年はスタート後の多重クラッシュを辛くも避けたがその際の接触ダメージが影響しタイヤパンクでチェッカー受けられず(完走扱い)、昨年は戦力不足のマシンに手こずり15位完走のみ。
9年間で6年連続表彰台(うち2回は連続優勝)を残してきた、今年は10年目の節目のマカオ挑戦、心に秘めた”これで悔いなくマカオを卒業する”という決心を胸に集大成のマカオを戦った。
木曜日・金曜日の公式練習及び公式予選
チームは今回もGT-Asia戦に続いて3台のBentley Continental GT3を用意、澤は従来77号車として使用している車両を今までの8号車と同様のベントレー伝統のGreen Liveryカラーに施した。
木曜日の走り出し公式練習1回目は22台中8番手とまずまずの滑り出し、過去のマカオの経験をもとにエンジニアと車両のセットアップを金曜日に向けてアップデートした。
金曜日の公式練習2回目はタイム更新なるも路面のグリップアップによるバランス悪化もあって13位と低迷する。
午後の予選は再セットアップを施して挑んだが新品タイヤを履いた後半にクラッシュ車両発生による赤旗が連続し、タイム更新が出来ない、残り5分の再開で少しタイヤのピークを越えてはいたが何とか2分21秒13で13位に踏みとどまって予選終了となった。
タイヤが良い時にベストセクタータイムを出していたLAPがあったが赤旗で断念、そのLAPが適応されていても20秒4-5位だったので11-12番手位だったと推測、やはり予選でTop10入りするには20秒切りがマストであるという非常に高いレベルの予選となった。
土曜日の予選レース(12Lap):
13番手からスタートした澤は綺麗にスタートして1LAP目のリスボアでMaclaren GT3をDriveするA.コートをパスし12位へ、その後GT-AsiaではチームメイトだったAdderly選手が7番手走行中に山側で単独クラッシュしてしまい11位へ、SCが入ったがリスタート後もペースを維持しそのままをキープして11位でゴールとなった。
日曜日の最終決勝(18Lap):
いよいよ10年間の集大成となるスタートを迎える澤は緊張の中にも何か清々しい表情で乗り込む。
土曜日の予選レースとは違って激しいレース展開が予想されたが、その予想は的中しスタート直後から3ワイドでのリスボアへのポジション争いが行われ、やはり接触が中断で発生した。
澤は順当に11位でスタート直後のリスボアに達するが目の前の接触を上手く切り抜け、接触によってペースダウンした車両も山側でオーバーていくしてストレートには8位で帰ってきた。
後方のNew Audi R8をDriveするM.Lee選手は山側では離せるが海側の特に高速コーナーのマンダリンが速く、リスボアのブレーキングで巧みに防御する澤だったが遂に順位を明け渡し9位へとドロップ。
その後レース中盤以降は一旦2-3秒差を付けられた同選手に少しづつ迫っていく安定した走りを見せたがここでクラッシュ車両が発生しSC導入となる、残り2Lapトップ争いも目が離せないがこの8位争いもまだ分からない・・・という所でSC解除になるLapの山側で澤の3台前を行く周回遅れの車両が何とクラッシュバリアにヒットし後続を通せんぼ&多重追突事故を起こすというハプニング!
澤は前方はヒットしなかったが行き場を失いコース上にストップし、後続から追突をされてしまう。ここでレースは赤旗となり事実上のレース終了、1Lap前のライン通過の順位が最終結果となるので9位で完走、当初目標としていたシングルフィニッシュを果たす事となった。
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『澤圭太コメント』
ごく近しい人にしか言ってませんでしたが10年続けてきたマカオ挑戦を今年悔いのない走りをしてピリオドを打とうと心の中で決めてました。
マカオは毎年が本当にスペシャルで、全身全霊で毎年走ってきました。
日本人で10年連続で出場した人は居ないでしょうし、優勝も2回出来て【King Of Macau とか マカオの虎】等と皆様から言って頂けるようになった事は本当に光栄でした。
近年はヨーロッパからのファクトリーチームが次の年の仕様のマシンで参戦するなどしてトップ争いが難しい状況ではありましたが、自分が一番誇れるのはこの10年で6年連続で表彰台でもなく2連勝でもなく、自分のミスで練習走行から通じて1度もクラッシュや接触で車を壊していないという事です。
マカオはご存知のとおりガードレールと石垣とコンクリートウォールで囲まれたコースですから、普通のコースのちょっと縁石踏んじゃった程度のコース外走行も即アウト、そして一般道を封鎖しての市街地レースですから路面も非常に滑りやすくバンピーです。
その中でただ単純に壊しても良いという勢いで速く走らせるのではなく、ミスなく正確無比なドライビングで毎回毎回走らせることが出来た、これが自分のドライバーとしてのモットーをここマカオでも守り続けられた誇りだと思っています。
2001年に全日本F3出場時、初めてマカオに来て佐藤琢磨選手のF3日本人初優勝を見た感動、絶対にここで走りたいという夢が叶った2006年のPCCAでのマカオ(今は亡き山路選手と戦っての2位でした)、2009年のGT-Lamboでの僅差の初優勝の歓喜、2010年の連続優勝、2012年に追突されて初クラッシュ&リタイヤの悔しさ、2013年は60回記念大会で2WEEKレースがあり、PCCAの特別戦で今年Le Mans 24hでPORSCHEワークスDrとなって初優勝を果たしたE.バンバーを従えてのPP獲得、招待選手だったラリー界の伝説S.ローブとの恐怖の雨の決勝でのバトル・・・本当に日本でレースをしているだけならなかなか出来ない経験と思い出をここマカオで刻む事が出来ました。
最後決勝をチェッカー受けて1Lapこのコックピットからの景色をゆっくり目に焼き付けようと思ってましたがそれが出来なかっただけが心残りでご愛嬌でしたが(笑)、与えられた環境の中で最大限自分の出来るベストを尽くして世界一決定戦でシングルフィニッシュで終えられたのは”もうやりきった、悔いなし”の想いです。
ここマカオでトップ5争いをするには最新最強のマシンとチームとドライバーでないと今は難しい、世界のトップ争いの中に端くれでも自分が居れて、一緒にアジアのGTレースで走っているドライバー達がそこに交わっているという事で自分の世界との距離、恐怖の克服と速さと安全の高い融合という視点で今までドライバーとしての自分の力量のバロメーターとしてきました。
30代最後の年、マカオ挑戦はこれで一旦ピリオドを打ちますが、引き続き来季以降もGT-Asiaを始めとするレース活動はご支援頂けるスポンサーの皆様やお世話になっているチームと共に継続致します。(今年と同じ体制に近い形になる予定です)
また国内のワンスマ活動も引き続き並行して精進してまいりますし、まだシーズン途中でもあり来年1月に2ラウンド(タイ・マレーシア)を控えているAsian Le Mans Seriesではこのまま選手権をリードしてチャンピオンを獲得し2016年のLe Mans 24 Raceへの参戦へと繋げ、自分の次の夢(30代でルマンへ行く)と言う事を叶えるべく突き進んでまいりたいと思います。
最後に、今年Dubai24h、GT-Asia(全11戦)、ALMS(2戦)、マカオGP、国内スーパーカーレースとS耐久(それぞれFSW戦)スポット参戦と公式戦に18戦出場し、5勝(表彰台獲得は11回)と非常に安定した高い成績で無事に終えることが出来ました、これも一重にご支援いただいている各スポンサーの皆様、Forza!! keita 2015メンバーの皆様、ワンスマを支持してくださる皆様、関係者の皆様、そしてファンの皆様やドライバーとしての能力を買って迎え入れてくれる強くて名門ばかりのチームの支えのお陰です、本当にありがとうございました。
年末年始を迎えてご多忙の事と思いますがどうかご自愛頂き、良い年をお迎えください、そしてまた年始のオートサロンでは会期中に活動報告会等を予定しておりますので宜しくお願いいたします。
今後共ご支援のほど宜しくお願いいたします。
Merry X'mas and Happy New Year 2016
㈱ABSSA 代表取締役 / ワンデイスマイル主宰 / レーシングドライバー 澤圭太