
先週末のブランパンGT ASIAのレポートを配信しましたので、皆さんにもご覧いただけたらと思います。
この週末は広場トレ2連荘(通常広場 + 8ers)。
最近、広場トレは埋まるのが早く、既に7月の開催までは全て定員。
8月以降の広場トレも募集がスタートしておりますのでお早めに~!!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【Rd.3-4 Thailand / Buriram サーキット戦レポート】
澤圭太/ABSSA MOTORSPORT Blancpain GT World Challenge Asia 2019
【新車を迎えての2度目の開幕戦、チーム創設初の選手権ポイントを獲得!!】
関係各位
4/10-12(金-日)にタイ / チャン・インターナショナルサーキット(Buriramu / ブリラ ム)にて開催されましたBlancpain GT World Challenge Asia 2019 タイラウンド(Rd.3-4) (以下:ブランパンアジア)レポートをお知らせしますのでご査収ください。
アウトライン:
開幕戦を McLaren 開発チームの車両の貸与を受けて戦い、船出をした ABSSA MOTORSPORT、BOP(性能調整)。
BOPによる足かせもあり厳しい戦いを強いられたが、 今回の第2ラウンド(第3-4 戦)からは本来、チームが使用予定だった車両が納車され、本 来のSINGHAカラーを纏っての第二の船出(第二の開幕戦)を迎える事となった。
主催であるSRO からもBOPの数値が開幕戦後に一新され、McLaren 720S GT3は総重 量30kg軽減、そして生命線となるターボブーストの数値も若干緩和された。
これによって 開幕戦よりは善戦が期待された。
お知らせ:
① 決勝の模様がLive放送が閲覧できます。
Rd.1 >>> https://youtu.be/W38EldAsqBs
Rd.2 >>> https://youtu.be/5fd188M3uIY
② FORZA!! Smiler 2019(個人支援サポーターズ)パーソナルスポンサー支援のお願い。
ワンスマ活動、澤圭太 / ABSSA MOTORSPORTのレース活動に賛同してくださる
個人、企業様を募集しております。
詳しくは関係資料をお送りさせて頂きますので宜しくお願い致します。
③ ワンスマ2019年の新映像チャンネル「ドライビングアカデミーTV」好評公開中っ!!
「新時代・新感覚のドラテク&サーキット攻略映像配信サービス」が4月26日にスタートしました。
テーマは“スキマ時間にドラテク動画視聴できる専門チャンネル” = 「Driving Academy TV」です。
ページ >>> driving-academy.tv/
紹介VTR >>> youtu.be/tJBdM-KYeCk (55 Driveチャンネル)(CM映像もあり)
McLaren 720SをFSWで46秒台で走っちゃう映像、991GT3RS(後期)を50秒台で走っちゃう映像も。
それに留まらず、それを比較して解析して見ちゃったり...今後車種もサーキットもどんどん増大していく予定です。
④ 6月1-2日(土日)に開催される国内スーパー耐久シリーズ Rd.3 FSW 24hに澤圭太がスポット参戦決定。
ST-2クラスのチームNO PROからMAZDAアクセラ(ディーゼル)で参戦します。
澤自身通算7度目の24時間レース参戦(十勝24時間、ドバイ24h、Le Mans 24)にご期待ください。
* 5月9日付の東京中日スポーツ新聞に公式テスト参加の模様が掲載されました
⑤ ブランパンGT戦の日本ラウンド現地観戦を希望される方へ
上記S耐FSW戦も含めてブランパンアジア鈴鹿&FSW戦は多くの希望が来る事が予想されます。
観戦ツアー実施は全ての希望者をご招待出来ない事もありますのでご了承ください。
5月20日(月)迄に希望の観戦レース、観戦曜日、人数などご連絡ください。
レースレポート:
公式練習までの経過:
今回から導入の新車は開幕戦が行われたセパンで開幕戦の翌週にチーム代表兼ドライバ ーの澤が再度マレーシアに渡航しシェークダウンテスト走行(作動チェック)を実施、マク ラーレン本国からのサポートも受けて、タイへも時間通りに空輸されサーキットに到着。
まずは金曜日の公式練習走行で最終の作動チェックからスタートした。
マシンのバランス が若干アンダーステア傾向が強いという問題はあったものの、開幕戦に比べるとトップか らのタイム差は縮んでいて、まだまだセットアップ面で改善の余地があり、チームの雰囲気 も良くなっていた。
午後の公式練習は WET コンディションとなったが、澤が好走を見せてセッション中雨が 弱くなるまでは総合トップのタイムを記録、最終的には総合4 位となったが“雨になったら McLaren は強い”という印象をライバルチームに与える事が出来た上に ABSSA チーム内も この走りで一気に一体感が高まったと代表の澤は感じていた。
翌、土曜日の最後の公式練習では DRY 路面の中、アンダーステア傾向の対策を施すセッ トアップチェンジを実施し少しバランスが好転する、予選に向けて更なる変更が行われた。
公式予選の流れ:
土曜日の昼に公式予選を迎えた、開幕戦と同様に最初の予選1(15 分間)を地元タイ応故 国の地元ドライバーとして気合が入るPiti選手からスタート。
計測 3LAP 目に全体 9 番手、Pro-Am クラス 3 番手となる 1 分 35 秒 396 の好タイムをた たき出し、予選 2 を走る澤へとスイッチ、澤はタイヤの空気圧を高温多湿の特性を睨んで 少し低めの設定とするが、タイヤの空気圧上昇とタイヤコンパウンドの熱の入り方のバラ ンスが崩れ、新品タイヤならではのグリップを感じきる事無く1 分35秒170を出すのが精 いっぱい、エンジニアとの無線コミュニケーションのミスもあって、そのまま予選は終了し、 全体20番手(Pro-Amクラス13番手)と大きく後方からのスタートを余儀なくされた。
予選 1 >>>
こちら
予選 2 >>>
こちら
決勝レース:
決勝Rd.3は予選後、午後3時15分からスタートされた。
予選1 を担当したDrである Piti がスタート Dr を務め、若干の接触やポジション取りの悪さもあったが序盤は全体 1012 番手(Pro-Am クラス 2~4 位)あたりを走行していた、しかし 4LAP 目の Turn 4(高 速左コーナー)に差し掛かる所で不意に 4 速から 5 速へのシフトアップが出来ずにギアが ニュートラルでスタックするというトラブルが発生し、再スタートに30 秒ほどロスをして しまう、その後同様の問題は起きなかったが順位は全体20番手付近まで大きく後退を余儀 なくされた、決勝スタート御25-35 分の10 分間の間に必ず Drチェンジを実施しもう 1 名 のDrに交代をしなければならないというルールの中、ABSSAは27分経過時点でPit-inし Pitiから後半担当の澤にDrチェンジを行った。
後半担当の澤は自身が予選で使ったタイヤを使って35秒後半から36秒中盤のベースで走 行を続けるが、前半の Piti も無線で訴えていた予選までは起きてなかった車両のオーバー ステア状態と格闘し、タイムがトップ勢に比べるとコンマ5秒前後アベレージで足りない。 ラスト2LAPとなって総合17-18番手を走行していたが、ハイペースで後方から迫ってき たAudi 13号車に一度は抜かれるものの、Turn 1で並走状態になり両車は接触しスピン、 Audiは接触によりダメージを受け、そこでレースを終了、61号車も再スタートを切る事は 出来たがトップから 1LAP 遅れの総合 20 位(Pro-Am クラス 13 位)でチェッカーを受け るのが精いっぱいだった。
(13 号車の Audi は開幕戦の Turn1 でも Piti が接触しリタイヤを余儀なくされた車両で、 今回はレース後のレース Director による審議の結果、ラフ走行と見なされペナルティーを 受けた)
Race 1 >>>
こちら
決勝2回目(Rd.4)は翌、日曜日の昼に開催された。
前日のレースではトラブルや接触に よって Piti 選手の地元レースにも関わらず、クラス表彰台も狙える位置でのレースだった が不甲斐ない内容で終えたABSSAMOTORSPORT、後方20 番手からのスタートとなるが 沢山会場に訪れたPitiのFanクラブの前で良いレースをする事を誓った。
澤は作戦上残していた新品タイヤを履いてスタートダッシュを計画する、Turn1 – Turn 3 を抜けた時点では18番手にポジションアップしTurn 5 へと差し掛かる、少し強引にINに 飛び込んできた AMG を出口のクロスラインで巻き返そうとする澤は AMG をアウト側に 並走させる状態で次の左Turn 6へと差し掛かり、そこで2台は軽く接触、61号車だけ痛恨 のスピンを喫してしまう。
幸い後続の車両を避けるためにうまくコース外に避難し、隊列が 行き過ぎてから直ぐに再スタートを切るも、約15秒のロスでほぼ最後尾(30位)まで落ち てしまう。
しかし、ここで諦めず新品タイヤの性能を活かしてトップグループと遜色ないペースで巻 き返しの走りを見せる澤だったが前日のオーバーステア傾向はまだ治ってなく、スティン ト中盤は少しペースが落ちるも全体で 20 番手付近まで挽回、スタート後 33 分を経過して 最後の最後にピットインをした時には全体13位まで順位を盛り返していた。
ここで Piti 選手にも最後の新品タイヤを装着しレース後半でも更に挽回の走りを見せる。 全車がピットインを済ました所で最初は全体18 番手、その後ペースの悪い車両をオーバー テイクしたり、接触やペナルティで後退していく車両もあり残り 10 分の時点で全体 11~ 12 番手まで来た、ここでコース上でトラブルによって停止してしまった車両を取り除く為 の SC(セフティカー)出動となり、トップから 45 秒~50 秒の差で同一周回だった 61 号 車もこの SCランで一気にトップから 15 秒差にまで迫った状態で残り4 分でリスタートと なった。
最終的には更に1 台パスして総合10位(Pro-Amクラス5位)でチェッカーを受 けた。
澤のスタート直後のスピンによるロスがなければ全体トップ6位以内、クラス表彰台圏内 でレースが出来たチャンスをフイにしてしまったが、ABSSA MOTORSPORT 創設以来初 となる総合 TOP10 以内、選手権ポイント(最終結果では重量違反の車両が上位にいた為、 総合8位、Pro-Amクラスは変わらず5位)4点獲得を記録する事になった。
チームはいよいよ次戦から日本ラウンドの連戦(6/22-23 鈴鹿、7/6-7FSW 富士戦)とな り、チームとしても代表澤にとっても地元戦を迎える事になる。
Race 2 >>>
こちら
全30 台出走(GT3クラス24 台、GT4クラス6台) GT3クラス24台中(Silverクラス7 台、Pro-Amクラス14 台、Am-Am クラス 3 台)
Rd.3 GT3 Pro-Amクラス 13位(Overall 20 位)
Rd.4 GT3 Pro-Amクラス 5 位(Overall 8位)
澤圭太(ABSSA MOTORSPORT代表 兼レースドライバー)コメント:
完全に私のケアレスミスで Rd,4 のチーム初表彰台のチャンスを台無しにしてしまい、本 当に反省をしています。
WEC を戦ってきて車両感覚に優れた寸止めが出来るプロ Dr ばかり中で戦ってきた感覚 を、少しラフで接触を厭わないドライバーや、ルールで許されてないコース外走行(4輪脱 輪走行)も全然お構いなしでアドバンテージを得ようとするドライバーも一部居る、という アジアンスタイルに、まだ自分が“Re”アジャストしきれてない事を再認識しました。
ドライバーとしての反省点は今回山ほどありますが、チームとしては好材料が沢山あった のも事実です。
まずは新車がちゃんと走行をしてくれた事、McLaren Customer Racing か らも当初の計画以上にスタッフを送り込んで頂き、万全の体制で“第二の開幕戦”を戦えた事、 そして BOP の改善もあって戦闘力が増し総合でも TOP10 以内、Pro-Am クラスの中では 表彰台争いが出来る位置まで来れている事を確認できたこと、WETコンディションではマ シンの素性の良さをPR出来た事など、です。
チームは2ラウンド目を迎えて更に結束力を高めていると感じています、Rd.3もスタート 序盤は結果的にクラス表彰台(2-3 位)を獲得した車両よりも前でレースをしていて、“よ うやく戦える位置に来た”という感触を得られています。 しかし、まだ予選タイムではトップから 1.0 秒以上、決勝アベレージでもコンマ数秒上乗 せをしないとクラス優勝、総合 TOP3 圏内を確実に走るのは難しいのも事実です、今回問 題となった車両のセットアップに関しては使用するピレリタイヤの特性に合わせた予選用 のセットアップに加えて、決勝は問題となっていたアンダーステア症状から一転してオー バーステア傾向になってしまった原因をエンジニアサイドでも追及し、次回の鈴鹿戦では 木曜日から非公式練習走行枠が用意されているので、しっかりとセットアップを高める事 が急務です。
ようやく漕ぎつけた開幕戦、そして選手権ポイントを獲得し可能性の片鱗を見せれる所まで来たタイ戦、いよいよ日本ラウンドに戻ってきますが初表彰台、そして初優勝とStep by Stepでチーム代表として牽引していく所存です。
日本戦から新たにご支援を頂く予定の企業様も何社か紹介を近日出来る予定ですので是 非引き続き応援の程宜しくお願い致します。
澤圭太公式戦通算成績:
公式戦 190戦
表彰台獲得 77 回目(獲得率 40.5%)
優勝回数 21 回(優勝率 11.0%)
PP獲得11回、ファステストラップ4回
その他の情報:
フォトギャラリー (撮影協力 / 写真提供:SRO、TP12など) >>>
こちら
主催者 SRO
https://www.gt-world-challenge-asia.com/ https://www.facebook.com/GTWorldChallengeAsia/
協賛各社の皆様のご紹介(順不同、敬称略):
澤圭太 / ABSSA MOTORSPORTのレース活動及び、ドライビングレッスン団体「ワンス マ」業務は以下の企業様、個人様に支援を頂いております。
改めまして皆様のご理解ご支援に感謝申し上げます。
ABSSA MOTORSPORT チーム支援企業様(5ブランド):
MG Group
McLaren CUSTOMER RACING
SINGHA
KING POWER
CMYK COLOUR
TP12
パーソナルスポンサー様(6社):
(現在最終調整中企業4社は改めてご案内予定です)
UPLIFT アップリフトモデル
服部クリニック
Regalo
富士森内科クリニック
FK / 藤井工務店
KCN / 子安脳神経外科クリニック
FORZA!! Smiler 2019(個人協賛名26名、企業協賛13社):
企業協賛枠:
丸山精機製作所
Spinning Garage
Power Profit Japan
医療法人三栄会
Industrial Development Center Clinic : IDCC
延命酢 / 有限会社マルヤス
魚のへそ
医療法人社団明悠会
TANAKA ENT CLINIC
美蘭(miran)
DABS
八王子税理士事務所
ABEX
FSW Scuderia 46 × ワンスマラウンジ協力企業(1社):
Scuderia 46
テクニカルスポンサー様(4社):
STBP / 東京ベストプラン、Djac、Arai HELMET、ROCKPORT
最後までお読みいただきましてありがとうございました。今後ともご支援の程、宜しくお 願 い致します。
ABSSA MOTORSPORT(アブッサ モータースポーツ)の由来:
法人名:株式会社ABSSA(代表:澤圭太)が由来です。
ABSSA は車がコーナーに侵入する際の操作の流れである A:アクセル→B:ブレーキ→S:ス テアリング→S:シフト→A:アクセルから取って『物事を理路整然にスムーズな流れで進める』 という企業目標を意味しています。
主な活動として2009年春スタートのドライビングレッスン事業『ワンスマ』の運営を2013 年より法人化して実施、年間で約70イベントの一般公募プログラムの企画運営やドライビ ングテクニック攻略 DVD の製作販売を通じて年間約 1700 名のアマチュアドライバーへの プログラム提供をしております。
2014 年からは FSW パドック内の会員制ラウンジ『Scuderia 46 × ワンスマラウンジ』 の運営、そして今年2019年からはABSSA MOTORSPORTとしてのモータースポーツ活動 と新映像チャンネル『Driving Academy TV』プロジェクトを開始致します。
Contact us:
株式会社ABSSA(アブッサ) / ワンスマ事業部 / OFFICE SAWA事業部
レースドライバー 澤圭太