
ブランパンASIA 韓国戦 → 炎の4連荘トレーニングを経て...
本日よりお盆休みを頂いております。
が、
韓国戦のレポート配信しておりますので、皆様にも一部ご紹介をさせて頂きます。
ちょっと不完全燃焼だった韓国戦ですが、いよいよ次回、最終戦:上海は自身4輪レース200戦目の節目を迎えますので、気持ちよく来シーズンを迎えられるような会心のレースにしたいと思います。
引き続き、応援宜しくお願い致します!
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【Rd.9-10 KOREA / 韓国国際サーキット戦レポート】
澤圭太/ABSSA MOTORSPORT Blancpain GT World Challenge Asia 2019
【前戦FSW戦クラス表彰台獲得からの流れ活かせずポイント獲得に留まる】
アウトライン:
母国凱旋レース(富士戦)でクラス表彰台を獲得し、波に乗るABSSA MOTORSPORTはブ ランパンアジア後半戦へと突入し韓国の木浦市にある韓国インターナショナルサーキット での第9-10戦を迎えた。
完走→選手権ポイント獲得→そしてプロアマクラスでの表彰台獲得と、ラウンドを重ねる ごとに成⾧を見せているチーム、いよいよクラス優勝や総合でのトップ 6 入りを目標に据 えての戦いを始める。
公式練習~公式予選までの経過:
日本同様に真夏の酷暑の時期を迎えている韓国は金曜日の練習走行日から気温 35 度以上 を連日記録、公式練習ではFSW戦からの流れを汲んだ車両セットアップの確認、澤もPiti 選手も 3 年ぶりのここ韓国国際サーキットでの走行となる為にコース慣熟も含めてトラブ ルなどなく消化。
全体の8-12位(プロアマクラスでの4-8位)というここ数戦での定位置 に収まる印象となっていた。
公式予選の流れ:
土曜日の昼に公式予選を迎えた、今回も予選 1(15 分間)を Piti 選手がスタート、計測 2LAP目の2分10 秒4で全体8 番手のタイムを記録するもT6出口のトラックリミット(4 輪脱輪走行)でタイム抹消となり10秒6 のタイムで予選全体10 番手(クラス3番手:PP タイムから約1/9秒差)となった。
続いて予選 2 回目は澤が担当、プロ Dr が中心となるセッションで 2 セット目の新品タイ ヤを投入、計測2Lap目に2分9秒1で全体14番手(クラス8番手:PPタイムから1.7 秒 差)となるタイムを出す、高温の今回のサーキットでのレースは新品タイヤでのグリップの “美味しい”所は最初の1-2LAPのみで、3LAP目もアタックを継続したがセクタータイムで タイム更新をする可能性が低いと判断しアタックを終了した。
決勝の放送の模様:
Rd.9 >>>
Rd.10 >>>
決勝レース:
土曜日午後に開催された決勝 1 回目(Rd.9)はプロアマクラスは予選 1 回目に出走した アマDrがスタート担当となるルール、予選で各ドライバーが1セットずつ使い、残りはル ール上 2 セットの新品タイヤが残っている状態だが、この 2 セットを土曜日のレースの各 スティントに投入、まずは土曜日のレース(第9戦)で“全力でクラス表彰台圏内を確保す る”という作戦だ。
Piti 選手は 1LAP 目は 11 位で通過、直ぐにプロアマクラスの車両をパスして全体 10 位 を走行、1台が戦列を離れ9位(クラス2位)、プロクラスのAMGのペースが上がらず塞 がれる形となり、クラス優勝が遠のくがクラス2位-3位圏内でのレース展開が進む。
スタートして25分後、Pit-OpenとなりDrチェンジが出来るタイミングになると、早め に交代して澤が最後(4セット目)の新品タイヤで空いている所で挽回をしようとなる。
しかし、抜きあぐんでいたクラス違いの AMG を少し強引に T10 の進入で抜きに掛かり PitIn する予定の LAP に接触、これで AMG はスピンを喫し、61 号車もスピンを回避する等 で約5秒のロスをしてしまう。
ダメージをフロントの一部に負ったが走行に影響がない範囲だった為にそのまま予定通 りにPit – inし、ドライバー交代とタイヤ交換を実施、エアジャッキのトラブルで5秒更に ロスしてしまったが澤に交代して全体11位、クラス4位でコース復帰となる。
Piti 選手の Pit-In 周の接触行為によってレースコントロールよりドライブスルーのペナ ルティの裁定が出されてしまう。
ピットスルーの実施によって更に約27秒ロス、接触とピ ットでのロスを合わせると約 35-37 秒のロスとなり、その後も決勝に強いマクラーレンの 特性を生かしてコンスタントにラップタイムを刻む澤だったがチェッカーを受けた際はト ップから1分10秒差の全体11位、クラス5位でのゴールとなった。
一連のロスが無ければトップから約35 秒差(全体9位、クラス3 位)にはなれた計算だ っただけに新品タイヤを 2 セット使い切ってのポイント獲得も出来ない“もったいない”レ ースとなってしまった。
日曜の決勝2(Rd.10)はスタートの澤も途中で交代するPitiもそれぞれ自身が土曜日の 予選で使ったタイヤで走るという消去法的な作戦ではあったが、ここ数戦を見ると日曜日 のレースは特にアマチュアDrが担当する後半で荒れた展開となる事が多く、レースに強い マクラーレン、混戦に強い Piti 選手にスタート担当の澤が上手く繋げられれば、まだまだ 表彰台獲得のチャンスはありとチームは予想していた。
スタートから 1Lap は得意の混戦の抜け出しが上手く行って接触も無く 14 位スタートか ら 10 位で帰ってくる澤。
しかし Audiに仕掛けられて 11 位、その後その Audiが前を走る AMGをパス、AMGとの差が詰まってくる(このAMGは前日にPiti選手がDrive中に接 触したAMG)、GT4クラスの周回遅れが表れ始め、差が詰まる、澤も行き場をなくして詰 まる、後方の Audi が少し離れていた幸運で AMG と私を一気に抜きに掛かる、AMG は無 理に抑えようとして逆にT-1でオーバーラン、澤はAudiにはパスされたがオーバーランは 免れプラスマイナス1で全体11位は変わらずという出入りの激しい展開に...。
澤のスティント後半は中古タイヤは本当にこの酷暑&タイヤに厳しいサーキットではキ ツく、ペースが上がらず、もう 1 台のピットスタートだったプロクラスの Porsche に抜か れて全体12位。
Pit-Open に合わせて Driver 交代の為に Pit-In が始まるが、61 号車はコースが空いてペ ースが少し戻ったので少し引っ張ってのピットインを実施、残り27 分でPit-Inした時には 全体5位まで上がっていたがPitiに交代しコースに復帰すると全体11位クラス4 位へ。
Piti 選手もいいペースで走るが上位陣はここ最近のレースでは珍しくコースアウトや接 触が少なくSCも出ない淡々とした展開でなかなか簡単にポジションアップは果たせず。
タイヤトラブルでリタイヤした車両に助けられて10位(クラス4位)とポイント獲得圏 内には届いたがトップから 28 秒差でそのままゴール。
クラス表彰台圏内にはあと 15 秒足 りないという惨敗の内容だった。 (プロアマクラスが全体でも優勝、全体2位もトップから1.2秒差でプロアマクラスの2 位、クラス3位が全体5位でトップから13 秒差だった)
全23 台出走(GT3クラス18 台、GT4クラス5台)
GT3クラス18台中(Silverクラス5 台、Pro-Amクラス10 台、Am-Am クラス 3 台)
Rd.9 GT3 Pro-Amクラス 5 位(Overall 11 位)
Rd.10 GT3 Pro-Am クラス 4位(Overall 10位)
ドライバー選手健ポイント:Pro-Amクラス 7位(81ポイント)
ドライバー選手権ポイント:全体28位(13 ポイント)
チーム選手権ポイント 全体11位(16 ポイント)
各種Result >>>
こちら
澤圭太 / Keita Sawa (ABSSA MOTORSPORT代表 兼レースドライバー)コメント:
今回はFSW戦でのクラス表彰台を経て、チームにも力が付いたし、今のBOP(性能調整) の中ではマシンも仕上がってきたし、どう戦えば結果が付いてくるか地に足が付いた戦い が出来ている感触もあり、更に上である次の目標“クラス優勝”をコッソリ狙っていたんです。
今回のサーキットに来るのは4 回目で2016年 GT-Asia時代にBentleyで2 連勝したゲン のいいサーキットでもありましたし…しかし蓋を開けてみたら”大体いつもと一緒”でした。 公式練習の時点で全体の 8~12 位、クラス 4~8 位で『これは必死にクラス表彰台圏内、 全体トップ10以内を目指さないといけない』と言う、いつも位置である事は認識しました。
今回、自分に課していた”予選 2 回目の順位”(自分の予選の順位を上げる)も、今年の過去の予選で起きた事を振り返ってめ綿密にシミュレートして臨み、与えられた状況の中で は一定の納得が出来る走りが出来ましたがそれでも全体14位(トップから 1.7 秒差)は深刻でした。
戦闘力面、作戦面など細かい精度を上げて予選は 1 秒、決勝もアベレージラップで 0.5 秒 以上上げないと、今の戦いの殻から抜け出せない状況と言えます。
Piti 選手はアマ Dr の中で常に 3-5 番手で走れていますが、彼の本来のポテンシャルはも っと上なはずです。
混乱が起きやすいアマDrが多くコース上に居る時に速さと強さが発揮 できる作戦を今は取らざるを得ない状況なので、どうしても土曜日のレースに照準を合わ せ、新品タイヤでガンガン行く、という作戦となっています。
今回の土曜日のレースは接触によるペナルティが全てでしたが、日曜日のレースも私のスタート~混戦の強さを発揮しての更なる作戦の幅が持たせられればチャンスはまだまだあ ると感じています。
始まってしまうとあっという間だったブランパンアジアの初挑戦も次回の上海戦で今シ ーズンは終了です、“何とかしないとっ!!”という危機感に苛まれていますが、まずは自分 たちが自分たちのベストの内容でレースを運ぶことが大切と考え、前向きに戦いたいと思 います。
来年に向けての体制作りの準備が水面下で既に進んでおります、チーム全体としては⾧期的な視点では非常にポジティブな状況で、やるべき事が明確であるという事も認識出来た WEEKした。 引き続き、皆さんのご支援を宜しくお願い致します。
澤圭太公式戦通算成績:
公式戦 198戦、表彰台獲得 78 回目(獲得率 39.4%)、優勝回数 21 回(優勝率 10.6%)
PP獲得11回、ファステストラップ4回
その他の情報:
フォトギャラリー >>>
こちら
協賛各社の皆様のご紹介(順不同、敬称略):
澤圭太 / ABSSA MOTORSPORTのレース活動及び、ドライビングレッスン団体「ワンス マ」業務は以下の企業様、個人様に支援を頂いております。 改めまして皆様のご理解ご支援に感謝申し上げます。
ABSSA MOTORSPORT チーム支援企業様(5ブランド):
MG Group
McLaren CUSTOMER RACING
SINGHA
KING POWER
CMYK COLOUR
TP12
パーソナルスポンサー様(10社):
UPLIFT アップリフトモデル
服部クリニック
Regalo
富士森内科クリニック
FK / 藤井工務店
KCN / 子安脳神経外科クリニック
HC GALLERY
エプソムソルト(ESSC)
FSW Scuderia 46 × ワンスマラウンジ協力企業(1社):
Scuderia 46
テクニカルスポンサー様(4社):
STBP / 東京ベストプラン
Djac
Arai HELMET
ROCKPORT
FORZA!! Smiler 2019(個人協賛名27名、企業協賛16社):
企業協賛枠:
丸山精機製作所
Spinning Garage
Power Profit Japan
医療法人三栄会
Industrial Development Center Clinic : IDCC
延命酢 / 有限会社マルヤス
魚のへそ
医療法人社団明悠会
TANAKA ENT CLINIC
美蘭(miran)
DABS
八王子税理士事務所
ABEX
今回から新加入頂きました
>>> 本町皮膚科
>>> 岩国西生コン株式会社
>>> 岩国資材株式会社
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
レースドライバー / ABSSA MOTORSPORT代表
株式会社 ABSSA 代表取締役 / ワンスマ主宰 澤圭太