
雨ばかりで予定も翻弄されてばかりの憂鬱な10月を経て(それでも、月平均30-40台を大きく上回る65台の車両に各種トレーニングなどを通じて乗りました)、Mt.Fujiも初冠雪となっていよいよアマチュアドライバーの皆さんにとっての”サーキットシーズン”の到来です。
袖森FESは30回の記念大会(袖-1GP Rd.5併催)は無事に台風の影響を受けたサーキットさんも悪天候が続く中なんとか修復工事を間に合わせてくださいました。
→ まだまた枠が残っているクラスありますので、ここから1WEEKが勝負っ!!
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また11/23(土)は九州オートポリスでKCC走行会の中での同乗ドラサポ実施(1枠あきあり)です。
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そして今日の本題は『パワー競争になっているマシンで安全にサーキットを走る』です。
丁度
こちら (Automesse Webさん)でもそれに因んだ記事を紹介してくれています。
ロードスターや86&BRZに代表されるローパワー旋回マシン(FSWなら2分5-10秒程度)とPorsche 991GT3系やMcLarenなど500馬力以上のハイパワーマシン(FSWなら1分50秒切るか切らないか程度)の2極化が進んでます。
どちらも難しさの種類は違うけど。。。って話は前もしました。
でも特に、パワーがあるという事は、クルマはロングホイールベース化になるし、バランス取る為に横方向も広くなる、そしてクルマは安定方向にせざるを得なくなる、それを曲がるようにする(回頭性をあげる)ために電子制御でカバーするという風潮になる。
だから991GT3の様に上手くフロントを入れられる人だとちょっとオーバーステア気味になる時がある位なんだけど、出口でパワーを活かすには昨日ハイパワー車両限定の広場トレでもやったように、当然ながら上手にパワーを掛けられるアクセルワークも大事だけど、それ以前にパワーを出口で掛けられるのは入り口で高速から曲がれる速度まで確実に短時間で上手に止まって、止まりながら沢山向きを変えられた人だけの特権なんだよ、って話です。
向き変えられない状態でパワーを掛けるとロングホイールベース系の車両は最初アンダーが出てその後スナップオーバーになるし、電子制御に守られて走るとフロントブレーキでクルマが外に行かない様に人間がアクセルを踏んでいるマシンを車が勝手にフロントブレーキを掛ける(これが異常摩耗によるブレーキトラブルの原因)、という状態になる。
電子制御を切るのが正解ではなく(特にアマチュアドライバーは)、電子制御に守られつつも、必要以上に作動させない為にその作動特性を知り、極力作動させずに走らせられる技術を身に着け走りましょう、、、という事が大切。
これを昨日の広場トレに参加して下さったトラクションが最高だけどタイヤグリップに助けられているからWet路面になると一気に不利になるPorsche991 GT3系の方、AudiのR8やTTRSなど4輪駆動で良く出来ているから自分が上手いのかクルマに守られているのか分からなくなる系の方、35GT-Rなどこのパワー絶対主義の火付け役になってしまった暴力的パワー + 良く出来た電子制御系の方などに、それぞれの特性や志向に合わせたトレーニングを実施しました。
これから増えるであろうMcLarenでサーキット走る人に向けてもソフト側もハード側も体制強化が急務。
高性能なマシンをしっかり使い切るには人間の意識と技術も高性能化をする必要があって、”高性能 = 人間が楽しても安全に速く走れてしまう”は危険だと言う事を知ってほしいですね。
それを感じるためでもあるMcLaren Track Day(GT3でデモランやります)は明日FSWで開催です。
Posted at 2019/11/02 08:45:40 | |
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