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澤 圭太のブログ一覧

2025年05月24日 イイね!

フリーモータージャーナリスト小倉茂徳さんを偲ぶ

フリーモータージャーナリスト小倉茂徳さんを偲ぶ「皆さんに悲しいお知らせ」

フリーモータージャーナリスト、小倉茂徳さん(Sid Shigeaki Ogura)さんが去る14日に他界されました。

詳しくは画像(訃報 小倉茂徳さん逝去のお知らせ)参照ください。



「松戸市民栄誉賞を澤さんにも!」

「FSWを地元にしているチームは多けれどオフィスがパドックの中に唯一あるんだからABSSAが1番の地元!」

など、様々に絡んで下さった小倉さん

ここに謹んでお悔やみ申し上げます。

+++++++++++++++++++++++++

数日前に小倉さんとも共通の仕事関係の方から訃報を聞いていました。ご家族のご意向や承諾ありきの為、不用意にこの事に触れる事は出来ず、関係者やファンの皆さんはヤキモキされていた事と思います。

小倉さんの古くからの友人であり仕事でもご一緒されていたと言う方が先頭に立つ形で関係各所の取り纏めや訃報を発表するタイミング、また小倉さんのご家族から「各メディアでの訃報発表に対しての承諾を得る」ことなど尽力頂きました。

そして10日経ってしまいましたが、ここにやっと私も小倉さんのこと書ける事になりました。

一昨日、同じ松戸市民でもある小倉さんの地元仲間、仕事仲間として、他限られた関係者と共に荼毘に付され骨壷に収骨されるまでの小倉さんの最後を見届けて参りました。

最後に直接お会いしたのはGWのSGT富士の現場、それから直後のJ SportsさんでのWECイモラ戦、香盤の関係で解説席では約1時間の相席でしたがお互いの休憩の際には控室でも他愛のない話をしました。

私は実際に自分でやってきたプレーヤー目線での解説なので全くアプローチの違う小倉さん、取材者であり昔はF-1ホンダのチーム側の広報だったと言う古くからの情報網とその人柄とユニークな観点も武器に、解説席の合間にレースの現地にも繁く通い、自分の足で仕入れた本来あるべきの取材力によって「何処からそのネタ仕入れたの?」っていつも驚かされる解説、語学にも堪能、そして何より用意周到にルールや事情も常に最新にアップデートされてる影の努力を感じさせる、、、そんな”プロジャーナリスト”でした。

15年にBSフジさんでマカオGPの番組でサッシャさんと共にご一緒したのがお仕事で一緒になった最初と記憶してますが、その後WECやLe Mans24での活動を経て取材される側としてのお付き合いが当初は多く、最近は私も解説系のお仕事も沢山頂くようになり、同じ地元なのでご飯でも行きましょう!なんて誘うと「取材する側と取材される側だから食事とかはちょっと気が引けて、、、」って「真面目か?!」って思わせる一面も(笑)、でもプライベートの家族の話とかは聞いたことなかったなぁ〜、「プライベートを切り売りしている」私とは一線を画する生き方を邁進されていました。

それでも「仕事抜きで地元のよしみで」と説き伏せて地元で焼鳥やお鮨をご一緒し、レースの話は全然しないで鉄道の話で盛り上がり、ワンスマABSSAの恒例の新年活動報告会にも列席、ご挨拶をして頂いた事もありました。

62歳ですって、早すぎます。

もう会えないのは寂しいのですが、それより、、、

「小倉さんが居ないとこれからのレース解説業界は各メディア大変だぞ!どうするんだ!!」って言葉をご縁への感謝と共に昨日のお見送りの際に最後掛けてきました。

思い起こせば31年前の94年、F-1がセナを失いモナコマイスター不在の空虚感なモナコGPがありました。

今年の日本のF-1ファン、レースファン、業界関係者はあの31年前の時に似た「小倉さんを失った空虚感の中でF-1モナコGPを迎える事になるのでしよう」、改めて小倉茂徳さんの業界への多大なる貢献に尊敬の念を、そして心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。

小倉さんとの絡みの過去の投稿もFacebookなどでご紹介します。

突然の別れになってしまったけどありがとう、さようなら、小倉さん。

残されたもので業界をより良いものにしていかないと!です。

レースドライバー / ワンスマ主宰 / ABSSA MS 代表
小倉さんを愛する有志の1人

澤圭太
Posted at 2025/05/24 19:31:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年05月22日 イイね!

先日の車載映像の答え合わせ

先日 X(旧 Twitter)に公開した車載映像についての答え合わせです。

元映像はこちら ↓ ↓ ↓



ADVAN 050のMコンのほぼ新品
チューニングしっかりしたEXIGE 410 SPORTS

だから通常のノーマルより4秒位速いはずなので同乗走行(助手席に90kgくらいの重り)でも、クリア取れればある程度は出るであろう、、、と推測はしてました。

車は本当によくできてました、でも特にご覧頂きたいのですが100Rや最終コーナーは少し挙動が唐突。

具体的にはリアが軽くなった時(ブレーキング時やステアを加えた時)が少しオーバー傾向って事です。

アクセルを踏んでからは一方少しアンダー。
でも順番として入口を治す必要があり!

新品に近いグリップが入力される、それもプロがしっかりタイヤを潰して、尚且つ重量増の状態というのを考慮する必要あります。

私が単独でこの車両でタイムを出す必要があれば、やったほうが良いセットアップ変更ですが、オーナーさんが54秒アベレージから53秒、うまく行ったら52秒に!という領域であれば、このままでも十分完成されているとも言えます。

強くブレーキをすれば当然フロントは沈み、リアは起きますからオーバーは出る方向で、それを抑えるにはスプリングレートを上げるか?減衰ではフロントは縮み側を固くするか、リアだったら伸び側を固くするのがセオリーです。

もしそれで治ればOK、そうすると自然と出口のアクセルON時のアンダーも入口のオーバーが治った事でステアを切って向きが返られる量が増える分治ってしまう事もあります。

でもこの時はアクセルオンでのリアの沈み(特に最終のような上り坂では顕著)とフロントの浮きによるアンダー傾向が強かったのでフロント側は伸びも固く、リア側は縮み固くってどんどん固くなっていく、、、

前後共に伸びも縮も固くってなる時はだいたい大元のスプリングレートが足りてない事が多いが、新品とか予選とかアタックの時は固めてタイヤが中古になったら今のままで減衰で微調整するだけでも良いと思われるレベルとも思います。

1Lapで色々なコーナーがあるので、100Rや最終はタイムを考えると挙動は思い通りにしておいた方がいいけど、全部のコーナーを全部アンダーもオーバーも出ないようなセットアップはないので、どこは自分で何とかして、ここだけはクルマがこうならない様になってくれればタイムに繫がる!というセットアップに拘り過ぎない精神も必要。

他のアイテムでやるとしたらフロントのスタビを固めにして車の捲れ上がりを抑えるのもいいし、それならブレーキングももっと良くなるかもしれない、アライメントで治すならリアのトーインを少し足してあげるのもあり、車高ならフロント上げるか?リア下げるか?もありだけど、逆にアンダー系に転じてしまう危険性も考慮しないといけない、、、

その辺を考えながらセットアップを進めないといけないってお話でした。
Posted at 2025/05/22 13:44:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年05月17日 イイね!

運転がヘタよりも練習の仕方がヘタなほうが命取りです

運転がヘタよりも練習の仕方がヘタなほうが命取りですSuper GTのFSWラウンドのレポートを支援者の皆さんに配信しました。
(こちらの画像にも貼付けておきます)

さて、今日は『練習方法』についてお話しします。

元々、練習時間が取り辛い、そしてミスの代償が大きいのがモータースポーツです。
だからより速く走れる様になる、より安全に走れる様になるのに時間が掛かるし、速く安全に走ったり、それをレースという限定された環境で結果として出すのは”至難の業”と言えます。

サーキット走行を始め1年で公式戦に出る事を決意し、最初からGTレースに出れる様にまずは競技ライセンス取得、GTレースに出れる様なライセンスグレードにする為にレース経験&完走記録を蓄積する所から始めた昨年、そしてGT4カテゴリーの公式レースは2イベント4レースのみでしたが、いまのまだまだ結果を出しには足りない部分を痛感し、今年のGT3カテゴリー参戦を目前に控えた方の練習の仕方を紹介したいと思います。

キーポイントは
効果測定、巡回トレーニング、一貫性のある体制、練習走行の時間とコストを見越しておく、集中トレのタイミング、、です。

昨年のGT4レースを終えたのが6月、7月には今年のレースに出場する車両を購入しまずは定説どおり『広場トレーニング』での車両慣熟からスタートしました。
一番走り込んでいるホームコースのFSWでまずはスポーツ走行内でドラサポ実施、鈴鹿は元々走行機会がなかなか取れないのでプライベート貸切をされている仲間の枠にJOINTして走行、それから特別プログラムとして構築していた『エビスサーキットでのダートトレーニング』にもご参加頂き、それらの経験を経て車の動かし方やGT3車両の慣熟の序章を経て改めてFSWスポーツ走行でドラサポ実施、、、ここまでが昨年の9月頃までの動きでした。

10月になると再度鈴鹿を少数のレース系車両のみで走れる走行会があり参加、8月に走った時からの進化を体感、スポーツ走行は車速域が高くなるとどうしても周りとのコミュニケーションが難しかったりリスクがあって良い状況で走り辛いので、なるべく少数で走れる環境をコスト面では高くなるが”効果とコスパ”を重視してチョイス、ワンスマの15台枠走行会なども活用頂きつつ、まだ適宜広場トレーニングでもGT3車両を持ち込んでの基礎確認トレーニングも織り交ぜつつ、でした。

12月になると今年一緒に組むドライバーも確定し練習走行は基本2人で時間をシェアして走行する機会がほとんどになりました。
(12月も15台走行枠があったり、ここで相方ドライバーさん/アマ、も車両慣熟)

1月は気温が低すぎてスリックタイヤでの走行は控え、2月になったらタイヤウォーマーを活用して実走行トレーニングを再開、タイヤも参戦するレースで指定のタイヤではなくもう少し柔らかくて初動の良いタイヤを敢えてチョイスして安全性を最低限確保もしました。

レースカー中心の走行会や合間の広場トレーニングも継続、3月には鈴鹿CCMCでの走行も(鈴鹿はやはり走行機会が少ないのであんるべく走れる時は走っておく)、今年参戦するGTワールドチャレンジの公式テストが3月末に開催され、そこでそれまでの約半年の成果を確認し現状どのくらい他のジェントルマンDrの中で戦えるか見積もれる内容でした。

4月になるとタイヤウォーマーは使わず、本来レースで使うタイヤを投入し、開幕戦の菅生、ホームコースのFSW、8月開催の岡山、最終9月開催の鈴鹿と内輪での貸切走行を中心に(コストは掛かるが効果は大きい)、開催サーキットを全部網羅して最後の集中走行月間となりました。

今月になってエビスのダートトレーニングを昨年の9月に引き続いて参加、15台のFSW走行枠や菅生でのプライベート占有もありましたが、ここまで来るとスキルの上乗せによるタイムアップよりも実戦的な走行(予選シム、決勝シム、Dr交代練習、Pit-in/outランなど)が中心、そして2名のジェントルマンDrでの構成なので個々に足りない事や事前にやっておきたい事に対してこの日はAドラだけ走行、逆にこちらはBドラだけなど、局地的なプランも実施してきた月間でした。

昨日のSUGOプライベート占有を持ってシリーズで規定されているプライベートテスト許可期間での走行は全て終了、あとは6月中旬のSUGO開幕レースWeekを迎えるので車両準備も本戦に向けてメンテ期間に入るとのことです。

実質10カ月のこのテストプログラムでザックリではありますが10回程度の実走行以外(広場トレーニングなど)を実施、実走行は実に15回以上の走行でした。

時間にして実走行が約30時間、距離にして2000km以上だったと思います。
タイヤもTOTALで20set近く使用したでしょう。

それらランニングコストだけでもきっと2500~3000万くらいは掛かっていると思います。
(人件費、運搬費、メンテ費、消耗や修復など)

GT World Challenge / Japan Cupは1Weekで700-800km/7時間くらいを週末で走行しますから4Week8レースで3000km前後/30時間弱の走行時間、、、つまりレースweekに走るのと同距離くらい、練習でも走ったと言えますね。

車の消耗(エンジンやミッション駆動系、ブレーキ系の交換サイクル)など都度の走行にはコストは掛からないが、走行量が増えると交換メンテなどに大き目のコストが掛かるものも当然走行頻度があがると見えない所でコスト増に繫がる。

2名のアマDrが走るとほぼ50:50で個々に走行量を確保したいので、サーキット経験が2-3年でレース経験が1-2年だと、やはりこの位の時間練習をしないと他のジェントルマンDrと対等に戦える土俵には上がれないと言えます。

今回携わっている2名のGentlemanさんは後からJoinした方の方がレース経験はまだ少ないけどしっかり下積みをされてきた方だったので、元々のスピードや順応性の高さにもう片方のGentlemanさんも助けられていた部分があるでしょう。

車両のコストは含まずでGT4やGT3のレースは1Weekで上記位走る転戦系のレースだと1Week 1000万前後は必ず掛かるのでレースに4000万、練習に4000万の合計8000万を2名のドライバーでどうコスト負担するか?っていうのがどこのチームも相場ではないかと。

これらのトレーニングとは別に自分のロードカーでサーキット走行したり、サーキットに通えない時はシムトレーニングをしたりにもコストは掛かっているハズ。

そこまでの時間とリスクとコストの犠牲を伴って、それを最初の3~5年でレース経験も加えてやっていければどんどん練習走行の時間とコストは抑えても、それなりに走れる様には誰でもなっていくものなので、そこまでの最初の1-2年、その先の3-5年は本当に大変だと思います。

Gentlemanの方々はそうやって練習を積み重ねてきた方々が日本のトップ20人くらいに君臨されてますからその仲間入り、もしくはその一つ下のステージに入ろうとしたらどれだけ大変か?分かって貰えるかと思いますし、S耐などの国内主要レースにカートレースなどの経験がない方がGentlemanからプロを目指していこうとしている方々がレースWeek以外はお金が掛かるからサーキット走行の機会が作れない、、、みたいになると『そりゃ上手く成ったり速く成ったりするはずないよね』って思えます。

だからいきなりGTレースって大変だからもっと下のカテゴリーでコストを最小限に抑えて機会を作る努力と実戦経験を積む工夫をすればよく、年齢とか色々な事情で少し急がないと行けない場合ではない限りは、モータースポーツはじっくりステップbyステップで自分が出来る領域(技術面とコスト面の両面で)を見極めながらやるべきです。

冒頭キーポイントでも書きましたが
効果測定 一貫性のある体制の中でメンテもコーチもプロの眼で判断する環境
巡回トレーニング 実走行、基礎トレなどを良い頻度とタイミングで巡回する
練習走行の時間とコスト 効果が得られる環境にはコストをケチらない
集中トレのタイミング 転戦などは特に戦うサーキットの得意不得意が無い様
、、です。

セットアップを進めるか?この環境で走るか否か?など無駄に走ってコスト増になったり、リスクある状況で走らない勇気が持てなかったり、、、第三者的目線で経験値のあるプロがいる事で返ってリスクを避けて無駄なコストを抑えて、掛けたコストがなるべくスキルアップと経験値に繫がる様にアシストするのが我々の役目だと考えています。

色々な人がサーキットを走る方も居るので、うまく進められている人の考えを聞いたりしてみるのが近道ですね、正解は一つではないけど、先生が沢山居る人、助言を色々な人に求めちゃう人って、実は近道のようで遠回りだったり、結局誰も責任ある仕事してくれなくなったりしてしまうので逆効果になっていて、効果が薄いだけならまだいいけど、リスクが高まってしまうのは見ていて”もったいないな~”とか”危ないな~”って感じる事が多々あります。

是非、色々と試行錯誤したりもがいている方こそ、そういった数ある正解の中にある共通点を見つけてほしいと思っています。
Posted at 2025/05/17 14:09:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
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