さて前回ブログに続き休みの日のメンテナンスはサクサクと進みます。
私的に出艇数回に一度は、しっかりと掃除すべくボート本体のチェックを行います。
ところで前から気になる喫水線汚れ。
水垢のようなモノと思いきや....
これどうやら排ガスのススみたい。
しかし4スト船外機でこんな汚れんの?と言う感じですが、今度エンジンオイルの減り具合も見ておかねば....
汚れ2ストと変わらんやんwww。
あと二重貼り付けした振動子取り付けベース。
何とか凌いでいたモノがついに剥がれる(爆)。
ゴム糊は今度アセトンで綺麗に撤去する予定です。
こちらも次回は、しっかりとサンドペーパーでアタリを付けて三度目に臨みますよ!
勿論取り付け位置も変えて!
そこも狙いの一つなんです。
内側の水滴なども丁寧に拭き取りまして。
この様な細かな汚れはペーパータオルにパーツクリーナー染み込ませて拭いていきます。
こちら拭き取り前。
拭き取り後。
パワーボートの特殊な形状とビワマストローリングと言う低回転での流しが船体オイル痕の原因だと推測。
そう言えば先般のフィッシングショーでお話させて頂いた安原エンジンサービスの安原社長さんのお話を思い出します。
ホンダ2馬力は遠心クラッチが半クラになるのでビワマストローリングに不向き。
またスズキのインジェクションもトローリング走行のような長時間の低回転を想定されていないらしく不向きとの事です。
不向きイコール今まで何等かの不具合を複数の症例経験されているんでしょうね。
あ、名前の出てこないヤマハやトーハツが問題無いとかでは無く、その2社の特約店的な事をされているからそう言う不具合も判るのでしょうね。
で裏面チェックですが大きなキズもなく良好。
振動子取り付けですが、思い切ってチューブ位置を外そうか真剣に検討しとります。
まあ今週末じっくりと考えます。
そしてフロントドーリーのタイヤ掃除。
小石や砂が多数噛んでいましたのでリフレッシュ。
最後に船外機の稼働チェック。
時間あまり無かったので大したチェックもしていませんが、この時期でチョークレバー引いて2~3回のリコイルでスタートするので非常に理想的な状態。
冷寒時すぐスタートするようなエンジンも如何なもんかな?的な個人の感想ですwww。
で、琵琶湖のみの淡水使用ですが.....
エライものでアノードの地金がこんな綺麗な状態でして電触されておりません。
ドヤ!この状態。
海水使用なら一回の使用ですぐに白くなりますが、逆に淡水に慣れるとメンテナンスが疎かになりそうで怖いかも(笑)。
で、海水使用におけるポータブル船外機の長期保管について個人的な意見ですが.....
使用後の洗浄やメンテナンスは当然ですが、長期保管に入る場合は特に洗浄してから1~2カ月後の処置と言うか一手間があれば、全然変わって来ます。
① アノード管理(磨き処理)
本体が乾き切った後にアノードをヤスリで削り地金を出しておけば本体の内部腐食を防げます。
② キャブレターの燃料抜き取り。
混合燃料か否かに関わらず燃調不良の最たる原因はコレ。
ペーパータオルなど数枚キャブレターの下に敷いてドレンコックを回して燃料を抜き取りを行います。
更にかなりの長期保管となるとキャブレター分解洗浄は勿論ですが、真鍮製のネジ類はクリーナーで洗浄後に腐食(錆び)防止として綿棒などでオイルを軽く塗っておく。
③ 本体の再拭き取り
船外機の普段触らない箇所。
例えばエンジンのアンダーカバーやクランプブラケットの裏やティラーハンドルの裏など。
実装時に一番水飛沫のかかる箇所は、殆んど船外機本体の裏面ですが、大体皆さん真水をかける程度です。
意外と塩が溜まるのでウエスにマリングリスなどを付けて拭き取ると格段に錆びから防御出来ます。
④ 各所グリスアップ
ここまでやればかなり完璧ですが、メンテナンス箇所や海水飛沫のよくかかる箇所のネジやボルト等のグリスアップです。
ボルト貫通するような箇所や締結トルクが比較的稼働に影響の薄い箇所はたっぷりと。
逆に袋状のボルト穴やヘッドカバーなど規定締結トルクに影響を受けるところは薄目。
インペラやサーモスタットと言うような必ず交換時に外さないといけないような箇所は特に処置しておきたいところです。
まあここまでやっとけば内部腐食から本体を守れるかと思いますが如何ですか(笑)。
それもこれも過去中古船外機、スクラップやジャンク品も含めざっと数えて気付けば一応20機以上手元を通過しました(爆)。
まぁ各メーカーの癖こそあれ大体傷む箇所は似通っています。
素人ながらもその上での見解ですので、少々面倒でも長持ちさせる有効な手段となるでしょう。
ところで私もそろそろ新品欲しいな~www!
ではでは。
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ゴムボート快適化計画 | 日記
Posted at
2024/02/22 13:03:00