3/28(土)、すでに何してるでご周知の方もいらっしゃると思いますが、春休みを利用して来る予定だった嫁が38度の熱を出して、まさかのドタキャン来名中止!
あったかいコメントを多数いただき、この場をお借りして御礼申し上げます。
これで嫁も浮かばれますwww。
そしてコメント頂いた一部の方の『看病に戻らないと....』的な献身的考えが無かったのがいけなかった.....
※猛省www
ポッカリと空いた春の2日間.....
あちこちで春の息吹を感じ、遠足に行かれる方も多数.....
私は迷わず飯田線の秘境駅である『小和田駅』近くに向けてドライブを始めました。
※小和田駅が何故秘境駅なのかは各自ググってみてくださいませ。
先日このあたりの下見はしているので、時間もゆっくり目の昼過ぎを目指し名古屋から東へ、昼過ぎには第一目的地の飯田線は中井侍(なかいさむらい)駅付近に到着。
ここは開かずの国道418号線から県道(愛知県)1号をほんの少しだけ南下して伊那小沢駅南側を通過。
※今回奇跡的?に普通に通行出来ましたよ!
そこから天竜川林道と言う一般の車はほとんどと言って良いぐらい通らない林道に入ります。

※画像ピンボケでスマソ。
またここは愛知県・長野県・静岡県の3県が県境となる地域で結構複雑です。
当日は天気も良く雪跡もほとんど見られない、山歩きには最高の天気です。
当然ハイドラオンの状態で天竜川林道に入り、中井侍駅を林道より難なくゲット。
道は確かに狭いですが、ダムのわき道などにある未舗装草ブラシロードに比べれば
屁みたいなもんです。
落石痕は随所にあるものの、一応舗装道路。
鼻歌交じりで林道を快走。
まずは天竜第一隧道(ずいどう)を通過、ほどなく天竜第二隧道も通過。
橋を渡ると長野県伊那郡天竜村から静岡県水窪(みさくぼ)町に入ります。
目指すは塩沢集落。
ここからあと少しっ!と言うところで油断!!
軽く脇見をした瞬間に尖った落石を踏んでしまいました。
ここからが悪夢の序章www。
『ヤバイっ!』と思ったのですが、あと少しでゴールだったのと、車を停める広さのところが無かったので、最終的に塩沢集落の手前100mくらいの広い場所に車を停めて即タイヤを確認。
『プシュッー』と勢い良くエアーの漏れる音。

『
がび~ん』やはり逝ってました....
もうジタバタしてもアカンと思い、とりあえずは当初の予定通り小和田駅に通ずる林道へ降り立ちました。

以下、小和田駅までの道中はそれなりのドラマがございますが、別途難所巡りブログでお楽しみください。
飯田線の難所駅CP 全駅攻略への道vol.4 小和田駅 前編
飯田線の難所駅CP 全駅攻略への道vol.5 小和田駅 後編
※13時くらい出発(下り道)で最終同じ地点に戻ったのが15時半過ぎくらいだったかと。
で、悪あがきでパンク補修剤で対応。
ダメと判っていてもチャレンジするのがワタス。
そう、去年の7月に乗り換えたこの車、
スペアタイヤがありませんwww。
もうすでに嫌な予感はしていたのですが、傷はタイヤ側面に1cm程目視可能傷。
『完全にオワター』
さぁ問題はここからどうするか.....
まず携帯の電波(au)が全く入りません。
※NTTは近くにアンテナがありまして何とか入ります。
まずはロードサービスに連絡を入れるべく、恥をしのんで近くの民家を訪問すると、遠くの畑(と言っても山の斜面)にお婆さんがいらっしゃる。
大声で『すんませ~ん』とお声をかけるも、聞こえていない様子。
その内スッと消えたので、そこからご自宅と思われるところの玄関先でお声をかけると、お爺さんとお婆さんがいらっしゃいました。
こちらの老夫婦、Tさんと申しましてずっとこちら塩沢に居られる方です。
事情を説明し電話を貸してくださいと申し出ると、嫌な顔一つせず快く電話を貸してくださいました。
JAFにも場所については、こちらの方の場所を確認出来たとのことで、まぁ問題は無いと思いました。
予想到着時刻は3時間とのこと。
当然、場所が場所だけに4時間後の20時頃までは覚悟しておりました。
その後しばし老夫婦の方と貴重なお話を。
これはアクシデントから偶然にお会いできた導き。
唯一今回ラッキーな出来事だったかも知れません。
※詳細は別ブログで。
小一時間お話と些少なお礼(金銭では無いですよ)をさせていただき、長居も迷惑なので車でしばし待機としました。
※お礼も当初なかなか受け取ってくれないくらい優しいご夫婦でした。
お二方、本当にありがとうございました。
また近くに行く際は、必ずやご訪問させていただきます。
車に戻りまして冷静に色々と確認。
とりあえずガソリンと食料はそれなりにありました。
それだけが心の支えwww。
ただ電波が入らないので、電話やネットが出来ない.....
何とかAMラジオだけ受信できたので、滅多に聞かないAMラジオを聞きながら心を落ち着かせ待つこと4時間の20時過ぎ。
辺りはもちろん真っ暗....
しかし
暇~!
と、言うわけでまずは夕食のコンビニ弁当を即完食!(画像なし)

ほどなくして、先週のモビオフでゆぅ姐さん一家から頂きました、長野県は上田産のお土産りんごをワイルドにかじるwww。
いやぁ、
『腹にしみるほど、美味かったぜぇ~』
そして少々不安になり、あまり動かしたくないのですが、集落近くの街灯がある広い場所に移動。
足回りやホイルに負担が掛からないよう、ソロリソロリと時速約2キロ。
で落ち着いたところの街灯が唯一照らすこの広い場所が、デカイ蛙のデート場所とはwww。
牛蛙くらいのデカイ謎の蛙が、山裾から出てきてあちこちで(笑)

こやつ人をあまり怖がらずエッチ中。
ケロケロ鳴きながら、更に2匹に抱きつく別のオスを、抱きつき中のオスが見事なキックでかわしましてwww
おもろいwww
そんなシーンもほどなくして飽きてきまして.....
何とか移動し待ち続けるも21時がまわり、ついに22時もまわり次第に不安が募ります。
と、言うのもJAFから私へ連絡つけようがない。
万一指定された場所を間違えたりしていたら!と言う要らん不安が過ります。
22時30分、ついに不安がMAXとなり電波の届くエリアまで歩く決意をします。
車のダッシュボードには『JAF遅いので、とりあえず中井侍駅方面へ林道を歩きます。電話○○○』と書き置きを残して.....
LEDヘッドランプにLEDペンライト、リュックに非常食や飲料など詰め込んで、元来た中井侍方面へ天竜川林道を戻ります。
伊那小沢駅まで林道が約15km、中井侍駅通過後も少しラインが入っていたので、期待出来る電波受信エリアがここから約10km弱。
まぁ自身の心の満足を得るために、とにかく夜の山道を歩く!歩く!歩く!
途中、獣の臭いがするし、謎の獣が不気味に鳴きよる.....
いやぁ、冗談では無くマヂですよ!
一応獣が襲いかかって来ても大丈夫なよう、自己防衛として小鉈は腰にぶら下げてはおりますが.....
月明かりと川のせせらぎを聞きながら、長野県天竜村の県境を越え、天竜第二隧道を超え、またひたすら歩き、ついにはauアンテナが圏外からゼロ本マーク!!
しかし
コネ━━━━<(ll゚д゚ll)>━━━━!!
依然電話は通じず....
不気味にさえ思える隧道も、極度の疲労で怖がる暇もないっす。
そしてついに天竜第一隧道を超えた辺りでアンテナ2本!!
キタ━━━(。A。)━━━!!
と、同時に着信www
しかも1分後に、背後からJAFの積車到着.....
なんじゃこのタイミング.....なめとんのか(爆)
でも正直メッチャ嬉しかったのは内緒で。
遅かった理由は、急陵な峠道なのでレッカーでは無く、積車で手配となったこと。
そして思いのほか土曜日で他のトラブルが予想外の時間がかかったこと。
当然積車なので入山ルートも選んだこと。
しかしデカイ積車で、こんな山奥へようこそ!
運転手さんも途中かなり不安だったらしいwww。
まぁ、放置されていないなら文句は言えまいwww。
一旦私を拾って頂いた場所から、今度は車の向きを変える場所が無い。
10分くらい走りまして、ようやく方向転換。
そして車の場所まで。
無事積車に積んでいただき、とりあえず近くの某駅まで降ろして頂く事に。
と、言うのも日曜日でかなりの田舎、タイヤ直すにも情報があまりにも無くて逆に動きようがない。
レッカー15km無料、あとは1km毎に720円、まぁロードサービス1kmを国産すき焼き用牛肉を100g720円を数百グラム食べたと思うしかないな。
結果某駅付近に無事到着。
JAFへの通知から約9時間半の時間が経過しての到着。
正直山歩きより疲れましたわ。(途中山歩きしてるけどwww)
積車での走行が約20kmの移動だったので、〆て
3,600円也。
何とか安居酒屋1回程度でとりあえずは済みました。
そして某駅近くの決して邪魔にならない場所に停めさせて頂きました。
電波OK、近くに自販機あり、トイレあり。
まぁ使わなかったけど。
安心して朝5時30分頃くらいまで爆睡しました。
そして7時過ぎにまさかの飯田線へ乗車w
ここで取りこぼし3つが獲れて、コンプリートするとは.....
名古屋までの運賃が
3,000円以上かかりましたとさ.....
【以下、教訓!】\_(・ω・`)ココ重要!
まぁ、何です。
今回怪我無く、大きな破損も無く、人や物を傷つけたわけでも無い。
そして土曜日という日取りもある意味ラッキーだったかも。
しかし一番はスペアタイヤを積んでいなかったこと。
仕事柄2年に1度程度はやはりパンクトラブルがあります。
そして極希に、修理不可のパンクもします。
補修剤によるパンク修理を初めてしたのですが、正直釘の刺さったパンクには、手も汚れず便利で良いのですが、今回のケースで全く意味のないものだと痛感いたしました。
そしてJAFのスタッフさんも申しておりました。
高級車ほど最近はオプションでスペアタイヤも無く、今回のようなケースではどうしようも無いとのこと。
※根本的にスペアタイヤ自体が存在しない車種が最近はあるとのことです。
そして最近では、このような対処できないパンクでの出動が非常に多く困っているとのことです。
当然、車積の工具等々についても自己管理自己責任で揃えるものなのですが、最近のこの傾向にはチト疑問を感じる次第です。
※結果論ですが、スペアタイヤがあれば何ら問題の無い普通のトラブルだったと思うと自分に腹立たしいwww。
まぁ、皆さん!
特に酷道を走られる諸兄(姐)さん、こんな事に巻き込まれないようご注意くださいませ!
あ、ご心配?の皆さん。
ワタスは現在ピンピンしとりますよ(笑)
て、事で
イイネ!プチっとよろすくです。