それは素朴であり
偉大であったの…

先日、とある道を通過した時
ふと目に入った
「80年のかつ丼。」
気になって仕方なかった私。

佐野市の旧葛生町。

走る度に道路脇から粉塵が舞い、

常にダンプに囲まれてしまうその土地は

良質な石灰が採れる街。
駅前にあるその店は、
周囲を見ても隣接駐車場が全く無いから
どこか停める場所は無いかと彷徨えば

店から少し離れた場所に

広い専用Pを発見ス。

踏切渡ればすぐそこだ。

川沿いにひっそり佇むその店は
「80年の伝統」
この時点で既にドキドキ、

無造作に置かれた一斗缶から
昭和な歴史を感じつつ、

流石に外は改装していたけれど…

きっと店の中は
某所の様な
激渋空間広がりながら
こんな席にドカンと座り、
猛者共に囲まれながらガツガツかつ丼
食べてるシーンが浮かんでる!!
ってあれ?
(;・∀・)
店の中がキレイ過ぎて
伝統的な物等見当たらず、
(きっと料理が伝統なんだ…)
カツ丼のレパートリーの充実ぶりと、
メニュー自体の豊富さにも
期待しながら
何だコレ??
((((;゚Д゚))))
「マニング…」
今まで料理店で一切聞いた事無いその言葉。
だけど今日の私は80年のカツ丼と
既に心に決めていたから、
「カッ、
マニングライスください!!」
(゚Д゚;)
厨房が静かに動き出す。
一体どうなものかもわからないまま
勢いだけで頼んだ私。
メニューも見ても、
どこにも解説等無いし
(きっとカレーの類か何かなの?)
○
。
(;・∀・)
ビビりながらも良い方向に
勝手に妄想しながらその出来上がりを
じっと静かに待ってると…
((((;゚Д゚))))
ってこれ…
色鮮やかかなこの黄色は
見るからにオムレツそのもので、
添え物だってしっかりあるけど
ケチャップ
激すくな(笑)
しかも決してお世辞にもキレイな
半月状のオムレツの形すらしておらず、
これなら普通のオムレツライスの方が
安いんじゃ…
(;´Д`)
「卵の量が多いから高いんだ」
自分自身に言い聞かせ、
とにかくそのオムレツを
食べてみようと
ナイフをそっと差し入れたなら…
ぶ厚いぞ!!
そして、
焼かれた豚ロース肉が丸ごとドカンと
卵の中に発見ス。
そこで店主が一言、
お肉は塩と胡椒だけで味付けしており
素材の味をしっかり楽しんで欲しいから
ケチャップはほんの少しにしているらしく、
シンプルだけどバカみたいに
旨過ぎる!!
実は切ってみると結構量もあるのに
無我夢中で食べ続けたら
あっという間に無くなった…
(;・∀・)
という事で、
佐野市葛生にある「あづま本店」
聞くと、初代店主が考えたメニューの様で
マニング=「Mining(採掘)」から来ているらしく、
この街で戦後採石場で働いていた肉体労働者達に
「栄養のあるものを
食べてもらいたい!!」
そんな想いから当時貴重な食材だった
肉と卵を使って作ったそうです。
皆さんも機会があれば
80年の伝統は凄いと思った
マニングライス。
オススメなので是非食べてみて
ください(*´ω`*)
そして…
80年のかつ丼の方は
誰か取材お願いします(笑)
Posted at 2020/11/06 22:32:33 | |
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気になるお店に行ってみた | 日記