まさに十数年ぶりでした…
ずっと私が避け続けてきた

大都会。

おそらくBlogに書いた事もないけれど、
私の様な田舎者にはとにかく刺激が強過ぎて

ところが十数年ぶり上京しないといけない事があり、
そもそも電車に乗るのも超久々で

いつもの見慣れた景色が離れてく。

田舎者ならどうせ英語なんて読めないだろうと
ハイテク掲示板に嫌がらせを受けながら、

ついに東京へと降り立った!!

観光なんてしている余裕もないままに、

私がずっと前から行きたかったその店が

この場所にあったんだ…

コカ・コーラの看板に
いつもの願いを込めながら、

勇気を出して入店すれば
そこはまさに昭和臭。

こんな食堂、
今時滅多にないよとトキメキながら

朝10時台から既に飲んでる
常連らしき人の背中に哀愁感じつつ

やがて高齢店主がやってきて、
国内では
最早貴重なペットボトルの水道水を
持ってきたかと思ったら
これは絶対炭なんだ!!

と…
(((;゚д゚)))

だけどこれは序章であって、
私は与えられた水道局を飲み干して

壁に貼られたランダムメニューを観察すると

朝から飲んでる客もいるだけに
やはり酒類が豊富なんだと、

超達筆なそれらをじっくり見ていると…
ついに コーラー発見ス!!
今は無き栃木の名店で見た
ファンターやコーラーを
まさかこんなところで見るなんて。

だけど私はここに飯を食べにやって来たから、
あちこちやらたと貼られた激安カレーライスを横目に
大きな声でコールしたのは
カレーではない
カレライス!!
確実に伸ばす棒を省きながら言い放ち、

流石に300円だけだと申し訳なく、
ハムエツグ!!
これまた間違いなくエツグと叫ぶと、
店主は余裕で通じた様で厨房へと消えてゆく。

それにしても渋すぎる。

この場所だけが
ずっと時が止まった様であり、

人や物。
まるで全ての時間が

止まってる…
14年前の胡椒があるぞ…
緊張し必死にトイレを探してみれば、

暗闇の中現れたのは

恐ろしい程劣化し過ぎた内壁と

見せちゃいけない先人達の泉湧く。

凄く不安な気持ちになりながら、
何度も何度も手を洗い店の方へと戻ってみれば

既に料理は出来ており、

少しヒビの入った皿の上には

如何にも濃厚そうなカレーが白米全体
覆うようにかけられて、

持ち手の部分もカレーが侵食してたけど

私は勇気を出して
こりゃ旨いww
なんていうか家で作るカレーのルーを
2倍入れた様な濃さが凄くて、

謎の大きな具材が入っていたけど

椎茸入りのカレーなんて初めてだ('∀'*)

オカズもしっかり食べなきゃと

超絶薄いがハム4枚なんて
豪華の極みで

ソースはちゃんと賞味期限もバッチリ。

エツグの方も見事な半熟具合で
このペラペラさが
たまらねぇ!!
(カレーも300円だしこれ全部で千円なら安過ぎる)
大満足で店主にお礼を言いながら
お代を払おうかと思ったら、

「1,100円」
え…
(;・∀・)

やっぱり都会は怖い場所だと感じつつ、
創業昭和23年は伊達じゃない。

東京都墨田区東向島にある「菊屋」
皆さんもこの画像からいろいろツッコミどころ
見つけてコメントくれたら嬉しいです('∀'*)
Posted at 2024/01/16 19:12:43 | |
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都会に行くシリーズ | 日記