「レコードモンツァがうるさくて、近所の事を考えるとちょっと・・・」
595コンペティツィオーネに興味をもって試乗に行かれた方から、こういったお悩みをよくいただきます。
試乗車は事前に暖気なんてされていないでしょうから、エンジン始動後にはアイドルアップが働いて回転数は1300rpmほどまで上がりグルォォォォォ・・・!!!
購入するにあたっては事前にコールドスタートの音を聞いておいた方が良いと思いますが、やはりこの瞬間は強く印象に残るのでしょう。
騒音問題を気にして尻込みしてしまうかもしれませんがご安心ください。
特に気を使う深夜早朝のコールドスタートには穴をあけたものを内側のパイプにも押し込みます↓
コレ、だいぶ前にネタにしたんだけど、あんまり見られてないのかな(笑)
一応、もう一度触れておきます。
脱着は正直面倒ですが、深夜早朝用も合わせて作っておけば、おそらく騒音問題はクリアできるかと思います。
私はこれを一年以上使っていますが、熱で溶けてきたりだとか外れやすくなったりだとかの劣化は一切なく、まだまだ使えそうです。
(といっても近所から離れたらすぐ外してしまいますが)
でも塩ビキャップサイレンサーを一年通して使ってみて、思った事がひとつ。
脱着の際はマニホールドやタービン接合部に負担をかけない為に、テールパイプをしっかり手で押さえる必要があるのですが、真夏はテールパイプがメチャメチャ熱くなるんで、素手だと1秒ですら押さえていられません(笑)
この時期は走り込んだ後でも全然触れるんだけど、7月~9月は夜中の帰宅であっても塩ビキャップサイレンサーが溶けるんじゃないかと思うほど熱くなるから、別途手袋が必要かもしれませんね。
というわけで、次回試乗に行く際は仮で塩ビキャップサイレンサーを作って持っていきましょう(笑)
はいと言うわけで第28回目のABARTH 595の質問コーナーです。
前回のインタークーラーの質問で「純正のフロントバンパーは両脇にある2つのインタークーラーの性能も十分に生かせるデザイン」だと言っていましたが、アフターパーツメーカーのサイトでは、「純正のインタークーラーはコアの正面からエアが当たらず、その性能も十分に発揮できない」というような説明をして、前置きインタークーラーに交換する優位性を謳っていましたが実際どうなんでしょうか。
確かにおっしゃる通り
インタークーラー見えるかな↓
向かって右側のインタークーラーだけど、コアは真正面を向いていないし、どっちかと言えば横向きに近いですね。
アフターパーツメーカーの言う事は一理あるけど、大事なことを忘れています。
空気はコアにただ当てるだけじゃなくて、効率的に抜けなきゃダメなんですよね。
で、入り口はひとまず置いておいて、一旦出口を見てみよう。

ここは画像じゃ見えないと思うけど、このダクトからインタークーラーを覗き見てください。
真正面から見た時のコアは横を向いていましたけど、出口から見るとその分、こっちを向ていることがわかります。
車体を流れる空気によって負圧が発生して、インタークーラーダクトに入ったエアをこの出口から吸い出すわけですが、これを考えた時にコアがある程度横を向いている方がより抵抗なく吸い出せることがわかります。
で、もう一回フロントから見てみますが

ダクトをよく見ると横を向いているインタークーラーに風がいくように形状に角度が付いており
左右の画像が入れ替わっちゃって申し訳ないけど、ダクトの中もちゃんと導風のパネルがあって、しっかり風は当たるようになっていて、しっかり抜けるようになっているんですよね。
とりあえずご自分で一度エアダクトの入口と出口、そしてインタークーラーとの位置関係をよく見てみてください。
595コンペティツィオーネは小さい車なのでパイプレイアウト的にはベストとは言えないかもしれませんが、このバンパーは純正のインタークーラーを十分に生かせるデザインだと思いませんか?
アフターパーツメーカーはパーツを売らなきゃ金にならないわけで、短絡的ですが効果的なワードで私たちをハッとさせて、購買意欲を煽ってきます。
と言っても粗悪品では無いので疑いの目と言ったら大袈裟ですが、書いてある事を真に受けて純正のデザインや効率が悪いと思いすぎないほうが良いでしょう。
この間エンジンオイルをチェックしたときにオイルフィラーキャップを開けたら、キャップの裏やオイルの注ぎ口に乳白色のエンジンオイルがこびりついていました。
他の車ではこんな状態になったことないのですが、595では普通なのでしょうか?
私の595はどうかなと思ってみてみましたが
特に問題はありませんでした。
エンジンオイルが乳白色になってキャップ裏などにこびりついてしまうのは595じゃなくても、寒い時期にチョイ乗りばかりしていると起きやすい事なので595特有のものでないし、良くはないけど異常でもありません
が!
ご存知かと思いますが595コンペティツィオーネは指定オイルが
10W-50と、お節介にも全員にサーキットスペックの硬いオイルを入れられますので、この時期はより油温が上がりにくく、チョイ乗りが多いと普通の車よりもこういった症状が起きやすいといえるかもしれません。
対策としてはチョイ乗りをしないというのが一番ですが、チョイ乗りが多くなってしまったときはあえて低いギアで回転数高めで走行し、そのカクハン作用で熱くなったエンジンオイルを隅々まで飛び散らせて流し落とす意識を付けるとキャップ裏などの末端部分まで綺麗な状態を維持できるかもしれません。
ちなみに私はシビアコンディションを気にするタチなんでチョイ乗りはほとんどしませんが、燃焼室の洗浄などの意味も込めて2速3速で引っ張ったりは結構やります(笑)
以上、第28回目のABARTH 595の質問コーナーでした。
では、また。
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Posted at
2019/03/13 09:43:02