事の始まりは2019年9月8日のブログだ。
【ブログ】
アルファロメオの4Cに乗り換えたい気持ちがある事を呟いたら、思いのほか反響があり
乗り換えないでくださいというメッセージ以外にも、ぜひ乗り換えてお高くとまったイタリア美女のあんな所やこんな所を全部包み隠さず見せてくれというメッセージも頂きました。
当初この話は4Cに乗り換える理由を自分の身の上話も織り交ぜて前編、後編の2回に分けて公開する予定でしたが、そこら辺はもうバッサリ切ります。
外観はいかにもスーパーカーで維持費が高いように思える4Cだが、中身は実に平凡で排気量は1750cc、直列4気筒の乗用車のチューンドエンジンで特筆すべき先進的な技術は無い。
タイヤはフロント205/40R18、リア235/35R19と前後異形の大径ホイールだが、今のトレンドからみれば特に驚くサイズでもないし、車重が1050kgと非常に軽いから前後異形によるタイヤローテーションは出来なくても交換サイクルが異様に早いというわけでもないだろう。
エンジンはジュリエッタのエンジンをチューニングして使用している関係で、595から4Cに乗り換えてもタイミングベルト交換の呪縛からは逃れられないというのは残念であったが、ちょっと調べて見るとアルファロメオの4Cは、レースカーの技術を用いた超軽量ボディに乗用車のチューンドエンジンを乗せた、十分庶民の香りが残る「単なるスーパースポーツカー」である事がわかる。
だから車体価格が865万円と高額ではあるが、買ってしまえば私のような庶民でも車の維持自体は問題ない。
しかし生産終了になる2020年内に一括では買えないので買うとなれば当然ローンになる。
2019年7月には595の残価、およそ249万円を一括清算しているので
2020年2月、今現在の預金残高はたったの180万円少々。2019年の年収は500万円に達したが、2019年10月の消費税増税の影響で会社の景気が悪くなり、目標である520万円は超えられなかった。
当初の予定では2021年(令和3年)にはイケイケドンドンで年収600万円を超える計画でいたが、しばらくは年収500万円台でくすぶる可能性があり、少なくとも今年一年は景気の動向を静観する必要が出てきてしまった。
というわけで、2020年で生産終了になる4Cを新車で買う計画は、絶望的と言うのが結論です。
595納車3年目の今年は初車検を通して、お金を貯めつつ5年目でどうするか、となるでしょう。
こんな話をしていると、しまりす号の悲しい視線が突き刺さる・・・。
乗り換える?
まだ乗り換えないよォ
というわけで第52回目のABARTH 595の質問コーナーです。
ABARTH 595さんと同じように残価設定型のローン(インテリジェントローン)でアバルト595コンペティツィオーネを購入しようと考えていますが、決して高くない年収で生活を維持しながらのローン支払い、初の輸入車の維持費に不安があります。
その不安で決心がつきません・・・。
その不安なお気持ちよくわかります。
私の考えですが、ローンで車を買う際には「ローンの支払いと車の維持費を合わせても、毎月貯金できている実感が十分にある事」がとても大切だと思っています。
維持費に関しては、595を毎日乗り回している私の過去のブログや整備手帳をご覧ください。
私の595は総額415万9千円で、頭金は100万円。

残りの315万9千円を5年61回払い。
61回目、つまり最後に支払う残価を127万7千円(35%)に設定して、月々9900円、ボーナス月は15万9900円の支払いと、毎月の支払いをなるべく少なく設定し、「毎月、十分貯金できる安心感」を重視したプランです。当時の金利は1.9%で、5年間で払い終える計算だと21万5千円が金利分として掛かってしまいますが最大でもたかだか20万円少々だし、遅くとも2年以内には一括清算できるプランで組んだので、大幅に安く済んでいます。
この当時の年収は400万円半ばといったところですが、ある程度お金を貯めたところでインテリジェントローンの低金利を上手く利用すれば、ちょっとの金利分で1年以上は早く所有できるので、何とか一歩踏み出す勇気を持っていただいて、595との楽しいカーライフを歩んでもらいたいものですね。

結局、夏場の595の水温はどうだったのでしょうか?
走行後はボンネットが熱すぎて触れない程になるそうで、この熱さはヤバいとか異常だと問題視する声も聞きます。
595の夏場の水温や油温は大丈夫だったのでしょうか?
これは去年、水温が管理できるようになったので涼しくなってきたころに総評としてやろうと思っていたのですが、すっかり忘れていました(笑)
忘れすぎて細かいところがどうだったかも実は覚えていないのですが、「皆が言うほどに心配するほどか?」という記憶だけははっきりと残っています。
で、まずはボンネット熱すぎじゃないか問題。
私は真夏の走行後でも熱くて開けられないことは無く、特に普通だった記憶しかないが、とりあえずエンジンルームを見てください↓
ボンネットが熱くなる原因について何か思わないでしょうか?
どうでしょうか?

一番小さいAセグメントに直列4気筒のターボエンジンならではの弊害とも言えます。
答えとしては、ボンネット先端のすぐ近くにエンジンルーム内で一番熱を持つタービンとマニホールドがあるので、それが発する輻射熱を受けてボンネットが熱を持つのは当然の事なんですよね。
つまりエンジン全体が異様に熱くなっているわけではなく、高温部がすぐ近くにある事での輻射熱を、敏感な肌が感じ取っているだけの事で、何も騒ぐことではないのです。
ターボ車なら必ずタービンはあるし、595はそれがボンネット先端の非常に近いところに位置するから、それが悪目立ちするだけの事なのですね。
でもこれって実はチューニングを考えた場合にメリットでもあるんですよ。
ノーマルのボンネットでもまったく不都合は無いのですが、排気ダクトの開いたエアロボンネットに付け替えることによって、先端上部に位置する高温部の熱がスムーズに吸い出せるわけですから、エンジンルーム内部の温度環境を劇的に変えることが可能となります。
そう考えたら意外と悪いものでもないでしょう?
で、真夏の水温ですが、走行風が無い停車中に99℃に達するとすぐに電動ファンが回る為、100℃に達することは一度も無かった。
夏の真っ盛りでも高速巡行中は84℃にちょっと触るくらいで基本的な水温は80~83℃といった所で、十分な加速状態からアクセルを抜いてクーリング状態に入れば80℃を切って78℃まで下がる余地がある。純正の水温計は街乗りではどんな状況でも100℃の所を指すことが無かったので、実際の水温はどうなっているんだとずっと気になっていたが、どんな状況でも100℃に達さないんだから、そりゃ水温の針は真ん中の90℃で止まっている訳だ。
ボンネットが熱すぎると人間が騒ぐ一方で、車は実に冷静でその対比が何とも面白いですね。
油温に関しては不明なので何とも言えないが、油温上昇に釣られて水温がどんどん上がって追い込まれていくような印象も無かったので、そちらは10w-50の指定オイルに任せておけば何の問題もないと言えるでしょう。

街乗りでの595のクーリング性能は十分高い水準にあり、しっかりメンテナンスしている限りは何の心配も要らないというのが私の結論ですね。というわけで第52回目のABARTH 595の質問コーナーでした。
では、また。
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Posted at
2020/02/10 19:15:50