前回は2023年6月のシリーズ5限定車 第3弾「ABARTH 695 Pelle」で終わりましたが、残りの限定車はまだ記憶の新しい3台となります。
2023年6月以降は695ツーリズモの値上げ、695系が縦型のレコードモンツァを装備し、「695」としてようやく完成、F595の値上げ、円安によるサーチャージ導入、キセノンヘッドライトが有償オプションになり、EVのABARTH 500eがデビュー。
そして同年12月、新色の「オレンジレーシング」の入荷が増えて、最後のダメ押しと言わんばかりにラゲッジルームランプの削除。
そして右ハンドルのアルミスポーツペダルとアルミキックプレートが削除となった。
今年はもう何もなく終わりかと思った12月下旬、F595ベースの限定車がデビュー!
2023年12月
シリーズ5限定車 第4弾
ABARTH F595C
(アバルト エフ595シー)
ボディカラーはソリッドレッドとグレーメタリックの2色。
トランスミッションは5速MTのみだが、それぞれに右ハンドル、左ハンドルの設定があり、各40台の全国限定160台。
メーカー希望小売価格は4,750,000円(税込)。
特別装備は電動開閉式ソフトトップを筆頭に、通常のF595には無いサブウーファー搭載のBeats製プレミアムサウンドシステムを装備。
※限定車とは言え、F595Cも例に漏れず右ハンドルのアルミスポーツペダル、アルミキックプレートは削除になっています。
F595がベースの為、装備、スペック的には控えめだが、5速マニュアルで左ハンドルの設定もあり、オープンエアと音楽も高音質で楽しめるという事で非常に人気の高いモデルとなった。
年が明けて2024年。
同年5月にはキセノンヘッドライト仕様の在庫、入荷もすっかり無くなって、ハロゲンヘッドライト仕様への切り替えが勢いを増す中、次の限定車がデビュー!
2024年5月
シリーズ5限定車 第5弾
ABARTH F595C 2nd Edition
(アバルト エフ595シー セカンドエディション)
ボディカラーはソリッドホワイトのみ。
トランスミッションは5速MTのみだが右ハンドル、左ハンドルの設定があり、各45台の全国限定90台。
メーカー希望小売価格は4,660,000円(税込)。
基本的な装備、削除は前回の限定車「F595C」と同様だが、 2nd Editionはモノトーンがテーマという事で、久しぶりにABARTHサイドストライプが標準装備に追加。
その代わりモデル末期という事でカタログモデル同様にキセノンヘッドライトからハロゲンヘッドライトにグレードダウンしています。
2024年7月
シリーズ5限定車 第6弾
ABARTH 695 75° ANNIVERSARIO
(アバルト695 セッタンタチンクエ アニヴェルサーリオ)

ボディカラーはブラックメタリックのみ。
トランスミッションは5速MTのみだが、右ハンドルと左ハンドルの設定があり、左ハンドル100台、右ハンドル250台の全国限定350台。
メーカー希望小売価格は5,500,000円(税込)
最後の限定車という事で専用装備はいくつかあるが、シートの刺繍以外は全てステッカーで、12段調整式リアスポイラーと、ワイドボディキットは未装着。
インストルメントパネルは専用の型押しは無いものの、アルカンターラ仕上げ。
そして
フロントのブレーキディスクローターは、より高性能な2ピースのフローティングディスクをシリーズ4以降では初採用。
ホイールは2020年11月デビューの「アバルト595スコルピオーネオーロ」で採用されたものを使いまわす形となった。
今回はベースが695なのでブレーキはブレンボだしレコードモンツァ装備で180馬力あるが、どちらもブラックボディにゴールドをアクセントとしている点から「イメージが被る」との声も多い。
このABARTH 695 75° ANNIVERSARIOが欧州でデビューした時にはすでにキセノンヘッドライトはオプションから消失しており、公式画像からも当然日本デビューの際はハロゲンヘッドライト仕様だろうと思ったが、実車を見てみるとカタログやプレスリリース通りにバイキセノンヘッドライト仕様でした。
残念なことに右ハンドルのアルミスポーツペダルとアルミキックプレートは復活されませんでした。
個人的に695のファイナルエディションとしては正直物足りないが、アバルトのオフ会ともなれば大いに注目を集めるのは間違いないモデルと言えるだろう。
以上、「ABARTH(シリーズ5)限定車を振り返る」でした。
あなたの胸に刺さったモデルはありましたか?
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Posted at
2024/07/07 22:01:00