
2020年5月16日にデビューした限定車 ABARTH 595 PISTA
結構な勢いで売れているそうです。
ピスタの目玉としてスポーツモードのオンオフでバルブが切り替わる新型レコードモンツァが装備されているわけですが、オーナーの我々はもちろん、これからアバルトを所有したいと思っている方々はレコードモンツァが標準装備のコンペティツィオーネも新型に切り替わっていくのか大変気になるところかと思います。
本日メンテナンスでディーラーへ行ったのですが、改めて595コンペティツィオーネも新型レコードモンツァに切り替わるのか確認してきました。
その返答ですが
アバルト595コンペティツィオーネ
新型レコードモンツァに
切り替わります!
だが、しかし!!
代わりに何か削除されます

その削除されるものとは・・・。アバルトコルサシート

本体そのものがオプション設定になるわけではなく、
シートの後ろ側・・・。
カーボンバックシェルの削除です。
話によると6月に入るロットからアバルトコルサシートのバックシェルはシリーズ3同様の艶消しのブラックになるそうです。
ここで気になるのはカーボンバックシェルの削除と新型レコードモンツァの装備が同時に行われるのかという事。
もしコロナの影響でコストカット優先のカーボンバックシェルの削除が先に来るとなれば、2017年2月にマイナーチェンジした595コンペティツィオーネの中で最も装備が削除された不遇なロットが市場に出る事になります。
そして、2020年の5月末現在、2019年4月から12月末までの限定バッヂが付けられた「アバルト70周年記念モデル」が未だにショールームに大量展示されている現状で
それを売り切らずして、新型レコードモンツァが装着されたコンペティツィオーネが入荷されてきた場合にどう売りわけをしていくのかも気になるところ。
新型レコードモンツァ切り替えに伴う変更点もまだ不明なところが多く、このブログでは引き続き調査をしてまいりますので続報をお楽しみに!
というわけで第60回目のABARTH 595の質問コーナーです。
限定モデル「595 PISTA」に採用されているスポーツモードのオンオフでバルブが開閉する新型のレコードモンツァは取り寄せて移植は可能なんでしょうか?
私も同じことを考えており正規ディーラーに問い合わせましたが、コロナの影響か納期は未定となるものの、注文自体は可能との事でした。
ただし、新型レコードモンツァの詳細や、ECU(エンジンコントロールユニット)との関連性が不明なこともあって新型を移植して、かつスポーツモードのオンオフにバルブ開閉を連動させるとなると、取り付けに関しては慎重な答えであった。
私も正確な制御方法は分からないが、おそらくはバルブ開閉にECUは無関係で、スポーツモードをオンにすることによって通電し、機構内部の電磁スイッチがバルブを開かせる単純なソレノイドアクチュエータ制御と予想しており、移植する場合にスポーツモード連動は無理だとしても、ACC電源またはIGN電源をどこかから取って3極リレーに別途スイッチを設けるだけで簡単に移植出来るものと考えているが、正規ディーラーではイレギュラーな作業となるので、おそらく受け付けてはくれないでしょう。
私は新型レコードモンツァの移植は断念しましたが、奇特なチャレンジャーの報告を待つ!
※追記※
新型レコードモンツァはECUから車速やスロットル信号を得て、まさにアクティブにバルブ開閉を行っていることが判明しました。
CAN通信によって作動しているとなると、新型レコードモンツァだけを用意して外部電源から単純なオンオフ制御だとしても移植は難しいかもしれません。
前回の質問コーナーで新車を契約する際のメンテナンスプランやメーカー保証延長契約の話がありましたが、それらの必要性はどう考えていますか?
総額をなるべく安く済ませたいのですが、初めての輸入車という事で今まで所有した国産車のように余計なプランは契約しないというのには不安があります。
まず、メンテンナンスプランであるイージーケアですが、近くにアバルトを得意とするショップが無く、すべての整備を正規ディーラーで行うつもりであればとりあえず3年間のイージーケアは契約しておいたほうが良いかと思います。
イージーケアはいわゆる「まとまった整備費用の前払いでお得になりますよ」というプランで3年間で115,500円かかりますが、12カ月、24カ月、36カ月毎のサソリのマークが付いた箇所の交換費用と、エンジンオイルとフィルター交換がお好きなタイミングで3回無料、1年目と2年目の定期点検費用が無料となります。
未契約と比べると4万円程お得になるわけですが、イージーケアの内容はDIYでも出来る整備内容であり、ほとんど自分でメンテナンスするとなると1年目と2年目の定期点検費用が無料になるだけなので、そうなってくると契約する優位性はないどころか無駄にお金を払うことになります。
みんカラにはオイルやフィルター交換などの記事が多数公開されているので、自分でちょっとでもやってみる気があるのであればイージーケアを契約する以上に節約できるので、未契約でも良いかもしれません。
続いてメーカーの延長保証、エクステンデッドワランティですが、こちらは新車から3年間無償で付帯するメーカー保証が切れた後に、有償で契約する2年間の延長保証プログラムです。
補償内容をよく見て必要性を感じれば契約すれば良いと思いますが、私見を言わせてもらうとこれは必要ないかなと思っています。
私の595は5MTなのでトランスミッションの心配は無いし、壊れてもせいぜいパワーウィンドウのレギュレーターくらいかなと思っており、故障があったとしても2年間の契約金116,600円を超えることなく5年が過ぎると予想しています。
無償付帯する3年間のメーカー保証内でドアノブが割れるとかの割れ系は出る可能性が高いですが、それを気にするかどうかだけの話で使用上全く問題ないし
人によってはエアクリーナーを交換したり、ECUに疑似信号を送るパーツを装着するなどしてエンジンやトランスミッションは補償対象外になってしまうでしょうから、将来の故障は心配しないで割り切ってしまいましょう。
ネットで595の故障を調べるとそこそこの件数がヒットしますが、あれはほとんどが2017年2月以前の「シリーズ3」と言われるモデルで、1900ものパーツが新しくなった現行モデル「シリーズ4」をこれから新車で買おうとする方にはほぼ無用の心配となります。
ただし、トルコンATやCVTしか乗ったことが無く、渋滞などで前車がちょっとでも進むと、条件反射的にたった数十センチの車間を詰めてしまう癖のある方や、車が半クラッチにしている状況を振動などから察知できない方が5速シーケンシャル(MTA)を購入する場合はトランスミッションの油圧機構に負担をかけて故障させてしまう可能性がある為、担当の方にマニュアル車の運転経験はない事を伝え、アドバイスを受けた上でどうするか決められることをお勧めします。
以上、第60回目のABARTH 595の質問コーナーでした。
尚、今回でABARTH 595の質問コーナーは最終回となります。
最近ちょっと忙しくてブログに時間をさけなくなりました。
では、また。
Posted at 2020/05/25 06:11:22 | |
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