momo OUTRUN M-3 を購入しました。
コンフォート系のタイヤに分類されるようです。
momo と言えば、私の世代くらいの人はステアリングを思い出すのではないでしょうか。
この momo が直接販売しているわけでなく MOMO Tires と言う関連する会社が販売しています。
Engineered in Italy, Made in China
技術がイタリアで、製造が中国ってことですね。
ここで気になるのが、中国製ってところです。
中国製である工業製品は多々ありますが、問題は品質管理がきちんとされているか。
正直、分かりません。。。
ネットで、このタイヤのレビューを見ると悪い話しはあまり見かけません。
最後までピレリのチンチュラート P7 と悩みましたが、値段の安さに負けて momo OUTRUN M-3 を買いました。(ピレリも最近は中国製のようです。)
1本7500円程度です。
4本でも3万くらい。送料入れても3万5千円でお釣りが来ます。
さてさて、タイヤを購入し、知人のメカニックに組み替えを依頼します。
届いたタイヤは2015年の22週目。できたてのものですね。
道中、今履いている ピレリ P ZERO NERO の感触も確認しておきます。
下道を走りながら向かいますが、とにかく硬いといった印象。
タイヤが古いせいもあると思いますが、轍にもステアリングがとられる。
ロードノイズも大きめです。(これはおそらくタイヤの摩耗のせい。)
このタイヤは2006年のもので、9年も前のもの。
保管状態が良いのでタイヤのひび割れなどは無いとはいえ溝も3部山程度。
内側は摩耗がひどく溝がほとんどない状態です。
ゴムは硬化しているだろうし、溝が少ないことによりロードノイズも多めになっていると思います。
タイヤの感触を確認しながら片道50km弱で知人のメカニックのところに到着。
このとき momo のタイヤを買ったことを初めて伝えると、少しびっくりした様子。
また、中国製であることも伝えると、「バランスウェイトが多めになるかもね。」と話すとともに「どうも中国製は好きになれない」とのこと。
やはり中国製に対する信頼性は低いでしょうか。
炎天下の中、約一時間で組み換え完了。
話しを聞くと、「ピレリよりバランスウェイトは多くなった。」とのこと。
また、「バランスをとる際にタイヤの回転を見ているとブレが大きい。」との話しも。
「中国のやつらは目に見えないところは手を抜くから信用ならない」みたいなことを言ってました。
あー、技術がイタリアでも、中国製はダメっぽいと感じるのでした。
ただ、走ってみないと分からないので、帰路、いろいろチェック。
走り始めた印象は静か。
交差点でのステアリングを切った際のレスポンスは悪くない。
タイヤのショルダーが丸くなっているのでレスポンス悪化も心配したけど、個人的には問題なし。
路面の凹凸に対する衝撃吸収は、P ZERO NERO と大差なし。若干は良いかな?
音質が、P ZERO NERO は「タンタン」や「トントン」ってイメージが、momo は「コンコン」といったイメージ。
少し軽い音で若干共鳴がある感じ。P ZERO NERO の方が上質な感じがする。
劇的に良くなったのが、轍にステアリングがとられなくなった。
(これはショルダーの形状から期待していたけど想像以上。)
次に高速道路を一区間乗ってみる。
ロードノイズは静かってほどではないけど、P ZERO NERO よりはマシ。
ステアリングレスポンスは悪くない。
P ZERO NERO に比べてマイルドになったという感じ。
P ZERO NERO は、高速道路でもステアリングを握る手に緊張感が少し必要だったけど、momo はリラックスしてステアリングを握っていられる。
高速道路の法廷速度内では全く問題なし。
オービスには引っかかるか微妙な速度域になるとタイヤのバイブレーションが目立つ。
これは良くない。。。
実は、P ZERO NERO も同じ速度域では若干ブレがあったけど、それより少し悪い。
法定速度内で走る分には問題ないから良いけど、+20km で巡航には難ありと感じる。
約50kmの帰り道で高速、下道を走った感じでは、「イマイチ」といった感じ。
この評価は、高速道路でのバイブレーションが原因。
今のところ少し後悔。
あと、先ほど市街地とワインディングを併せて30kmほど走ってきた感想。
交差点でステアリングを少し強引に切って応答性やコーナリングの様子を確認。
ステアリングの切り始めの応答は若干マイルドと感じるくらい。
コーナリング中は結構なグリップがある。
P ZERO NERO と遜色なし。
このくらいではスキール音が出る気配なし。
タイヤが新しいせいもあるかも。
つづいてワインディングを軽く流す。
気持ちよく曲がれる。
ラインも狙った通りにトレースできるし横方向のグリップも良い。
試しに直線で後ろに車がいないことを確認したうえでフルグレーキング。
ABS 介入もほとんどなく縦方向のグリップも十分。
限界までは試せないけど、コンフォート系とは思えないグリップ。
スポーツ走行には向いているかも。
まだ、80kmほどしか走っていないけど、グランドツーリングにはいまいち向かないような。。。
スポーツ走行程度に楽しむには、コスパが良いタイヤと言ったイメージ。
アジアンタイヤでよく聞く「普通に乗る分には問題ない。」ってのがぴったり。
グリップが良いから普通以上な感じはする。
UTQG は280 A A。
ライフはずまずだけど、ウェット路面の制動がイマイチ。(悪くはないけど。)
もう少し乗ったら、再度インプレッションしてみたいと思います。
2015/8/21 追記
タイヤ専門店にてバランスを取り直してもらった。
速度域によっては気になる振動があるが、以前よりは随分改善した。