2016年07月30日
寿命は突然に・・・
本日は急遽フリーランスラジオのサマーバケーション移動運用を取りやめて、長年おっちゃんを
楽しませてくれた無線機のご機嫌が悪く成ったので、緊急開腹手術を行いました(´0ノ`*)
昼間にQSOしていて、プリアンプのキャリアコントロールリレーが働かないことがパイロットランプで
解り、その後もランクルマニアさんに呼ばれて応答している最中に遂にTXになってもパワーが出ない
現象が発生でした。使っていたのはICOMさんのIC-2300で、1985年製造です。今から31年も昔の
2mと430のデュアルバンドモービル機で、敢えてこれを430MHzのFM常置場所メイン機としていた
けれど、受信感度も現代機並みに改造して、スケルチ&パワー切換えヴォリュームが壊れたのも
ツマミなしで有り合わせで交換。パワー切換えは側面にトグルスイッチ追加してあり、液晶照明は
薄暗いやっと見える仕様で右側程暗くしてました。こんなボロボロのゴミはいつかは動かなく成ると
思っていても、色々とモービル機ですから車載されて遊んで頂いた愛着がありますので、出来る
限り、液漏れした電解コンデンサーを交換したり、バックアップリチウム電池交換したり、ズレて来る
VCOを調整したり、今までにも色々な病気を持っていた如何にもICOMさんって、言う無線機でした。
調べてみると微弱なmW単位の電波は出ていますので、ドライバー段までは正常です。
最初はPAユニットのファイナルRFモジュールがこの連日の暑さで死んだのかと思いましたが、実は
RFモジュールは元気であり、C29の電解コンデンサー220μFが容量抜けで、2SA1217YにてRF
モジュールへバイアス電圧制御しているのに、ご臨終でした。おまけに当時のV/UHFで多用され
ていた高周波リレーを使わないで、PIN接合した高周波スイッチングダイオードで送受信信号を切り
換えているのですが、このPINダイオードも受信のままで送信モードに成りません。
全て壊れている箇所は電解コンデンサー以外は代替品も無い製造中止部品ばかりで、Tr.は海外
商社へ在庫見積りを送りましたが、東芝の当時の物があったことは1度も経験有りません。
半導体ダイオードは通常はP形とN形を接合して作られますが、PINと言うくらいで、中間にI形を
挟むことでトンネル効果で特殊な働きをさせるダイオードです。更に周波数が高く、電力も大きい
のでMI408よりここはMI407を使いたいところですが、既に存在してません。
そこで、高周波スイッチングトランジスタで同じ切換え回路を組立てると今度はスペースに
収まらないと言うことに成りますし、高周波リレーにすると余計に電力要るし、作動音がします。
144MHzのFM側は何とも無いので2m専用機に格下げ?して、これ以上の無駄な治療は辞めて
開腹手術を終わりました。まぁ、31年も使えば無線機も元を取ったと言えるのでは無いでしょうか。
余生は2mでショボショボとヘナチョコなスプリアスだらけの電波を撒き散らしてくれるでしょう。
そこで、遂にTORIOさんのTS-780が常置場所でやっとこさ出番ですが、シャックの棚を改造しな
ければ電源の問題やアクセス取り廻しもあり、直ぐには定位置に並びません。修理中など手持ち
は20台くらいのトランシーバーとお借りしている測定器などが溢れていますので( ´艸`)
ノートPCと自作デスクトップPCが2台もおまけで同居していますから、中心は悪魔でも、YAESUさん
のFT-401S真空管機を取り囲みたいので、レイアウトが周辺とは言っても簡単に変更は無理で、
一つスペースをずらすと雪崩現象が起きちゃいます(≧∇≦)ノ彡
そんなわけで、当分の間は常置場所からも430MHz FMは、5Wハンディー機で運用しますので
益々、届かなくなりますが皆さん、しばらくQRTと思って下さいませm(u_u)m
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Posted at
2016/07/31 00:52:41
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