これからの季節はHFバンドの絶好調シーズンですよね。昨日のblog続きでして、回路図をアップ
していませんでしたので、追加で今回アップです。入力アンテナラインに電源がインダクタ通して
重畳供給されているのは、ここへ受信プリアンプをつないだ時に電源を共有するためですので、
単独のHFコンバータとして使う方は、ここを省略しても良いです(´0ノ`*)
大きさ的には47mm角くらいの穴あき基板(2.54mmピッチ)で製作可能です。DBMでの変換損失は
約6dB~8dBありますので、スイッチングダイオードの特性ですから、TUF-2を値段の高いものに
すればロスは減ります。TUF-5とかでも良いかも?
入力段のLPFはカット周波数40MHzで、π型フィルタを形成してます。出力側のHPFはT型フィルタ
であり、カット周波数は90MHzです。いずれもQ=2で計算した結果でマイクロインダクタとC値を
求めています。この装置につなぐ外部アンテナですが、インピーダンス的には50Ω~75Ωで、受信
目的ですからこの程度の整合範囲なら使えます( ´艸`)
自宅で毎日ゴロゴロと寝て過ごしているおっちゃんなので、TV視るよりラジオ聴いたり、無線ワッチ
の時間が圧倒的に多く、受信機も数々ありますが、ソフトだけでカスタム出来るSDRは、今やお宝
ラジオの部類です。敢えて、1N60とクリスタルイヤホンでゲルマニウムラジオ作っていた小学生が
このような便利な物が半世紀後に登場するなんて、想像してませんでしたよ(´‐ω‐)=з
きちんと無線工学を理解していれば、色々と面白いモノが作れたりしますので、お空での会話の
ネタにでもして、昭和時代のOMさんに技術力をどこかの将軍様のように認めて頂けるよう、努力
しましょう(≧∇≦)ノ彡
圧倒的ハイパワーで、潰されるだけでしょうけど・・・巨大クジラに挑むプランクトンの気持ちです。
※こんなに苦労しなくても、SDR用完成品のHFコンバータは、格安でAmazonにて購入可能です。
<追記>
上図のような受信プリアンプを製作して外部アンテナとの間に入れてあげれば受信感度は約19dB
アップします。この石は10MHz~1.2GHzなのですが、データシートより、中波から短波帯も十分に
作動します。電源Vccは重畳したコンバータのラインから頂きますので、すっきり配線で済みます。
但し、μPC1651G(NEC)は生産終了品なので、入手できる最新の物を使うのをお勧めします。
運よく手に入ったら、1つ100円ほどのプリアンプが作れます( ´艸`)
HPFとLPFのインダクタンスとリアクタンスをどうやって計算したの?と、OMさまより追及されました
ので上画像のように、Q=2で近似値を求めてL,C値としてます。間違えてたらごめんなさい、許して
ください、もう、しません・・・(´‐ω‐)=з
追記:HPFのインダクタンス計算が分子が1なのに途中で変になってるし、分母の最初に2×πの
2×は要りません。単純な記載ミスですけど、計算結果は合ってます(´0ノ`*)
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Posted at
2017/05/25 17:35:32