例年に無く晴れの国、きびだんご県ねいてぃぶめばる市でも連日の氷点下で朝は霜柱がサクサク。
そんな寒い毎日を紅い国やトランプさんが頑張っているパンを食べるのに米国からQRP CW
トランシーバーキットを片っ端から取り寄せて人柱になるべく悪戦苦闘しております(=゚ω゚)ノ
基本的に今回注文したモノは昨年12月Xmasから今年のお正月に発注して届いた物です。
きちんと保証認定を受けて実用となるようにトロイダルコアと積層セラミックコンデンサーにて、
π型のLPF(ローパスフィルター)を別に追加して二次高調波以降を新スプリアス規定でクリアする
ようにしております。一部不要な機種も有りますが、少ないほど良いことに変わりはないので全数
追加してのセットですが、出力BNCコネクタとアンテナ同軸コネクタの間に挟むだけなので、1台
あれば全機に使い回しです(´0ノ`*)
いつもの紅い国、謎の悪の闇商社(嘘です。ちゃんとしたところ。)担当のYさんが、QRP用の手動
アンテナチューナーキットが売れ残っていると親切にも教えてくれたので早速、お取り寄せして
みましたが、ポリバリコン2個に12接点ロータリースイッチでトロイダルコアのタップを切換えて使う
所謂、T型LCマッチングでアンテナインピーダンスを整合させると言う古典的な構成です。
中華製キット共通のトロイダルコアは、アミドンの商品名ですけど北京の某工場で作られるモドキ
フェライトコアですから、型番通りの性能が有ると思ってはいけません( ´艸`)
実に簡単な構造ですが、一応は20W以下耐出力らしいけれど、インピーダンスブリッジに使う
51Ω抵抗は2Wのモノ。検出ダイオードは1N60となってますが、現在ディスコンですから相当品の
ショットキーダイオードが付いて来ました(´‐ω‐)=з
2AP9と言う聞いたこともナイ型番で見た目はスイッチングダイオードですが、最大周波数特性は
何と100MHz以下って、1N60より凄いゲルマニウム半導体でした。
メインのトロイダルコアにエナメル線巻いて12カ所タップと言うのもちょっと大変ですが、適当な
タブレットワイヤーアンテナでQRP運用を企んでいるおっちゃんですから、ここはしっかりと巻き
ました。使用する時は、トランシーバーとアンテナの間に接続して切換えスイッチを調整側にし、
ロータリースイッチをタップ最少巻き数のA位置から順番に受信してノイズが最大にします。
次に受信感度最大タップ位置が見つかったら、左側(リグ側)のポリバリコンを廻して最大感度
となるようにします。次にアンテナ側ポリバリコンを調整して最大感度にします。
ここで、他局に混信妨害を与えないか?ワッチしてから試験電波(キャリア信号)を出すとSWRが
高い場合は赤いLEDが点灯します。ポリバリコンを廻して一番暗くなるようにポリバリコンを微調整
したら、切替えトグルスイッチを運用モードに切り替えてQSO開始です。QRP出力用なので、SWR
LEDは完全に消えなくても薄暗くなる程度で大丈夫です。SWRが流石に高いと赤く点灯しますから、
その状態での送信はファイナルにダメージを与えますので出来る限り短時間に行います。
ATUなどではこの検出電流によってコイルタップやキャパシタンスを自動で調整するだけですから
やっていることが自動なのか?手動なのか?の違いであり、今更このような面倒なチューナー
作りたがる日本のアマチュア無線家はおっちゃんぐらいでしょう(≧∇≦)ノ彡
普通にバラバラで部品買ったらBNCコネクタ2個でこのキットと同じ値段です。恐るべし紅い国。
QROにて運用されるOM諸氏には見向きもされないでしょうが、基本的な原理の学習のために
これらの製作キットが教育用に数多く出回っているから、紅い国ではアマチュア無線は人気です。
無ければ、作る。の戦後日本が頑張って来たことは既に進歩が止まって久しいので期待する
未来はありませんね。
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Posted at
2018/01/31 21:55:45