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九条カレンのブログ一覧

2016年09月15日 イイね!

もんきーろじっく-logic-その4


台風が段々と近づいていて秋雨前線も刺激され、中秋の名月が見えない晴れの国きびだんご県

めばる市です(=゚ω゚)ノ

そんな不安定なお天気が続くと、難病CIDPと現在は、胆のう&胆道炎を併発しているおっちゃんも

流石に微熱続きで、集中して古いアマチュア無線機の修理や、ペーパークラフト作って遊ぶ元気も

無くて、一日中をゴロゴロとお腹痛いの我慢しながら、手足の疼痛に耐えながら過ごしております。

ROVER Mini 1.3i SPI(シングルインジェクション)97'&98'のニコイチメイフェアのユーザーである

おっちゃんの忘備録を兼ねて、ディーラーも無い、ROVER Mini専門ショップも知らない、MEMS制御

に使われているアクチュエータやセンサについて勝手に『おさるには解らないロジック』として、多く

の同じインジェクションMiniユーザーさんからご好評の『もんきーろじっく=logic』(おっちゃんの造語)

を気まぐれでblogネタにしております。さて、皆さんの愛車で次に列記した症状は無いでしょうか?

①エンジン始動後、暖気が完了するまで息継ぎをする。

②燃費が以前に比べて悪く成った。

③エンジンチェックランプが時々または、常時点灯する。

④アイドリングが不安定

⑤アクセルを開けてもモタモタと加速不良。

⑥エンジンがハンチングし易い。

⑦エンストやプラグが黒くカブッている。

この様な症状が出ている場合、バキューム系やエアクリーナーの詰まり、ポジションセンサ、

ステッパーモーターなど異常がないのに起きる原因はO2-ラムダプローブ(ラムダセンサ)の劣化

や故障に因ることが多い現象です。

ラムダセンサの働きは、排気ガス中の酸素濃度を測定することにより、理想空燃比で燃料が

供給されるようにECUへ信号を送り、燃料レギュレータをコントロールし、排気ガス中に不完全

燃焼にて発生する窒素酸化物や一酸化炭素排出を抑え、GAS消費量を理想的な燃費とするため

にROVER Miniがキャブレター式から、インジェクションに成った時から採用されている環境対策

です。構造的には、セラミックヒーターでジルコニア素子を加熱すると、酸素濃度に応じた起電力

を出力する構造で、ヒーターの配線が2本と起電力を伝える信号線2本の4本が一つのコネクタ

にてまとめられています(´0ノ`*)




燃料が多過ぎて酸素濃度が薄いいわゆるリッチな燃焼では、高い出力電圧で、燃料が希薄で

酸素濃度が高過ぎる場合は、出力電圧は低い状態に成ります。この信号電圧にて、ECUは、

適正な燃焼に成るように制御するのですから、このO2-ラムダプローブが故障していれば当然、

最初に列記した症状が起きます(=゚ω゚)ノ

故障原因は次のような場合があります。

①カーボンや煤が経年使用で蓄積する。

②オイル成分がブローバイとしてセンサに着く

③ガードプロテクターが目詰まりしてセンサが作動しない

④リードハーネス(配線)の切断(ECU側のコネクタでの接触不良もある)

⑤コネクタが排熱で溶ける、また、コネクタ樹脂が割れる。

⑥コネクタ端子が水の侵入や経年で腐食する導通不良。

⑦セラミックヒーターの断線

⑧シリコン系添加剤、キャブクリーナー、パーツ洗浄液、インジェクションクリーナを使用して

しまうと、センサに被膜が付いて働かなくなる。燃料添加剤にも含まれる成分でダメに成る。

(この理由と、ROVER Miniのエンジン構造から、あらゆる化学合成添加剤が使えない)

ROVERでは、走行距離が8万kmで交換を推奨していますが、既にオリジナルのラムダプローブは

生産されていません。幾つかのOEM製品を使用しなくては成りませんけど、一部に誤った情報が

ネットに掲載されていて、O2-λセンサのROVER Mini 1.3i用として、汎用のラムダセンサで、

ボッシュ(BOSCH)社の型番LS06が、配線カプラを換えれば使えるようないい加減なことを流して

いますけど、センサの先端大きさ形状が違っていて、現実には取付きません。それと、作動レンジ

が汎用だと言いながら、純正品とは違うのでフォルトコードが出てしまい、取付けられているダウン

パイプ部(エキゾーストマニホールド集合部)の取付けネジボスを加工してまで付けてもNGです。

この汎用ボッシュO2-ラムダプローブって、購入すると送料別で安いショップでも15000円くらい

しちゃいます。間違えても購入しないようにしてくださいm(u_u)m

そこで、OEM生産品の中で色々とありますけど、探してみると中華製パクリ商品がやたらと多い

のに今更ながらに驚きます(´‐ω‐)=з

NGK(日本陶業)さんのNTK部門で造られているOZA527-8Eと言う型番が純正と同じレンジで、

信頼もあるのですけど、国内で造られているわけではないので、海外輸入に成ります。この時に

中華製のパクリ品を購入させられる悪質な販売業者も居るので注意して下さい。




OEM製品ではRTG47455(RTG Automotive) U.K.などでは3800円送料別、NTKさんの、U.K.

での実売価格は6300円送料別くらいで購入できます。国内のMini専門ショップなどで交換を

お願いすると5万円+作業工賃くらい平気でぼったくられます。

動作温度は350℃~850℃、応答速度は150msec.以下、リッチ(0.93~0.91) 350℃では、

760~910mV、850℃では、625~785mV リーン(1.05~1.1) 350°では、30~70mV、850℃

では、20~70mV、内部抵抗は2kΩ以下、活性化時間55sec.以下、電流1.0±1A、気密性

0.8ml/min.と言う最低限のレンジと特性を持っていなければいくら有名な部品屋さんで購入しても

不具合の元です。取付け場所が非常に窮屈な位置にありますので、エキゾーストマニホールド、

たこ足、ダウンパイプなど排気系をメンテナンスするときに同時に交換しておくと安心です。

作動レンジの電圧をECU側で簡単にモニタするには、ROVER TEST BOOKまたはそれに代わる

診断テスター、ECU通信ケーブルが必要です。直接配線に電気テスター割り込ませる整備士も

居ますけどね( ´艸`)

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Posted at 2016/09/16 00:27:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | SPI 1.3 | 趣味

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