昼間は暖かさを感じる春近い?きびだんご県ネイティブめばる市でも、本日は旧正月と言うことで、
勝手に盛り上がってるおっちゃんです(=゚ω゚)ノ
まあ、難病罹患してからは皆さんと違って、毎日が寝正月なんですけど、そんな折にいつも430にて
QSO頂いている5エリアの局長さんが、2か年計画で40エレ2列2段の八木・宇田アンテナを自作
されると言うチャレンジ宣言をお聞きしまして、おっちゃんは実際にはそんな大きなアンテナは設営
に困難なので不要ですが、この手のアンテナでは既に多くの諸先輩OMさんが研究&実験されて
いますし、PC&ネットが使えればY S I M、 MMANAなどの無料アンテナ解析ソフトを使って理想的
な複雑なアンテナも設計できてしまいます。OMさん達は、電波暗室も無く、手計算で図面も手描き
実験実測データのみで伝承してきた努力には改めて敬服します(´・ω・`)ゝ
アンテナについては何を目指すのか?用途は?などの諸言から最少必要な範囲で機能すれば
良いわけで、同じ町内の方とラグチューするのに立派なアンテナが必要無いことは皆さん、知って
いらっしゃるので、おっちゃんが今回デザイン検討(再検証)に選んだのは『KF1O』と呼ばれる、
ラジエータとリフレクタ入れて24elのシングル八木・宇田アンテナです。
よく、この手のアンテナに拘る人はビームパターンがどうだとか、F/B比がどうの・・・と、言われ
ますけどこれは、悪魔でもそのアンテナ性能における結果であり、指向性・無指向性、偏波方向
の特性が比較して大きく違う物でも無く、特定局を対象とする業務局や放送などで無い場合は
特に不特定局に多くの交信を求めるアマチュア無線では、この問題は無指向性で使用周波数
において一般に多く使われている偏波方向を選択すれば間違いありません(´0ノ`*)
指向性が必要となるのは、ノイズ源や混信局が近隣に存在する場合だけであり、コンテスト
などでは悠長に相手局に合わせてアンテナ廻している時間が既にロスタイムであり、他局の
方位が合わない呼出し応答チャンスを聴き逃すことになります。
また、利得が高いほど良いアンテナと思うかもしれませんが、その分、要らない信号も多く
受けてしまいます。利得だけを追求するのではなく、必要な周波数成分だけを浮き上がらせる
工夫が必要に成り、広帯域のアンテナほど、周囲の雑音も受けていることになります。
それらを実現するために、要求される最も大切な事項は、リグの出入り口からアンテナまでの
ロスが無い接続に限ります。どんだけ性能の良いアンテナもコネクタを幾つも使えば損失は
とても大きくなり、昔と違って同軸ケーブルにて給電するのが一般的ですが、その規格種類、
使用長さによって、更に大きな損失を受けています。そんな給電損失を最小にするには、
インピーダンス整合をきっちりと行うことが重要で、給電ケーブルに損失の大きくなる要素を
選ばないことです。例えば、有名なフジクラさんの5D-FB同軸ケーブルのインピーダンスは、
皆さんなら50Ωと答えるでしょうが、おっちゃんは、48Ω~52Ωで、導体部が空気に触れて
酸化する前に限ると答えます(≧∇≦)ノ彡同じ5D-FBでも、あるメーカーのものは、64Ω付近
の物があり、50Ωでも75Ωでも無い不思議な商品を売る段階でどちら用だと言うのが
出回っており、安いからと怪しいケーブルは買わない方が良いと思います。
R+j=50+0となる式で実際には計算していると思いますが、無線機からの電波は出力する
時に直接給電ケーブルに接続せずにコネクタを通過させていますよね?昔のOMさんは、直接
給電とする方も居ましたけど( ´艸`)
アンテナとの接続部でコネクタ使い、同軸ケーブルが短かったとか、壁を貫通できないために
細いテフロン同軸で中継していればさらにコネクタは増えるし、インピーダンス変化を起します。
SWR計で、よく自分のところは、1.0ですと言う方が居ますがそのSWR計は壊れています。
必ず給電ケーブル、アンテナをつなげば反射電力が発生しますので1.0と言う理想値は表示
しないことになります。終端ダミーロードで自己校正する場合も、50Ωのダミーロードを使うと
これは校正とは言えない、単なる目安ですからね。市販の一般向けは±10%~15%などと
ちゃんと取説には書いているから詐欺ではないけど(´0ノ`*)
インピーダンスって、コイルと抵抗とコンデンサの相関関係が理解出来ていないと制覇できない
おっちゃんの永遠のお勉強テーマです。
簡単に個人で電波暗室作って実験できれば、計算するより先に実験で実証試験ですけど、
大手のメーカーでも電波暗室はリースで借りることが多く、所有しているところもわずか。
今回検討した『K1FO』アンテナのラジエータ給電は、TマッチとUマッチで整合させますが、
2mを2本1.5mを1本、つなぎ代を引いて、全長5mのブームへポリアセタールブッシングで、
エレメントを串刺しフローティングさせています。エレメントの抜け止めはスナップピンと止め輪
(スピードナットのようなもの)を使う構造です。Φ20、Φ25のパイプブームに対して、エレメントは
Φ5丸棒、ラジエータとTマッチロッドのみ銅合金を使います。
尚、中心周波数は433MHzとなっていますので、目的周波数に合わせて調整が必要です。
このような、我家の物干し竿より長い竜の骨は、ご近所迷惑なので作りませんが(≧∇≦)ノ彡