2009年09月06日
某店にて。
「おっ、これ20%燃費良くなるやつじゃん!こんなとこに売ってたのか。」
「どうしたの?」
「あ、ちょっとこれ見てよ。20%燃費アップなんだ。すごくね?」
「・・・ふーん。すごいねー。」
「何だよ。」
「いくら?」
「1万円だけど。」
「それガソリン代にした分走った方がいいんじゃないの?」
「いや、だって永続すんだぜ、これ?前から欲しかったんだよ。みんカラの皆も言ってるしさー。」
「じゃあ、1万円分のガソリンで走ったら何km走れる?」
「えっ?・・・今燃費11.6だから、ガソリン140円だとして・・、(計算中)、・・・828kmくらいかな。」
「828かー。ずっと20%アップで走り続けたら828km分になるまでどれだけ走ればいいの?」
「えーと・・・。ちょっと待て。」
「それまでこの車乗ってる?車変えたら意味ないよね?」
「ちょ、計算してるだろが。」
「はいはい、いらないらない。大体こないだも軽量ホイール買って『出だし早えええええええ!』とか言ってたけど、60万したよね?」
「ああ、すごいだろ?軽くなっただろ?やっぱバネ下荷重軽いと違うよなー。」
「60万円をガソリンにしたら・・・。」
「はあ?買っちまっただろが。」(なぜ、その話をここでする?)
「私ならアクセル多めに踏んで良しとするけどなー。要は早くなればいいんでしょ?」
「いや、見た目も変ったし。CO2も出てないんじゃないの?」
「あんたなんでそういうときだけ環境を口にするの?エアロとかさー、風の抵抗が、とかさー。見えないじゃん。」
「・・・お前こそなんでこういうときだけ、ここぞとばかりにグチグチ言うの?」
(それに風とか『見えないじゃん』は禁句だろ、常識的に考えて・・・。)
その後二人は帰宅するまで(してからも)色々いがみ合いましたが、深夜には仲直りできました。
・・・夫が頑張ったので。
頑張った云々は別にいいか。
夫の燃費向上への熱意が伝わっても、家計を圧迫するものの存在を許さない嫁頑張れ。
嫁の意見は尤もなのが分かっても、ついグッズに手を伸ばしてしまう夫諸君、もっと頑張れ。
つまり?
車の燃費は変わらなかったけど、夫婦の絆は向上したとでも?
1円もかかってない!不思議!
ピンポーン。
ん?誰か来たようだ。
「だれうま?何を言って・・・な、何をする貴様らー。」
「・・・ちょ、やめ・・・くぁせdrftgyふじこlp;」
この物語はフィクションです。
Posted at 2009/09/06 07:37:19 | |
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