
なんとも残念なことがありました。
日本で一番とん汁の旨い店(私調べ)が普通のとん汁に成り下がってました。
家族経営のお店なので、調理のキーの方に何かあったのかも知れません。
ここからは全て想像です。おじいちゃんが永年仕込みから仕上げまで独りで担当し、厨房に立つことが出来なくなり他の人では技術を継承することが出来ず普通になってしまったのかな?
あきらかに旨さのポイントとなっていた工程が抜けている感じです。
近日、再来店し、もし普通だったら日本一の呼称を取り下げます。いつもの旨かったとん汁に戻っていて、今回のがたまたまのアクシデントであったことを熱望します。
このご家族は高齢者数名と愛想の良い人、無愛想な人、かつ若い人はいない大家族形態なので、飲食店として体を保てるのはそう長くはないだろうと思っています。第三者の誰かが引き継ぐことも簡単ではないので、ある日突然のクローズも覚悟しながら利用させて頂いています。
私はひょんなことから『とん汁マニア』としてテレビ出演した過去があり、その時はこのお店のことをべた褒めしています。不思議な縁で今は鹿児島黒豚関連の事業にも携わっていて、豚とは縁があるのかも。
少しばかり豚トークをすると、一般的にスーパーで安売りされている食肉には闇があり、詳しく書くと身に危険が及ぶリスクがあるので書けませんが、生きている状態を消費者に見せられない生態だったりすることがあるかも知れないかも知れない。価格を下げるための様々な技術があり、消費者が思う以上にハイテクかつシステム化されています。闇を知っていると気軽に安売商材に手を伸ばすことは出来なくなります。これは豚肉に限らずですが。
私の関わっている鹿児島黒豚は一般流通している豚とは身体つきも表情も違います。例えるなら自堕落なデブとアスリートくらいの差、育て方も愛情の掛け方も大きく違います。(当然、味も)
食べ物は健全な状態のものを美味しく頂かなくてはと思います。
ジュースに続いてとん汁の深堀りもはじめようかな。
Posted at 2022/08/23 15:34:22 | |
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