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2024年06月09日

自動車会社 訪問記 海外編 その4

自動車会社 訪問記 海外編 その4 90年代はアメリカや欧州へ、2000年代はアジアの諸国へと、合計60〜70回も出張したのですが、海外出張はとにかく大変でした。

といいますのは、乗り物に酔うからです。

子供の頃に比べると少しはマシになったとはいえ、何も対策しなければ、車やバスだと10〜20分くらいで気持ちが悪くなります。

もちろん飛行機も揺れるとダメですし、船も然り。
鉄道が未だ一番マシなので、鉄道移動が主となる国内出張は良かったのですが、海外だと車に長時間乗る羽目になります。



自分で運転すると酔わないので、アメリカや欧州では事前に用意しておいた国際運転免許証で運転出来たのですが、アジアではそんな恐ろしいことはできません。

中国は浙江省でのローカル自動車会社巡りや、インドのニューデリー近郊の自動車会社巡りでは、8時間以上も車で連れ回されました。



助手席に乗って前を見ているのが最もマシなので、タクシーでもホテルの送迎車であっても、運転手に嫌がられながら助手席に座ります。

そして、乗り物に乗る時に必須なのが、この三種の神器。
酔い止めバンド、アネロン、ホールズです。



乗り物酔いのツボを刺激する酔い止めバンド、12時間くらい効果が持続するアネロンニスキャップ、そしてメントールとレモンの味で口の中をスッキリさせるホールズです。

ただし、ホールズはフレーバーがコロコロ変わり、売っているところが限られましたので、海外出張前にはあっちこっち探し回ったものです。

出張期間中はアネロンを毎日飲み続けるのですが、それだけ飲み続けると身体にダメージを及ぼすようで、帰国後はいつも体調を崩していました。
多分、おそらく、海外出張で10年は寿命を縮めたんじゃあなかろうかと思っています。

ちなみに、乗り物酔いは「動揺病」という立派な病気なんです。
アネロンを飲み続けるダメージが心配でネットを調べたところ、動揺病の治療を大々的に謳っていた京都の耳鼻咽喉科を見つけたので、すごく期待して行ったことがあります。

しかし残念ながら広告に偽りあり。
市販の酔い止め薬を処方されただけだったので、元の三種の神器に戻りました。

さて、タイへ向かうにはいつも関西空港からタイ航空ですが、機体がこのエアバスA380の時は乗客が多くて搭乗手続きなどが混雑し、大変でした。



バンコクのスワンナプーム国際空港はとても大きく、タイらしいディスプレイやショップがあり、楽しい空港でした。





そして到着ロビーから出ると、吉利汽車のロンドンタクシーが停まっていました。



ところで、タイは東洋のデトロイトと言われるだけあって、沢山の日系自動車メーカーの工場があります。

私が訪問したのは、

1、T自動車
サムロン・ゲートウェイ・バンポーの各工場



アジアパシフィック-エンジニアリングマニュファクチャリング
その他のT社系列の各社


※ストリートビューです

2、M自動車 レムチャバン工業団地内の工場


※ストリートビューです

3、I自動車 ゲートウェイ工業団地内の工場、テクニカルセンター

4、S自動車 イースタンシーボード工業団地内の工場

5、H自動車 R&Dアジアパシフィック



6、N自動車 サムットプラカーンの工場

7、Y発動機 サムットプラカーンの工場

8、サプライヤー Kペイント、Nペイント、その他 Tier1サプライヤー

これらの中で圧倒的に多かったのがT自動車で、その次がM自動車、I自動車、S自動車です。

日本国内のI自動車はずいぶん以前に自動車から撤退していますが、タイでは格好良いSUVを販売しており、大人気でした。

いずれの訪問先もバンコク近郊なので日帰りで行けるのですが、ゲートウェイ・レムチャバン・イースタンシーボードの各工業団地はバンコク市街から遠く、大変でした。



それらの位置関係は、上の地図の通りです。

ホテルから高速を飛ばしてレムチャバンまで2時間くらい、イースタンシーボードまではさらに半時間ほどかかります。



問題はゲートウェイで、下道を延々と走らないといけませんので、朝だと3時間近くかかったと思います。

ゲートウェイ工場の日本人駐在員は、お子さんの日本人学校の関係でバンコク市街に住まいを構えていますので、毎日の通勤が大変そうでした。



大雨が降るとすぐに洪水になりますし。

ちなみに、レムチャバンの近くのシラチャには日本人街があり、日本人学校もありますので、レムチャバン工場の日本人駐在員はその辺りに住まわれているようです。

さて、それらの工場へ行くときは、朝早くにバンコク市街のホテルを出発し、とっても広い高速道路をぶっ飛ばしていきます。



インドネシアのジャカルタは高速道路も渋滞が酷いですが、バンコクで渋滞するのは市街地だけなので長距離移動ができました。



駐在氏の当初の社有車はカローラだったのですが、陳情が実ってアコードになりました(^^)
ちなみに、日本ではインスパイアとして販売されていた車種ですね。
ただし、インスパイアのエンジンは3,500ccだったのに対して、こちらは2,000ccです。

写真に写っている運転席から出ようとしている御仁は、駐在氏の専用運転手です。
気の良いおじさんなのですが、タイ人らしくとっても楽天的で、呼んでもなかなか現れないことがちょくちょくありました。



私は例の如く、この革張りの助手席に座り、しっかり前方を凝視します。

やっぱりホンダの車は足回りが硬く、社有車として一般的なカムリが良かったと駐在氏が言ってましたが、長距離走行時の疲れは古いカローラと大違いでした。
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Posted at 2024/06/09 08:36:30

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1998年9月.タイランド
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この記事へのコメント

2024年6月9日 10:07
楽しく読ませていただいています。

タイは右ハンドル、左側通行でしたっけ。

私はタイはプーケットに数日行ったことがあるだけなので、どちらだったか記憶にありません。
コメントへの返答
2024年6月9日 10:13
こまじろうさん、ありがとうございます。

はい、右ハンドルなんですよ。

プーケットに行かれたんですか、羨ましい。。。

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