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2025年08月23日 イイね!

国産車はつまらないか 最終回

国産車はつまらないか 最終回最後に、国産車の想ひ出に触れたいと思います。

47年に渡る愛車人生。
初めての愛車シビックからアコードに乗り継ぎ、当時はホンダが大好きでした。

特にアコードが登場した時は衝撃的で、その斬新なスタイルは当時の最先端をゆき、世間に鮮烈な印象を与えました。
一世を風靡していたスカイラインからアコードに乗り換える人が続々と現れました。

車体はグニャグニャで柔らかく、ジャッキアップするとドアは閉りません。
古くなると、ジャッキアップしなくてもドアが閉まらなくなりました。



塗装も酷くて、Aピラーの付け根がグサグサに腐ってきました。
ハイビームにするとヒューズも飛びました。

でも、エンジンは最高でした。さすが、エンジンのホンダ。
5,000rpmでずっと回しても、まるでモーターのように静かに回り続け、全くダレてきません。

仕事で自動車会社と付き合い出したのも、ホンダが最初でした。

和光研究所でクレイモデルを削っているモデラーの方と親しくなり、随分といろいろなことを教えて貰いました。
狭山工場の食堂で、昼食を食べたのも懐かしい思い出です。



若者の心を鷲掴みにしたホンダだったのですが、いつのまにか、ミニバンと軽のメーカーに成り下がってしまいました。

いろんな原因があると思いますが、米国でアコードが売れすぎたことが、大きく影響していると私は思います。
アコードは米国人が抱く憧れの欧州車のイメージそのものの車で、しかも安くて燃費も良い。

そのアコードがバカ売れしたので、ホンダは規模をひたすら追求するようになってしまい、トレンドや売れ線を追うだけのメーカーになってしまったのではと考えています。

ホンダらしい、車好きの心をつかむ車が無くなってしまい、残念でなりません。

日産も米国市場だけを向くようになり、米国人好みのボテっとした不細工なデザインになってしまいました。

また、メルセデスのエンジンを積んだりして、迷走しました。
901運動を頑張った時期もありましたが、技術の日産というアイデンティティを下ろしてしまい、競争軸を見失ったのではないでしょうか。



私にとっての日産といえば、なんといってもスカイラインGT。
3代目 C10型のハコスカです。
大きく重たく眠いと言われた日産製のL20型エンジンが搭載されはじめた頃だと思いますが、愛読していたモーターファン誌のロードテストで取り上げられました。

もう半世紀以上も前の記事なので記憶が曖昧ですが、たしか東名の大井松田〜御殿場あたりの長い登り坂がいつもの評価区間だったようで、その長い登り坂を低いピストンスピードで登っていったことを絶賛していました。

さすがスカイラインGT。すごいなあと感銘を受けたのですが、今思い返してみると、単に低回転のトルクが充分にあったということに過ぎません。

名ばかりのGTは道を開けると揶揄されたり、日本グランプリでサバンナに蹴散らされても、やっぱりスカイライン、いつかはスカイラインと思っていましたので、日本市場をすっかり軽視してしまった日産は残念でなりません。

さて、トヨタ。
数えきれないくらい、世界中のトヨタへ行きました。
米国、タイ、ベトナム、インドネシア、インドにも行きました。
研究会にも参画しましたし、ラインの立ち上げにも関与しました。
ただ残念ながら、欲しいと思った車は1台もありませんでした。

トヨタ車との最初の出会いは、会社の先輩のコロナGTでした。
運転してみたらということでハンドルを握ったところ、その遊びの大きさに仰天!
こんな恐ろしい車は運転できないと感じたことが、強く記憶に残っています。
どの道を走ったのかも、未だに覚えているほどですから。



ディーラーへ行くとあとで付き纏われそうなので、東京出張時に仕事を適当に切り上げ、晴海にあったMEGAWEBに何度も行きました。

試乗コースはとても短いのですが、取っ替え引っ替え、いろんな車を楽しみました。
ただ残念ながら、どの車もネガティブな点ばかり目につき、心惹かれる車に出会うことはありませんでした。



そういえば、RX-8に乗ってレクサスのディーラーへ行って試乗したことがあるのですが、椅子に座らせてもらえれず、もちろん珈琲も出ず、カタログすらくれなかったことに驚きましたが、流石トヨタ。冷やかしの客にはコストも時間も一切かけない姿勢が徹底されていました。

ただ、最近になって今のプリウスのマスタード色が凄く気に入りました。近くのディーラーにその色の試乗車があり、前を通るたびに気になっていたんです。



また、シートベンチレーションも気に入りました。真夏にベッタリと背中にへばりつくシートは最悪ですから。

ただ、あまりにも車高が低すぎます。身体が硬くなった年寄りは、乗り降りできません。

カローラのACTIVE SPORTも良いなあと思いました。
車好き、自称カーマニアの人生最後の車がカローラって、「いとをかし」ではないかと。

ただ、右左折時の衝突回避機能が無いことと、インプレッサが良すぎたことで、ついにトヨタ車とは縁ができませんでした。

最初にハンドルを握ったのが、父親が乗っていた黒いレザートップのファミリア1200クーペだったのでマツダとは縁があるのですが、RX-8やロードスターを所有することになったきっかけは、いずれも仕事で訪れたマツダの本社です。



RX-8の方は、本社のショールームに展示されていたのに座ったことですし、ロードスターの方は研究開発棟の玄関の横に置かれていた発売前の試作車を目にしたことです。
まあ滅多に社外の人間が来る場所ではないので置いていたのだと思いましたが、アバルトの人たちの居室も建屋の中にありました。

この両車とも専用の部品が多いですし、生産台数もしれていますので、いろいろ工夫して新規の設備投資を抑えているマツダでなかったら、こんな価格で販売できないはずです。



40歳で初めてBMWに乗って以後、乗ってみたいと思った国産車は、RX-8とロードスターだけでした。

一度でもBMWに乗ってしまうと国産車には戻れないと言われていますが、よくわかります。
特に、憧れのメルセデスやBMWといったドイツのプレミアムブランドに乗った方がそうなると思うのですが、ようやく車社会のヒエラルキーの上位に上り詰めたのに、いまさら国産車に戻ることは都落ち、もしくは落ちぶれてしまったと見られることを恐れるからだと思います。

その点、RX-8やロードスターは車社会のヒエラルキーを超越していますので、何の迷いもなく戻れたのだと思います。



いずれにしても、試乗も含めて国内外のいろんなメーカーの様々な車に乗ることができ、本当に良かったと思います。
タイヤが4つ付いているのは同じなのに、こんなに違うものかと驚きました。

試乗した時の印象は、今現在乗っている車に左右されると言いますが、その逆に、今乗っている車の良いところや悪いところもすぐわかります。

ひとつのメーカーの車に拘らずに、いろいろ乗ってみることをお勧めします。
視野が広がりますし、目から鱗かもしれません。

ただ、クルマ欲しい病が首をもたげるかもしれませんが。



最後にひとつ心残りなのは、キャンピングカーです。
あれに乗って日本一周、したかっなあと。
キャンピングカー乗りのYouTubeも、ずいぶんと観ました。
ただでも、置いておくところがないですし、神経質なので熟睡できないだろうなあと諦めました。

以上、独断と偏見に満ちた車談義にお付き合い頂き、誠に有難う御座いました。

Posted at 2025/08/23 11:12:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車関連 | クルマ
2025年08月21日 イイね!

これぞスバリスト!

これぞスバリスト!いつものようにぼお〜っとYouTubeを見ていたら、ホーム画面にこんなのが登場しました。

「スバリスト」あるあるを曲にしたら不思議な気持ちになった件

自分もいちおう2台のスバル車の所有者ですし、ブルーのインプに乗ってますので、もしやしてスバリストの端くれかと心配していましたが、これを見て安心。

本物のスバリストとはなんぞやが、よくわかりました。



古い古いインプに乗って整備に来られているお年寄りをディーラーで見かけることがありますが、若かりし頃はこんなだったのだろうなと、激しく納得しました(^_^)
Posted at 2025/08/21 08:05:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車関連 | クルマ
2025年08月20日 イイね!

恐ろしい追突事故

恐ろしい追突事故今朝、いつものようにぼぉ〜っとTVを見ていたら、この映像が流れました。

“追突の瞬間”映像 東名高速で3台絡む事故 追突したスポーツカーはフロント部分大破… 6人全員が病院搬送も命に別状なし 東京・世田谷区

うわあっ、恐ろしいぃ!!!

衝突された車はハイエースだったそうなのですが、もし小さな車で後席に人が乗っていたら、エラいことですよ。

シビックタイプRにもホンダセンシングがあるはずなのにと思って調べたところ、同じ疑問を抱いた方がたくさんおられ、それによるとFK8の前期モデルには搭載されていなかったとのこと。

ノーブレーキで突っ込んでますので、脇見運転か居眠りだと思いますが、こんな輩はさっさと免許取消しにして欲しいものです。

機械なので動作しないこともあろうかとは思いますが、衝突回避機能はあるに越したことはなく、いずれにしても、慎重な安全運転が第一ですね。
Posted at 2025/08/20 09:35:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車関連 | クルマ
2025年08月15日 イイね!

国産車はつまらないか その5

国産車はつまらないか その5今振り返ってみると、BMWに手を出したのは、貧乏人の憧れの車だったからです。

決死の覚悟で清水の舞台から飛び降り、ローンを組んでなんとか買えたのが当時の最廉価BMWだった318iでしたので、まさに貧乏人のためのBMW。

とにかくもう嬉しくて嬉しくて、BMWを持てたという優越感にもたっぷりと浸りました。
車好き、車マニアの証だと、プライドをくすぐられました。

国産車とは比べ物にならないくらいの剛性感、ステアリングのガッシリ感には驚きました。
まるで、前輪を両手で直接触っているかのようなダイレクト感なのです。



当時はモデムを使ったパソコン通信の時代だったので、ADB接続用のタイマーで深夜にMacintoshを自動で起動させ、タイトルピッカーというソフトでNiftyサーブの様々な会議室を徘徊してまずタイトルだけダウンロードし、翌日にタイトルから読む発言を選択して本文をダウンロードしていました。

BMWを買うや否や、Niftyサーブの輸入車フォーラムにあるBMWの部屋に加入し、愛知県で開催されたオフ会にも参加しました。



ただそこで感じたのは、BMW乗りには車好きよりもスピード好きが多いことで、正直ちょっと幻滅しました。

5年乗ってBMWらしさを満喫したことと、度重なる故障と一向に治らない不具合にも嫌気がさしていましたが、それよりも「真の車好き、真のマニアになりたい」そういう思いが強くなってきたのだと思います。

それには、やっぱりハイドロに乗るしか無い!
ハイドロは、車好き度の最右翼。変人、変態の車!

そう確信に変わっていきました。



66年式のカブトムシを所有し、シコシコと自宅でレストアするのが趣味な奴
356スパイダー乗りで、アバルト750ベルリーナも所有している奴
こんな奇人変人の同僚に囲まれていたことも、変態度の薄いBMWからステップアップしたかった理由のひとつだと思います。

とんでもない浮気性のため、その後3台の回り道を経てやっとハイドロ乗りになれたわけなのですが、欧州に出張した時、フランス人社員にシトロエンに乗っていると言ったところ、お前はなんというバカかと呆れられました。
世界一の日本車が安く買えるのに、フランス車なんぞに乗るなんて信じられないと。

まあ確かに、日常の道具・足としては、故障もないし燃費も良い日本車は世界一です。



でも、私は街中に住んでいますので、車は必需品ではなく、愛好品・大きなおもちゃなんです。
車なんて単なる移動のための道具としか見ていないフランス人には、到底理解できないことでしょう。

憧れのハイドロ乗りになって晴れて「変態」の仲間入りを果たすことができ、空飛ぶ魔法の絨毯を満喫できたのですが、イタ車にも一度は乗ってみたいと思っていました。

初めてBMWに乗っていた頃、次に乗るなら何だろうかと、BMWに乗っている同僚とよく議論していました。
BMWの次はアルファしか無いかなあという結論だったのですが、彼はボクスターに走りました。

アルファには試乗しか縁がなく、156と、あとGTも良かったですねえ。
よくもまあ新車のGTなんかに試乗させてくれたものだと思いますが、タンの革内装が印象的な色気ムンムンなクルマでした。



イプシロンにも一度乗ってみたくて、東京出張時に仕事を適当に切り上げてガレーヂ伊太利屋を訪れたのですが、あいにく試乗車がイベントで出払っており、縁がありませんでした。

さて、あがりの車インプレッサに辿り着いたわけなのですが、本当に良くできた乗って楽しい車だと感心しています。

まるでドイツ車のように車体が強固なせいか足回りがとてもしなやかで、国産車によくあるドッタンバッタン、ミシミシギシギシが全くありません。

ハンドリングはレビューでも申し上げたように、シャープかつ剛性感があり、まるでRWDのようです。

動力性能は、Sモードにしている限りアクセスレスポンスが素晴らしくて機敏に走れます。
ただ、I モードではかったるすぎてイライラがつのります。



最大の不満点はデンソー製らしいナビがお粗末なことです。
ルート選択が使い辛いし、とんでもないルート案内をしてくれます。
まあもっとも、ナビが酷いというのは、輸入車っぽいですね。

スバル車だからか否かはわかりませんが、RX-8やロードスターならともかく、こんな普通のハッチバックがこんなに楽しい車だとは思ってなかったので、人生最後のクルマをこれにして本当に良かったと思っています。

(最終回に続く)
Posted at 2025/08/15 09:49:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 車関連 | クルマ
2025年08月01日 イイね!

国産車はつまらないか その4

国産車はつまらないか その4シトロエンC5とお別れをする気にはなったものの、乗り換えても良いなあという国産車が全く思いつかず、頭に浮かぶのは輸入車ばかり。

駐車場の制約で全幅が1800mm以下しかダメなので、トゥインゴ、プジョーの308、BMWの118i、ルノーのキャプチャーに試乗しました。

トゥインゴは斬新で面白く、キャンパストップにも心惹かれたのですが、リアがちょっと狭い。



308は結構期待していたのですが、車自体は大変良いものの乗り換え意欲をそそるものがありません。つまり、追い金を出してまでわざわざ乗り換えたいという気になりません。

118iは評論家の評判が良かったので乗ってみましたが、はっきり言って貧乏くさいBMW。
もっと高いグレードなら違うのかもしれませんが、内装の設えも安っぽいですし、なによりシートが酷い。
背もたれに全くコシが無く、今までずいぶん沢山のBMWに試乗してきましたが、こんなに酷いのは初めて。



この中で一番良かったのは、ルノーのキャプチャー。
しなやかさに欠けるとはいえ、なんとか耐え得る乗り心地ですし(あくまでハイドロ乗りの感想)、シートもなかなか良くて、ツートンカラーのデザインもグッド。
そしてなにより、セミコマンドポジションは見晴らしも見切りも良く、実に新鮮な運転感覚。
リアシートがスライドするのでベビーシートも充分装着できそうですし、けっこう心が動きました。



買うならオレンジかなあ、とも思ったのですが、対応してくれたセールスマンの対応が悪かったのと、質素清貧な年金生活に入るのに、また維持費の高いフランス車か!という心の声も聞こえます。

う~ん、どうしたものだろうか。。。
やっぱりC5と心中、ずっと乗り続けようか。。。
もんもんと思い悩んでいた折、運命の大晦日を迎えたのです。

墓参りの為に名神高速を走っていた時、あれはちょうど桂PAの手前辺りだったでしょうか。
3台のフォレスターに囲まれるという奇跡の光景。
色は白とシルバーだったと思いますが、大阪ではめったに見ることが無いフォレスターに、一度に3台も出会うなんて、これを運命の出会いと言わずしてなんと言おうか。



もともとデザインはけっこう気に入っていたのですが、なんといいますか、この時すごく格好良く見えたのです。

あっ、フォルスターがあるではないか!と、思い悩んでいた心にランプが灯り、その瞬間、よし試乗に行くぞ!と心に決めたのでした。



フォレスターに決めた理由ですが、アイサイトを始めとする最先端の安全装置があることと、シートヒーターが標準装備ということもありました。

この当時から夜間の運転が辛く感じており、特に雨の夜なんて最悪です。
セミコマンドシートなのでアイポイントが高くなって見易くなり、万一の時にはアイサイトがありますので、最悪の事態を防げるのではと考えました。



さて、乗り換えたフォレスターは室内が広く、ガラスが厚いためにとても静かで、家族に大好評でした。
大事な孫たちや家族を安全に運搬するという道具として、本当に良く出来ています。申し分ありません。

見切りが良くて運転もしやすいし、メーターも見やすく車体もすごくガッチリしており、オートクルーズも便利で、とても良くできた車でした。



ただ、ただですねえ、味わいが無いんです。
なんといいますか、箱が移動しているだけと申しますか、運転している実感、運転する喜びを感じないのです。

BMWやシトロエンといった、味の濃い濃い輸入車に慣れてしまったからでしょうか、とてもつまらないんです。

好対照なBMWとシトロエン。まさに剛と柔です。



これぞドイツの工業製品!というBMW。
日本人がドイツ製品に抱く精密感や剛性感の塊。そして高級感。



一方のハイドロ シトロエンは、路面のあらゆる凹凸をヌメ〜ッと包み込んで通り過ぎてしまう究極の快適さと、スポーツカー並みのコーナリング性能の両立。

こんな濃厚極まりない車に慣れた後ですから、余計につまらなかったのかもしれません。
ただもし、X-MODEを活用して雪道や悪路を走り回っていたら、印象が変わっていたことでしょう。

さて、孫たちの運搬手段としては大変よくできたフォレスターに乗りつつ、やはり次第に悶々としてきました。

大好きな車と生きてきたこの人生、このままで良いのだろうか。
一生後悔しないよう、運転してワクワクする車にやっぱり乗りたい。
アドレナリンが沸々と湧いてくる車に乗りたい。

とはいえ、こんなところに住んでいますので、2台目の車を所有するには、高い駐車場代がかかります。

さらに、各種の税金や任意保険、点検費用など、経費は月に数万円は必要です。
高年齢雇用継続が終了し、いよいよ本格的な年金生活に突入する身にとって、そんな贅沢が許されるはずがありません。

ああ、どうしよう。。。。。
悩みに悩みました。



そしてついに、とうとうついに、あの文言が口からほとばしり出たんです。

「もうこの歳になると、いつポックリ逝くかわからない。思い残すことが無いようにさせてくれ!」

40歳になり、BMWを初めて買った時が最初だったと記憶していますが、このフレーズをなんど口にしたことでしょうか。

ただ今回は、年金生活者であることをわきまえ、セカンドカーの維持費は自分で稼ぐという条件にし、警備員の仕事に就いたのでした。



さて、夢の2台持ち。
憧れのオープンカーを手に入れ、嬉しくて嬉しくて、仕事の無い日にあちこちドライブに出かけました。

大好きなロードスターの為ならばと、警備員の仕事にも張り合いが出ました。
幌を開け放ち、大気と共に走り抜ける開放感。これはまさに、転倒しないバイクそのもの。
春ならば、小鳥の囀りを聴きながら車をゆったりと流す喜び。



シフトレバーを駆使し、ダイレクト感とクルマを操っている感を存分に味わう喜び。
圧倒的な、人馬一体感に浸りました。

輸入車や国産車の枠を越えた、間違いなく今までで最も楽しい、本当に素晴らしい大きなおもちゃでした。



レカロのシートを装着したことは大正解でした。
身体がしっかりとホールドされるだけでなく、自分の体型に合わせてシートを設置してもらえたので、今まで経験したことがないほど、自然でピッタリなドライビングポジションがとれました。

シート位置を調整する際に、高速道路を何km/hで走るのか?と聞かれたことに驚きましたが、そこまで微妙な足首の角度まで考慮することに、チューニングの世界を垣間見た思いがしました。
さすが、老舗の有名チューニングショップだけのことはあります。



このロードスターでも、北海道グランドツーリングを敢行しました。
ただ、寄る年並みとGTカーではないことを考慮して往復ともフェリーにしましたので、グランドツーリングとは言えないですが。



憧れだったオープンカーでの北海道。
日本海オロロンラインも、オホーツクホタテロードも最高でした。

幌を開け放ち、大気をいっぱい浴びながら駆け抜け、北の大地を満喫しました。



身体が衰え、自由自在に操れなくなるまで乗り続けるつもりでしたが、年金生活者の分際でセカンドカーを持つなどという贅沢が許されるはずもありません。

涙を飲んで手放しましたが、一生に一度は経験してみたかったオープンカー生活を満喫でき、本当に良い経験をさせてもらえました。
Posted at 2025/08/01 10:03:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車関連 | クルマ

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何シテル?   07/12 16:31
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