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2022年09月11日 イイね!

シトロエンC3 レビュー(乗り心地以外編)

シトロエンC3 レビュー(乗り心地以外編)1、駆動系

走行距離がまだ千数百kmなので、これからどんどんトルクがついてくるとは思いますが、2,000rpm未満ではトルクが細く、そこから踏み込むと苦しそうな3気筒特有?の振動を発します。
しかし、2,000rpmを越えるとトルクがモリモリと湧いてきて、充分な加速に移ります。

ATは、単調な加速と本国の高速巡航を念頭に置いた設定だと思われ、ストップ&ゴーを繰り返す日本の市街地ではギクシャクします。



シストスケジュールは標準モードとスポーツモードが選べます。
標準モードでは直ぐに2,000rpm未満にシフトアップしてしまい、トルクが細い領域ばかりで走ることになるので、高速道路以外ではスポーツモードで走らざるを得ません。
しかし、スポーツモードではアクセル開度に関わらず3,000rpm以上まで引っ張りすぎてしまい燃費が悪くなるので、どっちつかずの中途半端。

結局、基本はスポーツモードで走り、巡航速度に達してアクセル開度が少ないにも関わらず3,000rpmをキープしている場合は、MTにしてシフトアップすることにしています。



ブレーキの感触は悪く、一定の強さでペダルを踏んでいても減速度が一定しないので、スムーズな減速と停止は困難です。

2、安全装備

エマージェンシーブレーキが装備されていますが、走行速度が25km/h以下でなければ完全に停止してくれません。
それ以上の速度の時は、25km/hまでしか減速してくれないので、そこからはドライバーがブレーキを踏むかハンドル操作で回避する必要があります。
つまり、走行中にドライバーが脳卒中などで気を失った場合は、25km/hで衝突することになります。

さらに、急発進防止機能、いわゆるアクセルとブレーキの踏み間違い防止機能も搭載されていませんので、年寄りにはちょっと不安です。



3、ハンドリング

低速ではとても軽くてスカスカしていますが、高速では適度な重さに変わります。
ステアリングはちょっと滑りやすい表皮ですが(私はグローブを着けるので問題なし)、握りは適度に太くて剛性も高く、高速走行や山坂道では安心感があります。

ただ、全長が4m未満にも関わらず最小回転半径が大きいので、狭いところでの取り回しは良くありません。

4、操作パネル

ナビ、オーディオ、エアコンなどの全ての操作をひとつのタッチパネルに集約した、まるで人間工学に基づいていない操作系なので、使い辛いこと甚だしい。

タッチパネルの下にある独立スイッチにデフロスターとリアデフォッガーが割り当てられていますが、エアコンがあればこれらの使用頻度は少ないはずなので、優先順位がおかしいと思います。
フランス本国では、エアコンの装着率が低いからではないでしょうか。



ドアロックもこんな場所には必要ないですし、後述するようにオートエアコンがプアなので、独立スイッチは温度や風量の調整に割り当てるべきです。

また、バッテリーの激しい消耗を防ぐために、エンジンを起動したら必ずアイドルストップ機能をOFFにするのですが、そこに至るまでに2アクションを要します。
さらに、エンジン起動時に温度が高い場合には最初からOFFになっているのですが、走行風で温度が下がると勝手にONになり、エンジンが止まってしまいます。

4、エアコン

炎天下に駐車した時など、車内の温度が高い場合は最大風量で冷風を出し、室温が下がってくると風量を下げるのがオートエアコンですが、どうもこの車のオートエアコンははっきりとわかるほど風量が変化しません。



SOFT、NOMAL、FASTという3種類の作動モードがあるのですが、結局は手動で温度や風量を調整する羽目になります。

5、オーディオ

音場を前後左右に調整する事ができるのですが、そもそも音がこもって抜けが悪く、あまり効果ありません。
少しでもマシなボーカルを聴こうとトレブルを上げるのですが、どうにも安っぽい音しか出ません。



ナビのパーツレビューでも触れましたが、ナビの音声案内が始まった途端にオーディオの音声が全て消えますので、そもそも音楽に浸れる車ではありません。

6、エクステリアデザイン

私はもともと四角いデザインが好きなのですが、丸っこいC3のデザインには一目惚れでした。
特に、斜め横とリアが好きです。



ルーフとドアミラーなどの赤色と、エアバンプの黒がよくマッチしています。
ホイールのデザインも、とても素晴らしいと思います。

なお、ボンネットが分厚くて高さがあるので、SUVに見えるところが面白い。

7、インテリアデザイン

いくら大衆車とはいえ、ダッシュボードトップまでもがハードなプラスチックなので、とてもとても安っぽい。
日光が前方にあるときには照り返しが酷く、まるでライトバンにでも乗っている気になります。



しかし、その安っぽさをデザインでカバーしているのは、さすがフランス。
ドアの凹みや取っ手など、凝りに凝ってますねえ。

ただ、ルームミラーの位置が低過ぎて左コーナーで視界が大きく遮られることと、計器のフォントが不細工なのはいただけません。



8、その他

ワイパーのビビりが酷いのでディーラーに相談したところ、「ボッシュや社外品のものに交換は
ありだと思います。」という返答なので、交換する予定です。

ということで、フランス本国との交通事情などの違いによるネガな点が多々ありますが、それも含めてフランスの車文化をとてもよく味わえる車だと思います。
Posted at 2022/09/11 13:31:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | シトロエン | クルマ

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