• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

悠太郎Mのブログ一覧

2020年09月27日 イイね!

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その7

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その7昨夜は早々に乗り物酔いの薬を飲み、横になりました。

仰向けに寝ると酔い易いというネット情報を見つけ、横向きに寝ます。

右下と左下と、両方試してみましたが、右下の方がマシな気がしました。
船室が船体の左側にあることが関係しているのかもしれません。

夜中に何度も目が開きますが、けっこう揺れています。
左右に揺れるローリングを強く感じます。
前後に揺れるピッチングはそれほど酷くは無いのですが、前後左右の揺れが合わさったダイアゴナルな揺れで、起き上がると頭がクラクラします。

揺れに伴って室内がミシミシとしなり、波が船体に打ちつけるド~ンド~ンという音も聞こえてきます。

波はせいぜい3m弱だと思うのですが、私にとってはほぼ限界です。

新日本海フェリーは物流の要なので、冬の日本海の6mにもなる猛烈な時化でも欠航することはありません。
乗客がダウンしても荷物が大丈夫なら問題なし、という船ですから、3m如きの波は揺れているうちに入りません。

こんな長時間の船の揺れに会うのはいつ以来だろうか。
横になりながらそんなことを考えていましたが、45年前、神戸から沖永良部島へ向かう為に乗った、大島運輸の「ひかり」以来だと思いだしました。

総トン数が3,123トン、全長が111.3mの船で、こんな小さな船で荒れ狂う太平洋に出て大丈夫だろうか、乗る前にそんな不安を抱いたことをよく覚えています。



ネットで写真を見つけましたが、多分この船だったと思います。

3月だったので春の嵐が来ていたと思いますが、とにかく揺れました。
皆、船室の床にへばりつき、グロッキーでした。
私は激しい酔いに耐えきれず、奄美大島で下船してしまいました。

その2年後の夏、今度は沖縄へ行くべく、有村産業の「飛龍」に乗りました。



カラー写真が見つからず、絵をネットで見つけました。

こちらは、総トン数が8,156トン、全長が166.6mもあり、ずいぶん大きな船でしたし、天候も良かったので、全く大丈夫でした。
ちなみに、那覇からひとまわり小さい有村産業の「玉龍」で石垣へ行き、竹富島や西表島などを放浪した懐かしい想い出です。



そんな事を、うつらうつら思い浮かべながら朝を迎えましたが、揺れが収まる気配はありません。

床から抜け出し、窓から水平線を見ましたが、けっこうローリングしています。
こりゃいかん、ということでまた布団にへばりつき、結局、昼過ぎまで12時間以上も起き上がることが出来ませんでした。

11時頃だったでしょうか、船内アナウンスが流れてきました。
「自衛隊ご一行様の昼食の準備が整いましたので、レストランまでお越しください。」
さすが自衛隊。こんな揺れなんて、へっちゃらなんでしょうなあ、と羨ましい限り。

14時頃になり、なんとなく揺れがマシになった気がしてきましたので起き上がりました。
窓から外を見ると、晴れていますがうねりがあります。

トイレに行きましたが、手すりに摑まるほどではないものの、通路をまっすぐに歩けません。

持参していたカップ麺と、昨夜買ったパンを食べ、ホッと一息。
これから次第に揺れが収まるはずです。



夕方になってさらにローリングが穏やかになってきましたので、唯一外へ出られるリアのデッキへ行きましたが、波はかなり穏やかになっています。



船上から夕日を眺めるのは、なにかこう郷愁をそそります。

昨夜来、風呂に行けなかったので、ようやく行くことが出来ました。
自衛隊員の方々が入浴されていましたが、流石、皆さんガタイが良いですねえ。

夕食は、レストランでビーフシチュー定食。



昨夜からまともな物を食べてなかったので、腹に沁み渡りました。

さあ、いよいよ舞鶴港へ到着です。
辛い船旅でしたが、なんとか辛抱できて、本当に良かった。



到着に備え、車両甲板へ降りましたが、そういえば、お隣さんもロードスターでした。
フェリーでロードスターが隣り合わせになるという、奇跡的なショットです。



舞鶴港から最寄りの舞鶴東ICまではややこしそうな道ですが、少し遠回りしつつも何とかナビの案内に従い、舞鶴若狭自動車道に乗ることが出来ました。

綾部JCTで京都縦貫自動車道へ進み、京丹波みずほICで降ります。

さあ、ここから走り慣れた国道173号です。
と思っていたのですが、何やら様子が違います。

廻りが真っ暗な暗闇なので、昼間とずいぶん感覚が違うのです。
今どこを走っているのだろうか、そんな感じです。

今回役に立ったのが、「アダプティブ・LED・ヘッドライト」です。



廻りが真っ暗やみなので、ハイビームにしないとずっと先のコーナーが見えません。

AUTOのポジションにしておけば動作すると思っていたのですが、今まで動作することが無く、おかしいなあと思っていたのですが、なんとなくハイビームにしたら動作したので、腑に落ちました。



道の駅「能勢」でトイレを済ませ、池田木部第二から阪神高速に乗り、日付が変わる深夜、ようやく帰宅したのでした。

総走行距離:1,232km
総給油量:66.67L
平均燃費:18.5km/L
ガソリン代金:9,276円
平均単価:139円/L

あくる水曜は「くるピカ」さんがお休みだったので、木曜日の朝一番に電話して洗車してもらいました。



えらく汚れていましたねえ、そう言われてしまいました。

GoTo トラベルキャンペーンのお蔭で行けた北海道。
オープンで思いっきり走れた北海道。

ドライブは、終わってしまいました。
人生の区切りが出来た気がします。

すっかり堪能し、満ち足りた気分なのですが、性懲りも無く、また何処かへ行きたくなりました。

長々としたブログにお付き合いいただき、誠に有難うございました。
来る10月9日でみんカラを初めて13年を迎えますが、今後とも宜しくお願い致します。

(完)
Posted at 2020/09/27 09:52:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域
2020年09月26日 イイね!

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その6

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その6さあ、今日はいよいよ北海道最後の日です。

今日の夜には、小樽に着かねばなりません。

まずは朝風呂。
いやあ、やっぱり朝っぱらから温泉に浸かるのは、最高ですなあ。

懸命に働いておられる現役世代の方を尻目に朝湯を楽しむのは、申し訳ない。

オープンで走っていると、かなり日焼けをするようで、顔も腕もヒリヒリします。

朝食は昨夜と同じレストランですが、朝からこんなに食べきれません。
塩辛いおかずが多いので、ご飯のお代わりをすればちょうどですが、朝からそんなに食べると体調を崩します。



セミダブルベッドの広い部屋、必要充分な食事、濃くて効きそうな温泉、これだけ揃って5,915円でした。
これはどう見ても安い、激安です。
昨日のドーミーイン稚内とエライ違い。
GoToキャンペーン、万歳!

外へ出ると、気温は9℃。
そりゃあ、寒いわけです。

でも、幌を開け放ち、シートヒーターをONにし、ヒーターをガンガンにかけて、本日最大の目的地、トロッコ王国美深へ向かって出発です。

途中、僅かに民家や牧場を見ましたが、原生林のような森の中を進みます。
こんな場所での生活はどんなんだろうか、想像もつきません。

昨日の夕方にも感じましたが、連日ずっと乗っていると、なにかこう、人馬一体感がぐっと増したような気がします。

トロッコ王国には、8:45頃に到着しました。
他に全く車が見当たらないので、おっかなびっくりで建物の中へ。
そこで直ぐに入国の受付が済み、9時からの第一陣で出発とのこと。



猛烈に寒いはずなので、事前に調べておいた防寒服の借用を申し出ると、プレハブに吊ってあるので勝手に持っていけとの指示。
一番ぶ厚くて大きいのを選んで着込みます。

ここは、日本一の赤字路線と言われた旧国鉄の美幸線の廃線跡で、トロッコを自分で運転して10kmも走ることが出来るテーマパークです。

到着したこの場所は、仁宇布駅の跡地。
ここから美深方面へ5kmの線路が残され、再利用されているのです。

帰阪後によく調べたら、美幸線は歌登を経由して枝幸へ伸ばす計画だったようで、今さっき通ってきた道道120号線のトンネルは、もともと美幸線用に掘った物だったようです。
枝幸と歌登の間は路盤がほぼ完成していたようで、GoogleMapでよく見たら、駅の跡地や路盤を簡単に見つけることが出来ました。
たしかに美深と枝幸を鉄道で結んだら便利でしょうが、沿線住民がこれだけ少ないのですから、無理がありましたねえ。

さて、唯一心配していたのが、空模様です。
あまり良くない予想だったのですが、一昨日から予想が好転し、綺麗な晴れ。
最高の天気です。

トロッコは、5kmほど走ってぐるっとUターンして戻ってくるコースです。
もちろん単線ですから、途中ですれ違いは出来ません。

その為、1時間おきに複数のトロッコを集団で出発させ、Uターン場所の線路上にトロッコを集め、係員がポイントを切り替え、一斉に帰路に着く、そういう運行システムです。



Uターン場所で撮影するのを失念しましたので、GoogleMapを借用します。
右上にポイントがあり、左下に向かって細長いUターンの線路が伸びているのがお分かり頂けるでしょうか。

さて、月曜日の朝一番でしたので、9時の第一陣は私だけです。
自由に好きなペースで走らせることが出来ます。

ちなみに、帰る時には車が3台いましたので、10時の第二陣は、トロッコが3台でしょう。



この出発案内所で注意を受けます。

・踏切が数か所あるので減速すること。
  ただし、農道ばかりなので、人はまず居ないだろうとも。
・鉄橋は念のために減速すること。
・Uターン場所はカーブがきついので、歩くような速度で進むこと。



さあ、いよいよ出発。
私が乗るのは、この17号車です。
右足でアクセルとブレーキを踏み分け、速度をコントロールします。

グッとアクセルを踏むと背後のエンジン音が高まり、速度が増してきます。



おおっ! なんという爽快感!
で、でも、さ、寒い!!!
気温はきっと、10℃未満です。

おもわずアクセルを緩めます。
でも、あまりゆっくりでは運行に支障が出てはいけないと考え、頑張って速度を上げますが、寒くて手がかじかみます。



直射日光が射してくるとマシですが、陽が陰ると寒い。

途中、すぐ脇に鹿が登場したりしてトロッコを満喫しつつ、ようやく出発点へ帰ってきました。
所要時間は、約40分です。



こんな貴重な体験、もっと有名になって地域振興に役立ってほしいものです。

車に戻り、ヒーターをガンガンにかけて暖をとりながら、一路旭川へと向かいます。

美深町から国道40号を南下するのですが、すごく久しぶりの市街地走行で、信号もあります。
車も多くて、ペースもゆっくり。

旭川の手前くらいから、いよいよ雨が降ってきました。

時々結構強い雨になるのですが、昨日まで海岸線を走っていたことで付着した潮を、雨がきれいに洗い流してくれます。

北海道最後の給油は、永山というところにあるENEOS。
凄く大きなG.S.で、大型車専用の給油機などもあり、勝手がわからず右往左往。
見かねた地元の方に教えて頂き、有難うございました。北海道の方は優しい。

ここはEneKeyが使えず、ENEOSカードで支払ったのですが、なんと127円/L。
レギュラーと間違えたのか?と思いましたが、エライ安いですね。

給油を終え、南下を再開。
東神楽町を過ぎ、旭川空港の側を通り、美瑛を過ぎ、到着したのが四季彩の丘。



ここは12年ぶりなのですが、あちこち行った美瑛&富良野の花畑の中では、ここが一番気に入っています。

先ほどまで相当強い雨が降っていたのですが、幸運にも一時止んでくれました。
降り出す前にと、慌てて写真を撮りますが、牧草人形「ロール君」もマスクをしています。



さて、2Fのレストランで昼食です。
鹿肉ジンギスカン定食をチョイスしましたが、これは正解。
牛や豚よりも歯ごたえがしっかりしており、いやこれは美味しかった。



雨の月曜日だったのですが、レストランには10人近くもお客さん。
園内を見渡すと、やはりカップルが多いですね。
北海道民のデートスポットなんでしょうね。

トロッコ王国も四季彩の丘も、天気が持って良かった良かった、と幸せに浸っていたのですが、この後にあんな目に遭おうとは、想像だにしていませんでした。

さて、腹もくちたので、小樽へ向かいます。
本当は、札幌に1泊してみん友さんにお会いしたかったのですが、明日の晩には帰阪せねばなりません。

高速道路のSAに立ち寄る必要があったのでルートを検索したら、砂山SAしか候補がありません。
そこで、美瑛から芦別へ抜け、滝川ICから道央自動車道へ乗ることにしたのですが、問題はそこへ至るルート。

マツコネで検索したら、道道70号 芦別美瑛線しか選択肢が登場しません。
この道があんな道だったと知っていたら、絶対に選択しなかったでしょう。

後でGoogleMapでルート検索したら、道道851号と国道38号を使って南へ迂回するルートも出てきます。
しかも、こちらの方が所要時間が短い。

これはどういうことでしょうか。
それは、道道70号は山の中の未舗装のグラベルだったのです。

酷道愛好家の間では、どうも有名な道らしい。。。

最初は普通の舗装路だったのですが、いきなり未舗装になりビックリ。
舗装工事中かと思ったのですが、延々とグラベルの道が続きます。

ギアをセカンドに落とし、ゆっくり慎重に水たまりや陥没を避けながら進みますが、タイアが跳ね上げた小石が車体に当たり、派手な音がします。

轍を走ると跳ね上げがマシそうなのですが、車の腹を擦らないかと心配。
さりとて、轍を避けると派手に小石を跳ね上げ、車体が心配です。

ああ、なんでこんな目に遭うのだろうか。
フォレスターなら苦にならない道ですが、ロードスターは一番似つかわしく無いクルマです。

その時は頭がいっぱいで撮影するのを失念しましたので、帰阪後にストリートビューで見ようとしたら、Googleの撮影車も走っていません。
ちなみにこれは芦別側のストリートビューですが、これ以上先の映像はありません。



ネットで探した映像がこれですが、特に芦別に近いところは、傾斜もカーブももっときつく、雨は降っているわ、薄暗くなってくるわ、もし対向車が来たら、もし熊が出てきたらどうしようかと、もう泣きそうでした。



そしてこの道、どういう訳か、所々舗装しているのです。
おおっ、やっとグラベルが終わりか!
喜んだのも束の間、すぐまたグラベルが現れた時のショック。

そんな酷道を、10km以上も走らされました。
カーナビは、未舗装路であることを、ちゃんと表示すべきだと思いますね。

滝川からはずっと高速で、札幌JCTからは一昨日通った道です。
ああ、ぐるっと一周してきたんだ!
そう強く感じました。

乗船時間まではずいぶん時間がありますが、結構強い雨が降っていますので、ウイングベイ小樽という巨大なモールに退避することにしました。

イオンの地下の駐車場へ車を入れ、先ずは船内の食料品を調達し、つぎは夕食です。

魚一心という回転寿司屋へ行ったのですが、写真を撮るのを失念しましたので、Webから拝借。



せっかくの北海道なので、活け八角、産直三昧、蟹好き三昧などを食しましたが、うっかりして写真を撮れたのは八角だけ。
グラベルの後遺症でしょうか。



このイオンモール、月曜だからでしょうか、どこもガラガラで大丈夫だろうかと心配しましたが、とても温かい。
すっかり疲れて肩が凝ったのですが、なにかこう、北海道を堪能した気分です。

ちょっと早すぎるかなあ、と思いつつ、9時頃にフェリーターミナルへ。
車は、未舗装路を走った泥でグチャグチャです。



カウンターへ行くと、迷彩服をお召しになった方でいっぱい。
順にサーモメーターで体温を測定されています。
そうです、自衛隊の方々が沢山乗船されるのです。

そのせいでしょうか、なんと10時までには乗船場所へ車を並べろとの指示。
これは延々と待つことが無いので、ラッキーです。

ターミナルの土産物売り場も自衛隊の方々でいっぱいで、こんなに人の多いターミナルは初めて見ました。

なお、知人の娘婿が北海道の北部方面隊に居ますので、どこの部隊か聞こうかと思いましたが、軍事機密を探るのはやめておきました。



沢山の自衛隊の車を横目に、10:15頃に乗船。

日本海は時化気味だという船内アナウンスを耳にし、やっぱり。。。

早速部屋に入り、入り口に近い方へ進行方向に向かって布団を敷きます。
つまり、船の中央に近い方がローリングした時の上下動が少ないからです。

また、ピッチングに対しては船の後の方が上下動が少ないので、予約時にできるだけ後方の船室を予約しておきました。

う~ん、舞鶴までこれから20時間の船旅。
どうなるのでしょうか。。。

(つづく)
Posted at 2020/09/26 09:39:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域
2020年09月24日 イイね!

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その5

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その5温泉に泊った時は、朝からひとっ風呂浴びに行くのですが、ここはそんなに広くないですし、風が強くて寒そうなのでやめておきました。

1Fのロビーに降り、無料の珈琲を調達してから、部屋で朝食を済ませます。

TVで天気予報を見ていると、日本列島は広く雨が降っており、北海道も道北だけが晴れです。

う~ん、ラッキーですねえ。

さて、ウルトラライトダウンを着こみ、稚内駅周辺を撮影するためにカメラを持って出かけます。

昨日も感じましたが、人気が少なくて歩道も所々ボコボコしており、過疎化が進む典型的な鄙びた地方都市です。
昔は樺太への窓口としてずいぶん栄えていたと思うのですが、観光による地域振興も、ここまで遠いと厳しいでしょうね。

風が強くてダウンを着ていても寒く、身を屈めながら日本最北端の駅 稚内駅へ向かいます。



鉄道で来たわけでもないのに「北の大地の入場券」を買い求め、続けて最北端の線路を撮影します。
ホームに列車、出来れば特急の宗谷かサロベツが停まっていたらよかったのですが、普通列車を含めて1日に7本しかありませんので、それは贅沢。



昔は線路がそのまま北へ伸びて北防波堤ドームまでありましたので、駅舎の外には昔の線路や線路跡が残されています。



北防波堤ドームは、稚内と樺太を結ぶ稚泊連絡船の桟橋などの保護と、桟橋を利用する乗客の便宜のために作られたもので、稚内のシンボルになっています。



ホテルへ戻り、荷造りを済ませてチェックアウトです。
宿泊料が7,020円+駐車場代が700円です。
GoToキャンペーンじゃなければ、宿泊料が10,800円もします。素泊まりで。

東京出張時には、ドーミーイン東京八丁堀へよく泊っていました。
念のためにそこの宿泊料を確認すると、素泊まりで6,000~7,000円です。
この稚内の料金、異様に高くないですか?

ノシャップ岬へ昨日行ってしまいましたので、稚内で観光スポットを探したところ、直ぐ近くの稚内公園が良さそうだと判りました。

早速そこへ向かい、駐車場へ車を停め、氷雪の門などを見て回りますが、とにかく寒い。



次に向かったのは、開基百年記念塔です。
高所恐怖症のくせに高い塔へ登るのが好きなのですが、塔の展望室は海抜240m。



早速エレベーターで展望室へ登ったのですが、風速9mという表示で、なにやら塔が揺れているような気がします。
全くの貸し切り状態でぐるっと回りましたが、ここはホント、絶景でした。

晴れた日にはサハリンが見えるそうですが、残念ながらそれは見えず。



それでも、西へ向くと稚内の丘陵越しに利尻富士が綺麗に見えます。



東向きには、稚内の市街地がパノラマのように一望できます。
もし稚内へ来られることがあれば、ここは是非訪れるべきで、お奨めです。

次は、萩見というところにあるG.S.で給油です。
北海道は、道路も歩道も敷地も広いので、出入りが楽です。
ここもEneKeyが使え、138円/Lでした。まあまあですね。

さて、宗谷岬では、白い貝殻の道を走ってみるつもりでした。
最近、一番人気があるスポットのようです。

でも、今日は日曜日なので車が多そうで、道が細くて対向車が来るとすれ違いに難渋しますので、やめておきました。
むかしむかし、国道169号がまだ改修されていない頃、すれ違いに難儀して真新しいクルマの側面が木の枝で傷だらけになって以来、狭い道は嫌いなのです。

宗谷岬での駐車場は、かなり中央に近い場所に停めることが出来ましたので、日本最北端の地の碑と間宮林蔵の立像をバックに、パチリ。



道を挟んだ反対側には、食堂最北端などの有名店がズラッと並んでいます。

車もそこそこ来ていましたが、やはりライダーが多かったですね。

そういえば、北海道の海岸沿いを2日でぐるっと1周するという猛者のライダーがおられると、とほ宿の冊子で昔読んだことがあります。



宗谷岬へ来た目的は、母親の弟、つまり叔父が戦時中に宗谷海峡で船が沈没して亡くなったと、母から生前聞いていましたので、ここで手を合わせる為でした。
いつかは、と思っていましたが、目的を果たせてよかったです。

宗谷岬を越えると、道はオホーツク海沿い。
オホーツクホタテロードと言うのだそうです。

日本海側のオロロンラインと同じように、海岸段丘が続く絶景ロード。
思わず車を停めて1枚写してみました。雰囲気が伝わるでしょうか。



荒波が打ち付ける海岸沿いの道を一路南下し、到着したのが、道の駅「さるふつ公園」。
結構車も多いですが、ここで昼食です。



事前に調べておいたお目当ては、ホタテ刺身定食。
ここ猿払のホタテは大変有名らしいのですが、今回の旅行で一番美味しかったのがこれ。
何と言いますか、ホタテが物凄く甘いのです。
今まで食べたことがあるホタテは何だったのか、それほど美味でした。



美味しいものに満足したところで、南下を再開します。

猿払村を過ぎたところで左折して国道を離れ、海岸沿いの道へ出ます。
そうです、これがあの有名な、猿払村道浜猿払エサヌカ線です。



直線道路が多い北海道でも、ここは随一でしょう。
起伏がほとんど無いので、遠い地平線まで、真っ直ぐの道が続いています。

ああっ、北海道へ来たんだ!
それをしみじみ実感させてくれる、そんな素晴らしい道です。



道路の左右は牧草地になっており、コンバインなどが刈り取りをしていましたが、その機械の大きさは、さすが北海道でした。

さて、クッチャロ湖へ寄ってから、今日の宿泊地である歌登へ向かいます。

枝幸町までオホーツク海沿いを進み、そこから山の中に分け入ります。
人家の全くない森の中、熊が出てきたら屋根が無いので大丈夫だろうか、そんな不安が頭をよぎります。

そして到着したのが、うたのぼりグリーンパークホテルです。



ああ、あそこか。そう思われた方もおられるでしょう。
タイ人の団体観光客が殺到するホテルとしてガイアの夜明けで紹介されたホテルで、私もそれを見て興味を持っていました。

なぜ北海道の歌登にタイ人観光客が大挙しているのか?

北海道の観光地から遠く離れた、道北の辺鄙な山の中にあるホテルです。
新型コロナの影響で全くタイ人が居なくなった今、どうなっているのだろうか、そんな興味を抱いていました。

失礼ながら寂れているのだろうなあと思っていましたが、然に非ず。
けっこう賑わっているではありませんか。

記事にもありますが、インバウンド需要は20%に留め、あくまで地元民が優先。



実際に、日帰り入浴は22時まで可能なので、地元民と思われる方が沢山入浴されておられ、源泉は凄く濃くて効きそうだし、変わり湯などもあり、これは地元の方の人気が高いと思いました。

しかも、入浴料は410円と、銭湯より安いではありませんか!
露天風呂はありませんが、こんな温泉が近くにあればなあと、しみじみ思いました。

当初は、【オホーツクえさし割】お土産付☆枝幸特産品をゲット!海と山のまごころプラン(夕朝食付)にするつもりでした。
枝幸町の補助金による支援事業で、4,000円相当の特産品がお土産で貰えるプランです。

ところが、予約当日に見てみたらこのプランは最早いっぱいで、やむなく【お手軽プラン】ビジネス利用にオススメ☆天然温泉で疲れを癒そう♪(夕朝食付)を選択。

まあそれでも、食が細くなった年寄りには、これで充分です。



食後は再び温泉に浸かり、北海道最後の床に就いたのでした。

(つづく)
Posted at 2020/09/24 10:25:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域
2020年09月22日 イイね!

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その4

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その4目覚めたら、先ずは露天風呂へ向かいました。

朝から緑を眺めながらの風呂。温泉旅館へ泊った醍醐味です。

昨日は気づかなかったのですが、中国語の注意書きが沢山あり、昨年までのインバウンド需要を想像させます。


朝食場所のスカイラウンジは、最上階である12階にあり、目の前のゴルフ場が眼下に一望。
いやあ、なかなかの絶景です。



種類も豊富なバイキングなのですが、つい取りすぎてしまって腹具合を悪くしてしまいますので、自重自重。
歳をとると、食も細くなりますねえ。

ちなみに、バイキングではトングを経由した感染が報告されていますので、使い捨ての手袋が準備されており、対策は厳重です。



精算を済ませてホテルを後にしたのですが、キングサイズベッドの広い部屋、しっかり浸かれる広い温泉、それに朝食が付いて5,427円は大変安いですよ。
さすが、GoTo トラベルキャンペーンです。



さて、いよいよ北海道ドライブのスタートです。

札幌南ICから道央自動車道に乗り、伏古ICへ向かいます。
そこで高速を降り、モエレ沼公園近くにある最初の給油地へ到着。

ロードスターはタンクが小さいので、念のために早め早めに給油することとし、少しでも安く済ませる為、ENEOSのEneKeyか、ShellのEasyPayが使えるセルフのスタンドを探しておきました。
どうも該当するShellのスタンドは北海道に少なく、今回はENEOSばかりになってしまいました。

さて、ここのGSは141円/Lでしたが、ちょっと高めかな。

給油後は一路北上し、国道231号に入って、いよいよオロロンラインの始まりです。
海岸に近い丘陵の上を行く道なので、海岸線や断崖、草原などが目まぐるしく変わり、なかなかの風景です。



道の駅「あいろーど厚田」でトイレ休憩したのですが、土曜日とあって人がいっぱいです。
この辺りはきっと、札幌市民の近郊観光地なのでしょう。

天気は曇りでしたが、雨は大丈夫そうなので、幌を開け放ち、ヒーターを入れます。
いよいよ、北海道でのオープン走行の始まりです。
ロードスターを買った時、まさか走れるとは思っていなかった北海道。
思いっきり新鮮な空気を吸い込み、松山千春を鳴らしながら走り出しました。

海岸沿いの段丘の上を登ったり下ったりして北上するのですが、山が海にせり出しているので、トンネルが続きます。
トンネルと海岸、それの繰り返しです。

留萌の手前からようやくトンネルが無くなるとともに、雲が切れて晴れてきました。
そうなると今度は暑くなってき、気温は20℃を超えてきました。



次のポイント、道の駅「おびら鰊番屋」に到着。
燃費の表示を見ると、20.6km/Lです。
そりゃあ、信号の無い道をほぼ一定速度で走ってますから、いわゆる定地走行燃費のようなものです。

この道の駅も、駐車場はほぼ満杯です。
ナンバーを見ると、やはり道内ばかりですね。



ちょっと早めですが、昼食をとることにしました。

名前からわかるように、ここの名物は鰊です。
でも、ちょっとあの独特の風味は苦手なので、鮭の親子丼をチョイスしました。
初めてですね、こんな丼。さすが北海道です。



美味しい昼食を済ませ、オロロンラインを再び北上します。
もうすっかりトンネルは無くなり、道は海岸ギリギリを突き進みます。
いやあ、爽快のひとことです。



やがて、次の目的地、苫前町郷土資料館へ到着。



駐車場には車が1台も無く、メジャーでもないスポットなので閉まっているのではないかと思いつつ入っていくと、受付の年配の女性から「いらっしゃい!」と声を掛けられました。

入館名簿を書けと言われ、大阪から来たと書くと、遥々こんなところまで、と喜んでもらえました。
なんでも、息子さんが姫路に暮らしておられるようで、黙々とハンドルを握る一人旅、ここでの話が一番長かったと思います。

さて、ここへ来たのは、三毛別のヒグマ事件というのを知ったからです。
大正時代に、民家がヒグマに襲われ、10人も殺傷された事件を再現してあるからです。
当時の家は頑丈じゃないですから、開拓の為に入植された方々の苦労は、察するに余りあります。



ちなみに、事件が起きた現場にも小屋などが再現されていますが、本物のクマが出没するので注意!と掲示されていましたので、そちらへ行くのはやめておきました。 
  


国道232号をどんどん北上し、天塩町で海岸沿いを北上する道道106号へ左折します。

そして到着したのが、サロベツ原野パーキング。
この風力発電の風車がズラッと立ち並ぶ所へ来たかったので、感無量。



そして、利尻富士をバックに記念撮影。(タイトル画像)
道北まで遥々来た甲斐があったというものです。

さて、あとはサロベツ原野でもフラッと見て宿へ向かうつもりでしたが、まだ時間が早いので、明日行く予定だったノシャップ岬へ行ってみることにしました。

稚内の手前で左折し、道道254号 宗谷サンセットロードを北上します。



ノシャップ岬では、どこへ停めたらよいのだろうかと眺めまわし、土産物屋の向かいにある漁港の駐車場に駐車。
すぐ目の前が、恵山泊漁港公園です。

未だ4時過ぎなのですが、大阪よりも日没が30分ほど早い為、もうすっかり夕暮れの雰囲気でした。

今日はだいぶ走りましたので、ちょっと早めにドーミーイン稚内へチェックイン。
稚内駅などを撮影したかったので、こちらの宿を選択しました。



温泉に入る前、今夜と明朝の食料の買い出しです。
今夜は近くのお店で食べることも考えましたが、やはりコロナの心配があり、部屋に籠ることにしました。

近くのセイコーマートで、惣菜、帆立、ローストビーフ、おにぎりなどを買い込み、露天風呂に入った後、部屋でビールをキュッと。
あ~、幸せです。

今日は、350kmほど走行。
素晴らしいオロロンラインをオープンにしてずっと走れたとはいえ、流石に疲れました。

(つづく)
Posted at 2020/09/22 15:54:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域
2020年09月20日 イイね!

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その3

GoTo トラベルキャンペーンで最北の地へ その3前夜は遅かったので寝つきは良かったのですが、しばらくすると目が開いてしまいました。

歳をとると眠りが浅くなるのですが、やたらと硬いマットレスが、エンジンの振動を吸収してくれません。

夜中に人気のない船内をウロウロするのもどうかなあと思いつつ、明日からの事を想像しながらウトウトしていました。

8時頃に起き出し、自動販売機コーナーで買ったホットの缶コーヒーと、昨夜買ったおにぎりと総菜パンで朝食です。

窓から外を見ると、たいした波は無いのですが、少しローリングを感じます。
出航が1時間も遅れましたが、到着は定刻通りだと言っていましたので、フルスピードで航走しているのでしょう。



現在位置を確認すると、佐渡島の遥か沖合です。
いつも思うのですが、こんなに日本から離れていると、北朝鮮からのミサイルが飛んでくる心配は無いのでしょうか。。。

食事を終えるや否や、お楽しみのお風呂です。
この船の風呂は銭湯並みに大きいのですが、いつものように露天風呂に直行。
50km/h以上の速度で突き進む船の上で、青空を眺め、潮風を浴びながらのお風呂は最高です。



さあ、風呂に入ってしまうと、することがありません。
新型コロナ対策の為に、人が集まるフォワードサロンなどが閉鎖されています。

船内をウロウロする人影もありません。



昨夜に苫小牧東港を出港し、敦賀へ向かっている姉妹船スイセンとのすれ違いは、定刻より15分遅れ。
出航が1時間も遅れましたが、ここまでで半分くらい挽回したことになります。



おにぎりなどで軽く昼食を済ませたら、持参した本を読むか衛星放送を見るかです。
平日の昼間の衛星放送は、ショップチャンネルに埋もれるように、古い刑事ドラマか時代劇しかありません。

前回乗船した時は、二胡とギターの演奏会が催されたのですが、今回は新型コロナの影響か、はたまたシーズンオフの為か、何もありません。

夕方になり、竜飛岬を過ぎて津軽海峡に入ると、少しうねりが出てき、ローリングが若干強くなってきました。

津軽海峡は荒れるので有名ですが、かつて函館から青森まで乗った津軽海峡ロードも、函館から大間まで乗ったノスタルジック航路も、ほとんど揺れなかったのはラッキーでした。

夕食は揺れを考慮して、念のためにラーメンで済ますことにしました。
味噌バターコーンラーメンです。



全く期待していなかったのですが、これがなかなかの美味。
苦学生だった昔、どさんこラーメンで味噌のラーメンライスをよく食べていたのを思い出しました。

さあ、いよいよ苫小牧東港です。
到着が待ちきれず、4Fの案内所前に降り、車両甲板への移動に身構えます。

いよいよ接岸です。



敦賀で乗船する前、次の目的地であるホテルをカーナビに設定しておきました。
もちろん、陸路を延々と走行するルートを表示していました。

車両甲板はGPSの電波が届かないのでしょう、船から降りてしばらく経たないと、現在位置が敦賀のままです。
その間、あらぬ方向へ走ってしまわないよう、事前に頭に入れていたルートで日高自動車道の厚真ICへ向かいます。

しばらく走っていると、やっと現在位置を検出して目的地までのリルートをしてくれるのですが、そのルートが正しいのか否かが判りません。
フェリーを下されたらどんどん前に進まされますし、信号も無いので停車して確認することも出来ませんので、この点がいつも不安です。

無事高速道路に乗り、一路、札幌方面へ向かいます。
やがて輪厚PAに到着し、事前にGoogle Mapで調べておいたルート通り、そこのスマートICで降りました。
目の前には暗闇が広がり、三叉路が見えます。

ナビを見ると、高速道路を直進するルートのまま、全くリルートする気配がなく、凍り付いています。
どうも、次の北広島ICまで乗るという、遠回り且つ費用のかかるコースを案内していたようです。
これだからマツコネは困ります。

仕方がないので目的地を再度設定すると、やっとナビが動き出しました。

暗い夜道を少し進み、国道に出てしばらく走って右折し、真っ暗闇の森の中をどんどん進みます。
本当にこの道で合っているのだろうかと不安になるほど、本当の暗闇です。さすが北海道。

そしてやがて無事に札幌北広島クラッセホテルに到着し、やっと安心しました。



大きなキングサイズのベッドで、今夜はゆっくり眠ることが出来そうです。



日帰り入浴施設でもある楓楓の露天風呂は、目の前の木々が借景となり、絶景ではありませんが自然を強く感じられて素晴らしい。



ホテルの売店で買った北海道限定のサッポロクラシックとじゃがぼーので乾杯し、床に就いたのでした。

(つづく)
Posted at 2020/09/20 11:36:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域

プロフィール

「来る13日の関西万博開催日に飛行するブルーインパルスですが、予行飛行が本日実施されました。
ちょうど我が家の上空を飛んでいくので待ち構えていましたが、なんとか撮影できました。」
何シテル?   04/10 12:24
社会人となって初めて車を所有し早や47年。その間14台所有しましたので、平均して3年強の所有期間。2~4年経つと、どうしても別の車が欲しくなる「車欲しい病」が発...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/9 >>

   12 345
6789101112
13141516 1718 19
2021 2223 2425 26
27282930   

リンク・クリップ

センターディスプレイの指紋対策 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/02/20 08:38:17

愛車一覧

スバル インプレッサ(ハッチバック) スバル インプレッサ(ハッチバック)
人生最後の車、あがりの車を何にするか。 ずいぶん悩みました。 ロードスターを買ったとき ...
シトロエン C3 シトロエン C3
人生最後の車、あがりの車を選ぶべく様々な車に試乗したのですが、帯に短し、襷に長し。 欲し ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
ついに年金生活者となり、正真正銘の老人の仲間入りです。 さあこれからの人生、どうしようか ...
スバル フォレスター スバル フォレスター
初めてのスバル。初めてのSUVです。 駐車場の関係で背の高いクルマを敬遠していたのですが ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation