
ネット上でBL型アクセラセダンの中古車を見つけました。最近は「セカンドカーとしてシンプルなMT車もいいかも」と思うこともあるので、質素かつプリミティブな車種にも目が向きます。
BL型アクセラは、マツダスピードの名がつく2.3Lターボ以外にはMT車はありませんでした。そもそも歴代のアクセラは1.5Lと2.0Lが中心であり、国内の一般車両として1.6Lが市販されたことはありません。教習車は1.6Lで、MT車もあったとのこと。教習車を一般用に改造したものか、または輸出仕様を逆輸入したものだろうと思いました。家から100kmほど離れた店ですが、その地域を通過して北上する用事ができたので、ついでに寄ってみることにしました。
実車は純白のマニュアルセダンで、外見に傷はありません。ナビを搭載していますが、エアコンはマニュアル式、ステアリングはウレタン製で、余計な装備や機能はなくシンプルです。エンジンをかけずに操作するシフトレバーとクラッチペダルはスムーズで、シフトレバーは高めの位置にあると思いました。内装に傷や汚れはみられず、とてもきれいです。後席に座ると頭上には十分余裕がありますが、足元はあまり広くないと感じました。ドアノブ、運転席の感触などに、GG型アテンザと共通性を感じました。
話を聞いてみると、やはり逆輸入などではなく、元は教習車でした。助手席ブレーキ、助手席用ミラー、「教習中」プレート装着金具等は、販売前に撤去したとのこと。そう言われて見ると、バンパーにはプレート装着金具を撤去した痕がついています。
一般向け市販車にない仕様なので、諸元情報は得られません。エンジンをかけてみるとスムーズで、MZR世代らしく聞き慣れた音です。1.6Lの最高出力と最大トルクは、ネット上の情報によれば1.5Lと同等のレベルです。教習車では低速トルクを重視して1.6Lを採用したものと想像しましたが、どうなのでしょうか。このほか、
・発進練習を数多くこなす必要があるため、クラッチは市販車より強化されている。
・低速での練習が多いため、ギヤ比は低めであり、高速走行時はエンジン回転数が高めになる。
と想像しましたが、実際のところはわかりません。
不明な点が多々ありますが、普段使いのMT車として面白そうに思いました。
実はこの店は、2台目デミオを買った中古車会社の別店舗です。当時お世話になった店長さんがこの店に異動してきていたので、図らずも1年ぶりの再開となりました。とても明るく楽しい方です。2台目デミオで本州北端ドライブをしたこと、ロングドライブも快適だったこと、運転次第で燃費が伸びることなどを報告したところ、たいへん喜んでいただきました。
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Posted at
2022/03/25 23:53:23