
8月22日(火)発売のデアゴスティーニの隔週刊『男はつらいよDVDコレクション』Vol.1(創刊号)、第1作『男はつらいよ』です。創刊号は590円(税込)、2号目以降は1,599円(税込)となります。
この『男はつらいよ』シリーズ、自分が子供の頃は何とも思わなかった映画でしたけれど、大人になるにつれてこの映画シリーズの魅力にどっぷり嵌ってしまいます。僕が子供の頃は地上波でも頻繁に放送されていましたが、近年はもっぱらBSで放送されていますね。シリーズ全作とまではいかなくても自分のお気に入りの作品だけでもいずれDVDで揃えたいなぁ…なんて以前から思っていたところに、今回のデアゴスティーニによる全50作(渥美清さん没後に製作、公開された2作も含む)がDVDマガジンで発売という事で何とも嬉しい限りです。
このDVDコレクション、今回発売された創刊号はシリーズ第1作『男はつらいよ』が収録されていますが、2号目以降はシリーズ順(作品公開順)でラインナップされる訳ではなく、ランダムに発売されていきます。そして今回購入した創刊号以外で僕が購入を考えているのが以下の6作品です。
・第7作『男はつらいよ 奮闘篇』(昭和46年(1971年))
・第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』(昭和48年(1973年)
・第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(昭和50年(1975年))
・第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(昭和55年(1980年))
・第31作『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』(昭和58年(1983年))
・第34作『男はつらいよ 寅次郎真実一路』(昭和59年(1984年))
第7作『~奮闘篇』は寅さんの優しさがいっぱい詰まった心温まる名作です。軽度の知的障害を持った少女、花子を助けるべく奮闘する寅さん。沼津駅で花子を送り出すシーンは必ず泣いてしまいます。【マドンナ役 : 榊原るみ】
第11作『~寅次郎忘れな草』、第15作『~寅次郎相合い傘』、第25作『~寅次郎ハイビスカスの花』の3作はいわゆる【リリー三部作】と呼ばれる、売れないレコード歌手、リリー松岡と寅さんの相思相愛の物語。【マドンナ 役 : 浅丘ルリ子】
第31作『~旅と女と寅次郎』はメインのロケ地が僕の地元、新潟県(主に佐渡島)であり、新潟市内でのロケシーンでは現在は廃線となっている新潟交通電車線が併用軌道区間を走るシーンが映っています。また、僕の親父がこの作品にエキストラで出演しており、しかも親父本人も自分がどこに映っているか分らない…という事なので、DVDで何度でも観返して若かりし頃の親父を見つけてみたいと思っています(笑)。【マドンナ役 : 都はるみ】
第34作『~寅次郎真実一路』は、映画冒頭のお約束、寅さんが見る夢のシーンで、同じく松竹で製作された怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』の映像を流用、編集して寅さんとギララの共演が実現しています(笑)。僕的にはこの冒頭の夢のシーンのためだけにこの作品を購入するつもりです(笑)。【マドンナ役 : 大原麗子】
『男はつらいよ』シリーズの魅力って、寅さんのキャラクターである事は勿論のこと、その時代、時代の日本の【風景】や【空気感】が見事に映し出されていて、作品を観ているといつも懐かしい気持ちになるんですよね。その土地土地の風景やそこに暮らす人々の生活感、寅さんが啖呵売をする全国津々浦々のお祭り…どれを観ても【昭和の日本の姿】そのものなんです。そして、山田洋二監督自身も鉄道好きという事で、『男はつらいよ』シリーズには頻繁に鉄道が映っているのも大きな魅力です。かつての国鉄のSLや電車、更には夜行列車。とりわけ寅さんが北の方へ旅に出る時に出てくる昭和の頃の上野駅のなんて風情が堪らんですな(笑)。また、先述の新潟交通電車線の様に既に見る事の出来なくなってしまった、現在は既に廃線となっている地方ローカル私鉄も沢山映っており、そういった意味では記録映画のようでもあります。
このDVDコレクション、一瞬「全50号買っちゃおうかな?」とか思いましたけど、今現在同じデアゴスティーニで『仮面ライダーDVDコレクション 平成編』と『メタルヒーローDVDコレクション』を全巻定期購読しているので、冷静に考え直して上記6作品のみを購入する事にしました(笑)。
Posted at 2023/08/26 14:12:39 | |
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